この画像を大きなサイズで見る1957年9月12日、ニューヨークの某スタジオで市場調査員であるジェームズ・ヴィカリーが記者会見を開いた。その内容は驚くべきものだった。映像内に視聴者が知覚できないほどの一瞬だけ、「コーラを飲め」や「ポップコーンを食べろ」というフレーズを何度も流すことで、コーラとポップコーンの売上をそれぞれ57.7%および18.1%伸ばすことに成功したというのである。これは”サブリミナル広告”と命名された。
ヴィカリーの思惑では、煩わしいテレビCMに取って代わる可能性のあるこの発見は、アメリカ中からの喝采と賞賛を受けるはずだった。しかし、実際には洗脳に対する恐怖と反感を呼び起こすことになった。
そして1962年、とうとうヴィカリーは発表できるほど十分な調査は行われておらず、一切を悔いていると白状したのだ。
それでもサブリミナル広告の威力に対する懸念は収まることがなかった。1957年のパニック以来、イギリスではその使用が禁止されている。実際のところこの一連の流れは、一般大衆の洗脳を懸念するSF的な冷戦の単なる余波でしかないのだろうか?
この画像を大きなサイズで見るでは実際にサブリミナルCMは効果があるのだろうか?
言葉を知覚できないほどの長さで表示すると一定の効果が発揮されるという見解について、かねてから心理学者は賛同を示してきた。実際、2006年にユトレヒト大学の研究チームが、実験室における極めて限定的な環境においてはサブリミナル広告が有効であったことを確認している。
同チームによれば、サブリミナル広告は視聴者が既にその製品を知っており、好感を持っている場合にのみ有効であるらしい。しかし、一瞬の表示によって製品名に対する”意識的なアクセス”を促進することがその原理であるため、コカコーラなどのこれ以上親しみようがないほどポピュラーな製品に対しては効果が見込めないようだ。
だが、未だ答えが出ていない本当の問題は、かつてヴィカリーが主張したように、これを理路整然とした実験室ではない乱雑な日常の中で、しかも大衆に対して再現することができるかどうかなのだ。
BBCラジオが公共の場で実験を行う
BBCラジオ4のドキュメンタリー番組ではこの問いに答えるべく、公共の場での実験を行った。これは前述の実験を行ったユトレヒト大学のシュトレーベ教授の指針に沿いながら、98人のボランティアの被験者に対して実施されている。
この画像を大きなサイズで見るすなわち、サブリミナル広告が流れていることが判っていては実験の意味がないので、被験者にこれが知らされるのは実験終了後であった。また、被験者が実際に飲みたくなった場合のみ広告が有効であると見なされるため、宣伝される飲料水は喉の渇きを癒すものと認識されているリプトン・アイスティーとした。
実験前、被験者には喉を乾きやすくするためにポテトチップスが供された。また、映画館に座った彼らは赤い目隠しと黒い目隠しの2つのグループに分けられた。そして、3分間のビデオクリップを2回上映したが、各回とも片方のグループは目隠しで映像を見れないようにされた。なお、5秒に1度10ミリ秒の”リプトン”という単語が流されたのは、赤い目隠しのグループである。上映終了後、被験者にはリプトン・アイスティーとミネラルウォーターの選んでもらい、質問表への回答が指示された。
この画像を大きなサイズで見るサブリミナル効果は認められず?
結果は全くの効果無しだった。サブリミナル広告が流されたグループではアイスティーを選んだ人数が数名多かったが、統計的に有意とするには不十分だったのだ。アイスティーが嫌いな人や飲んだことのない人など、サブリミナルに対して免疫があると思われる被験者を除いた後も結果に変化はなかった。
実験室では有効だったことを考えれば、公共の場で効果を得ることができなかったのには理由があるはずだ。例えば、被験者の大部分が喉は乾いていないと回答している。広告をしっかりと見れない者もいたかもしれない。ビデオクリップが短過ぎた、またはポジティブではなかったという可能性もある。誰かが水を飲む場面を垣間見たことが影響したとも考えられる。
あるいはサブリミナル自体に問題があったのかもしれない。早過ぎて無意識にも認識できない、または現実に起きたら大問題となるであろう遅過ぎて気づかれてしまっているケースもあり得る。 また、実験からは映像を通してサブリミナルを挿入することは、非常に骨の折れる作業であることも判明している。今回の映像は、カットやカメラワークも速いものが選ばれたが、これはサブリミナルを隠し、意識的には認識しにくくするという狙いがあった。だが、映像全体を通せば、サブリミナルの長さと透明性は観衆に気づかれないように大きく変化させる必要があるだろう。最も現実的な方法は、終了間際の数分間だけに挿入することかもしれない。
こうしたことから、今回の実験でサブリミナル広告が公共の場でも有効であることを最終的に反証できたとは言えない。だが、こうした広告への恐怖が科学的な根拠があるものだとしても、実際にこれを成し遂げることが容易でないことは証明しているだろう。
この画像を大きなサイズで見る仮に数ヶ月間の準備をしてもなお思うような結果を残すことができないのであれば、大勢に対してサブリミナル効果を発揮させることは、それほど魅力的なものには思えない。また、一時的に影響があったとしても、その後も持続するような効果が望めるとは疑わしい。成功率の低さや、バレた場合の法的なものも含めた責任の大きさを考えると、これを試すことは相当な物好き以外にはお勧めできなそうだ。
via:bbc・原文翻訳:hiroching
















パルモさんも言ってるように潜在意識に関わりのあるサブリミナル効果そのものを実験するのが難しいのもあるとはいえ、
今回の実験でのサブリミナル効果の有無はわからないような…
でも心理学の実験はどの環境下(Laboratory/Field/Natural)でもどんな条件を揃えても問題が出てくるから本当むずかしいと思うし、それでも謎を追求し続ける心理学者の皆さんには本当に頭が下がります
心理学勉強し始めた身として勉強になりました、有り難うございます
※1
ワラタwww
納豆とかココアやったとたんいきなり売り上げアップする
事件は多いし、最近だとウィスキーも同じ対象だった
環境ややり方によっては効果あるかもしれない
※2
それはサブリミナルではなく
普通の宣伝やマーケティングの気が…
※2
それは「露出が多くなると興味を持つ」という宣伝の基本形態でサブリミナルとは違うんじゃ
※2
CMソングのCDをつい買ってしまう心理みたいですね。
※8
いやいあ、この場合はマクドでは無くて、同業他社のバーガーの売上がUpしたかどうかが問題になるのでわ?
冷凍餃子に農薬が入ってた事件の時も、報道期間中餃子全体の売り上げが伸びたとか・・・
一瞬リプトンて文字が表示されるより、登場人物がリプトンを飲んでるシーンがあるとかの方が効果あるんじゃないかな。
と思って調べたら、その効果は「スプラリミナル知覚」っていうのか。
ブライアン・キイの各著作は興味深かったが
「大手企業が堂々と恥知らずな事をしている!」と告発する彼の態度が
あまりにも潔癖症的で、その相殺効果で眉唾になってたのが残念ではあった。
本に掲載されていた図版の幾つかは、確かにあからさまに性的だった。
思うに、企業も消費者も、「子供は『んこ』のつくものが好き」程度の意味で
下品でスノッブで、そうしたものが好まれるというだけでは。
※6
その餃子事件の原理で考えれば
マクドナルドの売り上げは爆上がりする筈なのに
はて…
※6※2
それが事実として、
それはサブリミナル効果とは全然別の話ですよ
※6
記憶が正しければ、売り上げが伸びたのは加工済み餃子ではなく、
「手作り」のための餃子関連商品だった気がする
サブリミナルで重要なのはイメージ(印象)や、意味を持った画像や文字列でしょう
ただの単語の文字列では思考に働きかけて、言動に反映させるのは難しい
無いことは証明できないから一度広まっちゃうともう消えないなサブリミナル
星新一のショートショート『宣伝の時代』という現代のステマを予告したような作品があるが、最近アニメ動画があがってて改めて星新一の凄さを思い知った
この作品の締めは「人間の秘めている適応能力の方がもっと大きいようだ」という事らしい
シミュラクラ現象のような人類の本能的認識機能を
利用すれば何か効果が得られるかもね
カイジの地下チンチロを読むと、無性にコンビニの焼き鳥で缶ビールを飲みたくなるのはサブリミナル効果でしょうか
でもみんなが使用してるから
自分も購入しなきゃみたいな事あるよね
関係ないかもしれないけど
NHKのコズミック・フロントに出てくる
NASAの人達かな、やたらリンゴマークのPC
使用してるんだよね
これは似たようなことかもしれない
サブリミナルって意識させるって点では使えるかも知れないけど、元々好意持ってない事柄でやると嫌悪感倍増しそうな気がする
あくまで素人意見ですけどね
まあ実質見えない広告より
見えてる広告のほうが効果は上ですよね
チャックに出てくるインターセプトは効果ないのか・・・
まぁ間違いなくサブ何ちゃらよりも普通に映像でコーラ飲もうぜって宣伝した方が売り上げ上がるな
誰でも分かることだw
こちらの環境では楽天の非常に小さな広告が記事の合間の絶妙な位置に表示されてて笑った
そういえばバドワイザーのCM見なくなったね、何でだろ。
サブリミナルCMってCM同士のつなぎ目に余計な映像が1コマ
入ってしまっただけだと思う。地デジの今でもたまに見かける。
正直、オウムがやってたって事実だけで嫌悪感が生まれる。
※24
そうなのですか?
ただ思うに当職が記憶しているのは、私が記憶しているのは
オウムが事件を起こす前に麻原彰晃旧尊師がテレビに出ていた時くらいに
シティーハンター内で制作陣のお遊びで旧尊師の顔を一コマ入れたという言説でした。(アニメでのお遊びコマはよくあること)
参考になればなりよりです。
新幹線の車窓でやたらと印象に残ってる看板とかがあるのはこのせいか?
リプトンという文字だけじゃ意味が無いでしょ
その商品の写真とかなら分かるけどさ
これ実験して効果が無いという形にしたいだけじゃないの?
サブリミナルは無いけど、主人公にコーラを飲ませればコーラの売上は上がるとの実験はあります。当たり前っちゃ当たり前の話なんだけど、まあ心理学とはそんなものです。
どちらに判定するにしても、98人と3分間2回では母数が少なすぎるだろ?
500人、90分の映像にするとかしないと。
あと1/24コマの映画だと40msくらいは必要ではないか。60FPSのビデオだとしても16.6msだ。
リプトンティーと水だったらサブリミナル無くてもリプトンティーを選ぶ気がするんだがw
無意識のレッテル張りの方がね。。。
意識の刷り込みってやつは恐ろしいよ
まずは認知から。これが第一歩。好きになってもらわなくていい。
サブリミナルで意識できない一瞬で宣伝するよりも
テレビ使って毎回同じ映像を繰り返し見せる方が効果があるもんなぁ
ここまでパラダイス・ガム♪無し。
昔やってたよね
一瞬だけコーラのマークが出てきて?っなる
20年ぐらい前かなら?
この実験では動画だったけど、広告やパッケージの写真・CGに”キャッチーで妙な形”が紛れてるのを見かけることはよくあるな
わざとでないとこの形は入れないってのを見つけてただ2828してるだけだけどさ
※39
あれほんと怖かったな…。
日本人の場合、そっちで知ってる人も多いかもしれない。
カルト教団がアニメに仕込んだって大騒ぎしたな
今と昔の一瞬の間隔って結構違うと思う
gifとかvineみたいに短時間の動画が流行ってるから素早い動画の観察力が高いと思う
サブリミナル耐性を持った人が過去の事を証明するのは…うーむ
個人的には「これサブリミナルですよ~」って言われて動画見た方がインパクトある
※41
米国の学者がやった実験では、「サブリミナル効果の実験をします」と言われたグループは動画を見たあとで「コーラとポップコーンが食べたくなった」と訴える人が多かったそうだ。コーラとポップコーンの画像が見えたシーンを指摘した被験者も多かった。
…実はグループは四つに分けられてた。
サブリミナル映像実験と告げたグループ2つ(サブリミナル映像あり、なし)
サブリミナル映像実験と告げないグループ(サブリミナル映像あり、なし)
サブリミナル映像は、コーラとポップコーンではなかったのに、被験者か欲しがったのはコーラとポップコーン。
これでサブリミナル効果には「人間の思い込み以下の力しかない」事が立証された。昔は
画面に1秒以下で文字や映像を一瞬見せるような技術といえば、サブリミナルしか思いつかないけれど、そういう技術の悪用が反乱してる様に思える。
あからさまな広告等じゃなくてね。
結局、映像に仕組まれたサブリミナルだって、関係者じゃないと気がつかないわけだから、洗脳するかのように刷り込み等をする為に研究してる人間だっていると思うけど。
脳が色を識別するのは有名な話で、人間の感情の多くは脳が関与してる。
誤認、洗脳とも深く関わり合いがあると思う。
食欲・性欲も深く関与し、感情も脳がコントロールしている。
脳が損傷して殺人鬼になった話も有名。
だから必死で脳研究がすすんでるんだろうけど。
効果はあるんかあるのだろうかどうしたのだろうか
>>44正解です
リプトンの文字だけとか研究者はアホなんじゃ?
文字とともにグラスに注がれ氷が浮かんだ映像じゃないと本能に訴えることは出来んでしょ。
なんかサブリミナルなんてないと思わせるためにわざと頓珍漢なことしてるように見える
あると思うよ。
そして今のテレビでも使われている。
(これだけのネット社会になっても、気付いていないのか指摘する人は少ないが、ほんの僅かな時間に画像を仕込んでいる物がありました。)
無意識的な動きを実験で実証するのはそもそも難しい。
意識で知覚できないから無意識なんだから。
実験の段階で多かれ少なかれ日常とは違うんだというスイッチが働くから、それは本当の無意識状態とは言えないのでは。