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サイエンスミステリー:疑惑の死を遂げた11人の一流科学者

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(著)

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 21世紀が始まって、その分野を先導してきた幾人もの科学者が突然亡くなっていることに気がついた人もいるかもしれない。ある者は殺され、ある者は事故で亡くなった。一部では陰謀によって消されたという噂もある。ここではそうした疑惑の死を遂げた11人の科学者、10のケースを見ていこう。(一部解決したケースもある)

10. ロドニー・マークス博士

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 オーストラリアの天体物理学者ロドニー・マークス博士は急性メタノール中毒で亡くなった。調査では自殺の線は除外されたが、そもそもなぜ中毒を起こしてしまったのか判然としない。時間が経過しても、その原因がはっきりすることはなさそうだ。

 2000年5月12日の事故当時、マークス博士はスミソニアン協会に雇われ、アメリカ国立科学財団向けの南極調査プロジェクトに参加していた。しかし、その前日突然体調を崩し、吐血までしている。

 ちなみに、プロジェクトの調査員からは、協力が得られず、調査が困難になっているというアメリカ国立科学財団に関する不満も漏れ聴こえる。リチャード・マクエルレアは、関連情報と報告書がニュージーランド警察に供されていたことについて非常に不満だった旨を証言している。

9. ドン・ワイリー博士

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 2001年12月20日、ドン・ワイリー博士の遺体がミシシッピ川から引き上げられ、警察によって殺人と判断された。彼が最後に目撃されたのは11月15日のことである。遺体発見の翌日、テネシー州の橋で彼が乗り捨てたと思われるレンタカーが発見。直ちにFBIが捜査を開始するが、車から降りた直後に誤って橋から転落したことによる事故死であると断定した。

 しかし疑惑は残る。まず問題の橋の両脇には2メートルのフェンスがあり、不可能ではないにしても、”転落”することは難しい。さらに彼の死から間もなく、アメリカでは炭疽菌入りの封筒が郵送されるという事件まで起きた。ワイリー博士はその出所を知っていたのではないかという噂もある。

8. ターニャ・ホルツマイヤー博士

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 2002年、ピザの宅配だと思ってドアを開けたターニャ・ホルツハイマー博士は同僚によって射殺された。犯人のファンは車に乗って逃走するも、間もなく死体となって発見。どうやら自殺をしたものと思われた。犯行の動機について確かなことは不明であるが、”社内規定”に違反した廉で解雇された腹いせだとされた。

 ホルツマイヤー博士とファンが勤務していたPPDディスカバリーの従業員には箝口令が敷かれており、事件の詳細については謎が残されたままだ。

7. ベニート・ケ博士

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 2001年11月12日、フロリダ州マイアミ大学医学部内の実験室の外でベニート・ケ博士の遺体が発見。ひどい暴行を受けており、強盗に遭ったものと思われた。地元メディアによれば、博士の死亡時刻前後、犯行現場付近で色の濃い服を着たバットを携帯する4人の男が目撃されたという。

 しかし、警察は死因は心不全と発表すると、それ以上の情報公開を拒否。何らかの隠蔽工作ではないかと囁かれるようになった。ケ博士は細胞生物学者でHIVなどの感染症の研究を行っていた。

6. ロバート・レスリー・バーグホフ博士

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 ロバート・レスリー・バーグホフ博士はただバンに撥ねられただけではない。車の犯人はわざと博士が歩いていた歩道に乗り上げ、彼に向かって突進し、そのまま現場から逃走した。2003年11月20日のことだ。

 バーグホフ博士は当時、クルーズ船を襲ったインフルエンザのアウトブレイクについて調査を進めていたが、偶然かあるいは必然か、このときテキサス内でもインフルエンザが大流行していた。彼はまた遺伝子マッピングの専門家でもある。こうした背景がひき逃げ事件に関連していると見る向きは多い。

5. ウラジーミル・コルシュノフ博士とアレキシ・ブルシュリーンスキー博士

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 微生物学のロシアの研究者は2002年初頭のモスクワで2週間の間をおいて殺害された。ロシア科学アカデミーの会員であったブルシュリーンスキー博士は1月28日に暴行を受け死亡。警察発表では物取りの犯行だとされている。

 それから2週間後の2月8日にはコルシュノフ博士が自宅からそう遠くない場所の通りで、やはり暴行を受け死亡。当時、彼はロシア州立医科大学(Russian State Medical University)の微生物学の責任者であった。

 いずれの事件もたまたま標的にされたと発表されているが、陰謀論者はそれを真に受けてはいない。

4. ユージーン・F・マローブ博士

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 ユージーン・マローブ博士は未だ評価の定まらないフリーエネルギーの権威であった。おそらくそれゆえだろう、彼が子供のころに暮らしていた家のドライブウェイで遺体となって発見されたとき、家賃の未払いを巡るトラブルからの犯行という見解に反して、多くの陰謀論者が”消された”のだと確信した。

 事件が起きた2004年5月当時、マローブ博士は家をシャファーズ家に貸していた。シャファーズの息子チャドは恋人のキャンディス・フォスターと友人のモーゼル・ブラウンとともに殺人の罪に問われている。警察によれば、チャドはブラウンと一緒にマローブ博士を殴って殺害した後、フォスターの助けをかりて強盗のように見せかけたという。

 奇妙なことに、シャファーズ家との明らかな接点があるにもかかわらず、逮捕までには7年を要した。

3. ジョン・マレン博士

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 物理学者として核を研究していたジョン・マレン博士は2004年6月、ヒ素中毒で急死した。健康ドリンクに致死量のヒ素が入っていたことが原因とされている。当時、博士はボーイングとの契約による仕事を進めていた。

 さらに事態を複雑にするのが恋人のタマラ・ラロだ。彼女は殺人の容疑者として逮捕寸前だったが、自宅で死体となって発見された。当時、警察は自殺か他殺かは公表しなかった。マレン博士の死について裁判は行われないようだ。

2. イアン・ラングフォード博士

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 2002年2月11日の遺体発見現場の奇妙な状況にもかかわらず、警察は48時間以内に不審な点はないと発表した。イアン・ラングフォード博士は半裸で、傷を負っており、しかも自宅の椅子の下で発見されている。傷は自傷によるものか、過去の事故でついたものだという。非公式ながら、発見現場は血まみれだったという噂も流れている。

 ラングフォード博士は環境リスクの権威で、同僚からはその分野においてヨーロッパの権威の1人とすら評されていた。

1. ジョン・イム博士

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via:10 Leading Scientists Who Died In Suspicious Circumstances// written & edited by hiroching

 2005年に起きた引退したミズーリ大学の教授の殺人事件は好奇心をそそるものだ。遺体の発見者はガレージ内で車が燃えているという通報を受け駆けつけた消防士である。消火を終えると、車のトランクの中から遺体が見つかった。胸に複数の刺し傷があり、そこに入れられる前に死んでいたと推測される。

 遺体発見から10年近くが経過した2013年、ティモシー・ホーグという常習犯が浮かび上がる。しかし、この男は博士の遺体が発見されたガレージから身を投げて自殺した。

注:海外からの情報には誤りが含まれていることがあります。できるかぎり情報精査に努めていますが、力及ばす誤りが含まれたままの場合もあります。公開後、誤りを発見・指摘された場合には、順次記事の追記・訂正を行っていますが、外部サイトで閲覧している場合は新しい情報が反映されません。最新の記事は元記事でご確認ください。

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この記事へのコメント 33件

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  1. ロドニー博士は恐らく、見てはいけないアメリカ・スミソニアンチームが行う実験の本質を見てしまったのでは?

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  2. なんで死因とかを隠す必要があるのだろう
    怖いほんと怖い

    • 評価
  3. 2002年が多いな
    それとも海外では年に数人の科学者が殺されるのが普通なのか

    • 評価
  4. 環境リスクの権威とフリーエネルギーはプンプン匂う
    やっぱり温暖化進んでるんじゃないのか?
    一般市民の消費活動が省エネとかで弱まると困る人が動いてるんじゃないの?

    • +7
  5. 科学者の定義がどの線かわからんが何万人もいる科学者の内、毎年数百人ていど亡くなったら一人二人は不審死あるんじゃないかな。
    アメリカの大学だけでも教職員のうち博士号を取得し、かつ研究を主業務と回答した者だけが研究者とされ、「National Patterns of R&D Resources:2002 Data Update」のTable 8によれば、11万8,000人も居るとされてるし。

    • +2
  6. 社会や世界に影響を与えない凡人で良かったと思っておこう。

    • +6
  7. アタカマ電波天文台の日本人所長が物盗りに撲殺された件もあったな

    • +5
  8. 理研の笹井芳樹は入らないのでしょうか?

    • +6
  9. ジェラルド・ブルはモサドに殺されたから…

    • +8
  10. ワイリー博士はもしかして青い体のROCKなロボットにやられたのでは?

    • +1
  11. 不謹慎だが「博士」の不審死にはワクワクゾクゾクする!
    映画の見すぎか

    • +1
  12. 日本でも筑波大学であったような・・・。

    • +2
  13. 1980年代に広島大学で学部長が殺害された件も迷宮入りしかけたが、結局助手が犯人だった。

    • 評価
  14. 書いてあるひともいるけど、最低限なんの研究をしていたかがないと。

    • +4
    1. ※16
      悪魔の詩事件か
      あれは科学者ではないが一応ミステリーではあるな

      • +1
  15. ジョン・イム博士は仏になられたのだ・・・

    • +2
  16. 毒性の高い化合物を扱っている研究者だと、慢性的な中毒で体を壊すことは
    たまに聞くけど、これを利用した殺人とか起こってそうで怖い。

    • +2
  17. 不謹慎だが ジョン・イム博士の容疑者 めちゃイケメン

    • 評価
  18. 単なる事故死であって欲しいが、謀殺された可能性もある。

    • 評価
  19. ほとんどが謀殺されたのだろうが、一部の権力者の都合でどれほど人類の損失になったのだろうか

    • +1
  20. 犯人を追及しない理由には権力者の子弟であるとか他の理由があるかもね

    • +1
  21. もし、殺されるほど重要な発見したならpcに研究結果が残ってるはずだし
    それすらも消されてるなら陰謀と言える
    でも同僚や仲間にメールで知らせたなら、それは残る
    やっぱ偶然じゃないんか

    • +1
  22. 最近よく思うけど、この手の記事の補足が乏しすぎる。
    いちいちwikiを見なきゃいけなくて面倒。
    改善してください。

    • 評価
  23. こんなんだから低級な存在からいつまでも抜け出せないんだよ人間は、恥ずかしい

    • +2
  24. 発展には邪魔が入るのはどうしてだろう?。暮らしとか楽になるのに・・。

    • -1
  25. 車の犯人はわざと博士が歩いていた歩道に乗り上げ…
    犯人の車じゃなく、車の犯人なんだな。
    犯人の意思で車をわざと歩道に乗り上げたんじゃなく、
    犯人である車の意思でわざと歩道に乗り上げたんだな。

    • -1
  26. 特定の科学的事実を汚いやり方でもみ消そうとする人間には、狡猾で利己的な人物というよりは、学者としての業績は特に無くて政治運動ばかりの単純明解な善人系無能インテリが多いと思ってる。

    • 評価
  27. 陰謀論って、その論者の政治的な嗜好が垣間見えることがあるから興味深いよな。

    • 評価
  28. 29
    ムカデ砲の事例とか明らかに大統領の署名による殺害許可で行われた物だろうに

    • 評価

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