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これがフォース?闇のビームで領域内の物体を見えなくする技術「反解像」が開発される(シンガポール研究)

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 光学迷彩や熱迷彩技術など、対象物を見えなくさせたり、カモフラージュしたりする技術は軍事利用できることから、世界各国で開発が進められているが、この度、シンガポール国立大学の研究チームが、「闇のビーム」を照射することによって、物体を見えなくできる装置を開発したそうだ。

 この装置は、逆転の発想により生み出された。従来の光学技術は、可能な限り鮮明な像を結ぶことを目指している。通常の結像系では、光を集束して点拡がり関数というパターンをつくりだす。これは、高強度の光の山(メインローブ)が中央にあり、その外側を低強度の光が同心状に囲み、さらにその外側に高強度のローブがある、というパターンだ。

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 解像度を最大限に高めるには、中央のローブの幅を狭く、強度を高くして、外側のローブを抑制しなくてはならない。そのようにすると、非常に鮮明で境界のくっきりとした像が結ばれる(上画像の「b」にある「Super-resolution」)。

 しかし、これと正反対の手法を用いることで、研究チームは巨視的物体(分子以上の物質世界のこと)をビームで見えなくすることに成功した。すなわち、外側のローブの強度を高め、中央のローブを抑制して、中央領域の光の電界強度をほぼゼロにするのだ。

 研究では、特殊なレンズを使って中央のローブをぼかし、外側のローブの強度を高めた。この3次元領域にある物体は解像されないため、目に見えなくなる。チームはこの現象を、「反解像」(anti-resolution)と名づけた(上画像のd)。

 実験では、大きさ40マイクロメートルの3次元物体(アルファベットのNの文字)を、単一周波数の光(赤色レーザー光線)から隠すことに成功した。

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via:wiredwired.co.uk

 「この新たな光の操作スキームは、光学結像系に非常に多くの可能性をもたらすものだ。何かの背後にあるものを見る軍事用の監視技術や、高い電界強度で囲んで物体を覆い隠すといった用途が考えられる」と、研究を指揮したシンガポール国立大学、電気・コンピューター工学部のチャオ・ワンは説明している。

 この技術を応用すれば、将来、物体に向けて使用できる「透明銃」のようなものが作れるかもしれない。しかしそのためには、まず、幅広い周波数の光に対応できるよう、さらなる技術開発を行わなければならないそうだ。

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この記事へのコメント 22件

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  1. 生きてるうちに市販されたらいいな
    更衣室と銭湯に行きたい

    • 評価
  2. *3
    江戸時代混浴風呂が禁止され、その後覗き穴作り
    女風呂覗くえちーな男ども思い出したぜ
    いつの時代も更衣室と銭湯はパラダイスだしこの研究者も
    同じ理由で研究していたら拍手したい

    • 評価
  3. 実際に市販されたら、その手の場所には対抗措置が絶対取られるだろうけどな

    • -5
  4. すごいな
    ところで、説明文の「(地上画像のd)」は「(上画像のd)」の間違いじゃないかな?
    パルモさん直しておいて欲しいです。

    • +4
  5. 光を物体にあてると、
    その物体が完全に見えなくなるという意味かと思った
    レーザ光の方に物体を避けるように細工しただけみたい
    あらゆる方向の可視光を自在に曲げられれば、
    ゆくゆくはステルス可能?

    • 評価
  6. なるほど
    わからん
    と言うセリフがよく理解できる

    • 評価
  7. 拙者風呂に来たで候。
    混浴だから来たわけではないで候。

    • 評価
  8. ん?つまりどういうことだ?
    ぼかしていけば見えなくなるだろってこと?
    それとも物体に当たる光を無くせば透明になるってこと?
    光の周波数に逆の周波数の光を当てて打ち消せば見えなくなるって事?
    わからん・・・・・・

    • 評価
  9. とうとうキャプテンフューチャーの不可視放射線発生装置が発明されたか!
    これも中から外が見えなくなるんじゃないかい?

    • 評価
  10. 高い電界強度で囲んで物体を覆い隠すってフィラデルフィアみたいだ

    • +4
  11. たぶん見えなくするビームって表現が違う。
    少なくとも図の中にはビームは出てきてない。光源としてレーザーはあるけど。
    この考え方でレンズを使って見えなくできたよ、って実証実験だとおもう。

    • -1
  12. 上のもんだけど追記
    一言で分かりやすく言うと、見えない可視光を作れたってことだとおもいます

    • -1
  13. マジックミラー号が進化する時代がくるのかな

    • 評価
  14. 難しく考え過ぎだって
    光り曲げて避けさせただけw

    • +1
  15. あるポイントを迂回するように調整した光を使ってその光のみを撮影したら、
    迂回する領域に置いた物体は見えなくなりましたという話だから、
    ほかにその物体を照らしているノーマルな光があるなら普通に見える。
    そこらへんにあるものを「闇のビーム」とやらの中二病全開な魔法的ビームで
    照らすと、忽然と視界から消えるとか言うものではない。

    • 評価
  16. つまり、「物質」が「光」を「周りに迂回」させるんではなくて、
    あるポイントだけポッカリと穴の開いた「光」を作ることができたってことか!
    じゃあ要るのは、この光を調節できるレンズ入りの懐中電灯になるということか!

    • 評価

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