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9匹の我が子を育てるため、栄養失調でボロボロの状態になっていた母猫、全員保護され無事回復(アメリカ)

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 昨年10月、米カリフォルニア州の路上で9匹の子猫を連れた母猫が見つかった。彼らは非常に飢えており、中でも母親は深刻な栄養失調状態で立ち上がるのがやっとな状態だった。

 衰弱した一家が全員元気に回復することを願った保護団体は、長年猫たちの養母をしている女性に彼らの世話を頼んだ。

 一家を快く迎えた女性は、目の前に食事があっても食べずに必死に食料を探す母猫の姿を目にする。彼女は大切なわが子の命をつなぐため、自らの身を削って生きていたのだ。

栄養失調の母親と飢えた9匹の子猫たち

 2016年10月末、米カリフォルニア州の道端で9匹の子猫を連れた母猫が見つかった。彼らは非常に飢えており、中でも母親は深刻な栄養失調状態で立ち上がるのがやっとな状態だった。

 だがプレーリーと名付けられた母親と子猫たちが収容されたシェルターは満員状態で、弱り切った猫たちが過ごせる状態ではなかった。そこでワシントン州を拠点とする動物保護団体PAWSが彼らを引き取り保護することにした。

 とはいえ、総勢10匹のプレーリー一家が身を置ける場所はなかなか見つからなかった。だがどうしても彼ら全員を同じ所に置いてやりたかったPAWSは、これまでシアトルで多くの猫たちの養母となっているアシュリーさんに助けを求めた。

プレーリーと9匹の子猫たち

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image credit:Ashley @youngestoldcatlady

 その依頼にはベテランのアシュリーさんもさすがに驚いたが、すぐに快諾し一家をあずかることにした。

必死に我が子を守り続けたプレーリー

 到着した猫の家族は非常に不衛生だった。路上で暮らしだった彼らは病気にかかっていて、子どもたちが生き延びることを最優先にしていたプレーリーはごくわずかな栄養しかとれない状態だったのだ。

 まずは彼らを清潔にしてあげなければ、とアシュリーは一家を暖かいお風呂に入れてやり、暖房と食事を用意した。

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image credit:Ashley @youngestoldcatlady

 そして9匹の子猫たちはプリシラ、オレオ、ミャウディス、ウエンディ、ピーターパン、オリビア、デイジー、オリバー、オリーと名付けられた。

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image credit:Ashley @youngestoldcatlady

 それからまもなく、疲労と飢えで元気がなくなっていた子どもたちはうれしそうに駆け回り遊び始めた。だが、最も消耗が激しい母猫プレーリーはまったく食事をとらず、数日間ひたすら眠って体力を回復していた。

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image credit:Ashley @youngestoldcatlady

 しかし眠りから覚めた後も、プレーリーは食事をとらなかった。どれだけたっぷり食べ物を置いても、アシュリーの家の中をうろついて食べ物を探し続けるのだ。

 そのうえ彼女はキッチンカウンターに飛び乗り、目についたものを片っ端からくわえると子猫たちがいる場所にせっせと運び始め、わが子がそれを取りに来るまで続けたりもした。

 それは路上で9匹のわが子を養うために常に食べ物の確保に身を削っていたプレーリーの習慣だったのだ。

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image credit:Ashley @youngestoldcatlady

ようやく食べ物を口にした母猫

 だがまもなく彼女はそこがかつての場所と違うことに気づいた。今まで必死に養っていた子どもたちが満腹だと知った彼女はようやく安堵し、初めて自分の食事を取り始めた。心配していたアシュリーさんもとても喜んだ。

安心してくつろぐプレーリーと子猫たち

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image credit:Ashley @youngestoldcatlady
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image credit:Ashley @youngestoldcatlady

 その後一家は少なくとも一日に3~4回の缶詰とカリカリを食べ続け、やっと健康な体重を取り戻すことができた。

アシュリーさんのInstagramより、その後の猫たち

 自身がどれだけ飢えようともわが子に食べ物を与えていた母猫と9匹の子猫たち。彼らはもう路上で暮らすことはないのだ。

保護された一家の様子はアシュリーさんのInstagramで紹介されている

via:lovemeow・written D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 67件

コメントを書く

  1. 聖母信仰なんて信じない
    だけど、母親が子を守ろうとする
    それが物言わなぬ動物であっても
    いっぱいご飯あるから
    これからはお母さんも穏やかに暮らして欲しいな

    • +86
  2. 近所の野良も自分の棲み処は棲み処でダルダル暮らし
    自分の子供用にあえて別の棲み処を作り、そこで教育訓練
    してたっけ。猫の世界もだんだん変わってくるな

    • +5
  3. 養母じゃなくて里親って言うほうが一般的じゃね?

    • +3
    1. ※6
      縁組リストにのせるには若すぎる仔猫をある期間あずかって健康に育てる協力をしている方々のひとつ(しかも10頭いっきのキャパがある稀有な)がココなんじゃないかと思います。

      • +8
  4. 母性がなんちゃらとか、母は偉大とか、そういって美談にするのは嫌いなんだけど
    みんな助かってよかった。
    お母さん苦労したね……

    • +49
    1. ※7
      きちんとした母親・母性ってのは美しいもんだよ
      というか自分が美しいと感じたらそれでいいのさ
      考えてみれば「美談にする」って言葉自体が物凄く捻くれてるんだよな

      子供たちも母親に似て長くて綺麗な尻尾の美人さんたちだ
      今後も健やかに幸せに過ごしてほしいもんだな

      • +26
  5. 普通動物って自分の命に関わる状態になると
    自己生存本能で育児放棄するもんだけどね

    • +7
  6. 前日の記事のワンコのベラさんといい、このプレーリーさんといい、なんて母性愛が強いんでしょう。
    自分の命は二の次でひたすら子供たちを守る…
    これほど尊いもの、他にあるでしょうか?

    保護に協力してくださったアシュリーさん、ありがとうございます。

    • +48
  7. プレーリー母さん健気すぎるよ、
    受け入れたアシュリーさんも器が大きいね、
    それにしても NNNはなにをしてるんだ!

    • +16
    1. ※12
      NNN「残念ながら、日本ぬこぬこ協会の活動範囲は、日本国内ですにゃ。その地域の当該の組織にご連絡くださいにゃ」

      • +7
  8. かわゆい!
    俺は野良は害だと思う人だけれどいい人に助けられて助かる命があるのならそれに越したことは無いね

    • +6
  9. 自分のことよりまずは子どもたち…母親だなぁ…

    • +51
  10. 人間には子供虐待してメシも食わさない鬼母もいるのにな

    • -3
    1. ※16
      言いたい事はわからんでもないが育児放棄やそれこそ子殺し(餌としての場合もそうで無い場合も)は人間以外の野生の動物でもある事だぞ

      • +22
  11. 近所の家のガレージで出産した野良ネコは
    子猫4匹残してどっか行っちゃった(´・ω・`)
    1匹だけ我が家で引き取ったけど他の兄弟はどこ行ったやら・・・
    10匹まるごととはさすがに真似できないわー

    • +16
  12. アメリカで家では靴を脱ぐ習慣があるのって珍しいな

    • 評価
    1. ※18
      動画よく観てるんだけど、欧米では靴脱ぐ家庭増えてる感じする。

      • +2
    2. ※18
      床の木材が柔らかい木だとヒール等の痕がつかないように靴脱ぎが薦められるらしいですよ

      • +4
  13. 昨日はグレイハウンドのベラさんに心打たれたが今日はプレーリーさんか
    このママン達の母性は本当に素晴らしいわ

    • +16
  14. _人人人人人人人人_
    > ミャウディス <
     ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

    • +53
  15. 人間でも動物でも一定比率で育児放棄したり子ごろししたりする個体はいるし
    母性を過剰に神聖視すると結果的に困る人や生き物が出て来る

    その上で9匹のお母さんも引き取った里親さんも偉いってことには違いはないんですが

    • +27
  16. あぁ…だめだぁ…
    涙が止まらん……
    お母さん今までよく頑張ったね
    お疲れ様

    • +20
  17. 良い話ダナーと思う一方
    カリフォルニアで収容されて、ワシントンの愛護団体を経て、シアトルの家に着くまで
    洗浄さえして貰えなかったのかと、ふと思った

    • +10
    1. >>28
      生後間もない仔猫、低栄養状態、病気治療中の猫は不衛生でも洗うと体力の消耗と体温低下で死んでしまう可能性があるので、かなり元気になるまでお風呂とかダメなんですってよ。濡れタオルで拭くとかも慎重に温めながらでないと危ないくらい。全身毛皮で体の小さい生き物は濡れるとあっという間に冷えていってしまうからね…

      • +1
  18. 病気で熱出した時に夜通し看病してくれた親の姿を思い出したわ。

    • +5
  19. 猫お母さんも、引き取ったお母さんも
    みんなありがとう。おつかれさま。

    • +7
  20. 9匹?!
    プレーリーは、他猫さんの子供も引き取ったのかな?

    • +1
  21. あかんて  今ベラの記事をまた見て涙目なのに
    鼻水が洪水のようや・・・  (´;ω;`)

    ドアから出てきたみんなを見て笑い泣きなった

    • +9
  22. ククク…よく聞け。
    この猫どもが生涯食い物に困れず、
    ふんだんな愛情を拒否できない呪いをかけた。
    思い知るがいい!

    • +36
  23. ハッピーエンドでよかった
    お祝いにドアストッパープレゼントしたい

    • +20
  24. ドラえもんの先見性は凄いなあ。
    社会問題になってもいない時代に
    しかも児童向け漫画で十数ページで
    やっちゃうんだもん。

    • -1
  25. あああ…極度の栄養失調症になると、頭が物凄いバカになっちゃうよね…わかるわかる
    それでも我が子第一に行動してしまうのが美しすぎる
    母の愛だなあ

    • +13
  26. 前回の犬の記事もそうだけど、こういう記事見ると泣けちゃってしょうがない。
    みんな助かって本当によかった。

    • +8
  27. 世の中確かに不幸が溢れている
    しかし、だからこそ小さな幸せを拾い集めようではないか

    イェー!猫ちゃんたち助かって良かったー!
    いい人に拾われて良かったねフゥフフゥー!!

    • +10
  28. よかったよかった
    しかし母の愛は偉大だなあ

    • +6
  29. 天下のNNNにとっても今回は難儀な案件だったろうなあ

    • +17
  30. 都市部では子育ての上手い母猫が
    地域ボスになるんだよね。
    狭いエリア内では同じ時期に生まれた兄弟猫は
    概ね良い関係だけど、時期が違えばほとんどライバル。
    ただし母猫だけは常に大将。

    • +5
  31. 育児放棄や子供を食べちゃう猫も結構いることを思えば
    この母猫の母性愛の強さはすごいとおもう
    幸せになってほしいなぁ

    • +8
  32. この母猫が聖母ならば、10匹を二つ返事で引き取った里親さんもまた聖母だな。
    動画の音声を聞いてもこの10匹をとても可愛がっておられるようだし。
    いくら動物好きでも中々出来る事じゃ無いぜ。

    • +19
  33. (Фω(Фω(Фω。゚(゚´ω`゚)゚。ωФ)ωФ)ωФ) 善意が身に染みるあー!

    • +3
  34. 野良の三毛猫が3匹の子猫と共に餌をねだりに来ていたので、餌をあげていたら、いつの間にか三毛の母猫は来なくなった。
    これって、信頼して子猫達を置いていったのかな?

    • +8
    1. ※57
      猫に選ばれし勇者よ、羨ましい・・・

      • +2
  35. 人間の場合母親と子供って産まれた時点で10ヶ月の絆があるんだよね
    目が見えなくても本能で母親のお乳を探す
    お腹の中で文字どうり一つになって一から大きくなっていくって凄く神秘的だと思う

    母親が産み落としたから全ての動物や人間が存在してる
    母親が産めなかった時点でこの世に存在する事が出来ない

    改めて妊娠中の浮気とかやり逃げ男とか死ねばいいと思う

    • +6
  36. 6枚目のワンコの表情がなんとも言えないw
    いくら可愛い猫でも、これだけの数に一斉に注目されると圧倒されるわな。

    • +3
  37. プレーリー母さん小っちゃ
    あの小さな体で9匹をあのサイズまで育てたのか
    …って9匹って多くないか?
    良く産めたなあ

    • +3
  38. もしやオレオさんだけの仔猫じゃなく、姉妹か親友の忘れ形見も必死に育てた結果の9頭じゃ……歳取りたくないなあ、目から汗が。

    • +3
  39. やっぱアメリカは家広いからいいな
    猫山ほど飼いたい

    • 評価
  40. もう歳のせいか目から熱い汗が・・・

    • +1
  41. 家族総出で家外のワンコ見つめてる絵が一番微笑ましくて好きだw
    俺も金持ちならこういう猫ちゃん家族丸ごと保護して死ぬまで面倒みるんだけどなあ・・・

    世の中にたくさんいるお金持ちの皆さん、どうか俺のかわりにこの願いをかなえておくれ

    • +7
  42. 子猫と言いつつけっこうでかい、生後二ヶ月弱かそれ超えてるかも
    お○ぱいだけの時期もあるけど母猫がずっと9匹分の仔の餌を
    必死に探してただろう姿を思うと泣けてくる

    本当に保護してもらえてよかった…

    • +7
  43. まあ猫にも個性があって、育児放棄するのはギリギリ独り立ち出来るとみた猫か性格で育てられないと思った猫だと思う
    こうやって育ててる猫も見た事あるし、実際に引き取ったからわかる
    子猫6匹が、道路を渡りきるまで見てるんだよ、危ないから引き取ったけど
    母猫は、普段は逃げるんだけど、やはり我が子の為に人間が怖くても寄ってくる

    • +4
  44. ギリギリだったけど報われて良かったね! 安心して暮らせるね。

    • +2

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