この画像を大きなサイズで見る東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置するアルバニア、北アルバニアの村で若い頃から男性として人生を送るバルカン人女性。男性の服を着て、結婚を避け、生涯純潔を守って生きていく。そんな彼女たちのことを“宣誓バージン”と呼ぶ。かつて、この地域で、女性が男性と同等の権利を得る為には、男性のような服装に身を包み、男性のようにふるまい、生涯独身であることを誓わなければならなかった。
宣誓バージンをした女性は髪を切り、男性の服を着て、時に名前まで変える。自然に習慣づくまで、男性の仕草や歩き方を練習して“男”になる。もっとも重要なことは、生涯独身を貫くと誓うことだ。今日では、この小さな村にも近代化が押し寄せ、こんな古めかしい風習も徐々に時代遅れとなってきている。現在、宣誓バージンたちはほとんど残っていないし、新たに誓いをたてる人の数は少なく、若い人たちからはそっぽを向かれる傾向にある。
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この画像を大きなサイズで見る写真家のジル・ピーターズは、こうした人間の本質の多様性に興味を持ち、永久に彼らがいなくなってしまう前にその写真を残しておこうと思った。
北アルバニアの山間の村に足を運び、そこで特異な人々の小さな集団に出会った。彼らは集団の中でとても尊敬されていて、言いようのないほどの力強さとプライドをもち、何にもまして家族の誇りを大切にしていた。女から男への変身は、何の疑問もなく完全に受け入れられていた。本人は犠牲にするものも多いが、それを嘆いている者はほとんどいなかったという。ジルは現在、この風習に関するドキュメンタリー映画を撮っている。
ナショナルジオグラフィックが取材したアルバニア女性「宣誓バージン」
宗教とは関係のないこの伝統は、”カヌン”というアルバニアの家族の倫理規定に従っている。父系家族の財産は男性が継承していくもので、女性は結婚して夫の家に入る。結婚はかなり幼い頃に取り決められ、適齢期になった女性が夫の家族の一員となると、行動は厳しく制限され、子供を育て、家の中を切り盛りしていく役割に終始する。女性の人生は、夫の半分の価値しかないとされ、服装がふたつのジェンダーを識別する重要なしるしとなる。
男性はスボンをはき、帽子を被って、腕時計をはめる。女性はスカートをはき、頭にスカーフを巻いて、エプロンをつけ、ベールをかぶることもある。だが、カヌン社会では、女性が服装ひとつで男性になることを選択することができる。
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この画像を大きなサイズで見る手順はいたって簡単だ。カヌンの法のもとで、誓いをたてるだけでその日から男性になれる。“彼”と呼ばれ、男性のような服を着て、歩き、話し、行動し、仕事をする。生涯独身を貫かなくてはならないが、自動的に家長とみなされ、家族の財産を管理し、家族を血の復讐(家同士の敵討ち)から守り、客人をもてなすなど、責任のある役割を担う。犠牲にするものが多いように思えるが、アルバニアの女性たちは、より自由に生きるチャンスを示しているといえよう。
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この画像を大きなサイズで見るしかし、男性になるにはいくつか条件がある。あらかじめ決められた夫や、他の男との結婚を諦めるか、家族に男の後継者がいないため、男への変身が必要だと両親が認めなくてはならない。だが、いつでもルールには例外があり、単にその方が都合がいいから、女性が男性になることを選択するということもある。
この画像を大きなサイズで見るルーレという女性は、男の兄弟がいるにもかかわらず、19歳の時に男性になることを決めた。現在、彼女は甥姪を含む10人家族の長で、家族には彼と呼ばれ、家の土地を管理しながら、溶接業を営んでいる。髪を短く刈り、ズボンをはいて、腕時計をしている。もちろん、家族が血の復讐の対象になったら、男性と同じように扱われるが、基本的な権利と自由と引き換えなら、些細な犠牲だろう。
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この画像を大きなサイズで見る原文翻訳:konohazuku
78歳のパーシェ・ケキも、60年前に女性であることを捨てたひとりだが、時代は変わったと言う。当時は女性はっ動物扱いで、男性でいる方がずっと良かったが、今はアルバニアの女性も、男性と同じ権利をもち、能力もあって、女性でいることを楽しめる時代になったというのだ。
バギーパンツをはき、男のように足を大きく広げて座り、バリトンで話すケキは、今、アルバニアに生まれていたら、女性でいることを選ぶと言う。スターリン時代の独裁政権下で、ヨーロッパの主流からはずれた小国だった古い時代なら、このようなしきたりも一般的だったが、今は違い、ほとんどの女性は男性になどなりたくないのだ。
















なんか知らんがグッと来た
なんだろう?
これは可哀そうだなあ・・・
人を愛しまた愛されることって、その人の人格を形成する上でもっとも根源的で基本的な営みだと思うのだけど、それを思春期とかの若い頃に放棄して生きていかなければならないほど厳しい現実や風習があったのなら、それは反省し糺していかなければならないものだと思う
社会的な考察はさておき、
性を変えるとより「変えた性のシンボルに先鋭的になる」のは、オカマのお姉の仕草と共通するものを感じるな
あんな女性って実際は希少でしょ?
男装女性はフィクションでは美形で女性的なのが定番だけど、実際は男らしくなるもんなのね。
血の復讐(家同士の敵討ち)って何だろ
怖いな
↑
宣誓童貞乙
↓
※6
何いきなりファビョってんのお前?
キモブサ喪女乙
生涯独身でも誓ってろよブスwwwwwww
いやがらせやん
血の復讐てのは江戸時代の仇討ちみたいなもの?
女ってのはすぐに分かるね、骨盤の形から結構容易に写真からでも判別できちゃう。
要するに、家父長制の世界で男にしか継承権がなかったので、
一族に娘しか生まれなかった場合、家名や権利や発言権のような無形のものまで
含む一族の資産が消滅しないように娘の一人を形式的に男性化して継承させた
んだと思うが・・・。
生涯独身だから、それだけじゃ結局娘の一生分一族を延命したことにしか
なんないわけで、そこは実際的にどうクリアしてたのかね?
姉妹がいた場合は姉妹の嫁ぎ先で生まれた男児を養子に迎えるんだろうけど。
儀礼風習としておもしろいだけに、そのへんまで細かくリポートがあると
もっとよかったな。
性同一性障害で女の体を持った人を男として扱う
&
遺伝子を残さないようにとか?
戦争で男が減ったからってのもあったらしいよ
女性が女性の人生を楽しめるこの時代に感謝。
うーんおもしろい
家長にはなるけど結婚しないということは子孫を作って家系をつなぐってことはしないんだなぁ
儒教的発想だと家長の役割がそこだったりするから不思議な感じだ
時と場所によって善悪や価値観は変わるんだから、現代の価値観で判断したらダメだよ。
WWIIの時と今も違う。
最近まで内戦の多かった国は文化も独特ね
性の意識なんてものは社会からの洗脳だよ。
地球に「戸籍」なんていう概念はない
生きたいように生きればいい
非難してくる奴も居るだろうがそれも選択の一環と思えれば勝ちだろう
5世紀東ローマ時代まで遡る家長制度(父系相続)の名残なんでつね。
そのせいか? 今もギリシャに次ぐぐらいの割合で父系の27.5%がサハラ以北
から始まるアフリカ血統(古代ローマ人)なんでつね。
「血の復習」wikipediaを見てみたら
> アルバニア人の氏族の歴史的な掟の中で認められている、
> 殺人に対して殺人で報いることを認める定め。
> カヌンで認められた血の復讐では報復による殺人を認めているが、
> その中では何人を殺害してもよいかを定め、女性や子供、老人に対する殺害を厳しく禁止している。
だそうだ
宣誓したら、自分は何もしていなくても一族に殺人者が出たら報復殺人の対象になるかもしれないって事だな
権利と義務が一致してる状態で、選ぶのが当人に任されるんだから現代よりよっぽどマトモに思えるけど。
興味深い
選択を迫られるのは悲しいことだが、それでも選択自体ができない社会よりよほど公平だ
この制度の成り立ちが知りたいね
一生独身で家を継ぐとしても私は女として生きたいな。
前に血の復讐のドキュメンタリ見たがこれがまるっと事実なら恐るべき風習だと思う。
教育と治安の届いていない田舎では血の復讐が公然と存在していて、身に迫る危険のため隠居生活を送らざるを得なくなった人もいるそうだ。いわゆる一族郎党皆殺しだから、当人同士でおさまるものではないようだよ。
性同一性障害までいかずとも、
女であることに正直抵抗がある自分にとっては
結構興味深い記事だった
彼らにはプライドがあると散々書かれているのに、なぜ哀れもうとするのか
女の最大の欠点は男になりたがることだ
誰の言葉だったけな
若い子キレイだわー
性同一性障害の人にとってはありがたい風習だよね。
悪いことではないが、現代社会が与える価値観では素直に受け入れにくい風習ではある。
※32
A.「女の人生には男の半分の価値しかない」「昔は動物扱いだった」「選べるなら今は選ばない」そもそも「同等の権利を得たといいながら結婚という権利は持っていない、それは同等なのか」
たった60年でこんなに時代は変わるモンなんだな…
おとこがーおんながーからだがーこころがーしゃかいがーってメンドクサイものだけど
意外と人間、なろうと思えば何にでもなれるのね
あたし男だけど、男性になどなりたくないなんていわないでよ(´;ω;`)
アルバニアぶっとんでたんだなあ
>父系家族の財産は男性が継承していくもので、女性は結婚して夫の家に入る。
>適齢期になった女性が夫の家族の一員となると、行動は厳しく制限され、子供を育て、家の中を切り盛りしていく役割に終始する。
「本家の長男の嫁」「農家の嫁」ってやつですね!
逃げ道を用意してあるだけ、アルバニア人は優しい。
男になどなりたくないと言うよりなる必要がないってことでしょう
女がバリバリ稼ぐなら結婚を諦めなければならないのは今でも通じる所あり。
産休とるものなら復帰は難しいからね。
日本にもあれば良いのに
羨ましい。
どの人もイケメンに見える…いろんな意味ですごい。
性に対する興味自体ないが(性欲がない)、
自分の意識では、自分は男性だと感じる
(戸籍・生物学的には女性)
そういう自分にとっては、性別や生き方を選べるという点で
選択肢の一つとして「こういう制度があってもいいのではないか」と思う
おかしな意見が多いな。権利を持つためのものなのに男装しても女ってわかるとか。
男の形にならないと、自由がきかない。
なにがなんでも女が家を継ぐのをいやがったんだな。
だからこういう男尊女卑の文化は古くて嫌なんだよ。
年取ると性別不明になるっていうのがよく分かるなぁ。
お爺ちゃんとお婆ちゃんって、判別つかない時ってあるよね。
あいにくマリーは、男の夢には乗らないぜ