メインコンテンツにスキップ

感電した飼い主を必死に助けようとした犬だったが…深い愛情で結ばれていたからこそ悲しい結末に。勇敢な犬の物語(インド)

記事の本文にスキップ

56件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 動物が人間を助ける話はよくある。飼い主やその家族が襲われた時に敵を追い払う、または事故や病気などで動けなくなった場合に助けを呼んでくるなど、特に犬は命がけで飼い主を助けようとする。

 そういった話は聞くだけで心がほんわかするし、犬が飼い主を救うために奮闘した話はカラパイアでもよく取り上げている。

 だけど、残念ながら常に成功するわけではないのだ。助けようとしたが上手くいかなかった例だってもちろんある。

 あらかじめ言っておくが、これからご紹介するのは、助けることができなかった、ハッピーエンドとは言えない切なくて悲しい物語である。なんとかして犬は飼い主を助けたかったのだ。

放牧に向かう牛が倒れた

 悲劇が起こったのは、7月3日火曜日、インドのタミル・ナードゥ州マドゥライの近くにある村でのことだ。

 その日の朝午前7時30分頃、65歳のM・モックスさんは、飼っている牛を連れて放牧地へ向かった。

 と、突然に牛が倒れたのである。

 大事な牛を助けようと急いで近寄ったモックスさん。だが、そこにある危険を見落としていたのだ。

この画像を大きなサイズで見る

原因は風で切れた電線

 その前の晩、現場付近では中程度の雨が降り、強い風が吹いていた。

 そのため、電線が通電したまま千切れていたのである。牛はそのケーブルに接触して感電したのだ。

 そして、何より悪いことには、モックスさんも切れたケーブルに気がつかず、それを踏んで感電死してしまったのである。

この画像を大きなサイズで見る

飼い主を助けようとした犬も

 一緒に来ていたモックスさんの飼い犬は、一部始終を目撃した。そしてこの賢い犬は、飼い主に悪さをしたのは電気ケーブルであると見て取ったのである。

 そして、飼い主を守るべく、ケーブルをくわえて引き離そうとしたのだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: The Times of India

 場合によっては犬の行動は功を奏しただろう。

 だが、相手は電気が通ったケーブルだ。戦いようがあるわけもなく、犬もモックスさんの後を追うことになってしまったのである。

 村民から警察に通報がいき、警官が現場に駆けつけ、発電所からの電気の供給は停止された。だが、時は既に遅かったのだ。

 モックスさんと勇敢な飼い犬は、虹の橋のたもとで再会したことだろう。地上では、話を伝え聞いた人々が、モックスさんと犬を弔いに訪れているそうだ。

この画像を大きなサイズで見る

 日本もこれから台風の到来が多くなる季節である。切れた電線にはよくよく注意していただきたい。もし切れているのを見つけたら、触らないようにして電力会社に通報だ。

追記(2018/07/16):トップの画像を変更して再送します。

References: The Times of Indeia / Daily Mail など / written by K.Y.K. / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 56件

コメントを書く

  1. 報われないけど報われた話
    忠犬ハチ公みたいな結末もまた悲しいからね…

    • +39
  2. 電線に、どのくらいの電圧が流れていたのか気になるけれど、たぶん感電死するくらいだから、数千ボルトくらいは流れていたのだろう。送電損失を少なくするためには、高圧電流で送った方が効率が良くなるので、こういう悲劇は起こるものだと思う。犬が飼い主を助けようとする試みは、90%くらいは上手く行くと思うよ。犬って勇敢だからね。

    • -4
    1. ※2
      感電死の直接的な原因は電圧(V)じゃなくて電流(A)なんだよなぁ

      • +5
    2. ※2
      インドの家庭用送電圧は単相230-240V・三相400-415Vだそうです。
      日本の100Vですら感電死するのに、雨降った後の濡れた230Vの電線を触ったなら……。

      • +9
    3. ※2
      電圧じゃなく電流が死因だよ
      静電気は、3000ボルト程度からと言われているけど、静電気では滅多なことでは死因にならないよね
      家庭用コンセントの電圧が100ボルトだから家庭用のコンセント30倍の電圧なのに

      • +13
  3. 日本もしょっちゅう台風来るのに電線切れたって話聞かないのは、現場で働く人たちがしっかりした仕事してるからなんだろうな

    • +75
    1. ※5
      中部電力だけでの調査資料でも、高圧絶縁電線の断線件数は毎年発生しているし、電灯引込線の火花・断線件数は毎年100件前後、台風時は1000件以上発生しているので珍しくないよ。東京電力でもH14年には死亡事故も出しているし、作業者感染死亡事故は毎年のように怒っている。むろん、そうした事例が起こるごとに反省し事故防止策を考慮しているけれどもゼロリスクにはなっていない。だからこの記事を見て日本は優良だと自賛するようなことはないのですよ

      • +4
  4. 哀しいなぁ…。
    牛を気遣った飼い主も、主を守ろうとした犬も、只々「守りたい」との一念だったんだろう。

    • +83
  5. 救われねえなぁ…
    悲しく長い人生を送るよりましだったんだろうか。
    悲しいなぁ

    • +13
    1. ※9
      高圧電流は2m先からでも感電するときもあるし近づいたらだめだよ

      • +6
  6. 一瞬では逝けないんかね どれくらい意識あるんだろ

    • +3
  7. 人間だと足蹴りし吹っ飛ばすのが鉄則だけど
    犬さんだと靴履いてないし今回はどうやっても
    助からん

    • +5
  8. いつまでも飼い主さんと一緒でいられますように

    • +31
  9. なまじ賢いゆえに道連れか……
    悲しい結末だが良い関係を築けてた飼い主と犬だったのは間違いない

    • +25
  10. 犬は、基本的にご主人様大好きっ子だから、ご主人様を助けようとしたんだろうね
    虹の橋を一緒に…、あー、もうね、

    • +18
  11. 牛「うわー感電死してもうた」飼い主「助けな!うわー感電死してもうた」イヌ「助けな!うわー」

    • -11
  12. 「切れた電線に触らないで!」っていうイラスト付きの警告が、小学校の通学路沿いの電柱にあったなぁ。

    • +6
  13. > モックスさんと勇敢な飼い犬は、虹の橋のたもとで再会したことだろう。

    牛「俺は!?」

    • +69
  14. 飼い主に寄り添って関電したのかとおもったら
    ケーブルを咥えて関電してしまったのか。
    自分がかんがえたよりさらに賢い子だった。

    • +18
  15. ごめんなさいタイトルとサムネ見てもう読めない。

    • +13
  16. 雷でも5m離れれば感電死しないから、その程度離れれば大丈夫かな

    • +2
  17. 偉い子だね。偉いよ。もうすぐに飼い主さんと会えていると願う。

    • +11
  18. 現世に残る我々から見れば可哀想な話だが、ご主人とこの犬は、これから安らかな
    時間を共に過ごすのだろうと思いたい。冥福を祈ります。

    • +7
  19. 悪いのは電線だってわかったのが賢すぎる
    かなしい

    • +13
  20. 通学路で切れた電線?電話線?が垂れ下がってブラブラしてたことはあるなぁ
    多分事故にはならなかったんだろうけど

    • +2
  21. 電線を踏んで感電死…靴底って絶縁体じゃないのかよ…

    • +2
    1. ※37
      インドではサンダルが一般的だし、
      高圧電流では一定距離内に入っただけでアウトだろう……

      • +4
  22. うちのおバカな犬を思えば、原因と結果を洞察する能力の高さに驚く。
    危険性までは察知できなかったのか、危険を顧みず助けようとしたのか…。

    • +3
  23. 実家と隣家の間に立っている電柱に落雷して電線が切れたことがある。
    バチバチ盛大に音がするし、電線がはねて、見るからにヤバかった。
    臭いもすごくて、なんというか、文字通り電線が焼けた臭いがする。
    にもかかわらず近寄ってしまうって、なんなの。
    飼い主、注意力散漫すぎない?

    • -24
    1. ※39
      世の中に不満があり
      自分自身が満たされないと
      なんでもいいから誰かを責めて
      日頃の鬱憤を晴らしたいのですね

      • +12
  24. これは真面目な苦情だ。
    お願いだからこういう話を、犬の死に顔と一緒に紹介しないでくれ。
    けなげな動物が不幸な目に合う話など知りたくない。たとえ感動的な話だったとしてもだ。
    そういう話が嫌いでない人もいるし、世の中にはこんな美しい話があると紹介したい気持ちもわかる。でもカラパイアを開いたときに、半ば強制的に見せられるのはつらいんだ。
    動物が好きで犬を3匹飼っていたことがあるからこそ耐えられない…
    頼むから、もろに事件の概要や犬の死に顔から見せつけるのじゃなくて、ワンクッション置くようにしてくれ。グロ注意な記事ではそうしてるだろ…

    • -28
    1. ※43
      >あらかじめ言っておくが、これからご紹介するのは、助けることができなかった、ハッピーエンドとは言えない切なくて悲しい物語である。なんとかして犬は飼い主を助けたかったのだ。

      本題の前のマクラの部分で、悲しい話が苦手な人向けに警告してるよ
      …というか、そもそもの話、ちゃんとタイトル読んでる?

      • +20
    2. ※43
      ネットうろちょろしない方がいいよ、向いてないわ

      • +15
    3. ※43
      半ばだろうがなんだろうが全然強制的じゃないし。タイトルや前置きで引き返せないほど意志が弱いならネット向いてないよ。世界は自分中心に回っていないことに早く気づいたほうが良い。

      • +18
  25. 最近飼い犬を喪ったから涙が止まらない……飼い主さんと犬の間には信頼関係があったんだろうね
    牛も飼い主さんもわんちゃんもどうか安らかに

    • +4
  26. 風で切れた?
    なんともお寒い電力事情、
    電柱から、その分岐方法はそもそも違法だろう、
    インドに工場進出したい企業、障害はこんな所にも有る。

    • -8
    1. ※49
      台風のたびに数千件の電線が切れる日本はさらにお寒いということか・・・

      • +3
  27. 電柱は地中埋没しよう
    予算の問題もあるんだろうけど、少しずつでも進めて欲しいよ

    • 評価
    1. ※52
      日本のような災害大国で埋没は正気の沙汰じゃないし・・・
      それ言い出した小池都知事、東京都の土地の液状化ハザードマップ見たら23区はほとんどそのリスクが高いのに言い出しているからね。すくいがたい

      • +2
      1. ※57
        災害対策でガスとか水道も電柱を伝わせよう

        • +1
  28. 牛はどうなったの?
    感電したとは書いてあるけどモックスさんと違って感電死とは書かれてないから助かったのかな?

    • +2
  29. 虹の橋で再会して一緒に笑いながら橋を渡ったと思いたい…思いたい…(´;ω;`)ブワッ

    • +2
  30. 泣いた…全然報われないよ

    賢くて優しく、勇敢な行動共に報われてくれよ

    • +2
  31. 立派だった!。・゜・(ノД`)・゜・。
    勇敢な最期は次の命に必ず幸せをもたらすよ(`;ω;´)

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。