メインコンテンツにスキップ

我々の銀河には少なくとも36の高度な地球外文明が存在している可能性が示唆される

記事の本文にスキップ

33件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
天の川銀河に知的生命が? / Pixabay
Advertisement

 宇宙には我々以外にも知的生命が存在するのか? これは人類が宇宙に目を向けるようになって以来、ずっと問い続けられてきた疑問だ。

 有史以来、説明することができない不可思議な現象はいくつも確認されてきたが、宇宙人の存在をはっきりと告げている証拠はまだ見つかっていない。

 しかし、ある研究チームによると、我々が暮らす天の川には今の時点で36の地球外文明があってもおかしくはないのだという。

 もちろん、知的生命が存在することを示す具体的な証拠が見つかったわけではない。しかし、統計学的な確率に基づくのなら、そう推定することができるのだそうだ。

地球に似た惑星では50億年もすれば知的生命が誕生する

 ノッティンガム大学(イギリス)の研究チームによるこの研究は、次のような仮定に基づき、宇宙規模での進化を考察したものだ。

 まず、惑星では地球と似たようなプロセスで生命が誕生・発達する。地球のような惑星では50億年も経過すれば、知的生命が誕生する。

 また誕生した種が発達するにはかなり金属が豊富な環境が必要になる。地球に似た惑星が形成されるには、恒星に一定量を超える金属が含まれていなければならないからだ。

 太陽に金属が存在しているおかげで、人類自身はかなり金属が豊富な環境で発達してきた。

この画像を大きなサイズで見る
Pixabay

電波を出す文明が100年間存続するとしたら

 地球文明は過去100年かそこらの間に人工衛星やテレビなどによって電波を発信してきたが、同等の技術を持つ文明もまた地球文明と同じだけ存続するのだとしよう。

 このように知的生命が誕生する条件を仮定した上で、それらを満たす惑星が天の川に何個あるか推定する。すると現時点で36の知的文明が存在していたとしてもおかしくはないのだそうだ。

 ただし、この推定が正しいのだとしても、地球外文明と交信するのは難しい。何しろ文明同士の平均的な距離は1万7000光年もあると考えられるからだ。

 我々がそうした電波を検出できるようになる前に、地球外の文明が滅んでしまっているという可能性もある。その場合、天の川にいる知的生命は人類だけということになる。

この画像を大きなサイズで見る
Pixabay

地球文明の今後の運命は?

 なお、この研究は現存する地球外文明の数だけでなく、我々の文明が存続する期間についても示唆しているとのこと。

 仮に知的生命がごくありふれた存在なのだとすれば、地球の文明は数百年よりもずっと長く存在できると考えてもいいだろう。

 しかし天の川に現存する文明が他になければ、それは我々もまたそれほど長くは存在できない可能性を告げている。地球外文明を捜索するという試みは、私たち自身の運命をも探す試みなのだそうだ。

この研究は、『The Astrophysical Journal』(6月15日付)に掲載された。

The Astrobiological Copernican Weak and Strong Limits for Intelligent Life – IOPscience
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/1538-4357/ab8225

References:wusa9 / usatodayなど/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 33件

コメントを書く

  1. 宇宙空間を短縮し光の数十億倍の速さで航行する宇宙船が
    開発されりゃ別だが、現在の技術では発見しても到着するのに
    途方もない時間かかるので発見されても泣く泣く諦めるしか
    ないよな

    • +6
  2. 記事にもあるとおり、あるのは間違いないだろうとしても問題は交信する技術をもった文明への進化だろうな。
    限りなく人間に近くてもアポロやボイジャーを飛ばすどころか、何万年も槍と弓で戦国やってるかもしれないし、
    種の特性として「その発想は無かった」になってしまうんであればどうしようもない。

    • +9
  3. 現在の人類が今後100億年続くことは確実に無いわけで、星でも地球に光が届くころには消滅していたということが五万とあること考えれば、仮に知的生命が存在していても、見つけた頃には絶滅しているか、見つけられれば絶滅しているかの確率が高いわな。

    • +7
    1. >>5
      人間の感覚、タイムスケールで考えすぎでは?
      人類のタイムスケールで考えれば歴史は何万年かは余裕であるのだから。
      1000年後にはワープでも次元航行でも平面宇宙航行でもボソンジャンプでもフォールド航行でも、それこそタイムマシンでも発明してるかもしれないし。

      • 評価
  4. これはあくまで確率学的な話だからな
    どうとでも言える接触確率も
    双方が宇宙人を探してると言うだけで
    単純に2乗になるわけでしょ
    更には例えば100年進んだ
    文明なら100年進んだ
    観測技術もってるわけで
    観測精度は上がる
    ワープドライヴ航法なんかが
    あればさらに状況は変わるからなあ
    何とも言えないな

    • +2
  5. 50億年後に誕生する…?50億年後は太陽無くなってるのでは…?

    • -4
    1. 太陽そのものに金属が含まれているおかげ、というよりは、原始太陽系が形成される時に、周囲に金属元素が豊富にあったということかな。銀河中心から、現在の太陽系がある位置よりさらに離れた場所にはそれが乏しく、かといって中心に近づけば放射線が強くなって生命の存在を脅かすので、「銀河系のハビタブルゾーン」というものが考えられている。

      ※7
      今から50億年後ではなくて、天の川銀河が形成されてから少なくとも100億年は経過しているので、太陽系に似た恒星系があれば、知的生命が現れる時間はじゅうぶんあるということじゃないですかね。

      • +7
  6. 少なくとも我々が居る訳だから1個は有る。1個あれば、2個も有るんじゃないの?という気はする。早く他の文明に合いたいものだと思う。きっと違いにびっくらこく…と思う。

    • +4
  7. 電波じゃ2光年も届かないことがもうわかっているのにどうやって探すん?また、どうやって探してもらうの?

    • 評価
    1. >>10
      2光年以上先の電波をキャッチする技術を開発すればよし。
      あとは恒星間航行を開発して、移動中にサーチ。

      要するに今の地球の技術では出来ないってだけ。

      • +4
      1. ※21
        そういう問題じゃなくて完全に(宇宙を無数に行き交う)ノイズ以下になってしまうのよ

        • -1
  8. ノッディイガズムそれを知った時あなたは

    • 評価
  9. 単なる希望的観測に過ぎない
    そもそも知的生命体なんて概念自体が地球独特のものである可能性の方が高いのに
    仮に恒星との距離など地球と似た環境の惑星があったからって生物が発生するとは限らんしな

    • -20
    1. >>12
      知的生命が地球独自のものと考える理由は何でしょうか。

      むしろ天文観測を蓄積するにつれ「恒星はありふれたもの」「銀河はありふれたもの」「系外惑星はありふれたもの」といった発見の連続であったことを踏まえれば、外見はそれと認識しにくくとも高度な知性を発達させた生命が、宇宙にあふれているとまで行かずとも、そこかしこにいてもおかしくはない、と思いますが。

      • +9
    2. ※12
      「自然斉一性の原理」という基本的な前提が科学的思考には欠かせないのだけど、
      それは「自然界で起きる出来事は全くデタラメに生起するわけでも、ただ一回限りの奇跡ばかり起こるわけでもなく、何らかの秩序があり、同じような条件のもとでは、同じ現象がくりかえされるはずだ」とする仮定の事である
      それを蔑ろにした議論は、いわゆる「魔術的思惟」つまり神や悪魔が命を生み出したり奇跡を起こしたりするような迷信的・非科学的発想に至ってしまう
      知的生命体が地球のみで生まれた唯一無二であるとする思想も、そうした奇跡前提の非科学的な思想でしかない
      こうした考え方を、故カール・セーガンは「地球ショーヴィニズム(地球中心主義)」として忌み嫌っていたという

      • +2
  10. 地球外文明があったとしても交信したり発見できる可能性はほぼない、あるかないか結局はわからないのなら
    あるってことにしておこう
    他にも文明を築いた宇宙人はいるよ、出会えないんだけどさ…ってことで

    • 評価
  11. とんでもなく頭の良い友好的な宇宙人が、ワープで地球まで来てくれないかなー?

    • +4
  12. 故・カール・セーガン博士が40年前に話していた計算方法だね。
    当時は、まだ太陽系以外の惑星も確認されていなかったはずだし、地球外知的生命体は確認できないだろうってのが結論だったと思う。
    今回は金属と文明・電波まで入れて計算し直した結果だから精度は上がっているはず…
    でも、実際に確認できるかというと難しいかなあ。

    地道に探すしかない。
    前にも書いたが、素数のシグナルを探せ!
    観測可能な宇宙では普遍だ。真理の一つだ。
    知的生命体なら理解しているはず。

    • +3
  13. 我らのいる天の川銀河だけでも2000~4000億個の恒星があって、その恒星は惑星を連れていることもわかってて、そんな銀河がこれまた数千億あることもわかっている。なら地球で起きたことは、他のどこかでも起きている考えるのが自然だろう。
    あっちと指挿したはるか遠い先で、同じようにこちらを指さしているかもしれないぞ。

    • +6
  14. わいが生きてる間に未知との遭遇が起きたら草やな

    • -4
  15. 星の文明が1回限りという暗黙の前提がありそうですね。
    地球上の文明も現代のものが最初で最後とは限らない。
    最近の例で言えば1万年前のギョペクリテペ以降の石の文明は遺跡がしっかり残ってるけど、同時期の縄文文化は木の文明だったために太い柱の跡とか漆器の破片、石器くらいしかない。しかも青森の日本海側は沈んだし。
    まして100万年前、1億年前の文明だと地中奥深くに埋まってるだろう。
    話変わるけどシラス台地や関東ローム層の最下部まで発掘できれば当時の遺跡がわんさかでるかもね。

    • +1
    1. >>23
      少なくとも文明と呼ぶためには、言語を用いたコミュニケーションが成立していた必要がある。ましてこのテーマでの定義なら電波を使いこなせるほどまで発達した文明と捉えるのが適切です。それほどの知性を備えた生物なら、大規模な痕跡を残すほど栄えたと考えるのが自然です。

      例えにあった一億年前はまさに恐竜時代で、その地層から当時の生物の痕跡以外に、そのような遺物が発見されない、ということは文明は発生しなかった、と捉えるべきだと思います。

      それこそ地殻活動の奥深くまで沈んだ地層は冥王代辺りまで遡るので、その頃に突然知的生命が発生したと考えるのは尚更厳しいでしょう。

      唯一地球という例しか知らない現在、電波文明にまで発達するには数十億年必要、というのは前提として仕方ないですね。

      • +2
  16. 生命の誕生がかなりありふれた現象であることは、科学的にほぼ立証されている。だが
    1)生命が誕生してもそのほとんどは単細胞生物であり、それが多細胞生物、さらに知的生命体へと進化するためには、奇跡的な偶然が必要であることも明らかになっている。
    2)たとえ知的生命体が誕生しても、現在の地球人と同じかそれ以上の高度な文明を生み出せるかどうかはわからない。
    3)たとえ高度な文明が生まれても、それが現在の地球文明と時期的に重なる可能性はごくわずか。産業革命以降の地球の歴史はたかだか二百年。宇宙的スケールでは一瞬のまた一瞬に過ぎない。
    4)仮に奇跡的に文明の発展時期が重なり、さらにエイリアンが地球人よりはるかに優れた文明を発達させていたとしても、広大な宇宙空間を移動して地球人と接触できるようなテクノロジーやエネルギーの開発は、ほとんど考えられない。人類など、いまだ月に数回宇宙飛行士を送ることができただけなのだ。
    以上から、「生命の誕生はありふれている」ということと、「地球人が高度な文明を備えたエイリアンと接触できる」ことの間には、無限に近い隔たりがある。
    我々は決して「孤独」ではないだろう。だが、他者との接触がほぼ不可能な、「大宇宙空間のちっぽけな星」に暮らしているのだ。

    • +3
    1. ※25 同感
      地球外知的生命との接触”不可能”性について補足
      何よりのエビデンスは、我々地球人自身がホモサピエンス次元へ進化できるまで、どこからも干渉を受けずに十分な時間(何十億年w)稼げたということ
      この長期間放っておかれたという事実は逆に我々が未来スケールで科学技術を発達させても他の生命惑星に決して辿り着けないということを証左してるw

      • -1
  17. SF作品の話だが
    スタートレックでさえ「α宇宙域」から「β宇宙域」の間でほとんどのエピソードが語られるわけで「Δ」と「γ」は「ヴォイジャー」とQ、ボーグのエピソードぐらいでしか出てこない
    天の川銀河を4等分しても半分ほどしか使われていない事が天の川銀河の広大さを感じさせる
    SF作品の話だけどね

    • 評価
  18. そんなにグロテスクな顔か、かたちしてたら
    会いたいとは、思わない・・

    • 評価
    1. ※27
      多分、大丈夫だと思うけれど?
      どうも生き物って『素敵になりたい』って願望を持つみたいだ
      それに全ての生き物は『元デザインが計画されているかも?』
      とすら思える。だから多分そんなに酷い生き物は居ないと思う

      • 評価
  19. しかし数多の文明が在りながら、誰も地球の方向に進出方向や探査領域をむけていなかったのであった・・・

    『なぜ誰もやって来ないんだーっ!何故交流を求めて来ないんだーっ!何故通信が捉えられないんだーっ!』・・・の答えが此れだったら悲しいなぁ。

    • 評価
  20. そんなにあるんならそれらしい電波によるメッセージが届いてもいいはずなのに

    • 評価
  21. 向こうもきっと地球を発見してるのかもな
    太陽である恒星のハビタブルゾーンに表面の7割が水で覆われた岩石惑星、なんてものを発見したらメッチャクチャ興奮してるに違いない

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

自然・廃墟・宇宙

自然・廃墟・宇宙についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

UFO・宇宙人

UFO・宇宙人についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。