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捨てられた赤ん坊を一晩守り通した3匹の野良犬たちがいた(インド)

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 今から20年以上前の1996年、5月の23~34日のことである。インドのコルカタ(カルカッタ)で、生まれたての赤ん坊を一晩中守り続けた犬たちがいた。

 赤ん坊の家で飼われていた犬ではない。正真正銘の野良犬だったのだ。

 そう、赤ん坊は捨てられていたのである。

赤ん坊を守っていた3匹の野良犬

 地元の新聞 “Pinaki Mujumdar” が当時伝えたところによると、23日の晩、生まれたての女児がゴミ箱の脇に遺棄されており、その周りには3匹の雑種の野良犬が、赤ん坊を守っていた。

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image credit: Tapan Mukherjee/The Logical Indian

 翌24日の朝に、赤ん坊は人間の手で保護され、地元の警察署に運ばれた。この時にも、3匹は赤ん坊が心配で後をついて来たという。

 警察署では、署員も集まった人々も、赤ん坊に注意を集中したため、3匹の存在は気づかれなかった。テーブルの上に寝かされた赤ん坊は、元気に手足を動かしていたそうだ。

 その日の午後2時頃、赤ん坊は里親の元に車で搬送された。それを見送った3匹が、ゆっくりと元いた場所へ戻る姿が目撃されている。

 このニュースは25日の新聞の一面を飾り、人間の赤ん坊に対する3匹の野良犬の「人道的な」態度が話題となったのだ。

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20年後の今、海外での反応は?

 それから20年以上の年月を経て、3匹の姿は再び話題となっている。今回は大手掲示板Reddit上でのことだ。

OctaviousBlack:
偉大な犬たちだ。

mandyrooba:
 ↑ 自分たちがいい犬なんだってわかってる顔してるよね。

OPsellsPropane:
 ↑ 助けてくれた隣人たちが微笑んで立ってるときの顔だよ。

 「何にも心配いらないぞ!」って。

Forbidden_Froot:
ぼくら人間が彼らに値しないのさ。

chompers66:
そんなに立派な犬なんだったら、どうしてすぐに通報しないで2日間も待ってたんだ?

FalloutTron:
 ↑ 人間の子どもを養子にするのは犬の法律に反するからさ。既に「親子の愛着」を形成したと考えられる、ある程度以上の期間をイヌ科に育てられたとか、そういう特殊な事情がない限りはね。

犬たちはその子を手元においておきたかったんだと思う。

redditaccountsecret:
 ↑ すぐには手放せなかったんだろう、だけど、結局は赤ん坊のために一番いい道を選んだのさ。

TesticleMeElmo:
『ジャングル・ブック』のモーグリみたいだね。ジャングルじゃなくてゴミ捨て場だというだけで。

litesONlitesOFF:
考えてもみてよ、自力で生きていてそもそも人間を信用していないかもしれない3匹の犬が、しょっちゅうエサにありつけるわけじゃないかもしれないのに、この無垢な命を養おうとしたんだよ。ただ感動するよ。

自分も、この犬たちのように、無私の心で与えることができるようになりたい。

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References: The Logical Indian / Reddit など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント 35件

コメントを書く

  1. その赤ん坊は今どんな娘さんになったろうね。そのことは知らないだろうけど。

    • +19
  2. 「犬、畜生にも劣る」という比喩を変えんとあかんな。

    • +70
    1. ※3
      むしろ俺なんか犬より劣って当然の存在だと再確認したわ

      • +10
    2. 助ける存在だと思ったんだろうなあ
      凄いなあ…

      ※3
      よっっぽど人間の方が畜生だよね

      比較して相手を貶し、自分が上になったつもりの人
      さらに比較で動物貶す人は、コンプレックスの塊の中の塊だと思ってる

      「犬、畜生にも~」なのか

      某錬金術師のマンガに犬畜生って言葉が出て
      ドン引きして読むの止めたの思い出した

      • 評価
      1. ※36
        気持ちはわかるが、ちょっと行きすぎだな。
        よく考えろ。
        こういう賢い犬・愛情や知性のある動物
        愛情を(異種を相手に)上手に表現できる動物というのは珍しいんだ。
        だからこそ、現代でも記事になり、話題になる。

        人間の歴史を考えたとき
        犬畜生という表現が、決して間違っているわけではないぞ。
        その犬畜生によって殺されたり、大けがをした人間も山ほどいるわけだから。
        動物に悪意がある場合もあれば
        異種間の伝達能力や習慣の違いから、お互いに血を見るトラブルに至る事もあっただろう。
        言葉が通じない異種間では、ある程度は致し方ない。
        一方だけを責めることはできないんだ。

        • 評価
  3. この赤ちゃん、元気で幸せに暮らしてるのかな
    犬もえらいけど、赤ちゃんのその後も気になる

    • +17
  4. 写真の犬のポーズが3匹ともスタイリッシュでイケメン

    • +22
    1. ※6

      それだと間違いなく殺してる。でないと野良でやってけない

      • 評価
  5. ちなみに動物が赤ちゃんに優しいのは、赤子であるというフェロモンが出ているからだそうだ。
    だから異種間でも赤子に妙に優しい場合があるのは、これは赤子だと認識しているから。
    野生では弱肉強食だから食べたり放置したりするけど、極たまに野生でも異種の赤子を育てる動物もいる。

    犬など人間社会に近い動物は、人間に対して生活範囲が近ければ近いほど警戒心が薄い。
    よって人間の赤子をきちんと認識していると言われている。

    ムツゴロウさんで有名な畑正憲さんの著書にもこのことは書かれている。
    ただ、この著書では、どうやっても人間と動物は知能で差があるため、本能が強い動物に人間の思い込みによる絶対は無いとも書かれている。
    これはヒグマを育てていた頃の話で書かれていた。

    面白いのでタイトルは忘れたけど畑正憲さんの著書を読んで見てください。
    堅苦しくない文なのであっという間に読める本ばかりです。

    • +22
    1. ※9
      可能性はあるよな。

      平安時代の絵巻なんかでも、
      化野に置かれた死体はもとより
      町中で屋外に打ち捨てられた病人や赤ん坊が
      衰弱して野垂れ死ぬのを待って
      (あるいは待たずに抵抗できない程度に弱ったところで)
      野良犬が群がって食ってる場面とかあるしな。

      • -20
    2. ※9 ※17
      いやいや、抵抗能力のある獲物ならともかく、
      無力な赤ん坊がわざわざ自然に死ぬのを待つ理由はどこにもないだろw
      食べる気ならすぐに襲って食べてるよ。

      何でもかんでも穿った見方すれば格好いいって訳じゃないからね?

      • +31
    3. あ、12だが間違えた
      さっきのは※9への反応

      • 評価
  6. この犬達は、やっぱ雌だったんだろうか?

    • 評価
  7. 一方人間は羊の乳児を成長を待たずに食べたりする。

    • +2
  8. ちょうど私が娘を生んだ時期と同じだ。娘はもうすぐ22歳。イヌ達はもう死んでしまっただろうけど、助けられたこの子はどんな大人になってるかな。幸せであればいいな

    • +12
  9. 江戸時代にも、捨てられた赤ん坊に寄りそう野良犬を目撃した行商人の話があったな

    • +5
  10. インドの犬って人間の死体普通に食べてるのに守るわけ無いじゃん

    • -23
  11. インドって昔犬(狼)に育てられた野生児の話なかった?
    結局は募金を集めるための作り話だったんだけど、似たようなケースはあり得るのかもしれない・・・と思った

    • +1
  12. インドでは女児は捨てられたり奴隷されたりする。この女の子は無事に育ってますように。
    インドの女性の地位が高まりますように。
    結納金を女性が準備するシステムやめたらいいのに。

    ワンコ優しいね

    • +18
  13. 犬の子とヒトの赤ちゃんは同じ匂いがするから運よく雌犬たちに助けられたのかな・
    もしアライグマだったらと思うと・・・

    • +1
  14. 犬にも様々な感情があることを分からない人間がいるんだな。

    • +11
  15. 動物って人間相手でも、自分より明らかに力が劣る相手の区別はついてて、守ろうとしたり優しく接したりするよね。もちろん全ての人間がそうじゃないように、全ての動物がそういう振る舞いをするわけではないけど。

    • +9
  16. なぜか三匹の侍ってドラマを思い出した

    • +1
  17. 人間と犬猫を同じに扱うと言うのは間違っているかもしれないけど.
    犬や猫、人間の赤子相手に本気で怒らないと言うような動画が数多く存在しているのに対して
    何だろう人間は彼らに愛なのか?また別の物に関して劣っているような気がしないでもない.

    • 評価
  18. 生まれたばかりの動物は「守ってくれなきゃ死んじゃうの」っていう匂いがするとか。
    人間でも犬でもなんでも。
    その答えだと思う。

    • +6
  19. あの記事の書き方だと掲示板に当時の赤ん坊が現れたから話題になったんだと思って勘違いした

    • 評価
  20. 昔の野良犬は、それこそ大変な環境で生きてる動物だからな。
    生活が大変なだけじゃなくて、病気だって今以上にあっただろう。
    もとは穏やかな気質でも、空腹に加えて狂犬病や皮膚病、感染症などで
    苛立って生きてるのが日常の可能性だってある。

    昔の医療レベルから考えたら、病気のせいだと理解できない場合がほとんどだろうし
    下等という意味で犬畜生と表現されても、致し方ない部分はあるんだよ。
    昔からある言葉を、今と同じ認識で判断してはダメだ。
    そう言われるだけの犠牲者が、多く人間にもいることを忘れてはいけない。

    現代では、保健所が機能して安全衛生を一定レベルに保っているから
    野良犬・野良猫の健康が昔よりも向上し、気質も穏やかに(正常に)なったから
    人間の動物に対する認識も、穏やかに変わったんだ。
    それを考慮するのが大事だよ。

    • 評価
  21. その日のうちに里親が決まるのか。施設とか経由せずに引き渡すの?

    • 評価

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