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その面影に古代恐竜を見ることができる現存する5種の巨大爬虫類

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 英語の恐竜を意味するダイナソー(dinosaur)は、deinos 「恐ろしい」 + sauros 「とかげ」の合成である。

 イメージとしては大昔の巨大な爬虫類として定着しているが、まさにそんなステレオタイプの恐竜に近い存在がこれら5種の現存する大型爬虫類なのだそうだ。

というかむしろ、爬虫類に恐竜の面影があるわけじゃなく、恐竜の復元図が爬虫類を参考に描かれてるから、面影があってあたりまえなんだとか。

ソース:5 Largest Reptiles on Earth

1.イリエワニ(wikipedia

 現生の爬虫類の中では最大級の一種であり、全長5-7m(最大は10mに達するとする文献もある)。主に汽水域に生息し、入江や三角州のマングローブ林を好む。

 生息域において、生態ピラミッドの頂点に君臨する。攻撃的な性質であり、大型個体では人間や家畜を捕食した例もある。

2.アミメニシキヘビ(wikipedia

オオアナコンダとともに、世界最長のヘビ。文献によっては最大全長990cmとされる。背面に網目状の斑紋が並ぶ。

 熱帯雨林や耕作地等、幅広い環境に生息する。シンガポールでは下水道にも生息する。幼蛇時には樹上棲傾向が強いが、成長に伴い地表棲となる。

夜行性で、昼間は茂みや樹洞等で休む。食性は動物食で、爬虫類、鳥類、哺乳類等を食べる。大型個体ではヒョウやヒトの捕食例もある。

3.コモドオオトカゲ(wikipedia

全長200-300cm、体重約70kgで、最大全長313cm。最大体重166kg。頑丈な体型をしており、メスよりもオスの方が大型になる。

 全長はハナブトオオトカゲに及ばないが、同じ全長の場合、本種の方が体重が重いため、トカゲ亜目の現生種では世界最大種とされる。

 食性は動物食で、獲物を待ち伏せ、通りかかった獲物を捕食する。主にイノシシやシカなどの哺乳類を食べるが、鳥類やその卵、爬虫類やその卵、昆虫、動物の死骸なども食べる。

4.ムカシトカゲ(wikipedia

ニュージーランドの限られた地域に生息する、原始的な形質を残した爬虫類。トカゲと名付けられてはいるが、狭義のトカゲ(有鱗目トカゲ亜目)とは全く異なる系統の爬虫類であることが、骨格とくに頭蓋などの比較により結論付けられている。

 彼らはトカゲ類とも、またトカゲに最も近縁なヘビ類とも同じくらいかけ離れた間柄である。

 この理由のため、彼らはヘビとトカゲの進化の研究や、初期の双弓類の姿や生態の推測において大きな関心を集めている。

5.オオアナコンダ(wikipedia

全長400-600 cm、最大は900cmにも達する大蛇で、アミメニシキヘビとともに世界最大のヘビとして知られる。また体重も重く、500cm以上の個体では100kgを超えることも珍しくない。

 体色は緑褐色や褐色で、黒い円形や楕円形の斑紋が入る。

 食性は動物食で魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類等を食べる。大型の個体ではカイマンクロコダイルやジャガーの捕食例もあるが、逆に彼らの餌食となることも少なくない。

水中や茂みの中等で獲物を待ち伏せ、通りかかった獲物を素早い噛み付きで捕らえ、長い体で巻き付いて締め上げてくる。 雌の方が大きい。

おまけ:カメ最大種

オサガメ(wikipedia

甲長120-180センチメートル。体重916キログラムと現生するカメ目最大種。皮骨と鱗からなる甲羅は発達せず、皮膚で覆われる。

 動物食で、主にクラゲを食べるが、甲殻類、貝類なども食べる。体重数百キロの大型の個体は一日に100キロ近くのクラゲを食べる。

クラゲを効率よく大量に食べるため、このカメの食道は特異な形態となっている。2メートルを超す食道は一度甲羅の後半部で折り返す形となっている。

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この記事へのコメント 57件

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  1. おい今回どうした…。
    爬虫類に恐竜の面影があるんじゃなくて恐竜の復元図が爬虫類を参考に描かれてるだけだぞ。ワニはまあ恐竜時代からいたがヘビやオオトカゲが栄え始めたのは恐竜絶滅以降のことだ。
    まーそれは俺が野暮だとしても、まさかパルモさえカメが何類だか知らんとは…。カメはれっきとした爬虫類だぞ。オサガメは柔らかくてちょっと両生類みたいに見えるが。

    • +2
  2. アナコンダは怖いのと同時に少し何かこう色気があるな
    死なないんなら少し飲み込まれてみたい

    • +1
  3. なんでデッカイ生き物って頭が良さそうってか
    喋りそうな感じに見えるんだろうか。亜成体くらいだとそう見えない

    • +2
    1. ※4
      脳が大きいからかな? 脳が大きそうな動物って、色々考えてそうだもんね。

      • +1
  4. この時間にカラパイアを見に来るのは初めてなんだけど、
    パルモさんって上げた記事と直後のコメントをチェックしてる・・・んだ?
    恐竜の想像図の説明もオサガメのところも今はもう問題ないんだけど(。・ω・。)
    アミメはこないだ日本でも人殺してたねぇ・・・
    コモドは「腐敗した屍肉も食べるから雑菌が繁殖してて噛まれるとそれが傷口から入って死ぬ」っていうのをテレビで見てからちょっと怖い(´Д`)
    巨大爬虫類ってやっぱ格好良いけど・・・怖い(´Д`)

    • +1
  5. ムカシトカゲは巨大でもなんでもないのでタイトル詐欺は止めて下さい

    • +2
  6. ムカシトカゲは若い固体だと額にもう一個目があるんだよ。
    目らしい目じゃないけど、光の感知くらいできるらしい。

    • 評価
  7. がっつり修正しとる
    なんというか揚げ足取りにいちいちすまない

    • 評価
  8. 恐竜もピンキリだろうからなー、というか逆に恐竜らしさが無いから生き残ったともいえるんじゃね?
    例えば、もっさりで燃費良さそうなとことか、まぁ俊敏そうなイメージはクライトン原作のアレの影響だけど。

    • 評価
  9. こいつらじゃなくて
    今日食べた鶏のから揚げが直系の子孫

    • 評価
  10. 中国で羽毛フサフサの大型の獣脚類の化石が発見されたから
    T-rexも羽毛生えてていると考えた方が自然だよね、もう

    • 評価
  11. 鳥の足は小鳥でも猛禽でもゴツいし爪も鋭い。
    ハシビロコウさんマジ恐竜

    • +1
  12. 脚が垂直に立ってないものは恐竜と呼びません。
    大たい骨の骨盤への接続の仕方で爬虫類と恐竜は分かれます。

    • 評価
  13. ムカシトカゲは頭蓋骨の構造等がトカゲではなく恐竜と同じ系統
    挙げられてる他の爬虫類ほど巨大とはいえないが60cmほどになるので小さいとも言えないし
    ある意味恐竜に一番近い爬虫類だから間違ってはいない

    • 評価
  14. ワニやトカゲが例え数十メートルの大きさになっても、大たい骨の大前提がある以上、恐竜にはなり得ません。

    • 評価
  15. 亀が両生類??
    どうしてこんなユトリバカりになってしまったのか?

    • 評価
  16. 何にしろオサガメに一番恐竜を感じたよ、テレビなんかで見たこと無いしな
    これほぼアーケロンだよな

    • 評価
  17. 東南アジアに巨大種が多いのは興味深いね
    イリエとコモドの大型個体はマジで恐竜のような迫力を兼ね備えておる

    • 評価
  18. 多分、今の爬虫類と恐竜は全然違う。
    恐竜の顔は鳥に近いと思うよ。

    • 評価
    1. ※25
      俺は恐竜に毛が生えたのが鳥なんじゃないかと思ってるんだけど。
      恐竜はあくまで爬虫類っぽい見た目だったんじゃないかな、ジュラシックパークのそれがかなり近いと思う。
      ああでも、羽毛の生えた恐竜の化石も見つかってるんだよな。
      ほんとタイムマシンで実際に見てみたいわ

      • +2
      1. ※35
        羽毛が生えてる程度どころか、鳥と区別がつかんような恐竜がわんさか見つかってるよ。
        一応違いとしては
        ・飛べない
        ・歯がある
        ・手羽にも指と爪が残ってる
        だけど、始祖鳥あたりの初期鳥類にもこの特徴は残ってる。
        だから鳥と恐竜の境界線なんてないも同然。
        鳥は獣脚類の恐竜そのものと思って差し支えない。

        • 評価
  19. オサガメ知らなかったからググってみたら口の中凶悪すぎ

    • 評価
  20. 恐竜から
    近い←                 →遠い
    鳥類   ワニ      亀    トカゲ 蛇
    適当だけど大体こんな感じじゃね

    • +3
  21. >31
    みんなそれぞれ美味しそうで、最強を決めるのは難しいだろう。

    • +2
  22. 第三の眼の話で思い出したけど、脳も光を感知してるってやつ。
    不眠症治療だかで起床時刻に強めの照明を点けるかわりに
    耳の穴から光を当てる小型の治療装置が出来たってどこかで読んだ。

    • +1
  23. アナコンダの3枚目の写真がCGにみえる・・・(本物だったらすいません)

    • +2
  24. ダチョウとかエミューの顔アップで十分に恐竜っぽく見えなくもないな。

    • +1
  25. オサガメの融通の利かなさというか、特化した生態は面白いな。
    食道にびっしり刺が生えてて水を吐き出す時にクラゲを逃がさないとか、
    他の獲物相手にも役に立つんだろうかw

    • 評価
  26. 恐竜ってどっちかってゆーと鳥類に進化したんじゃなかったけ?
    爬虫類系は元々から爬虫類じゃなかった?

    • 評価
  27. 鳥類が恐竜の子孫だな。恐鳥類とかいたし。
    とかげとかはほとんど共通点ないはず

    • 評価
  28.      爬虫類の祖先
         ↓    ↓
    現代の爬虫類   恐竜
              ↓
             鳥類
    いまはこんな感じで定着してるね

    • +1
  29. ふと思ったんだがダチョウを泳がせて遠目に写真録ったらネッシーぽく撮れるんじゃないんだろうか
    あ、なんか大事なロマン、俺壊した?

    • 評価
  30. 恐竜は爬虫類じゃなくて、鳥類だったって説もあるけどね。
    あの、でっかい亀に日本海のクラゲ駆除してもらおうよ。

    • 評価
  31. 少し前、どこかの国で氷漬けマンモスのミイラが発見したが、あれも恐竜の仲間?
    もし仲間だとしたら熱帯にいる象がいるのでは?

    • 評価
  32. ナイルワニのギュスタフではないのか

    • 評価
  33. ヘビとかカメよりは、ダチョウとかの大型鳥類の方が恐竜っぽさを感じるけどなあ。

    • +1
    1. ※48はミスorz
      太古の時代にいた2足歩行の鳥類で今の猪とかでも捕食したっていうヤツがいたんだが、やっぱりそういうのが恐竜に最もちかいんだろうなあ

      • 評価
      1. ※49
        ディアトリマさん?
        むかーし恐竜の図鑑のおまけというか巻末辺りに載ってるの見てかっこよさに惚れたわー。
        ヘビクイワシなんか見てると、こんな生態だったのかな~と思って楽しいです。

        • 評価
  34. さすがにマンモスを恐竜の仲間に分類するやつはおらんだろww

    • +1
  35. 確かにワニは恐竜と同じ主竜類ですから、比較対象に値します。しかし、恐竜特に獣脚類は鶏やサギなどの鳥類にそっくりだったと思います。また、私の意見ですがその他の恐竜(竜脚形亜目や鳥盤目)も幼体の頃は原始的な羽毛に覆われていたでしょう。何故かというと、恐竜と共通祖先から分岐した翼竜にも羽毛が存在したからです。おそらく主竜類でも恐竜と翼竜などの系統(鳥頸類)は既に羽毛を獲得し、カミナリ竜や鎧竜などで二次的に退化したものと考えます。つまり、恐竜や翼竜などは爬虫類よりは鳥類そっくりだったでしょう。
    ちなみにヘビ、コモドオオトカゲはモササウルス類や首長竜などにそっくりだったと思います。

    • +1
  36. ミゴーとか実在しないのかな
    モササウルスの生き残りとか
    夢が広がリングなんだが…

    • 評価
  37. ワニの存在考えるとやっぱりティラノとか大型肉食恐竜は巨大化した鳥みたいな姿じゃなくて昔ながらの怪獣系の姿なんじゃないかと思う
    ヴェロキラプトルみたいな小型肉食恐竜は近年の恐竜の予想図通り鶏とトカゲの中間的な姿だったかもしれないけど
    モササウルスとか海竜系はワニじゃなくてコモドオオトカゲを巨大化したような姿だったんだろうな

    • 評価
  38. ワニと恐竜は分類系統でもはっきりと分かれています。
    最新の定義では「恐竜はトリケラトプス、現生鳥類、そしてこれらの最も新しい共通の祖先とその全ての子孫からなる。」ということです。

    • 評価
  39. 大型爬虫類から恐竜を連想していた古い恐竜のイメージそのものですね。
    羽毛恐竜の存在が明らかになって、しかも獣脚類と鳥類の関係性が明らかになった現在
    ダチョウのような地上大型鳥類なんかから恐竜がイメージされているようですね。

    • 評価

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