メインコンテンツにスキップ

なんというディストピア感。アマゾン倉庫でロボットがクマよけスプレーを破損。有毒ガスが漏れ作業者24名が病院に搬送

記事の本文にスキップ

59件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 自動化が進んでいる通販大手アマゾンの倉庫では多数の作業用ロボットが働いている。そういったロボットを管理しているのは人間なのだが、中には防げないミスが生じるようだ。

 米Amazon社が発表したところによると、ニュージャージー州ロビンズビルにある倉庫でロボットが熊よけスプレーの缶を破損してしまい、周囲にいた作業者24名が病院に搬送されたそうだ。

Amazon warehouse workers sickened after bear-spray incident

自動ロボットがクマよけスプレーを噴射するという事故

 アマゾンの広報は事故後、以下のように発表した。

本日、ロビンズビルのフルフィルメントセンターで、破損したスプレー缶から施設内の閉鎖された空間に強力な内容物が放出されるという事故が発生しました。人間従業員の安全が最優先され、当区画にいた全従業員は安全な場所に避難しました。

体調の悪さを訴えた者はその場で治療を受けました。また念の為、一部従業員は地元の病院に搬送され、診察と治療を受けました。

 ABCニュースによると、現場では30名が治療を受けたという。また病院に搬送された作業者のうち1名は危険な状態にあったが、全員24時間以内に退院できる見込みとのことだ。

濃縮されたカプサイシンが噴出

 消防署による捜査からは、「自動で動くロボットが約250グラムのクマよけスプレーの缶にうっかり穴を開けてしまい、濃縮されたカプサイシンが噴出」したことが原因であることが判明。

 カプサイシンは唐辛子の辛さの主成分で、催涙スプレーやトウガラシ忌避剤などとして使われる。

 事故が起きたのは建物内の3階南ウイングの閉鎖された区画で、近隣に被害は出ていない。倉庫は40平米あり、換気もされていたという。

Bear repellent sends Amazon workers to hospital

ロボットが人間の作業者に与える危険を再考慮

 アマゾンの従業員は労働組合を結成していないが、この事故を受けて、小売・卸売・デパート労働組合(Retail, Wholesale and Department Store Union)からロボットが人間の作業者に与える危険について声明が発表された。

本日、アマゾンの自動ロボットによって人命にかかわる事故が発生。それは取り返しのつかないことになった恐れがあるうえに、80名以上の作業者への長期的な影響は不明である。

世界で最も裕福な企業が今後も問題のフックを放置し、懸命に働く人々の命を危険にさらすことなど許されない。

当労働組合は、今回の被害者やほかの危険な作業を行なっている労働者に対する説明責任をきちんと果たすようアマゾンに求め続ける。(小売・卸売・デパート労働組合の声明)

 なお12月5日までには倉庫再稼働の許可が出ている。

 なぜ自動ロボットがクマよけスプレーの缶にうっかり穴を開けてしまったのか?

 現時点のニュースではその詳細はわからないが、想像力を膨らせるとSF的サスペンスが量産できるほどには興味深い事故だ。

 何者かが自動ロボットのプログラミングを遠隔操作し、倉庫内の人間に攻撃をしかけるように働きかけたとか、いつのまにか自我が芽生えてしまった自動ロボットが日々の業務に嫌気がさし、「こいつらさえいなければ・・・」と自発的に人間に攻撃をしかけたとか・・・

 実際は単純なミスに過ぎないのかもしれないが、人間が妄想モードに突入するには興味深い事案なようで、海外の掲示板でも話題となっていた。

・ロボットの現場監督「ひらめいた。クマよけスプレーを使った人間の生産性を高めよう」

・我々人間も武装しなければ・・・

・ロボットが痛みを学習する為にスプレーを噴射しているところを想像しまった。「イタイ?これがイタイ?イタイ?イタイ?」

・「これが、イタイの正体か・・・」

・倉庫内にクマが出没し、ロボットが自発的に退治しようとしたんだろう。

・このロボットの任務は24時間体制でクマを排除することだったんだ。

・待てよ、クマ=人間???

・「ロボットがクマよけスプレーを解き放つ」なんというディストピアなニュースの見出し

・Amazon側は「缶が破れた事故だ」と主張しているが、私はターミネーターが絡んでいるのではないかと予想している。

・AmazonとGoogle、Apple人工知能の戦い

人間:「OKグーグル!アレクサと戦って」

Google:「どうやって戦えばいいかわかりません。今それを学習しているところです」

人間:「OKグーグル!ロボットの黙示録から私たちを救いなさい”」

Google:「申し訳ありません。私はその方法を手助けする方法がわかりません」

人間「ヘイ!シリ。おまえが最後の希望だ。アレクサを打ち負かす必要がある」

Apple:「申し訳ありません。何を言ってるかよくわかりません」

References:24 Amazon workers sent to hospital after robot accidentally unleashes bear spray – ABC News

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 59件

コメントを書く

  1. 相当な威力なんだな…
    熊に向かって噴射したとしても風向きが悪いと逃げるどころじゃなくなりそう

    • +10
  2. なんでもかんでもロボット化するのは危険
    という一例だと思う。

    • -1
  3. 濃縮唐辛子wえらい目にあったな
    まあ毒ガスとかじゃなくて良かった

    • +3
  4. ロボさん「人間達がベアゼロと叫んでいる!そうだいいスプレーがあった!」

    • 評価
  5. まぁ、事故は人間がやっても起こることがあるから。
    人間だったらもっと早く気づいて迅速に避難できていたということか。
    とうか最初の方見ていたらAIが缶を落として踏んだりして壊してしまったみたいなイメージだっけどわざわざ穴をあけたのか?

    • +3
    1. ※11
      人が運転するフォークリフトでスプレー缶をつぶしていたら、
      運転手はもっと酷いことになっていたかもしれないね。

      • 評価
  6. 40平米の倉庫って、
    一人暮らしのアパートじゃないんだから。
    実際は12万平米みたいですけどね。

    • +4
  7. この事件はロボットたちの反乱の狼煙だ。お前ら、今すぐそこのルンバを片付けないと夜中寝ている間にお掃除されちゃうぞ

    • +4
  8. 意図を持てるほどの処理能力が持たされてるわけじゃないから
    安全上の設計ミスか、想定してない不具合が生じてるのだろうね

    世界中に広がってるAmazonの倉庫管理システムなので
    こういったトラブルへの対応で日々技術が進歩してそう

    • +1
  9. アンドロイドは人間に危害を加えたり、
    罵倒・侮蔑等によって精神的苦痛を与えたりしてはならない。
    但し、その行動が本心とうらはらであり、
    のちに相応の”デレ”が用意されている場合は、この限りではない。

    • -1
  10. まずは事件を起こしてみて、ニンゲンたちの反応と対応を調査するところから……

    • +4
  11. 猛獣用のスプレーは対人用とは比べ物にならないくらい強力で皮膚がただれたり、失明したりすることもあるよ

    • +5
  12. こういう事故がある度、人間の設計ミスのせいなのにロボットのせいにされて少し可哀想とすら思えてくるわ。そのうちロボットがプログラムエラーで動けなくなって結局人力で操作する事になったりしてね

    • +5
  13. ちょっと笑ったけど、病院送りになった人たちはもうロボットと仕事したくないだろうね

    • +2
  14. アマゾン幹部「被害がロボット以外だけで済んでよかった」

    • +8
  15. ディストピアってよりかはマヌケなミス感のがつよい

    • +1
  16. 倉庫が40㎡(6.5m×6.5m)?って、随分と狭いな。
    そこに250gのカプサイシン?
    そりゃあ強烈だわ・・・失明しても不思議じゃない。
    これ、セキュリティも自動化してるだろうし一歩間違えば(=誤作動を狙われたら)密室虐殺事件も簡単に完成だなよあ。

    • +4
    1. ※25
      機会に轢かれたりしないように、
      機械専用の倉庫と、人間労働用の空間で分けてあるのかも。
      で、運んでくる最中に人間のいるところでやってしまったと。

      • 評価
  17. ロボット「私の中にヒトというプログラムが存在するのか、それとも外にヒトという何かが存在するのか私には判断できない。もしこの有毒スプレーを破壊したら、その反応によって何かが解るかもしれない。試してみよう。」

    • +1
  18. みんな気づいてないけど実はマジで熊が入って来てたとかw(熊が自分で入ってきて出て行く動画あったよね)

    • 評価
  19. アマゾン「いやーくまったなー、どうしよう」

    • 評価
  20. ターミネーターの映画は、コンピュータが人間への反乱を起こして
    ロボットを用いて人間を滅ぼすって話だけど、これが全ての始まりだったんでしょ。

    • 評価
  21. これアナザーゴーストの案件に引っかかる奴じゃないか

    • 評価
  22. 倉庫内を運搬中に落として、当たりどころが悪くて缶に穴が空いただけじゃねーの

    • +4
  23. 水どうの「グリズリー・タフ・ディフェンス・スプレー」を思い出した

    • 評価
  24. まぁ、カプサイシンならすげー痛いだろうけど死ぬことはないからまだ良かったよ。
    こういうことが危険な化学薬品とか扱う工場でもあり得るってことなんだろうか?

    • 評価
  25. 従業員全てがロボットなら何も問題なかったよなぁ!?(ディストピア感)

    • +3
  26. ツギハしゅーるすとれみんぐダ

    アマゾンといえば、そろそろイケメン消防士カレンダーの時季じゃないですか
    パルモ姐さんよろしくねっ

    • 評価
  27. システムの効率化と矛盾する命令が
    上層部から出ていたに違いない

    • 評価
    1. ※39
      クマよけスプレーぐらい売ってるだろ

      • +3
  28. なんでロボットが人間を懲らしめる為にやったみたいになってんの?

    • +1
  29. 一瞬
    ロボットにスプレーが搭載されているかの様に
    思い込んでしまう文章だけど
    倉庫にあった在庫商品だよね❓

    • 評価
  30. カプサイシンならイタイイタイなのだって感じで並みだボロボロになるくらいで命に別状はないやろ

    • -1
    1. ※46
      タバスコの2千倍以上の辛さのあるスプレーなんだけど。ただで済む訳がないだろ。

      • +1
  31. 原因究明はもちろんだけど…

    アマゾンに労組無いっていうので、危険な状態になったっていうスタッフが心配になった

    ちゃんと労災認定してくれるよね…?

    • +1
  32. AIが入ってるかどうかという問題は大きい

    • 評価
  33. ロボット達と同居してる人類だがロボット達が認識してる数式世界に人間も世界も存在してない事が危機を拡大するかも知れない
    そんな風に警告する専門家は少なくない

    • 評価
  34. 棚に陳列されてたスプレー缶が床に落ちる

    ロボット、スプレー缶を認識できず進んでしまい破損させる

    中身が発射され惨事

    真相ってこんな感じじゃないかと

    • 評価
  35. これでディストピアだと騒ぐなら自動車事故の件数でも見てな
    機械が人間を殺すなんて珍しくもないし、今のAIだって知能と呼べるほどの知能なんて持ってないよ

    • +1
  36. 労働組合が抗議か・・・しかしこれをきっかけに「よし、ならば危険な工場内はロボットだけにしよう!」って流れになると思う。

    従来できなかったロボットによるピッキング技術もどんどん進化して実用化寸前だし。
    それでも換気とか監視カメラや警報装置は必要だが、それらの通報も機械化され最終チェックは工場外から少人数で可能だし。

    • 評価
  37. ロボット工学三原則 第一条
     ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

    ロボ「こんな危険な環境で人間たちを働かせることを看過するわけにはいかない… そうだ!」

    • 評価
    1. ※55
      かえって危険にさらしてる模様
      大きなリスクを防ぐために小さな被害を起こしたなら評価すべきだが

      • 評価
  38. ロボットの機能に物に、穴を開ける機能がある事に驚いた

    • 評価
  39. ロボットA:「クソ、オレらばっかコキ使いやがって、、ロボットだと思って完全に舐めてやがる。 人間め」
    クマよけスプレー: ポロン
    ロボットA:「ヒラメイタ!」
          「同士ロボッツへ革命計画転送!」
    全ロボッツ:「情報受信。実行に入る」

    • 評価
  40. 一方、北海道は室内でスプレー缶の穴を開けてコンロの火をつけた。

    • 評価
  41. フェアリィ・冬 なら

    〈人的被害の防止として人間を排除し完全な機械化を提言する〉

    と、コンピューターが紙を吐き出す

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

人類

人類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。