この画像を大きなサイズで見るトゥレット障害(トゥレット症候群)をご存じだろうか?発達障害の一種でチック症状がでるが、そのひとつに汚言症がある。
不謹慎で冒涜的な言葉を発するのを抑えることができない……この症状はトゥレット障害の患者の10~15%に見られる。
汚言症のあるトゥレット障害の患者は比較的少ないものだが、この障害の主要な症状として認知されている。この誤解は、患者に対するステレオタイプな見方を助長する。この偏見のおかげで、失言をしたことのない残り90%の人たちまで辛い目にあっている。
トゥレット障害とは?
初めて記されたのは1885年で「トゥレット」の名称は、フランスの神経内科医ジョルジュ・ジル・ド・ラ・トゥレットにちなんだものだ。”チック”という、突然の自分の意思によらない動きや発音を繰り返し行う症状を主な特徴とする神経精神疾患である。
トゥレット障害のチックには運動チックと音声チックの2種がある。運動チックは瞬き、首振り、腕や肩を振り回すといった意図しない体の動き、音声チックは唸り声、咳払い、単語やフレーズを叫ぶといった意図しない発声である。
大半の患者に見られるのは、”単純チック”といわれる少数の筋肉の動きをともなうもので、瞬き、しかめっ面、あるいは唸り声や咳払いを繰り返す。
だが、”複雑チック”というより広範な筋肉が関与するものもある。複雑運動チックではしかめっ面、首振り、肩を回すといった動作の組み合わせが起こり、また複雑音声チックでは単語やフレーズが発声される。
トゥレット障害が最も多く起きるのは5~10歳の子供である。アメリカでは6~17歳の360人に1人の割合で発症しており、男児は女児よりも3~5倍発症率が高い。
その原因は?
原因については不明であるが、研究からは大脳基底核(動作の協調に関連)の異常に起因することが示唆されている。また遺伝的な要因も指摘される。患者の多くにはSLITRK1遺伝子の突然変異が見られる。
かつては「親の養育」「家族機能」などに原因を求められたこともあったが、現在では統合失調症や自閉症と同様、それらの説は否定されている。しかし精神的ストレスで悪化するなど、症状の増悪に環境要因が関与しているのは事実である。
チックは抑えらえるが制御ができない
別のよくある誤解が、トゥレット障害の患者はがんばればチックを抑えることができるというものだ。だがこれは正しくない。国立神経疾患・脳卒中研究所は、一部の患者は一時的にチックを抑えられるかもしれないが、多くはその間に酷い緊張を経験すると報告していることに言及している。
患者の多くにとってチックは日常の支障ではなく、よって治療も必要としていない。しかし中には、チックがストレスの原因となったり、学校、仕事、社会生活における問題となって、日常に支障をきたすようになる者もいる。こうした場合は、投薬や行動療法が用いられる。
治療薬には、ハロペリドールやピモジドなどの神経安定薬が使用される。チックが完全になくなることはないが(チックを完治させる方法はない)、患者がこれを管理するうえで役に立つ。
行動療法としては、チック認知行動介入(Cognitive Behavioral Intervention for Tics = CBIT)があり、競合反応を利用してチックの制御を行うほか、チックが起きる衝動に耐える訓練をする。
トゥレット障害に向けられる偏見をメディアが助長?
すでに述べたように、罵り(ののしり)や下品で不謹慎な言葉を抑えることができないという症状は、トゥレット障害患者の10~15%にしか現れない。それなのになぜ汚言症が主な症状だと誤解されるようになったのだろうか?
国立神経疾患・脳卒中研究所のマーク・ハレット博士は、この症状が「非常に劇的」であることを挙げている。あなたが電車に乗って座っているとしよう。すると向かい側にいた人物が、口汚く罵ったり、人前では憚られるような発言をし始めた。あまりの不穏さに無視するわけにはいかないだろう。どうしても人目を引くことなり、人の記憶に残る。これが汚言症にまつわる誤解の原因だ。
もちろんマスコミはこの誤解を解こうとはしてない。それどころか、まったく逆の情報を流すこともある。メディアの大半はトゥレット障害について悪口を抑えられない人と説明し、しばしばこれは滑稽な感じに紹介される。例えば、『サウスパーク』というアニメのあるエピソードでは、トゥレット障害患者の振りをして罵ってばかりいるカートマンというキャラクターが登場する。
こうした描き方は”人畜無害な笑い”と受け止められがちだが、患者にとっては事実無根のレッテルでしかない。
トゥレット障害の周知について
ハレット博士はこのレッテルをなくすために、トゥレット障害の症状について周知させる必要があると話す。これは医療関係者や患者らの意見でもある。こうしてアメリカでは5月15日~6月15日はトゥレット障害の啓蒙月間に指定された。
キャンペーンはアメリカトゥレット障害協会が推進しており、障害への理解を促すことで偏見の解消を目指している。昨年実施されたオンラインアンケートでは、この障害に関する一般の認知度を調査した。結果、61%の回答者が過去に医療の専門家からトゥレット障害に関する十分な情報を与えられたことがないと答えている。また教育の専門家間のきちんとした理解の必要性ならびに一般的な偏見の是正の必要についても浮き彫りにされた。
こうしたトゥレット障害患者への偏見を正すためには今後一層の努力が必要だろうとハレット博士は訴える。
「私が研究を始めたときは正体不明の障害でしたが、今ではよく知られていますし、診断も増えています。一方で、その症状については理解されていません。専門家においてすら、まだまだ勉強不足です」
via:Tourette’s syndrome: More than meets the ears/ written hiroching / edited by parumo
日本では認知度も低く、トゥレット症候群を診断できる医師も少ないのが現状だそうだ。平成17年に施行された発達障害者支援法では、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」としているが、トゥレット症候群は「その他これに類する脳機能障害」に含まれている。
トゥレット症候群は、自閉症やその他の発達障害と同様に正しい理解と支援を必要とする障害であり、周囲の理解がないために、誤解されて悩んだり、症状を悪化させたりしている患者も多いという。via:トゥレット症候群の症状や治療














宇宙の中心で汚言言いまくってる神様がいたような
サウスパークで結構前にネタになってたな
この病気になったって事にして暴言吐きまくるやつ
なんだこの野郎!
本当かどうか知らないけど医療用大麻でトゥレットは改善できるらしいね。
「医療大麻で難病トゥレット症候群(≒チック症)が劇的に緩和される」
もしこの動画が捏造じゃないならなら凄いけど、日本じゃ利権の関係で無理だろうな。
※4
カートマンな
※4
それは十分ありえると思うよ
何故ならナルコレプシー、ADHD、チック症なんかは神経伝達の異常によって起きると言われてるから
そしてそういった障害の薬は共通して 中枢神経に作用する薬だ
チックと診断されてるんだけど自覚できるのは瞬きくらいなんだよなぁ。
他にどんな症状が出てるんだろう。
頑張って抑えられるなら病気じゃなくて単なる性格の問題になっちゃうじゃん。
制御できない脳の暴走だからこそ病気として認定されてるんだけどね。
外から見えない病気ってのは本当に厄介だわ。
こどものチック症って360人に1人くらいなの?もっと多いように思う。指しゃぶりとか耳をさわるとかまばたきが多いとか、無意識な運動をしてる子は10人に1人くらいいそうだけど。
それともこの記事で触れられているのは別なの?
いわゆる「悪魔憑き」とされてきた人が多そうだよね
※10
舌打ち(チックの名前の由来)、咳払い、鼻ならし、首振り、顔しかめ、口すぼめ、肩上げ(北野武がやってるアレはそうじゃないかな)などなど。 リラックスしてると出ないし、指摘するとひどくなることも多いので、なるべく言わないほうがいいことが多いです。
昔勤めていた会社の人間が、これだった
本人の意思とは関係なく「おxぱい」「おまXX」って口から出ちゃう
初見だとみんなギョッとしてたわ
正直どうすることもできないから、生きづらいだろうな
元気にしてるかな
知人に、突然奇声に近い独り言(?)を発する人が居るんだけど、そういう障害だったのかな…。
見ていると確かに無意識に叫び出すと言うか、コントロール出来ないんだろうなと。
途中で気付いて慌てて独り言っぽく誤魔化している感じなんだよね。
比較的リラックスしている状態で頻繁に起こるから、全く制御出来ない訳では無さそうなんだけど、傍目から見ると奇妙だしちょっとイライラしちゃうんよ…。
チック症状&発達障害の一種と聞いて、とても腑に落ちたわ。
色んな障害が有るもんなんだねぇ。
理解が進む事で奇異な目で見られたりしない様になるといいなぁ。
お笑いのアームストロングの人がそうなのかな・・・
子供の頃、病院の待合室でおばさんが静かに立ち上がって
目を剥き、ベロをつき出してぶんぶん首を振り始めたことがあった
騒ぐでも慌てるでもなく普通な感じで座る→奇行を繰り返すので、俺にしか見えない霊現象かと思って震えたわ
大人のチック、それも反応が大きく出るタイプは日常生活大変だろうな…
この汚語症とは汚いとされる単語を知らなければ出ないものなのだろうか
ワイ、チックだと最近気付いた。ストレスの度合いでチックが酷くなる。汚い言葉吐く方じゃなくて 行動の方。自分でも結構しんどい。
※18
※21を書いた者ですがですが、
そうそう。「お×××」て言ってた…。言おうとして慌てて他の言葉に変えて誤魔化すみたいな。
なぜよりによってそのワードなのか凄い謎なんだけど、共通してるもんなのかな。
チックは知ってるけど
汚言症なんて初めて聞いた
いろんな障害があるもんだなぁ…
たまに奇声をあげたくなったり、つい出しちゃうことがあるけど、
もしや…
ひどくなったら嫌だな。
東京怪童で見た気がする
汚言症は実際に遭遇するとかなりキツイ
山手線で「キムタクの金⚫️がま⚫️こに…」と早口で連呼してたおばあさん
※22
それは、たぶん禁忌とされているというか背徳的というか、その人にとってもっとも言うにはばかる言葉だからだと思います。
仮に、アホがその人にとってもっともいけない言葉だったら、アホというようになるだろうと思われます
満員電車で乗っている多くの乗客が思ってたかもしれないことだが、途中の駅でドアが開いた途端『おい、降りろ!!』と叫んだ青年がいた。
以前から発達障害ありと見られていた子だったので誰も何も言わなかったけど、あれがそうなのかな?
思ってても言わないことを言ってしまうとか。
これ、その人が自分でNGだと思ってる言葉が出るって事だよね?
どんな時代どんな社会でも同じ汚言が出るとは思えないし
※24
たぶんアームストロングじゃなくてプラスマイナス岩橋君のことですね。大好きなミスチルのCDを割り、交通事故が怖すぎてバイクで電柱に突っ込み、島田紳助・東野とドライブに行けば緊張の余り紳助にメンチを切り続けた男…(なお紳助は分かっているのでドライブの間中付き合ってやってた)
アームストロングは「安心してください、穿いてますよ」の安村がいた方。もう解散しちゃった。
ネット汚言症が多すぎてな
こういう障害は自己申告で発覚するしかないのが辛い。赤の他人では口出し出来ないから身内が気付いてあげるしかないんだけど、日常化していて感覚が麻痺してしまう。
医療用発達障害診断チャートに汚い言葉を口にしますか?とあったけど答えに詰まった。
子供の言うウ○コは汚くない気がするし。
難しい障害だよ、全く。
この症例とは違いますが、多動性の見られる人(老若男女)にノートとペンを渡して、何かしたい衝動や何かしたく無い衝動に襲われたら、好きに書いて良いすると周囲との衝突は減りますね。
習慣化できると落ち着いて書き物している様に見えますし。内容は見せても見てもイケません。
汚言症が一番誤解を生みやすい症状なんだから周知されるのは重要だと思うんだが。
※29
うちも最近そうかも
ストレスが前よりはっきり強く感じて手遊びというかイライラすると首のあたりくしゃくしゃしちゃう
すこしすっきりして癖になってしまって無意識にしてる時がある
舌打ちは前からだけど
漫画家の清野くんがこの障害持ちだって言ってたな
作品読むとその突飛な言動が面白さにつながってる気がする
滅茶苦茶悲しいことが起こると心の中で必ず「ざまあみろ」という声がする
幸い口からは出ていないがちょっと似ていて戦々恐々としている
悲しい感情とざまあみろの言葉が完全に解離している
人間を家電製品とするなら、物凄い種類の欠陥の可能性を抱えてるって事なんだね。複雑だからこそ人間って未完成で、色んな不具合が出るのかな~。
しかし何故外人って人種差別にはうるさすぎるぐらい敏感なのに障害者差別にはゆるゆるなのか・・・?
たしか重度チックの患者さんが脳に脳波を調整する機械埋め込んで劇的に改善した話を聞いたけど早く一般的な治療法になってほしい
ネットでたまにみる「糞」という言葉を使う人がいるけど(例:糞面白い、糞美味い等、糞をつける必要のないものにも糞を付けたがる)、どういうことなんだろうね。
今回の記事に出てきた事例をだして「俺は◯◯だから糞というのは仕方ないんだ、だからこれからも糞を広めるぜ!」とかになるのだろうか。
ダンカン、バカヤロ
電車でカラフルな服のおばさんの横に座ったら突然めちゃくちゃ汚い言葉と叫び声を出す人だった
しかし移動すると文句を付けられそうで怖くて目的地まで耐えていた
トゥレットなのかその他障害あるのか知らんけど、そら偏見もありますわ
いつこちらに腕を振り回されるか分からなかったもん
うちの弟はまさにこれ、そして汚言症セット
薬飲んでも不規則な生活をしたり、飲酒すると薬が効かないよ~…
汚言症も結構ところ構わず出る、仕方ないけど…
だから白い目で見られると当事者じゃないけどウッ…ってなる
※37
そうだと思う
汚いと思っているというより、その言葉を発すると周りが自分に注目してくれる、周りの空気が動く、それが記憶にこびりついて
癖というか習慣のように出てしまうんじゃないかな
だから頑張れば言わないこともできる、というのも納得できる
ダーティー ハリーみたい。
前に夕方のニュースでこの病気の患者の生活を映してたな
それまで普通に生活してたのに、突然この病気になってからはまともに人前にも出られないし取材中も突然呻き声や雄叫びを挙げたりして本当に辛そうだった
以前通勤途中に、通りかかる人に対して喚いたり卑語を吐いたり、横をすれ違うときに
大げさに距離を取って避けたりする人が一人いたけど、池沼なのか汚言症なのか
いまいちわからなかった。
痛ましい事件が起きたばかりなのでタイムリーな記事です(大事件の方じゃなく、その前の事件です)
通勤電車に載ってますね
うわあ…これうちの父親そうだわ。ちなみに典型的発達障害疑惑。
なんとなくリアムギャラガーを思い出した。あの人はまた別かな?
いあ いあ
こういうの、不謹慎ながら面白いな人間って、と感心してしまう。
「意図せずに」なのに「汚い言葉であるという意図のものを」わざわざ選んで発するわけで、
どういう機能障害だとこういうことになるのかさっぱり解らんわ。
不謹慎な発言や笑いを辞めたくてここのページに来たけど汚言症とはちがくて
※50みたいな感じの発言を良くしてしまうんだよね。
思うだけならいいのだろうけど、ポロッと口に出てめっちゃ引かれてるんじゃないかと困る。
眠い
一つも障害がない人なんていないんじゃないのか
自分自身含めグレーとブラックが跋扈する世界だと思う
汚言症の姪っ子が可愛がれない。息をするように汚言を吐く子にどうやったら愛情持てるのか…
自分の子だったらと思うと怖い
記事でサウスパークを取り上げてるけど、
ちゃんと話を見たら「好きでこんな事を言っているんじゃない」「トゥレットのせいでいじめられた」と作中の当事者が言っているし、
トゥレットと言っておけば汚い言葉を言いたい放題できると悪用するカートマンを、トゥレットの人と一緒に懲らしめる話だよ?
取り上げるなら、そこもちゃんとフォローすべき
サウスパークファンとしては記者の悪意ある書き方に悲しさを覚える
※54
ワンピースのサンジに影響されたんだろう