この画像を大きなサイズで見るスマホに釘付けになっている子供を見ると、親としてはどうにも不安な気持ちになるかもしれない。
スマホが子供に与える影響は様々な分野で研究されているが、少なくとも、対人スキル(社交性・コミュニケーション能力)においては、前の世代と比べて特に劣っているようなことはないそうだ。
この研究は『American Journal of Sociology』(1月号125巻No. 4)に掲載された。
Kids These Days: Are Face-to-Face Social Skills among American Children Declining?1 | American Journal of Sociology: Vol 125, No 4
https://www.journals.uchicago.edu/doi/10.1086/707985
オハイオ州立大学(アメリカ)の社会学者は、1998年に幼稚園に入った子供と2010年に入園した子供の対人スキルを、教師や親による評価を元に比較してみた。
すると、どちらの世代も友達やさまざまな人たちと付き合う力の評価は似たようなもので、それは感情のコントロールといった自制心にも同じことが言えるとのことだ。
「実質的に、比較したどの項目でも、後の世代の子供の対人スキルは同じか、それどころか若干高いという結果でした」とダグラス・ダウニー教授は説明する。
つまり、現代の子供たちは今でも、健全に成長しているということだ。
きっかけは若者の対人スキルをめぐっての口論
この研究が行われたきっかけは、数年前にダウニー教授が子供を連れてピザ屋に行ったとき、若い世代の対人スキルをめぐり口論になったことだったそうだ。
そのとき教授は、今の子供たちはスマホの画面ばかり見ていて、対人スキルがとんでもなく衰えていると力説。子供はそれに対して、なぜそんなことが分かるのかと反論してきた。証拠でもあるのか? と。
そこで、教授は自説の正しさを証明すべく、1998年に幼稚園に入った子供と2010年入園の子供とで、対人スキルにどのくらい差があるのか比較してみることにした。
ちなみに1998年はフェイスブックが誕生する6年前のことで、2010年は初代iPadがデビューした年だ。
この画像を大きなサイズで見るむしろ若い世代の方が対人スキルは上?
使用されたデータセットは、幼稚園から小学5年生まで期間、教師が計6回子供の対人スキルを評価したもの。加えて、入園時と卒園時および1年生終了時には、親による評価もなされていた。
比較から明らかになったのは、少なくとも教師の目から見て、若い世代の子供たちの対人スキルと自制心が劣っているようなことはないということだ。むしろわずかに高い傾向すらあり、それは5年生まで一貫していた。
しかも、特に画面を見ている時間が長いグループであってすら、ほとんど画面を見ないグループと比べて、対人スキルは似たような発達を示していた。
1つだけ例外があった。それは1日に何度もオンラインゲームとSNSを利用している子供では、若干対人スキルが低かったことだ。ただし、それすらごくわずかな違いでしかなかったという。
ダウニー教授によれば、「全体としては、画面を見つめて過ごすと対人スキルに悪影響が出るという証拠はほぼなかった」そうだ。
この画像を大きなサイズで見る「今時の若い者は!」は昔からの伝統
彼は最初は少々意外に思ったそうだが、実際はそれほど驚くことでもなかったと述べている。
というのも、いつの時代も大人たちは「今時の若い者は!」と憂いているものだからだ。それは古来より続いてきた伝統のようなものだ。
そうした大人の愚痴でよくあるのは、新しい技術のせいで起こるモラルの低下に対する懸念だ。
大人たちは、それまでになかった技術が登場すると、伝統的な人間関係――とりわけ親子関係が破壊されるのではないかと心配しがちだ。
「電話しかり、自動車しかり、ラジオしかり――どれも当時の大人たちにモラルの低下を嘆かせてきました。なぜなら、そうした技術は子供たちにより多くの自主性を与えるからです。」
画面をベースにした技術に対する恐怖もそれと同じだ。
だが、いずれにせよ、若い世代はきちんと良好な対人関係を築く方法を学んでいる。それは直接会ってのコミュニケーションも、ネットを介したコミュニケーションも、どちらも問題なく機能しているということだ。
とりあえず今回の研究は「対人スキル」に関するものであるということをお忘れなく。スマホの使用が子供に及ぼす影響は他にもいろいろあり、それぞれに研究が進められている。
References:https://news.osu.edu/tech-not-hurting-social-skills-of-kids-these-days// written by hiroching / edited by parumo














んー?少なくとも人の表情から読み取る能力は全く養えないとおもうんだけどなぁ
コレ対人スキルの内に入らんの?
※2
それも含めて、スマホ触ってるとき以外の時間に十分養われているっていうことじゃない?
評価基準自体が変化してる可能性もあるけど。
※2
多分、欠落する所と欠落しない所、つまり「何があったとしても変化しない所」と「何かしらがあれば変化する所」があるんだと思う。
基礎的な部分、人が本来持ってる所は変化しなく、基礎的な部分から波及する社会生活において培われる部分は欠落する。
よくある風景で、わざわざ現実で何人かで集まってるのに、ずっとスマホを弄ってるようなのは、ある種の対人スキルの欠落だと思うし。
別に上の世代も対人スキル全体として高いとは別に思えないけどね
コミュニケーションの手法や表現が常に変化していて、前の世代が後から来た世代のアプローチを受け取れない可能性(逆もまた然り)はあるかな…
気をつけたいね
子どもの頃スマホなんて無かったけどオレの対人スキルは低いもんなぁ
比較が1998年と2010年でしょ
1998と2020で比較したら全然違う結果になりそう
ビデオ通話もあるし。絵文字もあるから。
やはり言葉・文章にするという過程があるからコミュ力は上がると思うんだ。
ゲーム廃人になると、ゲームだけで終わらずツイッターで情報交換しだすからね
本当かな
以前の動物実験報告だと全く違う結果出たんだけど
※7
それは動物と人間のコミュニケーションの差じゃないの
言語化っていうのが人間の特徴だとおもうし
じゃあなんでネットに会話の通じない人間が増えまくってるんだよ
学力の問題か?
※8
スマホの所為じゃなくて、もともとその人達が残念なだけなんじゃ・・・。
個人的の思うんだけど、今の親世代が他の世代に比べて対コミュニケーション力が低い気がする。子や親の親世代とかに比べてさ。だからそこと比較したら子供たちの方がよっぽどコミュニケーション能力高い気がするよ。
生まれつきの気質次第よ結局。
外向か内向か、合理的か感情的かなんてのは
それこそ赤子の頃から個性が現れてるし死ぬまで変わらない。
コミュ力高い人はスマホ使用に関係なく高いし逆も同じですよ。
「言わんでも察しろは」確かに対人スキルだけど、
討論文化ではあまり重視されないぞ。
日本では重視されるけど。
ルールとして明文化して煩雑になること防げるからな。
最近の新入社員は、会社で電話に出れないという記事を読んだんだが
※14
そういうのを叩きまくる記事がいっぱいあるのを昔と違って誰でも見れる時代になってるから、ミスを恐れてわからないことに挑戦する気が無くなってるだけだろう。 むしろ新人の時だからこそミスして学んでかないといけないから、空気自体が悪い。
今の子はスマホで何でも調べるから相手の趣味の分野でも最初は知らなくてもすぐに調べて会話が成立するからね
よく分からないけど相槌だけ打つ様なスタイルではなく、具体的に同じモノ見て意見交換できる
また各自がネットを通じて趣味の知識を得易いが故に、得た知識を披露しようと会話の機会も増え中身も知識に応じた高度なモノとなる
共通の話題でしか会話が成立しなかった世代よりはコミュ力が上がっていても不思議ではない
>>16
>よく分からないけど相槌だけ打つ様なスタイルではなく、具体的に同じモノ見て意見交換できる
いや、今の若い世代も興味ない話題は適当に相槌だけ打ってるよ…
固定電話の応対が出来なかったりしてるので
影響は多大にあると思う
親しい(と本人が思い込んでいる)対称には
対応できても、第三者や目上の人間
取引先に対する対人スキルは身につかないのでは
親の世代のコミュニケーションスキル低いと思う人は
架空のコミュニケーションに満足してる世代では
ないのかね
若い子と接してると感じるけど関係性でも何でも
安易に簡易にみたいなのが非常に多くて不安になる
数回、あるいは数時間数十分ネット上で接触しただけ
でも「私たち俺たち親友だよね身内だよね」
ってアピールがすごいし
この世代が親友だと思っているのは多分
「親友」って名札をつけたただの他人だと思う
※19
私も、いまどきの若者は~と嘆く世代に入ってますが、この研究で取り上げた対人スキルとは、ビジネスマナーの類ではなく、一般的な会話のキャッチボールのことだと思います(単なる相槌やディスカッション、日常会話レベルがどの程度成立しているか)。
昔でも架空の小説やマンガの世界に惹き込まれすぎれば、若干おかしな言い回しが飛び出したりして「この子大丈夫だろうか」と思われても、遅かれ早かれ社会性は身につけていく。そのような現象がウェブに置き換わっているだけで、特定のデバイスが大きな悪影響を及ぼしているとは感じません。
会社の電話応対などは必要に応じて教えればいいのです(自営業の家庭に育った私は、否応なく身に付けてしまいましたが、取らずに済むなら固定電話なんぞ絶対取りたくないですw)
軽々と世代やコミュニケーションの壁を乗り越えて、様々な世界に接することができる今の若者を、むしろ私なぞ羨むくらいです。
日本でも自分勝手で非常識な奴は若者よりむしろ年寄りの方が多い
ネット上でも繋がれるし語り合えるからねえ
十分対人スキルはそれで養われると思う
※20
そうとも言えないし昔と今じゃそんなに変わんないと思うぞ
そもそも元々対人スキル低かった人がネトゲやら匿名掲示板とかに集まる(ほかに居場所がない)から、影響出るのじゃないかっていう先入観があるだけだからなんの関係もないだろうな。
アップルが筋書き書いたんだろ
ネットを介して人と関わる場面が飛躍的に多くなるのでスキルが上がるのは納得
一方情緒面でストレスや自尊心の欠落を隠すのも上手くなってしまう弊害もあるので
研究とケアは欠かせないと思う
要するに「テレビ漬けで育つとコミュニケーション能力が衰える!」って言われてテレビを見ながら育った今の中年世代が「スマホ漬けで育つとコミュニケーション能力が衰える!」って今の子供に言ってるって事ね。
「最近の若いもんは・・・」って紀元前からあるけど、自分たちより下の世代が自分たちより劣っていて欲しい願望は変わらずあり続けるってなんか不思議
日本じゃ平安の頃から「近頃の若いモンは~」って定型句があったらしいなw
俺はPC→ガラケー→スマホと通信機器の進歩の恩恵を受けてきたが、他の場面でちゃんと対人スキルは鍛えられてる
結局個人差なのよこんなモン
むしろ最近はSNSでの対人スキルの方が重要になってきてない?良かれと思って言ったことから大炎上なんて普通にあるし
この調査を否定するわけじゃないんだけど
個人的実感としてはやはりスマホを使うようになってから対人関係における寛容性や忍耐力は下がった気がする
基本ネット上での人間関係は自分の主義主張または趣味嗜好と合致していることを前提として構築されるから自分にとって全く理解不能な”他者”と遭遇することは殆どないけど現実世界では違う
自分にとって理解不能な”他者”との遭遇なんてままある
その瞬間そんな”他者”に対して信じられないほど苛烈な感情を抱く自分に気付いてゾッとすることがスマホを使うようになってから増えた気がするんだよなぁ…
テレビが登場したときからの伝統。
今のジジババも同じこと言われてたはずなんだけどな、ホント学習しないわ。
うどん食べすぎると頭おかしくなるんかね。
昔は同レベルの人間同士の集団としか接触がなかった。マナーとか倫理観とか学力とか教養 今はあらゆる方面の人間とネットで接触できるから自分とは違うおかしな人が増えたと認識するのかもしれない。あと通信手段が変わればコミュニーケーションの取り方も変わるというもので 新しいやり方が認められない人には 今どきの人間のコミュ力が低いと感じるだろう。
じゃあ俺の対人スキルが0なのはなんでなんだよ
>教師の目から見て、若い世代の子供たちの対人スキルと自制心が劣っているようなことはないということだ
定量的じゃない調査は無価値だって小学校で習わなかったのかね。数字を出せ。共通した結果が出るような試験を用意しろ
それとスマホの普及によって下がったのは対人スキル以上に知能だよ
検索結果を使って考察するのではなく、なんの根拠もなしに検索結果を妄信してしかもそれを利用して他人を情報弱者呼ばわりする頭悪いやつが増えた。精査する能力がない
・本当に正しいのか(真偽)なぜ正しいのか(理解)いつでも正しいのか(汎用性) ということを一切考えない
・単に理屈が通っているだけの正論をいつでも正しい言い分であると勘違いして正義のゴリ押ししてくる。理屈が通った言い分が正対する二律背反と言う言葉を知らないのだろうか
実際に影響を与えてるのは、その対象者の周囲に居る人間。
外向性/内向性といった元々の性格傾向と、対象者の生活環境を形成する周囲の人間関係の組み合わせによって対人スキルは創られていくからね。
イメージ的には、絵の具を混ぜてる感じ。
まぁ、スマホと言っても所詮は拡張ツールでしかない(=人間同士を繋いでるだけ)から機械のせいにしてもね。シリやアレクサとばかり付き合ってるわけでもないんだし…。
あ、けどもしAIや人間以外の知的生命体とばかり交信しだしたら変わってくるかなかぁ…?