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ピンク・フロイドに加入した犬のシーマス。これまでに動物を起用したバンドや楽曲。

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(著) (編集)

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 ときに動物が演奏者としてバンドメンバーに迎え入れられることもある。単に受け狙いとみなされたり、動物を巻き込むなという批判もあるが、そのバンドに実力があり、ファンでありなおかつ動物も好きであれば深く記憶に刻まれることだろう。

 ここではこれまで、動物たちを演奏者に加えたバンドや、動物たちをメインとした楽曲をいくつか見ていくことにしよう。

ピンク・フロイドに加入した犬のシーマス

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 おそらく動物ミュージシャンとして最も有名であろうジャーマン・シェパードは、「ピンク・フロイド」のデヴィッド・ギルモアが1971年のどこかの時点で世話をしていた友人の犬であった。

 飼い主は、当時全米ツアーに出ていた「スモール・フェイセス」や「ハンブル・パイ」のスティーヴ・マリオットである。さらに当時、ピンク・フロイドは6作品目にあたる「おせっかい(Seamus)」をレコーディングしていた。

 シーマスは音楽に合わせて吠えることが得意で、スモール・フェイセスの1968年作品「ザ・ユニヴァーサル(The Universal)」のバックコーラスを務めたこともあった。

The Small Faces – “The Universal”

 ピンク・フロイドのメンバーは、レコーディング中にシーマスが楽曲に合わせて鳴くことに気がつき、すぐさまその音楽的才能に惚れ込んだ。

 このチャンスを逃すべからずと、シーマスのためにブルースコードのギター楽曲を作成。そして1971年のハロウィンの日に「おせっかい」は発表された。「シーマスのブルース」はA面に収録されている。

Seamus(おせっかい)

 評論家は「シーマスのブルース」をたんなる悪ふざけに過ぎない同バンド最低の駄作と酷評した。これに対してギルモアは反論し、「その面白さは自分たち以外には分からない」と発言。しかしおそらく楽曲に人気がなかったこととシーマスの代わりになるコーラスがいなかったために、たった一度の例外を除いては、ピンク・フロイドがコンサートでそれを演奏することはなかった。

 その例外とは映像ドキュメンタリーの「ピンク・フロイド ライブ・アット・ポンペイ」のことだ。

 ライブ・アット・ポンペイは1971年10月に4日間に渡り撮影された。見所は、イタリアの古代ローマ円形闘技場に設えられたサイケデリックなコンサートセットだ。撮影は「おせっかい」のレコーディングと同時進行で行われたため、そこに収録された楽曲も新アルバムからのものがほとんどである。

 シーマスの楽曲は「ライブ・アット・ポンペイ」では「マドモアゼル・ノブス」と曲名が変わっている。デヴィッド・ギルモアがハーモニカを、ロジャー・ウォルターズがブルースギターを担当。二人のそばに寝そべってボーカルを披露しているのは、サーカスディレクターの娘マドンナ・ボグリヨンが飼っていたメスのボルゾイ、ノブスだ。

 バンドからの要請で、スタジオにノブスが連れてこられ、ドキュメンタリー向けにシーマスのパフォーマンスが再現された。この撮影はパリ郊外で行われた。

Mademoiselle Nobs – Pink Floyd – Live at Pompeii – 1972 – HD

 シーマスはピンク・フロイド最高の動物ボーカルだった。同バンドはその後も動物の鳴き声を使用している。ある意味で1977年の「アニマルズ」はシーマスがいたからこそ完成したのかもしれない。

Pink Floyd – Animals

カニヌス(Caninus):犬

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 いろんな意味で悪名高いデスグラインド系「カニヌス(Caninus)」も犬をメンバーに加えている。

 このバンドはフロントマンをピットブルのバッジー(Budgie)とバジル(Basil)が務めている。

Caninus- No Dogs,No Masters

ヘイトビーク(Hatebeak):ヨウム

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 デスメタル系「ヘイトビーク(Hatebeak)」は、メインボーカルがヨウムのワルドである。両者は2005年にレプティリアンレコードからスプリットアルバムを発表している。

Hatebeak – Bird Seeds of Vengeance

ビートル・バーカーズ(Beatle Barkers)

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 非メタル系では、1983年に「ビートル・バーカーズ(Beatle Barkers)」というアルバムが発表された。こちらはビートルズの楽曲を犬や猫、ヤギやニワトリの鳴き声(ほとんどは人間の吠え声)でカバーしたものだ。

Beatles Barkers – I Want to Hold Your Hand

タイ・エレファント・オーケストラ(Thai Elephant Orchestra)

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 タイ北部の「タイ・エレファント・オーケストラ(Thai Elephant Orchestra)」は最大14頭のゾウで構成されており、タイの伝統楽器による重厚な即興的サウンドを聴かせてくれる。これまで3枚の作品を発表しており、その音色は実に美しい。

THAILAND’S ELEPHANT ORCHESTRA PLAY

ツナ・アンド・ザ・ロック・キャッツ(Tuna and the Rock Cats)

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 2014年に発表された、猫5匹とニワトリ1羽編成のサーカスバンド。メンバーはロックバンドの一般的な楽器を演奏しているが、どちらかというとパフォーマンスアート系の集団だ。

Rock Cats Music Video January 2014!

via:dangerousminds/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 14件

コメントを書く

  1. 動物の声(人の声真似含む)を楽曲にSEとして使ったと言う曲ならいっぱいあるけどね。

    • +1
  2. この辺はまだマシだと思う
    中世だったか近世だったかのヨーロッパで、複数の豚をつなぎ止めて尻をペチペチ叩くことで鳴き声を上げさせる、ブタピアノとか言う楽器としてやったらしいし

    • 評価
  3. 楽器になるかはともかくブタさんのおしりはペチペチしてみたいぞ
    コンニャクがよいか

    • 評価
  4. ピンクフロイドの「ザ・グレート・ギグ・イン・ザ・スカイ」がたまに聴きたくなるよ。

    • 評価
  5. デスメタルでヨウムって、見た目が合わなすぎるw
    それにヨウム見ると「ウ○チした・・・」って言う
    動画思い出してしまうw

    • 評価
  6. 確かButthole Surfersが昔ツアーに「メンバーとして」犬を同行&ライブアルバムもリリースしてたよーな…

    • 評価
  7. まさにプログレの先端を走っていたプンクフロイドらしい

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