メインコンテンツにスキップ

クマは数が数えられる。霊長類に匹敵する知能を持つ可能性(米研究)

記事の本文にスキップ

43件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
photo by Pixabay
Advertisement

 最新の研究によると、クマは数を数えることができ、霊長類に匹敵する知能を持つ可能性があるという。飼育下のアメリカクロクマを使った実験では、表示された点の数を区別するなど、数に関する課題をこなせると証明されたそうだ。

クマの認知テストを実施

 アメリカ、ミシガン州ロチェスターのオークランド大学で比較心理学を研究するジェニファー・ボンク氏は、「認知科学者たちに無視されてきたクマなどの動物が、ヒトに近い種と同等の能力を持つ可能性が初めて示された」と説明する。

 アラバマ州のモビール動物園のアメリカクロクマ3頭のオリに、タッチスクリーン式のコンピューターをカートに乗せて持ち込まれ、実験が行われた。

 クマがコンピューターに近づくと、画面に2枚の画像が表示される。例えば、複数の大きなドットと複数の小さなドットなどだ。各ドットは黒か赤にランダムに色付けされている。3頭のクマは鼻や前脚で画面をタッチするよう訓練されており、画像を選択することができる。

 無作為に決定された“正しい”ドットをクマがタッチすると、コンピューターからメロディーが流れ、報酬として餌が与えられる。不正解をタッチした場合、コンピューターからブザー音が鳴り、次の画像が表示される。その後、正解の画像(数が多い方、少ない方など)をクマが覚えたか確認するため、同じパターンの画像を見せた。

 すると、3頭すべてが餌を得られる正しい画像を選択した。これで“数える”能力を詳しく調べる準備が整った。

餌を探すため知能が発達した可能性

 実験を続けた結果、「ブルータス」という名前のクマがその才能を発揮した。ブルータスにはまず、大小複数のドットの画像を表示した。次に、最初とは背景の大きさが異なり、しかも動いている画像を見せた。

 手掛かりに一貫性がなかったにも関わらず、ブルータスは正解を選んだ。ドットを“数え”て、餌が得られる方を区別した可能性があるとボンク氏は考えている。

 アメリカクロクマは単独行動の雑食動物であり、多様な餌の供給源を探し当てるには問題解決能力が必要だ。その才能は実験で裏付けられたと研究チームは述べる。

この画像を大きなサイズで見る
photo by Pixabay

 ミネソタ州自然資源局でクマ関連プロジェクトを率いるデイブ・ガーシェリス氏も、餌の供給源の急激な変化に対応するため、認知能力が高まったのではないかとコメントしている。

「ビュッフェの列に並んでいると想像してみてほしい。前に進みながら、皿に何を乗せるか選択しなければならない。しかも、絶えず新しい料理が提供され、次に何が出るかもわからない」。

 これがクマの直面する状況だとガーシェリス氏は説明する。例えば、夏になると果物を探し歩くが、ある年には豊作だった果物が翌年はほとんど見当たらないこともあるという。

 霊長類並みの知能を持つ動物は以外にもたくさんいて、まだ詳しい実験が行われていないだけなのかもしれないね。もしかしたら意外な動物や、動物以外の生物でも、かなり高度な知能を持っている可能性もあるのかも。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 43件

コメントを書く

  1. ヒグマは獲物を捕らえるとき、回り込みをしたり待ち伏せをしたりするんだっけ?
    そういった作戦を考えて実行できるだけの知能はあるわけだ

    • +21
  2. そんなの当たり前田のクラッカー。厳しい野生では、馬鹿や阿呆や知障じゃ生きて行けない。

    • -24
  3. 知性があるからと、イルカやクジラの捕獲に目くじらを立てるシー・シェパードは、
    これを観てアメリカやカナダなどの本国で、活躍しなさいってこった。

    • +4
  4. 数くらい数えられる。
    そんなドヤ顔で言われても…。

    • -23
  5. ちなみに「能」がある四足だから「熊」っていうのは俗説で
    本来は「熊」のように力が強く賢い様を「能」と表現したのが語源

    • +17
  6. 多くの動物は「量」はわかっても「数」はわからんのだよ。

    • +11
  7. 数は認識してるだろ、多分
    「1」とか「2」とかの数字や「タッチパネルの操作」とかの
    “人間の概念”を動物の中に刷り込んだときに
    その動物が巧くマッチングできるかどうかが問題なんじゃないの
    人間に似てる!と思っただけで「賢い」とする人間の浅はかさよ

    • -2
  8. 「数を認識すること」や「鏡に映った自己を認識すること」を大したことないと思っちゃう人みると理科系科目はもっと必修化したほうがいいとおもう

    • +17
  9. クマ牧場で自発的に芸をして見物人から食べ物をもらうらしいけど、その自発的な芸を思いつくとかバリエーションを考えるとか、知能は高いと思いますね。

    • +13
    1. ※13
      お前は今まで食ったパンの枚数を(ry

      • +4
  10. まじでか
    これは近い将来「熊を殺すなんてかわいそう」って動物愛護協会が抗議活動するようになるね
    クジラみたいに

    • -5
  11. 立って木の実とか食べる生活が続けば直立歩行ができるようになり
    100万年もすればクマサピエンスになるかもな

    • +11
  12. むしろ、他の動物が数も数えられないほどアホだってことに驚いた。

    • +2
  13. むしろ人間だけが知能を持つミタイナ考え方の方が古いんだお

    • +7
  14. イギリス近衛兵のモフモフ熊皮帽子には以前からPETAが抗議活動してるな
    「賢いから」って理由でやってるんじゃないので記事にはあんまり関係ないけど

    • +1
    1. ※18 あれって熊の毛皮だったんだ・・かなりもふもふした熊だな

      • -1
  15. じゃあプーさんはもうちょい頭良くてもおかしくないのか
    まあ頭に綿しか詰まってないけど

    • +2
  16. 蜂も8までは覚えられるとかって話をどこかで見たな

    • -1
  17. どうでもいいけど、札幌の住宅地にヒグマ出てるんだが。。。
    札幌市って割と大都市じゃなかったのかよw
    ま、山近いし山のふもとまで市街地広ければヒグマの生息範囲が狭まって自ずとヒグマが現れやすくなるわな

    • 評価
    1. ゾウも今まで人間が考えていたよりもずっと賢いって研究結果が発表されてたな
      仲間の死を悲しんで死んだ場所に墓参りへ行くほど繊細な感情まで備わっているんだとか
      クマも棒きれを振り回して楽しそうに遊んだり、飼い犬の元を訪れて仲良くじゃれあったりとか、とても感情豊かな動物なんだってね
      ※24
      札幌市は極端に面積が広い都市なもんだから、南部の方は山林で超がつくほどのド田舎なんだよ
      市内配達でも圏外扱いされるほどなんだぜw

      • +8
  18. とりあえずさ人間が人間を殺すのを一切やめてから動物愛護はしようや

    • +1
  19. シロクマもヒグマもツキノワグマも受難の時代になったな

    • +1
  20. 熊から見たら人間は物凄く頭が悪い様に見えるんじゃない?

    • -3
  21. 今生きている生物はみな優れていて、必要な能力に特化して必要のない能力をもつものは滅びてきた。
    たとえば、恐竜が滅んでもカメは残り、哺乳類が進化しても生き残っている。
    カメにとってカメの知性は必要にして十分だ。
    そのカメも他のカメの行動を真似したり、頭の中で地図のように位置関係を理解できウミガメなどはGPSのように広い海の中で位置が分かっていると研究が進むと人は驚く。
    いやいや、なんでいつも生物や古代の人をあなどっているの?

    • +8
  22. ブルータスお前も(数を数えられるの)か

    • +5
  23. クマは頭良いよね。
    公園の遊具で遊んでいる、クマの家族とかの動画を見ると、
    人と同じ感覚と考えを持っているように見えるからね。
    目の前の物に対する反応が、人に近いっていうのは、前から思っていたよ。

    • +5
  24. 「数えらえる」に気づかない筆者と熊のどちらが…

    • 評価
  25. ウォテクだっけ?ポーランド軍にいた軍属の熊さん。戦中に弾運んだりしてたらしいけど。

    • +1
  26. ブルータスってナショジオの番組に出てたブルータスなのかなあ
    あれはモンタナっていうから違うクマかな
    しかし熊はかわいいよな
    近寄れないけど

    • +1
  27. 実験はアメリカクロクマなのに、なんで画像はヒグマなの?

    • 評価
  28. 嘘かしらんが、自分の足跡を逆に辿って手前で待ち伏せて
    人間を食う。 ワザと動きづらい所まで足跡を付けて
    誘き寄せる。 

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。