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寒いでしょ、半分かしてあげる。柵の向こうにいる犬に自らの毛布を差し出した元保護犬(ブラジル)

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(著) (編集)

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 ブラジルのリオグランデ・ド・スル州に住む女性、スエレン・シャムロックフェルさんがフェイスブック上に公開した写真が大きな反響を呼んでいる。

 先日、ある寒い日の夜(南半球にあるブラジルは今真冬である)、スエレンさんは愛犬の犬小屋に寒さ対策として毛布を敷いてあげた。

 この日の夜、スエレンさん家の外で1匹の犬がさまよっていたようだ。この姿を見た愛犬は、な自らの毛布を運び、柵の向こう側にいる犬に差し出したようなのだ。

 翌朝、スエレンさんは2匹の犬が柵越しで1枚の毛布を仲良く分け合いながら横たわっているというこの光景に出くわした。

 スエレンさんは、元保護犬で、まだ子どもの愛犬ラナが示したやさしさに胸を打たれ、他者を思いやることの尊さを改めて教えられたと語っている。

かつては保護犬だった子犬のラナ

 スエレンさんの家には生後8カ月のラナという名のメス犬がいる。ラナは元野良犬で、生まれてまもなくブラジルの通りで保護され、その後スエレンさんの家族となった。

 現在は幸せな日々をおくるラナだが、野良犬として生きていたつらい日々を覚えていたのかもしれない。

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image credit:Suelen Schaumloeffel

庭の外の迷い犬に自分の毛布をわけあたえたラナ

 先月6月末、極端に気温が下がった日のことだ。スエレンさんが、ラナの犬小屋の入り口に厚手の毛布を敷いてやった。彼女はおとなしくその様子を見ていた。

 すると翌朝、ラナの様子を見に庭に出た婚約者とスエレンさんは予想もしなかった光景に目を疑った。ラナは小屋ではなく、柵のそばであの毛布の上に寝そべっているのだ。

 しかもその毛布はなぜか庭の柵の隙間から半分も外にはみだしており、その上には見慣れない犬が横たわっていた。

柵の外の通りから見たところ

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 どうやら心優しいラナは、柵の向こうで寒い夜にあてもなくさまよっていた犬に、自分の毛布を貸してあげ、自分もその場で一緒に眠ったようなのだ。

ね、一緒にあったまろう。一緒に寝よれば暖かいよ

 ラナと毛布を共有しているそのオス犬とは全くの初対面である。そこで、迷い犬なのかも、と思ったスエレンさんがタグの有無をあらためようとして近づいたところ、その犬は逃げ去ってしまった。

 ラナはほとんど見ず知らずの仲間に毛布をすすめたのだろう。いつもは犬小屋で寝るラナ、毛布があってもいつもよりずっと寒かっただろうに・・。

 スエレンさんと婚約者はラナの行動に心を打たれた。

「私の最愛の4つ足の友は大切なことを思い出させてくれました。それは “寛容な心” です」

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image credit:Suelen Schaumloeffel

その後たびたび訪れるようになった迷い犬

 それからというもの、ラナの “新しいおともだち” は時々姿を見せるようになった。だが、いつもあと一歩で逃げられてしまいやはりその犬の正体は謎のままだという。

 2人は愛犬のともだちが迷い犬であれば家に帰す手助けをしたいと考え、食べ物や水を置いて様子を見ている。

 「ラナは本当に素敵な子です。人は他者との暮らしの差を忘れてしまう時があります。自分さえ良ければと思うことも。でもラナのおかげで私たちは他者を無条件で思いやる心、それを思い出しました」

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image credit:Suelen Schaumloeffel

 またスイエンさんはこのエピソードをフェイスブックで次のように語っている。

私たちが目をそらし続けてもその問題は消えるわけじゃない。それは一時的に視界から追い出しただけだけのことで、問題はそこにあり続けるんです。

 目の前の困っている誰かがいる。たとえ見知らぬ誰かであろうとその誰かと毛布を分かち合い、心を分かち合う。相手の境遇を思いやることを教えてくれたラナ。2人はラナを心から誇りに思っている。

via:thedodo / facebookなど / written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 61件

コメントを書く

  1. 賢くて優しい子だのう
    ひょっとして生き別れの家族かも?

    • +20
  2. 全部渡すのは 施し
    半分に分けるのが もてなし

    ばっちゃがいってた

    • +89
  3. 迷ってるその子が無事保護されますように
    もしくは飢えや寒さで困ってませんように

    • +46
    1. ※6
      「コナン、生きて」と、空気ならぬ毛布を分け与えたわけか。

      • +2
  4. ラナちゃんの顔が、これがまた可愛くてもう…

    • +43
  5. おれの冷房なし自室の温度は36度…
    18度分けてあげるよぉぉおぉぉ!!!(錯乱

    • +71
  6. この前の記事みたいに元々知り合いだったのかもね

    • +13
  7. 何だよ…
    こういうのには俺、弱いんだよ…!!

    • +14
  8. 逃げちゃうなら野良か…?
    でもやっぱりわんわんはすげぇや

    • +8
  9. 偶然じゃない、絶対に意図を持って貸し与えてるのがすごい。

    • +29
  10. 顔見ると愛されてるのが分かる
    いい子だー

    • +27
  11. なんか動物同士で仁義?みたいなもんがあるっぽいね
    捕食者&被捕食者の関係でも助け合ったりするし、種族とか関係なく発動するようだし

    • +12
  12. ラナはまっすぐで良い目をしている。
    もう一匹は、野良で一緒に育った兄弟かもしれないね。

    • +11
  13. 子犬が外から引っ張っただけなんじゃないすかね…と感動の嵐の中一石

    • -31
    1. ※21
      毛布は犬小屋に敷いてあったんですから、誰かが柵まで持っていったんでしょうね、
      ラナさん もしかすると前からご飯も分けてたかも知れないですね。

      • +14
    2. ※21
      ラナが柵のところまで毛布を運ばなければ無理なんだが?

      ラナ「寒いよね。毛布半分使う?」→柵のすき間にぐいぐい押しこむ
      お友達犬「本当?ありがとう!」→柵のすき間から引っぱり出す

      • +25
    3. ※21
      最終的には外から引っ張っただろうけど、犬小屋からフェンスまではラナが運んだんじゃないかな?それだけで十分ラナは優しい子だよね。

      • +16
    1. ※28
      飼い主が書いたんだから、飼い主の敷地内が「こちら側」かと。
      真面目に、読解力は上げた方が人生で失敗が少ないと思うから、本などをいっぱい読んだ方がいいと思う。煽りじゃなくて真面目なアドバイス。

      • +10
      1. ※32
        文中に「柵を隔ててこちら側の毛布はラナ、向こうの毛布には見知らぬ犬である。」
        って書いてあるから※28は突っ込んでるんじゃない?

        • +2
        1. ※34
          確かに柵の向こう側が家の敷地っぽいんだよね
          犬小屋も見えるし、柵のこちら側は段差も下だし道路に見える

          柵の向こう側がラナで、こちら側が野良じゃないのかなと思ったけど文章は違うので
          自分も混乱してる

          • -3
          1. ※42
            動画(混乱をもたらしている画像の元)に「柵の外の通りから見たところ」って書き添えてありますよ。文章の解釈も画像の解釈も合ってます。それぞれ同じ状況ではないというだけで。

            • +1
  14. 大きい毛布を一生懸命柵までズルズル持ってったんだね、、
    あの子と分かち合おー!U^ω^U

    って(´;ω;`)

    • +19
  15. お互いの匂いで知り合いだったのかもね
    「寒いから貸してあげる」じゃなくて「引っ張りっこして遊ぼう」が動機だったのかもしれないが

    • +2
  16. 迷い犬?の方も全部引っ張ったりせず2匹で仲良く半分こなんて可愛いのう

    • +17
  17. 内容とずれるけど、寒いのに家にいれてあげないの?

    • -8
  18. 生まれ変わったら猫になりたかったが、犬もいいな

    • +3
  19. 結局二匹一緒に飼うことになったって続報はよ

    • +8
  20. *42
    単に文章の視点と写真の視点が違うだけで、混乱するほどのことじゃないと思うけど。

    • +8
  21. 全部毛布をもっていくような犬じゃなくてよかった。
    ラナみたいな心を持ってる人と結婚したいわ。

    • +4
  22. 「お兄ちゃん、あたしラナって名前になったの」
    「そうか。いい人間に拾われたんだな」

    • +2
  23. 野良ワンちゃん
    早く人間を怖がらなくなるといいね

    • +8
  24. ベートベンを思い出した、あの2匹みたいに犬同士の友情もあるんだなあ。

    • +2
  25. 当たり前の愛情を動物から教わらなければ解らない。
    そんな人間に一番の問題があるのでは。

    それにしてもラナちゃん偉いね~~。

    • +6
  26. 家族として迎え入れた優しさ、小屋に毛布を敷いてくれた優しさを他所の犬に分けてあげた。ラナの優しさは飼い主の優しさでもあると思う。こうして優しさは伝染していくのである。

    • +8
  27. ラナに教えられちゃったな😅
    近頃は腐った心を持った人間が増えてきた。

    ラナの様に美しい心を見習わねば!

    • +2
    1. ※57
       女子の台頭ですね、わかります

      犬並みに単純な社会にあれば人も優しくなれるだろうな

      • -3
  28. いい話だけど、寒いのに外飼いすんなと思った。暑い夏も動物だって辛いし、蚊とか虫に刺されたりそれで寄生虫などあるから家飼いが一番だよ。

    • -10
  29. カラスも、仲間を死に際まで見捨てない…

    • +3
  30. 犬には善とか偽善とか、そんなものは分からないと思う。
    本当の優しさだって分かるから、余計に心にくる。

    もちろん、飼い主さんから優しさをもらっていたから出来た部分はあると思うけど。
    この子きっとは生まれつき優しい子なんだね。

    人間の性善説とか性悪説だとかを思い出しました。

    • +4
  31. 寒いから毛布を足したってのに外飼いすんなってガイジかよ…

    • +1

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