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戦車級の重量を持つガラパゴスゾウガメにとってひっくり返ることは命取り。元に戻れるかどうかは甲羅の形にあった(米研究)

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 カメの巨大種、ゾウガメは体長1メートルを越し、その体重400キロもある。大航海時代の到来と共に船員らの食料として乱獲され、大半の種が絶滅したが、ガラパゴス諸島ではガラパゴスゾウガメがかろうじて生き延びている。

 保護対象となった彼らにとって人間は敵ではない。今、最も警戒すべき危険の1つは、ひっくり返ってしまうことだ。

 戦車のような重量級のゾウガメにとって、交尾や喧嘩、あるいは凹凸の多い地形を移動する最中にそうなってしまえば、元に戻るのは至難の業である。場合によっては、手足を空へ向けたまま非業の死を遂げることだってある。

Getting back on your feet; the Galapagos Giant tortoise way

ドーム型とサドルバック型に分けられるガラパゴスゾウガメの甲羅

  新たなる研究によると、ガラパゴスゾウガメには甲羅の形が2種類に分類されることがわかった。ガラパゴス諸島には数種類のゾウカメが生息しているが、甲羅の形状は主にドーム型とサドルバック型に分けられる。

 ドーム型のカメはサッカーボールのような球状の甲羅を持つ。一方、サドルバック型の甲羅はそれよりも平らで、縁の部分が牡蠣ように広がっている。

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 米サウスアラバマ大学の生物学者イレニア・キアリ博士は、カメの甲羅のデジタルモデルを用いて、ひっくり返った亀が元に戻る際に甲羅の形状が与える影響を調査し、『Scientific Reports』で発表した。

 3Dモデルは博物館の所蔵品や、生きているカメのものを撮影した写真から作成された。しかしこれに加えて、カメが元に戻るために必要となるエネルギーをシミュレートするために、生きているカメの重心を知る必要があった。

 そこで研究チームは、ロッテルダム動物園のカメを不安定な台の上に置き、転がらないようバランスを取るカメの姿を撮影した。

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ドーム型の甲羅を持つゾウガメは元に戻りやすいことが判明

 こうして作られたデジタルモデルからは、バランス的にドーム型のゾウカメの方がずっと楽に元に戻れることが判明した。

 サッカーボールが牡蠣の貝殻より簡単に転がることを考えれば、特に意外でもないだろう。ドーム型の甲羅を持つカメは、手足を前後に振って、その勢いで元に戻る。

 他方、サドルバック型のカメはそれよりもずっと多くのエネルギーが必要になる。彼らの場合、長い首を伸ばして、さらなる一押しを加えねばならない。二度と絶滅させることのないよう、人間は、は危険に首を突っ込まねばならない時もあるのだ。

via:.nature / Getting back on your feet; the Galapagos Giant tortoise way

一方セント・ヘレナ島のジョナサン先輩は今

 ゾウガメといえば、江戸時代から今を生きている、セント・ヘレナ島のセーシェルゾウガメ(セイシェルゾウガメ)の推定年齢186歳のジョナサン大先輩を思い出す。

関連記事:日本の江戸時代から今日まで生きている長生きカメのジョナサン

 先輩は高齢の為、白内障を患っており、嗅覚もほとんどないが、まだ存命である。そればかりか老いて尚盛んと言うか、26年間連れ添っている恋人のフレデリカさんと愛し合っているのである。だが最近、甲羅に傷を負ったフレデリカさんを検査したところ、実はメスではなくオスであることが発覚したのだ。

Jonathan, Giant tortoise on St Helena island 

 フレデリカさんは、ジョナサン大先輩の専属獣医であるジョー・ホリンズ氏が1991年に引き合わせた。二匹はすぐに意気投合し、繁殖期には週1回のペースで愛し合っていたのだが、どおりで子宝に恵まれないわけだった。

 フレデリカさんを紹介したホリンズ氏は頭を抱えているというが、ふたりが幸せならそれでいいんじゃないかと思うんだ。

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この記事へのコメント 34件

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  1. うろおぼえで申し訳ないのですが、サドルバック型の亀は首がの上に伸ばしやすく、高所の食物(サボテンなど)を食べやすくて生き残ってきたと何かで読んだ気がします。

    ドーム型、サドルバック型それぞれ利点はあるみたいですね。

    • +20
  2. 戻らない奴等は大航海時代に人間に食われて滅亡したんだろ

    • -2
  3. フレデリカさん(♂)と繁殖期に週1ペースで愛し合う
    発情期がきちっと来てるなんてまだまだ健康でいてほしいね
    66歳の現役経産婦のアホウドリのウィスダムさんを思い出した

    • +12
  4. > ロッテルダム動物園のカメを不安定な台の上に置き、転がらないようバランスを取るカメの姿を撮影した。

    周りで見守ってるとはいえ当亀達にとっては死と隣り合わせの恐怖だったのではなかろうか。

    • +7
    1. ※7 そうだね。すごい恐怖を味合わせてしまう実験であったことは確かだ。

      • +3
    2. ※7
      ひっくり返して、とは言ってないよね。
      普通に台の上に乗せただけのようだし(´^ω^)

      • -1
  5. 確か同じカメでもウミガメはひっくり返ると自分で戻れないから、海賊はウミガメを見つけたらひっくり返してウミガメを捕まえるって聞いた事有るな。
    確かにウミガメの甲羅って平坦だから起き上がるのは無理そうだな(大汗)。

    • +4
  6. フレデリカさんがオスだったおちの衝撃www

    • +30
  7. いや、最後のオチがすごすぎて冒頭の話が頭から抜け落ちたわwww

    • +15
  8. 陸ガメ助けたら…竜宮城じゃなくてどこに連れて…(いや、忘れてくれ

    • +4
  9. 寧ろ子供ができてないから未だに盛っているのでは等と思ってしまうけれど、カメさんは相手をオスとして認識しているんだろうか?
    それとも、雌なのにおっかしーなーって感じなんだろうか

    • +4
  10. 亀生経験の長いジョナサン大先輩にとっては性の違いなど些細なことなのでしょう…。

    • +9
  11. ジョナサンが真実を知ったらひっくり返って二度と起きないかもな

    • +6
  12. 本当に細かいことなんだけど、「戦車級の…」というと「戦車と同じくらいの」という意味に感じて…。
    「超ド級の…」とか、戦車という単語を使うなら「まるで戦車。規格外の…」とかがしっくり来るかなと思った。

    気を悪くしたら申し訳ない。
    細かい事が気になってしまうのが僕の悪い癖。

    • +1
  13. ジョナサン「フレデリカがオスでもかめへん」

    • +5
  14. 鳥と同じで排泄、排尿、生殖とも全部同じ穴を使うもんな・・・

    • +4
  15. ゾウガメ同士でひっくり返ったやつを元に戻す光景見て驚いた

    • +2
  16. ひっくり返ると内臓が肺を圧迫して、失禁や泡吹いたりとすごく辛そうだった。
    たしか2・3時間で死んでしまうんだったかな

    • +4
  17. フレデリカさんは、フレデリックに改名しないのか?
    ゾウガメの性別勘違いは他にもあったなー。
    そこでは改名してた。

    • +2
  18. この記事を読んでカメの雌雄をどうやって見分けるのか気になって検索してみた。
    総排泄孔の位置や手の形とかあるらしいけどこりゃ難しいわ(完全に甲羅に隠れちゃって確認すらできないカメさんの写真もあって笑ったけど)。
    しかしジョナサンさんは勘違いしていた可能性があるとしてもフレデリカさん的には26年それで良かったのか?

    • 評価
    1. ※29 犬のように、発情期特有のニオイはどうだろう。フェロモン的な。

      • 評価
  19. 神戸の王子動物園のパンダは、
    お婿さんがメスだったんで、別のお婿さんに交換してもらったんだっけ

    • 評価
  20. ジョナサン大先輩の衆道嗜好にあたま全部持ってかれた…

    • 評価
  21. 亀の雌雄判定って最終的にはレントゲンとかCTスキャンじゃないの?それならさすがに卵巣や精巣は写るだろうし

    • 評価

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