この画像を大きなサイズで見るフランスの南東部に位置するグルノーブル市の中心街では、近年、オレンジと黒のツートンカラーのとある機械が見られるようになった。
置かれている場所は、駅、自治体の建物、地域の美術館などだ。現在のところ、街の中心部の、約18平方kmの範囲に14台が設置されている。
さて、これは何のための機械なのだろう?
上部の3つのボタンからひとつを選んで押すと、レシートのような細長い紙が出てくる。しかし、そこに印刷されているのは数字ではない。文字なのだ。
これは、「短編小説」の自動販売機なのである。モニター上ではなく、昔ながらの、紙に印刷された小説だ。しかも無料である。
短編小説を自動で提供する機械
この「小説販売機」は、グルノーブルにある「ショートエディション」という会社が開発したものだ。
ある日、コーヒーの自動販売機の前にいた4人の社員が、「こうやって、コーヒーのように(手軽に)、『文化』がどこでも手に入るようにできないか?」と考えたのが開発のきっかけだそうだ。
小説の自動販売機とはいうものの、機械にはお金の投入口はない。小説は無料で提供されるのである。
この画像を大きなサイズで見るどんな小説がでてくるのかはお楽しみ
どのような小説を受け取れるかは選べない。選べるのはおおよその長さだけで、読了にかかる時間の目安として、1分、3分、5分の3種類のボタンがあるだけだ。
しかし、読者はそのようにランダムに選ばれた小説を「自分のために書かれた物語」であるかのように感じることも多く、「自分自身の生活と密接に関係しているように思われる」という感想も寄せられるという。
おみくじと一緒の感覚になるのだろう。偶然に必然を見出すのは人の常だ。
この画像を大きなサイズで見る小説のストックは現在10万作品、新作も続々登場
小説のストックは、現時点で10万作品あるそうだ。
また、新しい小説も供給されている。ショートエディション社の開催するコンテストから常に新作が供給されるのだ。
コンテストでは、同社の審査員が注意深く選定した作品、また、オンラインで20万人の読者コミュニティーが投票した作品が賞を得る。
この画像を大きなサイズで見るアメリカでも続々と登場
アメリカで最初にこの機械を導入したのは、映画監督であり実業家でもあるフランシス・フォード・コッポラ氏が経営するカフェ・ゾエトロープだ。たくさんの絵が飾られたホールの中央に「小説販売機」がある。お客さんからの評判も上々らしい。
芸術をテーマにおくこのカフェでは、スマートフォンやデジタル機器からしばしの間目を離すよう、お客さんに働きかけている。
子どものためにWi-Fiはないかと聞かれた際には、カフェの支配人は小説販売機を指差し、「Wi-Fiはありませんが、お読みになれる小説がありますよ」と答えるそうだ。
この画像を大きなサイズで見る販売機本体は約100万円、月々のコストは約2万円である。
小説販売機が有名になったため、時には、何も注文せず、小説を手に入れるためだけにカフェに入ってくる人もいるらしい。
本来なら失礼とみなされる行動だが、カフェの支配人はこういった行動をも歓迎している。文学の持つ力を通して、新しい顧客になる可能性があるからだ。
「今日は小説を読みたくて来た。今まで一度も来たことがない人が、です。ドアを開けて、この場所を見た。ここを気に入って、また来てくれるでしょう」
世界中で広がりを見せる文学の環
2016年秋の発売から1年半ほど経った現在では、世界各国に150台以上が存在する。その大半はフランス国内だが、アメリカにも20~30台、また、カナダ、オーストラリア、香港、ギニアにも設置されている。
この画像を大きなサイズで見るショートエディション社は、様々な地域、文化の中で書かれた小説を翻訳し、世界の各地で読めるようになることを目標に掲げている。
「アジアの作家(による小説)がヨーロッパやアメリカで、アメリカ(合衆国)の作家がアフリカや南アメリカで読まれるようにしたい」と同社の国際ビジネス開発担当者、ギラウト氏はいう。「そのためのプラットフォームを創造したいのです」
日本にも設置されるとうれしいな。トイレ中とか常に活字を読もうとしてしまう活字中毒者にはもってこいかも。文学に触れる機会が増えるのもうれしいね。
References: Atlas Obscura / LITERARY HUB など / written by K.Y.K. / edited by parumo














この試みはめっちゃ面白そう、実際に読んでみたいわ
長編小説だったら、冒頭の数ページだけサンプルとして読めれて、本の著者やタイトルも印字されてるから後日改めてその本を図書館とかで探してみるっていう宝探し的な事にも応用できそうだ
無料なのに自動販売機・・・・なんかもっとこううまく当てはまる名称考えたいな(思いつかない)
この小説自動販売機そのものが短編小説のなかの存在に思えるほど素敵なアイデアだ
えー、すっごいレトロなのに画期的で面白い!
これ以上無料で何かを提供するというのも、日本では、やり過ぎなのでは…とも思うんだけど…。
手軽に興味を持てるコンテンツって、有難いですよね。
いやあ、洒落ていてカッコいいですね
流石は芸術大国というか、日本にもこんなサービスがあればと思ってしまいますよ
活字離れ対策にもなりそうだな
文字離れのストッパーになるといいね
日本でも欲しい。こういうこと考える人が好き。
これは面白いなぁ。
日本でも、日本文化の一旦として漫画でやればいいのに。
漫画村騒ぎでぎすぎすしてるより、いい加減こういう感心できるニュースをみたいよ。
※11
なんでいちいちこうやって、わざわざ出版業界を持ち出してディスる奴が出てくるんだろうな!
※11
漫画村問題は誰でもリスクが顕在化しなければ泥棒になるって証明されたことだぞ
ギスギスどころの話じゃない
いいよねぇコレ。
日本にも登場して欲しい。
凄くいい試み。
ただ老眼の私には読むの辛そうww
こういうアイデアが生まれるあたり、さすが芸術の国だなぁ
手軽に楽しめるし興味本位ででも小説を読んだ人が「自分も書いてみたい」と思うきっかけにもなるんじゃないかと思う
ホント日本にも欲しいよ
待ち合わせとかちょっとした時間に読んだりして楽しめそうだね
これはちょっとした新聞のようなフリーペーパーのようなものだと思うけど
内容はランダムに変わるんだろ?
生まれて初めてフランス人を羨ましいと思ったかもw
活字中毒者には救世主!
そのうち「歩きスマホ禁止」ならぬ「歩きショートエディション禁止」になりそうだ。活字中毒の俺は気をつけなきゃ。
※17
>スマートフォンやデジタル機器からしばしの間目を離すよう、お客さんに働きかけている。
スマホだと長文は読み飛ばしがちっていう高度なギャグですね
さすがフランス
シャレてるな~
紙資源の無駄
スマホを使いこなせないのかしら?
日本でも青空文庫とかとタイアップすれば十分イケそうだよね
素晴らしいなこれは
日本だと小説以外にも俳句や川柳のボタンがあると良いかも。
手軽にSS読めるの良いな。
日本でも始めてくれマジで。
これは面白いね
長編だとちょっと読む気にならんけど、5~10分で読めるなら読んでみたい。場所も取らないし
小説好きなので待ち望んでる
ネット上の小説よりもはるかに需要あるし
紙の本に興味持つ人も出てくるじゃないのかな
出版業界もメリットあるしいいものは是非採用してくれ
へぇ、しゃれてんね。
日本も特に最近は小説を書く人が増えてるし、こういうところで発表できたりすると楽しいな。
これを元に小説一本かけそうだね
これ凄いよ!!!
しっかりと吟味された作品が出てくるなら大歓迎。うちの会社に置きたい。
吟味されて無くても、しっかりとした描写があればそれだけでもいい。
ただ起承転結も描写も何もないなろうレベルの小説が出てくるならイラネ。
パテントとかどうなってんだろ?
日本の出版社もこれやればいいのにな。無駄に作家を使い潰して「本が売れない」とか自虐してる場合じゃねーぞ。
ええなこれ
日本でもやろう
星新一酷使や
これは素敵な機械
読み終わったあとゴミにならないような工夫があると安心だ
日本でやるとしたら漫画、小説、歌集、詩集、俳句集かな。有名な作品からマイナーな良作幅広く読みたい。
表は母国語で裏に英語訳だったら外国の方でも読みやすくなるかも。
※32
裏に英語とか外国語があれば、語学の勉強(教材)にもいいかもね!
ボタン押して出てきた小説を気に入って
その作家さんのほかの小説にも触れたくなるなんて想像すると素敵だなあ
良いなー日本にも欲しい
高校くらいから短編の方が好きになったからこれは羨ましい
小説投稿サイトとか、コンテンツたくさんあるんだから何とかできないかな?
QRコードを添付して、人気投票したりとか。
日本にもあって欲しい飲み物代くらいの値段なら払うから、というか多少でも対価払えた方が気軽にポンポン手に入るより思い入れのあるものになりそう
カフェの支配人のコメントが寛大だなあ、こっちだとそういう人は管理者が許しても周囲の利用者に叩かれそうだ
トイレットペーパーに印刷したらどうだろう。
※37
ホラー小説がプリントされたトイレットペーパーを買った事がありますw
リングの作者の人の書き下ろし短編。
バス停とか駅とかに置いてほしい
置かないかなぁ
粋な試みだねえ
日本にも早く来ないかな
個人的には五円玉くらい投入したい
小説版ミュージックボックスみたいに
実際はいろいろ費用もかかるだろうし
なにより御縁がありました、なんて
久しぶりにいい記事をみた
欲しい!
更に集めた短編の紙をまとめられる、
お洒落な専用バインダーとかあったら
尚良いな。レシートみたいだから、伝票挟むヤツ位の大きさで、もちろんこちらはお金を払って購入って事で(  ̄▽ ̄)
※43
バインダーも良いけど、巻物作成キットとかどうだろう?
専用の丈夫な棒にくるくる巻き取って、保護用の紙を小説の端に貼って、一周したら紐で結ぶ。
一部づつしか纏められないからかさばるけど、のんびり読むにはむいてるし、何より国内外にウケを狙えるしw
ちゃんとクオリティの高いものだしてくれる保証があるからいいね
素人投稿サイトだと質にバラつきが出るから全然同じではないよ
トイレットペーパーにされると待ってる人困っちゃうからダメww
これいいなー
おみくじみたいな形式でも面白いかも
こういうアイデアとそれを実行する行動力が大好物。思いつくだけなら誰でもできるけど実行となるとね~
電車の切符代わりにしてほしいわ
バスだと酔いそうだし
これスマホの無料電子版だと多分読まれないよね?
小説より漫画とかまとめサイト見ちゃうだろうから笑
徒然草や枕草子、方丈記なんかの一段がぺろっと出てきたら楽しそう
明治~昭和の文豪の掌編短編や詩人の作品とか
こういう発想を聞くと、さすがフランス&文化的余裕があるんだなあって思っちゃう
ジャンルを選べないっていうのがまたいいよね
森林が無駄に消費され
ごみが増えるだけ
時代に逆行している
昔は喫茶店のテーブルとかに「おみくじ」の簡易自販機があったりしたらしい。
デートなんかで話のネタに詰まった時とか便利だったろうとか想像できる。
議論好きらしいフランス人なら、短編小説をネタにあれこれ批評や議論をするんだろうとか想像は膨らむね。
日本ならば、4コマ漫画の自販機とかどうだろうか?w
※55
一時期星占いとかもあったね
7~8年位前に秋葉原の中華料理屋で見たけど、今でもあるのかな…
たまに4コマ漫画が出てきてほしいw
SFみたいな話だけど、技術的にはぜんぜんハードル高そうじゃない
でも思いついて実際に形にする行動力が立派
現実は閉塞感でいっぱいだけど、まだまだいろんな可能性がいっぱいあることに気づかせてくれた素敵な発明だね
長谷敏司さんの『あなたのための物語』を思い出したよ
新しい文章が書かれるところが良いね!
スーパーやコンビニのレシートに小説入れたら面白いかも
子供のころ、通学途中にお寺があってその門のところに掲示板があり、そこに法話めいた教訓のような短い文章が書いてあった、それを毎日眺めるのが楽しかった。
小説の無料配布機、良いなぁ♪自国はもとより翻訳された色んな国の作品がランダムに読める、手にした小さな紙片から世界が広がるって素敵じゃないか。その日その瞬間出会った作品、一期一会に運命的なワクワクも感じるわ~
面白そうだし昔ファミレスや喫茶店にあったおみくじ自動販売機みたいで懐かしさもある。
ワンコイン制でもいいから日本企業で導入してほしいね。
こういうのが文化。
活字中毒者は常に本を持ち歩くから
あまり本を読まない層向けかな。
国語離れを指摘されて久しい先進国らしい国語復活への取り組みの1つだと思うが、
日本は設置費百万円と月二万円のコストに阻まれて自治体でも二の足を踏むだろ
これは日本も欲しい
でも、読み終わった後に道に捨てられて問題になりそう
興味持って読む人だから捨てることはないと思いたいけど、実際、道路に捨ててあるゴミは多いし
続きはAmazonで:)
どうやって利益に繋げてるのかが分からない物に手を出したくないな
広告も無いのでしょ?
設置料金やらリース料?
一体何が対価なの
※72
喫茶店に置いて集客に使うんだよ
一方、古の日本の喫茶店では100円で星占いをした
せっかく“創作の対価が無料なのは如何なものか?”思想が芽生えてきているので、10円でも50円でも100円でも良いから、有料にすべきじゃないか?
漫画も無料で提供すべきとか言われかねないぞ。
※74
金を払うのが読者じゃなく設置している店に変化しただけだぞ。
これとは少々形態が違うし無料ではないけど、日本にも「手紙小説」ってのがあるね。
掌編小説が、封筒に入れられた手紙の体になってるやつ。
「こうやって、コーヒーのように(手軽に)、『文化』がどこでも手に入るようにできないか?」って動機がかっこいい
日本でやるならコピー機を流用すんのがスマートか
フィルター掛からないならいいかな。
日本に設置するといつの間にか思想宣伝の道具にされそうだ
これは素晴らしいな。日本の駅とか公園にも置いてほしい。