メインコンテンツにスキップ

余命あとわずかと宣言された老猫が再び輝きだすまでの物語。子猫を育てるという目標が彼に生きる力を与えた。

記事の本文にスキップ

58件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
TinyKittens
Advertisement

 カナダのブリティッシュコロンビア州で、衰弱した1匹の老猫が発見され、保護団体により救助された。

 メイソンという名のそのオスの猫は、野生での戦いで体はボロボロ、更に末期の腎臓病を抱えており、余命あとわずかと宣言された。

 だが、施設で新たなる生きる目標ができた。そうして2年たった今でも、元気に毎日充実した暮らしを送っているという。

 メイソンとが自らに課したその役目とは、数十匹のみなしごの子猫たちの親代わりとなってお世話をし、その成長を見守ることだ。

Kittens give sick Grandpa cat a reason to live! TinyKittens.com

2年前にボロボロの状態で保護された老猫

 メイソンは、2年前に野生の猫が集まる場所にいた。フォート・ラングレーに拠点を置く猫レスキュー団体『TinyKittens』の隊員が彼を捕え、獣医に連れて行った。

 メイソンはかなり年を取っていた。数々の戦歴が体をボロボロにし、しかも末期の腎臓病を患っていた。余命はあとわずか。そう医師に告げられた。

 通常ならば地域猫として、治療した後に元の場所に戻すのだが、この状態では野生に戻すことはできない。そこでスタッフたちはメイソンが終わりを迎えるその日まで、施設で過ごさせることにした。

この画像を大きなサイズで見る
TinyKittens

生きなければならない理由を見つけたメイソン

 高齢の彼の体を病がむしばんでいく。

 このまま弱っていき、施設で最期を迎えるだけなのか?

 メイソンを励ましたかったスタッフらは、彼の傷がすこし癒え、室内の暮らしに慣れていった頃、数匹の保護した子猫をメイソンに紹介することにした。

 するとどうだろう!

 メイソンは子猫たちを甲斐甲斐しくお世話しはじめたのだ。

 彼に「まだ絶対に生きなければならない理由」が見つかった瞬間である。 

この画像を大きなサイズで見る
TinyKittens

そうして600日。今日もメイソンは元気に子猫たちの親代わりに

 彼は持ち前の生命力で体力を回復していった。そして、走りまわりながら子猫たちに狩りやマナーを教えた。1匹ずつ入念に毛づくろいをして甲斐甲斐しく面倒を見た。

 これにはスタッフたちもびっくりした。

 弱々しかったメイソンが生き生きと動き回っているのである。

 施設に新たな子猫がやってくると、メイソンは真っ先に近づいていく。そして子猫たちのそばに寄り添い、やさしくグルーミングする。

この画像を大きなサイズで見る
TinyKittens

 メイソンは生きることをあきらめなかった。できるだけ長く生き、その命を子猫たちのために使うことを自らに課した使命とした。

 こうして数十匹におよぶ子猫たちの親代わりとなり、全ての子猫に、猫としての生き方を教えていったのである。

 もう生きられないだろう。そう言われた日から600日がたった。

 今日もメイソンは、毎日が輝いていて、喜びと癒し、愛が満ち溢れている。

この画像を大きなサイズで見る
TinyKittens

 メイソンはあと何日、何ヶ月、何年、子猫たちのお世話をできるかはわからない。だがきっと、その命ある限り続けていくのだろう。

この画像を大きなサイズで見る
TinyKittens

References:YouTube / Facebook / written by いぶりがっこ / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 58件

コメントを書く

  1. もう、またこんな、明るいうちから泣かす……

    • +107
    1. ※2
      明るいうちから見なきゃ良いってことは自分でも分かってるのに、世の猫様の一匹でも多く幸せであれと願うあまり、ついハッピーエンドを求めてページを開いてしまう……

      • +20
  2. 彼の周りには常に子猫がいるんだね
    それだけ優しくて子猫にとって安心できる場所んだろうな~
    長生きしてほしいですな

    • +89
  3. 荒んでいた生活に、新しい環境にて生きがいを見つけたのね。

    末永く、いつでも彼に幸せがありますように

    • +87
  4. 雄ネコってしばしば子育て大好きなタイプいるよね。
    うちで子猫預かった時、出産経験ある女子ネコより男子ネコや出産していない女子の方が子猫の面倒良く見てた。なんでだろう。

    • +47
    1. ※5 犬猫飼ったことないクソレスで申し訳ないけど
      飼ったことある人によると同じ種類の動物でも個人()差というのはちゃんとあるって言う人がいるし
      ※43 みたいに言う人もいる 逆に俺みたいな人間には誰かや何かの世話をするみたいなことは向いてねーなって感じのもいるw
      つまり動物にもそれぞれ個性があって、このメイソンにとっては理想の余生を過ごせる場が与えられたって事やねw

      • +5
  5. リアル版『猫と竜』やね。
    猫に育てられた竜が家族の絆を感じて、猫の子孫たちを守り育てていく話。

    • +14
  6. >余命あとわずかと宣言された老猫が再び輝きだすまでの物語。

    うちの老猫もご飯をまったく食べなくなって数日
    暗くて冷たい場所に行くようになり、ネットで調べたら「そうなったらもう旅立つ準備を始めている。冷たい場所のほうが楽だからそのまま逝かせてあげる」と書いてあった
    すごく迷ったけどあきらかに寒い場所だったのでそこは入れないようにした
    駄目元で投薬もした
    少しでも食べてくれるならと色々なものを買ってきてあげた
    そうしたら部屋に戻ってくるようになって少しずつ食べるようになった
    もう2週間ぐらい生きてる
    だからこのタイトルを見てとびついてしまった
    うちの猫ももう少し生きていられるような気がしたから
    パルモ、いい記事をありがとう

    • +107
    1. ※7
      あなたの大切な猫が回復を遂げて毎日幸せいっぱいに生きられるよう、心から祈ってる。

      • +68
    2. ※7
      実際のとこ子猫は状況の一部に過ぎずしっかりした腎臓病ケアがされてるからの現状なんだと思う。日本だと大手ペット保険の適用外だったりするけど、猫のほとんどが歳を取れば腎臓病になるんだから、合理的な対処をするべきで、ほっとくよりは何かしてあげたいというのはとても自然な気持ちだし良い事だと思うよ。
      闘病頑張ってね

      • +5
      1. ※52
        子育ての影響は大きいぞ。
        海外で出産した妹が出戻って甥の面倒を見ているが、薄毛に悩んでいたのに増えてきたわw
        体調もよくなってきたし、多分幸せホルモンのセロトニンが大量に出ているおかげだと思う。
        もちろん適切なケアも大きいだろうけどね。

        • +3
  7. 生きる理由が出来ると余命よりも生き永らえるってのは人間だけじゃないんだな

    • +80
    1. ※8
      動物も同じなんだな、震災のときお年寄りが逆にはりきって
      買出しに出てる人とか結構いた
      家族のためにまだまだ頑張れるって感じで
      ショボーンとした顔じゃなくてキリッとした顔してた

      • +2
  8. なんだか「生きる意味」とか「幸せとは」とか考えさせられた。
    ただ、小さな命を育むのは何にも変えがたい喜びを感じるものだと、親になって知った。
    この猫もそうなんだろうか。

    • +25
  9. かわいいたくさんの孫に囲まれて
    幸せそうだなメイソンじーちゃん!
    最後までお幸せに!

    • +36
  10. 生き物全般、生きたいと思った時の生き抜く力ってやっぱり凄い
    余計な事考えずに生きることに集中するのが結局一番の薬なのかもな

    • +14
  11. 昔飼っていた犬が痴呆のような症状が出始め
    ぼーっとしてる時間が増えた時
    仔犬を貰ってきたら
    なにくそ若いのに負けるかとおもったのか
    すっかり元気復活五年以上元気でいてくれました
    気力って凄いよね

    • +74
    1. ※14
      うちの猫もそう
      食べたら寝るだけだったのが
      若い子が来たら元気に走り回ってた

      • +8
  12. 何かのお世話をすることが何よりも人に生きる力を与えてくれるらしいね。
    メイソンさんこれからもお父さん頑張ってずっとずっと幸せに暮らしてください。

    • +19
  13. 何だろな
    眼鏡の度が急に合わなくなって困るわ

    • +21
  14. 元気になってよかった
    そろそろ地域猫として、治療した後に元の場所に戻してもいいだろう

    • -51
  15. 生き甲斐って、人間だけじゃなく全ての動物に必要なんだな

    • +40
    1. ※20
      苦しい言い訳だなww

      素直に泣いたって泣いたって恥ずかしい事ではないのだよ、共に泣こうじゃないか。

      • +8
  16. くそっ、俺の部屋に忍び込んだニンジャがタマネギを刻んでいやがる !

    • +30
  17. うちのおじいちゃんも余命半年って言われてたけど
    母が兄を身ごもったら孫の顔を見るまで死ねないって言ってて
    結局年子で生まれた私が3歳少しになるまで生きてた
    とてもかわいがってもらったのでメイソンにおじいちゃんが重なる

    • +41
  18. 今まで沢山の猫を飼っていたけど、オス猫の方が全く血の繋がらない仔猫の世話をする確率が高い気がする。そんな性格じゃないと思ってたのに本当の母親みたいに世話しだすからびびる。

    • +25
  19. 自由なメイソンの陰謀だ!
    信じるか信じないかはあなた次第w

    • +3
  20. メイソンは野生で暮らしていた頃も子猫たちの守護者だったのかな
    数々の傷痕はいろんな敵から仲間を守ってついたのかな
    優しいボス猫だったのかもしれない
    傷だらけの老戦士が子守りしてる擬人化をしてしまってまた泣ける

    • +31
  21. メイソンと一緒にいるのは、カナダ100年子猫たち、コルシカのタマゴたち、カミラのマペットたち。みんなもう新しいおうちで大きな猫になってるよ。メイソンおじいちゃんは猫社会で生きていくためのしつけが上手い。

    • +16
  22. 20歳超えてから思うんだけど、こういった記事ですら涙が出てくる。
    メイソン、頑張ってね。

    • +9
  23. 銀河鉄道999のアンタレス(原作版)も思い起こさせる。

    • +10
  24. 他のオスの子種の仔猫を殺してしまうオス猫もいれば、子猫というだけでこうやって父性を発揮して愛を注ぐことが生きがいになるオス猫もいる。
    動物だからって、この動物のオスはこういう性質、と一概には言えないんだね。本能と社会性の割合とか、性格とか、とにかく人間同様に個体差が当たり前にあるんだよね。

    • +18
  25. アニマルにもアニマルセラピーって効果あるんだな

    • +14
  26. 癒されたのは体の傷じゃなく心の傷だった
    なんて言わねーぞこのやろー

    • +11
  27. 認知症が増えたのもお年寄りと子供が関わることが少なくなったからかもね。

    • +18
  28. こういう施設だからちゃんと検査はしてるんだろうけど、野良で戦いに明け暮れたオスネコは猫エイズとかのキャリアだったりするから気を付けないとな

    • 評価
    1. ※40 猫エイズの主な感染はケンカ(感染猫の血が健康な猫の傷に入る)
      よりも交尾と言われているよ。
      そして例えキャリアでもほぼ発症せずに長く生きられ、
      腎不全など健康な子と同じ経過で亡くなる。
      むしろ、心臓病などを抱えた子よりも長生きする。
      ボランティアのベテランさんたちが、「健康な猫と共に暮らしても、
      移ったことはない」と証言している。
      自分も現在のウチの子が召されたら、エイズの子でも
      気にせず迎え、健康な子といっしょに生活させるつもり。

      • +3
      1. ※44
        しっかり病歴や疾患を教えてくれて、里親に覚悟をもたせてくれるならそうなんだろうね。そうじゃない団体もあるから油断ならないんだよ。たとえそれがカナダであってもね。

        • 評価
  29. メスよりオスの方が他猫の面倒をよくみるらしいね。うちの雄猫も半年のうちに次々やってきた乳飲み子たちの世話やしつけを引き受けてくれた。ごはんあげてトイレのツンツンするだけでよかったから楽だったわ。2歳の若猫なのにまじイクメン
    とか自慢してみる

    • +6
  30. 介護の仕事をしていて、いろんなお宅にいくけど「世話をする」って部分では、女の人より男の人の方が丁寧で行き届いてる。
    女の人は子育てや家事で合理的なやり方を知ってるけど、男の人はそういった経験が少ない分、懸命に実直にやってる感じがする。

    • +2
  31. 父性が爆発→オキシトシン( 愛情ホルモン ) が自らの身体も癒してくれているのかも。
    本物の愛は強く幸福になるべきもの、そうでなくちゃいけない。

    • +9
  32. 人間の場合も隠居後ただ楽にしてもらうより
    何らかの生活上での役割を担ってもらった方が良いと聞くよね

    • +9
  33. 猫様にお入りいただくには罠の音が大きすぎないかね

    • 評価
  34. くっそ!アレルギーかな?涙がとまらねぇ!

    • +2
  35. 長年命とプライドを賭けて戦ってきた男は、傷つき、衰え、疲れきっていた。
    このまま静かにただ死を待つのみ、と消え去ろうとしたとき、小さな子供たちと出会った。
    ーーー俺が助けなければ。
    初めて経験する他を生かし、育て、守るための戦い。
    暗く灰色に沈んでいた視界に、いつしか鮮やかな明るい色が戻り、壊れた体には力が蘇った。
    いつまで生きられるか?そんなことを考える暇もなく、次から次に子供たちはやってくる。
    戦いはいつも厳しい。しかし、この戦いは暖かいのだった。

    • +8
  36. メイソン「いや、まだやり残したことがある 見届けることだ。」

    • +1
  37. 俺のクソみたいな人生よりこの猫のほうが素晴らしい生き方をしているな

    • 評価
  38. 「ボロボロに傷ついた老猫の心を開いた小さな毛皮の天使たち」
    なぜ関連項目にないのか。※去年の記事

    • +1
  39. 60のコメントは一部の人の希望だと思うの。広まれー!
    髪が薄くなるのは男性ホルモンの影響だけどもちろんホルモンは悪いものじゃないんだ。愛情ホルモンをたくさん出して足せばいいんだよ。

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。