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飛行機の搭乗客の命は皆同じ。機内で呼吸困難に陥った犬を救ってくれた客室乗務員のグッジョブ(アメリカ)

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(著) (編集)

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 長距離移動を短時間で済ませてくれる飛行機はとても便利な移動手段だ。しかも最近では航空会社の規定をクリアすれば、ペットの機内同伴を許されるケースもある。

 先日アメリカで、家族と一緒に国内線に乗っていた3歳のフレンチブルドッグが呼吸困難になるという事態が発生した。

 初めてのことに動揺する飼い主だったが、心優しく臨機応変な客室乗務員の対応のおかげで呼吸が安定。無事に到着したニュースが話題になっている。

愛犬と飛行機に乗っていた夫婦

 7月5日、スティーブン・バートンさんとミッシェルさん夫婦は、3匹の愛犬とともに旅行先のフロリダ州から自宅があるボストンに向かう飛行機に乗っていた。

回復後に客室乗務員に抱かれるフレンチブルドッグのダーシー

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image credit:facebook

 彼らはもう12年もペット同伴の旅行をしていて、犬たちも飛行機に慣れていた。これまでの旅はいつも楽しく、危険な目に遭うこともなかった。この日までは。

ダーシーの異変。低酸素症の兆候が!

 飛行中、ミッシェルさんは3歳のフレンチブルドッグのダーシーが、ケージのメッシュ部分に頭を押しつけて落ち着かないのが気になりはじめた。

 普段はおとなしいダーシーがなんだか変だ。そこでミッシェルさんは、メッシュ部分のジッパーを広げて息苦しそうなダーシーの頭だけ出してやった。

 ダーシーの真っ青な舌が見えたのはその時だった。ミッシェルさんはそれが酸素不足の兆候だと気づき、動揺しながらもすぐ彼女を抱き上げ、まずゆっくり呼吸するよううながしてみた。

乗務員が差し出した酸素マスクで呼吸が安定

 そこに客室乗務員が来てダーシーを元に戻すよう注意した。しかし事態はそれどころではなく、夫妻が彼女の異変を必死に説明すると、状況を察して看病を許してくれた。

 だが、水を飲ませ、膝に乗せて落ち着かせようとしてもダーシーは苦しそうにあえいでいる。見かねた乗務員が保冷用の氷を持ってきてもその速すぎる呼吸はおさまらなかった。

 すると自分もフレンチブルドッグを飼っていると言っていた乗務員が「きっとこれが役に立つと思います」と、小さな酸素マスクを持ってきてくれた。

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image credit:facebook

 ダーシーは最初は嫌がったが、まもなく呼吸を取り戻して容態が安定した。

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image credit:facebook

優しい人々と乗務員に感謝

 ミッシェルさんは当時を振り返りながら、家族の一員であるダーシーを気遣ってくれた人々に感謝している。

 後ろの席から「できることはありませんか?」と言ってくれた赤ちゃん連れの一家や、ダーシーを心配して見守り、優しい声をかけてくれた男の子。

 ミッシェルさんはこの体験で、いつも母親が言っていた「世界にはまだ優しい人たちがたくさんいる」という言葉を実感したという。

 そしてダーシーの体を心配し、あらゆる手を尽くして救ってくれた客室乗務員とジェットブルー航空にもお礼を述べている。

命にかかわる恐れもある低酸素症

 ミッシェルさんは今回の件について「人間もペットも、機内では常に低い気圧や酸素変動にさらされています。ダーシーが命を落とさずに済んだのは、客室乗務員の素早い対応や配慮のおかげだと思います」とコメントしている。

 酸素マスクをつけるダーシーの姿は愛らしいが、生命維持に欠かせない酸素が行きわたらなくなる低酸素症は致命的な症状にもなりうるのだ。

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 幸いなことに、その後のダーシーはすっかり元気だ。それでも次の旅行からはあらかじめ獣医の所に行くことにしたという。

 とはいえ今回の原因はまだ不明だ。スティーブン夫妻は「動物たちを含むあらゆる乗客が安全で快適な空の旅ができることを確かめたい」と語っている。

References:ktxs / facebook / abcnewsなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 36件

コメントを書く

  1. ペットの機内同伴も大変だなあ…
    今回は助かったけど飼い主も旅行に連れて行く時は考慮せんといかんな

    • +19
  2. 荷物みたいに別場所にいたら助からなかったよね
    飼い主と一緒にいれる飛行機で良かった

    • +67
  3. どうしても人間の口とは違うし犬種によってもバラバラだから、なんかこう上手くフィットするマスクが開発できると良いね。

    • +7
  4. これメーデー民的にはどうなんだろう
    若干でも減圧してたとしたら何か大きなトラブルの兆候にも思えるんだけど

    • +3
  5. フレンチブルとか短頭犬種は飛行機に乗せちゃだめだったような。気圧や温度の変化とかに弱い。
    まあ最終的には飼い主の判断なんだと思うけど。

    乗務員さんは素敵だけど、オーナーの方にはもうちょとリスクについて調べてほしかったかな…。

    • +34
    1. ※6
      JALでは、フレンチブルドッグ・ブルドッグが全面搭乗不可になってますね
      ANAは夏場(5月~10月)のみ短頭犬種不可だとか
      搭乗可能な会社もあるようで一概に禁忌と言うわけではなさそうですが…
      ただでさえ呼吸困難や熱中症を起こしやすく繊細なため、空の旅の安全を保証しにくい犬種ではあるようです

      • +19
  6. 飛行機で行ければ楽だろうけど
    陸路や海路やもしくは地元で預けておくとかも選択に入れてあげてほしい

    • +10
  7. 貨物の方に入れてたらと思うと怖いな…

    機内同伴だったからよかったね

    • +12
  8. 人と犬の命が本当に「等しい」なら、酸素マスクが残りわずかな時に
    人を差し置いて犬にマスクを与えるのも犬を差し置いて人に与えることと同じになってしまうのでアウト

    余裕があるならこういうのも悪くないが

    • -37
    1. ※9
      えーと・・・あなたよく「何言ってんだこの人」って思われてると思うよ。

      • +29
  9. こういう鼻先の短い犬種はリスクが大きいって聞いたような気がします・・・

    • +9
  10. まさにワンフォアオール! オールフォアワン!の精神ですね 文章に深い意味はなくってよ・・・フフフ 

    • -5
  11. もう12年ってことはこのフレブルは結構お歳なのかな
    パニックの過呼吸なのかもしれないし加齢で鼻腔狭窄気味だったのかも知れないね
    ブルドッグって見た目より繊細だから難しいな

    • +2
  12. 犬にかかる手間のせいで
    人命が危険にさらされる恐れがある

    法律では日本では犬なんて物扱いだから
    荷物と同じ扱いにするべきだろう

    • -42
    1. 米13
      世界を見ればわかるけど、日本の法律が遅れてるんだよ
      物扱いでペットショップに陳列して飼育資格もいらず殺処分しまくりなんて先進国とはいえない

      • +10
  13. マズルの短い犬は飛行機ダメだって犬飼ってる人の常識だと思ってたけどな
    コンパニオンアニマルはもう一度考え直した方がいい。

    • +21
    1. ※16
      美談は美談だけどやっぱりそういう所引っかかるよね

      • +14
  14. 乗務員さん、よくやった。
     
    でもこの飼い主は、これからも犬同伴の飛行機旅行をする気満々なんだね。
    結局は人間のエゴにペットを付き合わせているようで、複雑。

    • +15
  15. フレブルは地上ですら呼吸苦しいらしいからなぁ

    • +5
  16. 飼い主さんは知識ないのにいぬをつれてってたのか…
    これは飼い主のミスだよね。
    鼻の短い犬って普通でも苦しそうに呼吸してるもんね。

    • +7
  17. うちも鼻ぺちゃ犬が大好きでいつか…と思ってたけど、飛行機に乗せられないと知って諦めた。実家が飛行機の距離で、乗せられないと連れて帰省できないので。航空会社各社の預かれないペットのところに必ず書いてあるよ。貨物室じゃなくて、客席に連れて乗れればいいのに…と思ってたけど、それでも駄目なんだ。厳しい。可愛いのに。

    • +3
  18. 今まで問題なかったのも、座席に隣で一緒にいられたのも良かったし
    何より、同じくフレンチブルを飼っているという添乗員がいて、知識があって良かった!!

    気圧で、人間も体調悪くなったりするし
    短頭犬種は元から、呼吸がしづらかったりするんだよね
    飼い主が気をつけてあげないと…

    • +3
  19. こういう事が現場判断で出来る航空会社っていいね

    • +6
  20. 主人「さあ飛行機に乗って楽しい旅行だ!お前も嬉しいだろ?」
    ブル(えー、また飛行機に乗るの?いつも息苦しくて嫌いなんだよ)

    結果、呼吸困難に。

    主人「みんな良くしてくれたし安心だな!また飛行機乗ろうな!」
    ブル(勘弁してくれ…)

    • +1
  21. 客室乗務員さんとダーシー、ちょっと似てるね

    • +1
  22. 航空会社はどこだったんだろう?
    悪い話はすぐ会社名出るのに。

    • 評価
  23. 小型犬だからではなく、ブルドッグは鼻が短いから
    気圧の影響がでかいんだと思う。それで日本は搭乗禁止なのでは?

    なんにせよ動物を飛行機に乗せるのはあまり良くない
    パニックやうつのトラウマが死ぬまで残ることもよくあって、
    海外に引っ越す時は、長時間のフライトで持っていくよりも
    別の人に譲ったほうが犬のためには良いとすら言われている

    • 評価
  24. あらかじめ獣医にじゃなくて、もう飛行機には乗せないであげてほしい
    元々自分のエゴで犬飼ってるのに旅行したいっていうエゴも諦めたくないだけじゃん
    犬に最悪のことが起きるまで後悔しないんだな

    • -1
  25. 即座に適切な対処ができる飼い主も、搭乗員もすごい!

    • 評価
  26. 短頭種がダメが常識って言うのは、犬は貨物室行きが常識と言ってるような物で世界の常識とは外れているのだよ

    • +1
  27. 短頭種は貨物室に乗せられないから客室に乗ってるんじゃないの?
    コンパニオンアニマルならケージに入れっぱなしってことはないと思うんだけど
    国内とはいえあちらは日本みたいに狭くないから飛行機使わないと余計危険な事だってあるんじゃないの

    • +1
  28. ユナイテッド航空もペットと乗客を平等に扱ってるよな

    • 評価

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