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ヴェネツィアの運河から建物に伸びる巨大な魔の手の正体は?この後すぐ!!

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(著)

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 水の都、ヴェネツィア。その名のとおり、道路の代わりに運河が張り巡らされたこの街では、人々は自動車や自転車の代わりに船で移動する。観光用のゴンドラでは、船頭さんがカンツォーネを歌ってくれたりもしちゃう、歴史のある、美しい街だ。

 だがしかし!そんなヴェネツィアの一角で、運河から巨大な手現れた。なんだか建物を襲ってるように見えなくもないんだけど、果たしてその正体は??

芸術祭の為の創作作品

 実はこれ、アーティストのロレンゾ・クイン氏が、『ヴェネツィア・ビエンナーレ』という芸術祭のために創った作品なんだ。”Support”(支える)と名付けられたこの作品は、運河から巨大な二本の手が現れて、カ・サグレド・ホテルを支えている。ホテルの壁に、作品名 “SUPPORT” が書いてある。

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image credit: Colossal

環境問題へのサポートを訴える

 クイン氏がこの作品で表現しているのは環境問題への取り組みの重要性だ。海面上昇などをもたらす地球の温暖化に対して、手遅れになる前に対策を打たなければならない、とクイン氏は訴えている。

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image credit: Colossal

 「ヴェネツィアは流動する芸術の街で、何世紀もの間、文化をインスパイアしてきたんだ」と、クイン氏。「けれど、これからもそれを続けるには、我々の世代、そして未来の世代によるサポートが必要だ。なぜなら、気候の変動と老朽化に脅かされているからね」

「手」への挑戦

 クイン氏は、もともと人間の身体の一部分を題材にした作品で有名だ。今回は、なぜ「手」という題材を選んだのか?クイン氏はこう語っている。

「人間の身体の中で最も難しく、高度な技術が必要と考えられている部分を創りたかったんだ」

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image credit: Colossal

人間の二つの側面

 この作品は、水面から伸びた手が建物を支えている。だが、見方を変えれば、建物を破壊しようとしているようにも見え、見る者に恐怖を呼び起こす。

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image credit: Colossal

 クイン氏はこう言う。「手というものは力を持っている――愛の力と憎しみの力、そして創造の力と破壊の力をね」

 人間の持つ、「創造と破壊」という相反する力のバランスを取り直し、変化を起こして環境を変える力が「人間の手」にはあるとクイン氏は言う。

地球環境の悪化という時限爆弾は、爆発する前に止めなければならない。私たちも、少しずつでも取り組んで行かなきゃね。私の場合には、まずはゴミをきちんと分別するところからかな。

 クイン氏の代表的な作品はHalcyon Galleryで、また、Instagramでは、制作風景や他の作品の写真も見ることができる。氏の作品は人間の身体、特に「手」を題材にしており、大規模な彫刻からジュエリーデザインまで、あらゆるものに取り入れている。

via:boredpanda, Colossal, This Isn’t Happinessなど/ written by どくきのこ / edited by parumo

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この記事へのコメント 31件

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  1. ヴェネチアって丸太に樹脂染み込ませて
    柱にした後土台作って、
    その上に街が載ってるから
    いつか沈むって聞いた気がするなぁ…..

    逆に考えて、何百年もの間
    街支えられる丸太スゲーってなるけどね。

    • +4
    1. ※1
      沈下するので、その都度木材を継ぎ足して底上げしてきました。
      過去には造船も盛んで国の経済や海上貿易の基盤でしたから、木材は街を拡大し沈下を修正し経済を回して都市国家を存続させる為の重要資源なので、森林保護と木材の使用を制限する法律を作ったぐらいです。
      そのヴェネツィアが沈下していく建物を支える大きな手で、環境保護を訴えるのは面白いですね。

      • +1
  2. 芸術分野では欧州は本当に先を行ってるなあ、、、、と
    どこか思ってしまう

    • +5
  3. 以前に読んだ話だと、ベネチアの建物と言うか街全体が年間数mmくらいのぺースで沈下して行ってるらしいのだが、この作品はそういうテーマとは別の意図が有るみたいね。ベネチアの旧市街地はいつまでも保全して欲しいし、芸術家の作品が注目される事も良い事だと思う。

    • +4
  4. 巨大な手のアートがリサイクルが可能だったり、廃棄する時に自然に還る素材でできているのかどうかも説明して欲しかったな。

    • 評価
  5. ニンゲン「ちょうどこんな手が欲しかったっす」

    • 評価
  6. スマブラのラスボス思い出したのは自分だけだろうか

    • 評価
  7. 皆が「怖い」と感じてしまう前に一刻も早く”芸術”として広めなければ!

    • 評価
  8. 手なんか描くだけでも難しいのにこんな巨大なの歪みなく作れるのか?
    3Dプリンターつかったろ?

    • 評価
  9. ヴェネチアが沈んでるのは地盤沈下が原因でしょ。
    環境なんたらとは無関係。

    • +1
    1. ※17
      地球の気温や海流・気流の大変化は人類の営みとは無関係な、
      太陽系レベルの変化だからねえ(火星でも極地の氷が溶けてきてる)。
      1500年前は地球全体の気温が今より10度ほど低かったらしいし。

      確かに大量のプラスチックが海の生物に食べられてるとか問題あるんだけど、
      ヴェネチアの地盤沈下は関係ないよね。

      • -3
  10. 手首のシワや血管までリアルすぎてこえーよ!夜中に動き出しそうだw

    • 評価
  11. サムネで建物引きずり込もうとしてるように見えてぞわっとした
    地球の復讐みたいな感じ

    • 評価
  12. 16 いやこの10年位水没する回数が急増しているそうだ

    • 評価
  13. こういうのを川の中に造る事の方が環境破壊にならないか・・・?

    • +1
  14. お菓子の家を慎重に解体する手だと思いました

    • 評価
  15. ふぅっ・・・・・・てっきり”ヒトガタ”か”ニンゲン”が襲来したのかと・・・・・・

    • 評価

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