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16世紀のドイツで集団目撃されたUFOの空中交戦「ニュルンベルク上空の天文現象」

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(著) (編集)

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 UFOを目撃したという記録は大昔から存在する。古代壁画に描かれた異星人らしき描写や、中世の宗教がに描かれた謎の円盤的物体、日本でも「虚舟(うつぼ舟)」と呼ばれる円盤状の物体の記録が残されている。

 遠い昔のことなので今では検証しようもないが、中にはSF映画さながらの興味深い伝承もある。中でもすごいのは、UFO同士の戦闘だ。

 それは1561年のドイツ、ニュルンベルグの上空で起きた奇妙な現象で、多くの人がそれを目撃したと記録されている。

上空で様々なUFOが空中戦闘

 1561年4月14日、地上にいたニュルンベルクの住人たちは音がする空を見上げて、あまりの光景に恐怖で固まった。

 空中には、形もサイズも違う何百という謎の物体が互いに敵意をむき出しにして攻撃しあっているかのように飛び交っていったという。

 物体の形は、球体、円筒型、チューブ型、皿型、十字、楕円、三日月型とそれはさまざまで、その後、そのうちのひとつが、どこか荒野に墜落したと言われている。

 彼らの飛行スピードはこの世のものとは思えないほど速く、当時の地元の新聞はこの信じられないような光景を次のようにつづっている。

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wikimedia public domain

最初に太陽の真ん中に、血のような色をした下弦の月に似た半円の2本の弧が現れた。上下と両サイドが赤い太陽の中に、部分的に濁ったり、部分的に黒くなった鉄色の丸い球体が見えた。

同様に、太陽の両サイド、まわりにも、血のように赤い丸いものがたくさんあった。一列に3体並んだり、4体が四角形を作ったり、単独でいるものもあった。こうした球体の間に、赤い十字がいくつか見え、さらにその間に細長い形の物体もあった。それが前後に動くにつれ次第に太くなり、混ざり合った。

すると、これらが皆、互いに戦い始めたのだ。最初に太陽の中にあった球体が両側に飛び出し、それから太陽の外にあった球体や大小の細長い棒のような物体が太陽めがけて突進した。

球体たちは互いに前後に飛び交い、1時間以上にわたって激しく攻撃しあっているように見えた。ついには燃え尽きたかのように、地上に落ちてきて、大量の煙をあげながら衰弱した。

すべてが終わると、とても長くて太い黒い槍のようなものが現れて、東を指したり、西を指し示したりするのが目撃された。それがなにを意味しているのかは、神のみぞ知るだ

 この一連の出来事は、たっぷり1時間は続いたようで、その後、さまざまな形の謎の物体は太陽に向かって消えた。

 この記事には、戦闘の様子を描いた板目木版の挿絵がつけられていた。これは、1958年にカール・ユングの『Flying Saucers: A Modern Myth of Things Seen in the Skies』が刊行されたときに、世間に知られるようになり、それ以来、多くの人が首を傾げることになった。

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wikimedia commons

実際は何だったのか?ニュルンベルク上空の天文現象は謎のまま

 記事が出た当時は、天体の戦争とか、神からのシグナルだと見られていたが、もちろん、当時は、空飛ぶ宇宙船(UFO)などという概念がある時代ではなかったし、そもそも宇宙についての知識はなかった。

 機械が空を飛ぶなどもってのほかで、唯一、理解できる宗教的な解釈で説明しようとやっきになるばかりだった。

 何世紀もたってから、幻日のような大気現象や、昆虫の大群、雲、鳥が原因ではないか、といった解釈ができるようになった。

 もしくは、センセーショナルな大ぼらか、本当にUFO軍同士の戦闘だったのかもしれないが、この目撃からかなり時間がたちすぎていることを考えると、真実は決してわかりそうもない。しかし、興味深い出来事であることは確かだ。

UFOの空中戦は17世紀にも

 これとよく似た事例が、1665年4月に現在のドイツのバルヘーフト(当時はスウェーデン)の上空で起こったと言われている。

 このときは、ディスク型の物体7機が互いに戦い、1機を残して、あとはバラバラに飛び去ったという。これを目撃した者は皆、その後病気になったらしい。エラスムス・フランシスシという者が、1689年にこのことを記録している。

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しばらくすると、空の彼方に平たい丸い皿のような物体が現れた。大きなつばのある帽子をかぶった男のようにも見えた。

暗い月のような色をしていて、それは、聖ニコライ教会の真上に浮かんで、夕方までじっとそこを動かなかった。

死ぬほど不安にかられた漁師たちが、これ以上この光景を見ていられなくなり、手で顔を覆った。翌日、彼らは皆、具合が悪くなり、全身が震え、頭や手足に痛みが出た。学者の多くは、これについて、さまざまな説を繰り出した

wikimedia commons

近年に目撃されたUFOの空中交戦

 ニュルンベルク上空の天文現象のときのように、蜃気楼、鳥、ごく普通の自然現象などと推測されたが、漁師たちが具合が悪くなった事実は興味深い。

 いったい、ここでなにが起こっていたのだろう? UFO同士の戦闘のような目撃報告は、現代では1980年2月にオーストラリアで起こったとされるものがある。

 この日、オーストラリア、オルドゲートに住むロブとフィル・ティンデール兄弟は、空に浮かぶ明るく黄色い光を放つ物体を目撃した。数分後に、もう少し大きな同じような物体が合流し、小さいほうの物体に向けて赤い光を放ったという。

 兄弟によると、大きいほうは小さいほうの上に移動して、下に向けて赤い光を放ち、後退してはまた繰り返し、明らかに攻撃しているように見えたという。

 小さいほうは、そのうち逃げ出し、2機は目にもとまらぬ速さで攻防戦を繰り広げた。明らかに追いつ追われつの光景で、そのうち2機はスピードを落とすと、反対方向へ離れていったらしい。

 兄弟のひとりは言う。「確かにふたつの光の片方がもう片方を追いかけていた。そして2機とも、地平線の向こうへ消えていった。忘れもしないよ」ふたりは、UFOの空中戦を確かに目撃したと断固として主張する。また、もうひとりの目撃者、地元の農夫のダリル・ブラウンは、モーターボートのような形の黄色い物体が木々の間に突っ込んできて、枝を根こそぎはらっていったのを見ていて、何事かと思ったという。

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 もっと最近のものは、UFO Casebookのサイトや、ウィリアム・J・バーンズとハロルド・バートの『Unsolved UFO Mysteries』でも取り上げられた事件だ。

 ロシアのUFO研究家ニコライ・サボティンの報告で、ロシアのザオストロフカで起こった事件だ。1989年9月16日、6機の銀色のソーサー型UFOが、もっと大きな金色のUFOを追いかけて攻撃しているのを多くが目撃した。

 そのスピードはとんでもなく速く、互いに強い光線を放っていたという。Semipalatinsk紙によると、これらUFOから放たれたエネルギーは、地域の送電網に障害を引き起こし、町中が停電するほどだったらしい。

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 驚くのは、銀色のUFOが集団で金色のUFOを攻撃していたことだ。金色のUFOは、エネルギービームを大量に浴びて、高度を保っていられずに降下し始め、近くの軍事試験場の湿地に墜落したようだ。

 その後すぐに、6機は飛び去り、目撃者たちは1機の墜落を確認しようとしたが、軍事基地は一般人は立ち入り禁止だった。

 サボティンによると、軍はすぐさま動いて現場を片付けたが、一部の職員が謎の病にかかり、近くを通過する航空機の計器に影響が出たという。

 この事件が本当のことなら、墜落したと思われるUFOはどうなったのだろうか? なぜ、攻撃されるはめになったのか? 

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oorka/iStock

現実離れした壮大なSFスペクタクル

 確かに、あまりに現実離れしていて、説明のつかないことである。

 これら目撃証言は、人間の戦闘機がUFOに絡んでいるのではなく、UFO同士の戦闘のように思える。

 技術が進んだ高性能のUFO同士が、その性能を試すために互いに戦っていたという考えは大胆すぎるが、これが本当のことなら、その理由に疑問が残る。

 エイリアンの間に意見を異にする派閥のようなものがあったのだろうか? 戦闘にまで発展するような、なんらかの理由をもつ敵が彼らの中にいたのだろうか? それとも、奇妙な戦闘のようにみえたただの錯覚?

 こうしたケースは、あまりに常識の範囲外で、本当のことなのか、ただの幻覚なのかはさておき、人間の想像力に大いに火をつけたのは確かだろう。

References: Mysterious Universe

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この記事へのコメント 37件

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  1. 是非ともこの目で見たい内容ですな。
    大きな黒い槍というのがまたスターデストロイヤーの様な大型宇宙船かと想像が盛り上がる。

    • +6
  2. UFO同士がドンパチやってたのが、高度な知的生命体が保護惑星の地球を守ってたとかそんな辺りか

    • +4
    1. ※2
      それならばまだいいが、人類を含めた全ての動植物を自陣営の資産だた主張するグループと、それを一切認めないグループの戦闘だったらどうしよう。

      気の荒い牧場主と無法者の牛泥棒が争ったとき、牛はどうしたらいいんだろうな。
      プロメテウスがくれた「火」で自爆してやるぞと脅すとかか?

      • +3
  3. 昔の挿絵付きSF読み物が、5百年後の未来に見つけられただけじゃね?w

    • +3
  4. ミーちゃん派とケイちゃん派の長きにわたる争い

    • +5
    1. ※5
      なんだ?こしあん派と、つぶあん派の戦いみたいなものか?
      又は、キノコの山派と、タケノコの里派の戦いみたいなもの?

      • +2
  5. 何だか、スターウォーズの一場面みたいな情景だと思った
    もし地球に既に複数の種族が到達していた場合に、
    それぞれの種族の思惑が違うという事は有り得る話だろうね

    『地球の権益を全て我々に与えろ!全て自由に活動させろ!』
    『駄目です!それは許されません!』『ならば、戦いだ!』
    等という紛争が過去に有ったのかも知れない(今でも有るのかも)

    • +2
  6. ユングの訳本ないかな
    読んでみたいのだが語才がない

    • 評価
  7. 人間は昆虫並みに捉えられていて眼中にないんだろうな。今も。

    • +3
  8. >技術が進んだ高性能のUFO同士が、その性能を試すために互いに戦っていた

    いやいや、人類同士の紛争が起こる場合でも、
    政治的、文化的、経済的、宗教的、等の背景は必ず付き物だと思う
    ジェット戦闘機の性能を試す為に、戦闘を開始する奴は居ないと思う
    きっとそれ以前にも、長きに渡っての時代背景が有ったのだと思う

    • 評価
  9. コンタクトを試みる為に
    北海道辺りに転送ポットを建造しよう

    • +2
  10. レプティリアンとグレイエイリアンの戦闘か

    • 評価
  11. こんなこと目の前で起こったら発狂する自信がある

    • +1
  12. ちょっと待って、中世ドイツ人が全員起立して拍手喝采。

    • 評価
  13. 様子を想像すると何かゲームぽい。当時の住民に異様なモノを見せつけようという意図が少し感じられるのと、特に終ったあとに矢印が出るのは、勝敗を判定する画面表示のように思える。世界シミュレーション仮説というのがあるけど、何者かが世界をハッキングしてゲーム画面を上映すればこのような事になるのではないか?しかしかなりレアな現象のようだからこの世界のセキュリティは相当強固なのだろう。

    • +1
    1. ※18

      例えばウルティマオンラインのVR空間がハッキングされてインベーダーゲームが混じる様なものか。まるで映画の「トロン」とか「シュガーラッシュ」みたいだな

      • 評価
  14. 墜落したのに残骸とか残ってないのかね
    ドイツってハーメルンの笛吹き男とかもそうだが想像力掻き立てられる逸話結構有りそう

    • +1
  15. うつぼと読むのか・・・ウン十年もの間、勘違いしていた・・・

    • 評価
  16. 古代では、地球をめぐって天使とルシファーが鎧と剣で戦ったものだが、最近はUFOに乗ってビームで戦うらしい、ロマンがなくなったものだ。

    • 評価
  17. 確かなことはこんな銀河系の最果て星系で星間文明同士が戦うに値する何事かが
    数百年に一度くらいの割合で起きてるという事だ

    • 評価
  18. どんなに高度に技術が発達しようと争いは無くならないってことさ

    • +1
  19. 現地知的生命体への干渉強硬派vs無干渉静観派だろうか
    人類が深海魚の撮影をするような感じかな

    星間文明の色がないありのままの営みや文化をモニタリングして
    娯楽や研究用に撮ってるんだろうか

    • +1
  20. 記録に残ったのがごく一部だと思うと怖い

    • 評価
  21. C.G.ユング『空飛ぶ円盤』、松代洋一訳、ちくま学芸文庫、1993.5(原著1958年)

    • +1
  22. 宇宙人さん、、
    北朝鮮とコロナを消して下さい(’_’)

    • +1
  23. なんとなくファティマ事件を思い出した

    • 評価
  24. ま、何らかの自然現象でしかないだろうね。本当にUFOがドンパチしてんなら地上に被害が出た記述が無いのはおかしい。

    • 評価

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