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世界一のろい魚、「ニシオンデンザメ」の速さを計測してみた。赤ちゃんのハイハイレベルだった。(国立極地研究所)

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imege credit: Wikimedia Commons
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 国立極地研究所はノルウェーの極地研究所、カナダの大学との共同研究で、北極海に生息するニシオンデンザメの泳ぐ速さの計測に成功したと2012年5月8日に発表した。

 そのスピードは赤ちゃんのハイハイ程度で、これまで調べた限り「世界一のろい魚」だったという。

ソース:朝日新聞デジタル:「世界一のろい魚」速さ計測 北極海のニシオンデンザメ
ニシオンデンザメ – Wikipedia

ニシオンデンザメの泳ぐ速さを計測

 ニシオンデンザメはツノザメ目オンデンザメ科に属するサメの1種で、北極海など、緯度が北の低水温の海水に生息する。

 研究チームは、北緯79度のスピッツベルゲン島の湾で6匹を捕らえ、計測器を体に24時間着けさせて泳ぐ速度を調べた。その結果、平均で時速1キロ、速い時でも時速3キロしかなかった。

 尾ビレを左右に1往復振るのに7秒もかかっていたという。
 ニシオンデンザメは最大で7メートルなる大型のサメ。普通は大型の魚ほど速く泳ぐ傾向にある。

 ニシンやサケ、マンボウや他のサメ類など、同様に測った報告がある魚の体重を加味して比べたところ、やはり最も遅かった。

大型種の中では遅い魚だが賢くて凶暴性は低い

 とまあ、大型種の中では間違いなく一番遅い魚ではあるニシオンデンザメだが、性格は凶暴ではないが非常に強く、また賢い魚だとも言われている。

 食性は非常に多彩で、サケ、マスなどの魚類や底生性動物を捕食するが、大型の個体となるとアザラシを襲うようになる。

 貪欲で、エサになりそうなものであれば、何でも口に入れるようで、胃の中からトナカイの姿や、ホッキョクグマの骨が見つかった事もある。

 しかし、死亡して、漂流していた個体を食べた可能性も指摘される。船員の長靴や、海に沈んだ人間の遺体まで胃の中で発見された例もある。

 深海性で、普段は寒い海の底でゆんるりしているが、たまにエサを求めてホオジロザメやイタチザメがいる浅海に上がってくることもある。

 ところが、ニシオンデンザメはそれらをまったく恐れない。それどころか、ホオジロザメやイタチザメもニシオンデンザメ には攻撃を仕掛けてこないそうだ。

 その理由として、ニシオンデンザメは肉に毒を持っているからといわれている。

セントローレンス河口のニシオンデンザメ

 ちなみに世界最速の魚はバショウカジキで 時速110kmをたたき出すと言われている。ニシオンデンザメの最高速度は3km。ウサギとカメってレベルじゃないぞ。

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この記事へのコメント 39件

コメントを書く

  1. このサメは穏やかなイメージがあったけど、何でも食べる悪食だったとは

    • +4
  2. このスピードでどうやって捕食するんだ?食事用にターボ積んでるのか?

    • +1
    1. 人間の方が早いってのも不思議な話だよなぁ・・・
      ※2
      記事にも書いてあるけど、死体が主食らしいぜ。

      • +7
  3. 自分の毒でしびれて速く動けないだけだったりして

    • +1
  4. 北極海とか口からエラに海水通すのも冷たくて嫌になりそう

    • +7
  5. 熊の研究ので実際の行動経路は曲がりくねってるのに、数時間めごとに一回の発信機からの信号記録だけで、
    「ここからここへ、無駄のない最短経路をとってるのがわかる」という研究者もいたらしいが最短期間で足掛け2日?でも、「24時間の間リアルタイムで測定してる」のなら信憑性は高いな。
    最速で時速3km普段で1kmといっても人間では、遠浅の海ででも疲れて動きの鈍いときに追われた場合等がやばそうだ

    • +1
  6. >海に沈んだ人間の遺体まで胃の中で発見された例もある。
    土左衛門を呑み込んだってことか。北極圏の海で操業している漁船から落ちたのか、もっと南でホトケになったのが海流で流されたのか。

    • +1
  7. 時間軸がちがうんだなぁっておもいました

    • +7
  8. なんか魚雷みたいだなと思った(形とか質感とか)。
    ぬぼ~っとしてて結構好きかも。可愛らし。

    • +5
  9. 可愛いな!
    会いたいってほどじゃあないが

    • +1
  10. 寒温帯~暖温帯性のホオジロザメならまだ分かりますが、亜熱帯~熱帯性のイタチザメと寒帯性のオンデンザメが遭遇することは皆無だと思いますが…?
    オンデンザメが居る海域ではサケ・マス類を主食とするネズミザメ(もしくはニシネズミザメ)なら生息域が重なると思います。

    • 評価
  11. マンボウは海面に飛び出してビタァアアアン出来るんだし、その程度の速さはあるはず

    • +1
  12. 殆どの個体が眼に寄生虫が付いていて視力が無いとか

    • +3
  13. マンボウは一見遅くて泳ぎが下手なように見えるが本気出すと速い
    いわゆる直線番長

    • +2
  14. よくこんなんでいままで絶滅しなかったな
    追跡型でも潜伏型でもないのに草食やプランクトン食でもないんだろ?
    ゴミあさりみたいなニッチな層に収まったお陰で競合相手がいなくなり能力を伸ばす必要がなくなったのかも・・・
    むしろそういう生き方に特化して進化して一般的に求められる能力が退化したと見るべきか

    • +1
  15. 鈍い魚ね
    呪い魚かと思ったw
    ま、オンデンザメは見た目呪いもってそうだけど

    • +2
  16. ナショジオの記事によるとカジキも普段はゆっくり泳ぐらしい。
    魚の最高速度を測るのは難しくて、カジキが30km/h程度しか出せない可能性もあるとか。

    • 評価
  17. 波に流されてるほうが速いんじゃねーの?

    • 評価
  18. 何かの記事で30mくらいのオンデンザメが深海に生息してるとかなかったっけ?
    浅瀬にも表れるってこんなんと遭遇したら丸飲みでスゲー怖い

    • 評価
  19. 海は陸と違って、めっちゃくちゃ広大だし環境も多彩だからな
    海底火山の熱や硫化水素を利用して生きる微生物もいるし、わけのわからない事だらけだよ
    低い水温の中、低代謝で死肉でも何でも漁るってんなら、この速度で大丈夫なのかもよ

    • +2
  20. >海の底でゆんるりしているが
    変な言葉作るなアホ

    • -9
  21.  北極があり続ける限り、この鮫は絶滅しないよ。
    極寒の海は冷たい何てもんじゃないから、いつも狩りの時みたいなスピード出してたらエネルギーがすぐ消える。
       だからいつも動きは遅めなんだ。
     魚も死体も常にあるわけじゃないし。
      

    • -5
  22. 北極海か・・・
    駿河湾の深海で撮影された巨大サメの映像ってこの種だって噂されてなかったけ?

    • +1
  23. 時速1~3キロww
    爆笑www
    人間以下www

    • -2
  24. いわゆる進化の一つの形ですねい
    ナマケモノみたいに、昔はやんちゃしたもんやな雰囲気がそこはかとなくするのう

    • +1
  25. 不思議だな~おもろいわー
    パルモさんいいチョイスで楽しいっす!

    • +1
  26. 海で時速3キロも出されたら追いつかれるがな

    • +1
  27. このサメ昔のナショナルジオグラフィックで見たことある!
    誰得!

    • +3
  28. 最近の研究で非情に長寿、400歳のオンデンザメが発見されたそうで
    目の水晶体から年齢を調べる事が可能だなんて凄い発見だと思います
    個体数が急速に減少しているので保護が必要だとも言われ
    動きが遅い上に固体が成熟するにも150歳辺りと言うのも原因の1つなのかもしれませんね

    • 評価
  29. このゆったりのんびり、でもおどろおどろしい雰囲気。好きだわ〜。
    動画が思ったより早いというか、何でも食べちゃうのならうっかり進行方向にいて接触したらパクッとされちゃうんじゃないの?とハラハラした。

    • +1

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