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 インターネットが普及し始めた頃、オンラインスペースの流動性が芸術作品の鑑賞体験にどのように影響するのかということについて、芸術家やキュレーターら専門家は戸惑いを隠せなかったようだ。

 しかし、現在では多くの美術館や博物館がオンラインで多くのコレクションを閲覧もしくは無料ダウンロードできるように公開している。

 今回、31の世界一流の美術館の膨大な作品がオンライン上で楽しめるリストを紹介しよう。
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多くの美術館・博物館がオンラインで作品を閲覧できるように


 2000年になってインターネット上で有名な芸術作品がシェアされ始め、オンラインギャラリーなるものが出現すると、ある専門家は「遠隔地の美術館に容易にアクセスし、コレクションを画面上に並べて表示する速度は驚くべきものであることを認めるが、作品の価値や重要性を低下させる原因になるのでは」と懸念の声をあげた。

 当時は、芸術がインターネットという技術の世界において、十分な魅力を発揮できるのかという疑問を持った専門家が少なくなかったのだ。

 しかし、それから数十年経った現在、コレクションの全て、もしくは一部をオンラインで閲覧できるようにした美術館や博物館、図書館の数は減少するどころかますます増加した。

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 ミシェル・フーコーが「ヘテロトピア(日常生活に繋がりながらも日常を忘れさせてしまうような、または別の世界へと誘うような想像力の場所)」と呼んでいた美術館、博物館、図書館はこのまま失われてしまうのではと懸念されたが、オンラインギャラリーが人気になっても空間そのものは現存し続けている。

 現在は、学者や学生が現地で出向く必要はなく、インターネットを介してほとんどの研究を行うことが可能になった。

 また、オンラインギャラリーによって人々が芸術作品をより広く利用できるようになっただけでなく、映画や写真に新しい形の知覚を導入し、芸術が個人から大衆まで様々な場所を移動できるようになったということだ。

 つまりは、芸術鑑賞において便利性だけが進化しただけであり、世界的に有名な美術館や図書館は今でも多くの人々にとってヘテロトピアのままだ。

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新たな文化現象の出現と仮想体験の実現


 インターネットでは、ここ数十年にわたり多くのデータベースやアーカイブ、オンラインギャラリーが紹介されてきた。

 今や自宅にいながら、世界中のアートを見て回れるバーチャルツアーも可能だ。今回、紹介する30ほどのリストのバーチャルギャラリーは、いずれも世界的に有名な美術館、博物館、図書館のもので、約200万点の絵画、彫刻、写真、書籍など膨大なコレクションが揃っている。

 サイトによっては、オンライン上で閲覧するだけでなく無料でダウンロードが可能なものもある。

 現時点でもかなり充実したコレクションとなっているが、今後も随時リストに追加されて新たなコレクションを閲覧することができるということだ。

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 では、早速見てみよう。クリックすると、直接ギャラリーもしくは検索サイトに誘導する。ちなみに()の中の数字はコレクション数で、数は変更になる可能性がある。

1.シカゴ美術館(44000)

2.グーグル・アート・プロジェクト(250000)

3.ハーバード・バウハウスコレクション(30000)

4.L.A.カウンティミュージアム(20000)

5.ニューヨーク公立図書館―歴史的地図(20000)

6.ノルウェー国立博物館(30000)

7.パリ・アートミュージアム(30000)

8.SFMoMA ローシェンブルクコレクション

9.スタンフォード大学カンターアートセンター(45000)

10.台北国立故宮博物館(70000)

11.大英図書館(100000)

12.大英博物館(4200)

13.クリーブランド・ミュージアム・オブ・アート(30000)

14.イサム・ノグチ美術館(60000)

15.ゲッティ(100000)

16.グッゲンハイム美術館(1600)

17.メトロポリタン美術館(400000)

18.モルガン・ライブラリー&ミュージアムオンラインコレクション(10000)

19.モルガン・ライブラリー レンブラントのスケッチ(300)

20.MoMA近代美術館(85000)

21.ニュージーランド美術館(30000)

22.ナショナル・ギャラリー(35000)

23.ニューヨーク公立図書館―写真、地図、手紙(180000)

24.アムステルダム国立美術館(21000)

25.スミソニアン博物館(40000)

26.テート・ギャラリー(70000)

27.ホイットニー美術館(21000)

28.ゴッホ美術館(3500)

29.イェールセンター・フォー・ブリティッシュアート

30.イェール大「大恐慌」フォトコレクション(170000)

31.フェルメール作品(36)
References:Open Cultureなど / written by Scarlet / edited by parumo

追記:(2020/04/04)本文を一部訂正して再送します。
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2020年04月04日 18:47
  • ID:mz0qZtV30 #

美術品って実物を見たくなる、かえってこう言うのから実物を見たいって刺激になるんじゃないかな。

2

2. 匿名処理班

  • 2020年04月04日 19:05
  • ID:g1tXg.pv0 #

ミシェル・フーコーでは…。

3

3. 匿名処理班

  • 2020年04月04日 19:45
  • ID:XZGM2G6G0 #

× ミシェル・コフー
〇 ミシェル・フーコー

けもサンが、タイプの邪魔をしたに違いない。きっとそーだ。

4

4. 匿名処理班

  • 2020年04月05日 17:11
  • ID:ZotlwXfd0 #

ダリの絵って、たまにじっくりと見たくなるんだよね。

5

5. 匿名処理班

  • 2020年04月07日 09:16
  • ID:7GfhdTeA0 #

たまにはゆっくりネットで美術鑑賞もいいかもねえ

※1
まさしくそのとおりで
特に壁画や巨大な絵画、彫刻などの立体作品は実物見たほうが絶対に良いです
ネット上だと紙が電子に変わっただけで本見てるのと同じですし
本物の迫力や素晴らしさには到底及ばない
美術館は音楽ならコンサートやライブみたいなものだと思うとわかりやすかも

6

6. 匿名処理班

  • 2020年04月07日 15:52
  • ID:jhDSzR1l0 #

全部ブックマしました。こういうの本当にありがたい。
後でゆっくり拝見しよう。ありがとうございます。

7

7. 匿名処理班

  • 2020年04月08日 15:40
  • ID:1YTDGLoy0 #

こういうのがさらにVRになるとなお良い

8

8. 匿名処理班

  • 2020年06月03日 23:47
  • ID:CH9EsJPS0 #

よい情報ありがとうございます。

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