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世界最大のドッグショーで、審査基準を超えて愛された犬(イギリス)

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(著) (編集)

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Katrina_S/pixabay
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 イギリスのバーミンガムにて毎年3月に4日間にわたって開催される世界最大のドッグショー『Crufts(クラフツ)』は、200種におよぶ2万匹以上の犬たちが参加し、10万人以上の訪問者が見込まれる大規模なイベントだ。

 しかし、今年は新コロナウイルス感染とEU離脱の影響(63%は海外からの参加予定だった)で、700匹の犬が欠席。2019年の20395匹からダウンして、今年参加した犬の数は19696匹だった。

 このショーでは、犬たちが様々なイベントを通して、見た目や従順さ、敏捷性などを競い合う。ステージ上で、フワッフワまたはサラッサラな被毛を誇らしげにしながら優雅に歩く犬たちは、普段水たまりで泥んこになって遊んでいる姿からは程遠い。

 気品と才能に溢れる犬たちが競い合うこのショーでは、自然と審査の目も厳しくなるが、そんな中で観客や視聴者の気分を大いに和やかにしてくれた1匹の犬がいた。

保護犬クラトゥ、リタイア前の最後のショーでパフォーマンス

 今年3月5日~8日、バーミンガムのNEC(National Exhibition Centre)で開催された世界最大のドッグショー『Crufts(クラフツ)』では、2万匹近い犬たちによる様々なパフォーマンスが繰り広げられた。

 しかし、動物イベントにはハプニングはつきものだ。今年も競技以外で観客の注目をしっかりと集めた犬がいた。

 カルパチアン・シェパード・ドッグミオリティック・シープドッグのミックス犬で保護犬のクラトゥ(Kratu)だ。クラトゥにとって、今年は引退前の最後のショーとなった。

 そのため、厳しいルールに従うことへの心配はもはや持ち合わせておらず、クラトゥはあくまでもマイペースに振舞うことを決心したようだ。

 障害物のショーが始まると、クラトゥはトンネルに入ってにおいをクンクン嗅ぎ始め、なかなか出てこない。やっと出て来たと思ったら、今度はステージ内を自由に走り回った。

 大きなフワフワした笑みを浮かべて、走るクラトゥの姿を見た観客らからは笑いが漏れた。なんといってもクラトゥは、幸せそうなのだ。

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image credit: youtube

 障害物バーを口でくわえて走り回る遊び心いっぱいのクラトゥを見た審査員に、「これは完全なルール違反ですね」と言われても、クラトゥは気にしない。

 そして、そんなクラトゥの姿を見た観客たちも、クラトゥのはしゃぎっぷりを楽しんでいたようだ。

ハプニングでは常連のクラトゥだった

 実は、クラトゥは去年のショーでも同様のハプニングで観客を楽しませていた。そのため、今年もクラトゥが出場する瞬間を楽しみにしていた視聴者や観客も多かったようだ。

 クラトゥのパフォーマンスを楽しんだ人からはSNSに「なんて楽しそうなの。でも、それこそがショーでは大切なのよね。見てるだけでクラトゥがハッピーだったいうのが伝わってくる」「レジェンドだ。笑いが止まらない」「ショーの中で最高のシーンだった」といった声が相次いだ。

 こんなふうに、多くの犬好きを大いに楽しませたクラトゥ。競技レベルでは審査の対象外となったものの、リタイア直前の最後のパフォーマンスを思いっきり楽しんでいた。

 コンテストの後、クラトゥの飼い主はこのようにツイート。

クラトゥは、最高の時間を過ごしました。これぞリタイアにふさわしいと言えるショーでした。

優勝した犬もとんだアクシデントを…

 今年の優勝者となったのは、ワイヤー・ヘアード・ダックスフントのメイジーだ。

 世界最大のこの賞で優勝するということは、「全てにおいて完璧な犬に近い犬」として選ばれるということだ。

 犬としてなんとも名誉なこの賞を与えられたメイジーは、自分よりもはるかに大きなサイズのトロフィーを授与され、例年のように優勝犬としてステージ上を飼い主と1周することになった。

 しかし、栄えあるパレードの最中に、メイジーが突然立ち止まった。なんとメイジーはステージ上でうんちを出したのだ。ショーでの緊張がついに緩んだ瞬間だったのかもしれない。

 思わぬハプニングに、「おお、これはまったくもってシリアスなビジネスですね」と司会者が言うと同時に、会場は笑いの渦に巻き込まれた。

 メイジーの飼い主は、大勢の人が見ているステージ上でも、普段通りにさりげなくメイジーの糞を拾っており、その姿はある意味とてもシュールだ。

Video Crufts’ Best in Show dog Maisie poops during her lap of victory

 そんなこんなで無事に終わった今年のドッグショー。犬好きにはたまらない4日間だったに違いない。そして、再び来年のショーを今から楽しみにしているという人も多いだろう。だが、クラトゥは今年で最後の参加だったため、来年はその姿を見ることはできない。

 ちょっぴり残念だが、お疲れ様クラトゥ。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 18件

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  1. 優勝パレードでの脱糞はさぞや痛快な気持ちだろうね
    勝者の醍醐味ってやつだ
    飼い主はたまったもんじゃないだろうけど

    • +24
    1. >>3
      キャッキャッウフフ!楽しー‼︎笑

      • +1
  2. わんこみんな可愛い(^ω^)
    今年のオリー君も良かった!来年は開催するのかなぁクラフツ…

    • +8
  3. 全力で遊んでるクラトゥを見たお客さんがやんややんやと大喜びするから余計楽しくなっちゃうんだろうなw

    それにつけてもメイジーさんのうんちっちの立派なことよ(便秘気味なのでうらやましい

    • +20
  4. クラトゥ、楽しそうで見ているこっちも楽しくなるよ。
    そしてその幸せそうな姿を見て泣く私…。年取ると涙腺が緩くなるんだよね、とくに動物関係はイカン(笑)
    これからも楽しく過ごしてね。

    • +5
  5. カルパチアンってカラパイアの語源?
    ん?そもそもカラパイアってなんだ?!

    • +1
  6. うちで飼っている1匹のわんこ、
    ジャックラセルテリアとヨークシャーテリアのミックスで
    毛がボサっとした毛質で、ノーフォークテリアのように見える。
    手足が短いのでダックスフンドにも間違われる。
    いつも何犬?と聞かれる。ワイヤーっぽい毛質。

    最近、動画をみてカピパラにも毛質が似ている事に気付いた。
    顔は鼻が長くてキリっとしてるのでキツネに近いけど・・・。

    • +2
  7. ショーや大会でのわざとみたいな突然粗相はよくあるよ
    環境に違和感を感じると落ち着くためにトイレをしてみる
    この犬はショー慣れしているはずだけど、
    クラフツ優勝となるとあの会場やハンドラーの異様な興奮に驚いたと思う
    ばっちり撮影されて笑った

    • +6
  8. ウンチョス長いな…胴が長いと腸も長いの?

    • 評価
    1. >>11
      こっちまでスッキリ気分になれるご立派な。。

      • 評価
  9. クラトゥがきっかけになって
    引退するわんちゃんは自由に遊ぶという
    慣例になったら楽しい

    • +2
  10. ボールを取りに行くタイムアタックみたいな競技はYouTubeでみたことがある
    買主みんな真剣に参加していて面白かった
    クラトゥはすごく楽しそうでこっちも楽しい気分になった
    あんな大観衆の前で緊張せずに遊べるって、大物感があるねw

    • 評価
  11. クラトゥの有りようこそが、本来あるべき犬の姿だろう

    • +2
  12. こう見ると素晴らしいショーだと思うけど、出場基準に爪が地面に付かない長さって規定がある。海外は知らないけどたぶん共通。その長さ基準を満たすには血管ごと切らないと無理なのね。どんな辛抱強い犬種でも痛くて怖がる。普段は従順で大人しい子でも痛みに鳴いて時には咬みつく勢いで抵抗する。当然出血するから血止めをするわけだけど、その血止めがまた激痛。そりゃそうだ、人間で言うなら指の肉も一緒に切ってるようなもんだから。痛みを想像しやすく例えるなら強引に血が出るまで深爪される感じかな。

    指に絆創膏をつけるほどでもない小さな引っ掻き傷程度の怪我をした時があって、でも止血しないと作業できないと思って試しに血止めつけてみたら心臓縮み上がるような痛みで、犬たちは追い討ちをかけるようなこんな痛みにまで耐えてるのかってわかった。私が痛みに弱いとか予想外の痛みに驚いたとかあるにせよホント痛い。切る時の犬の様子とこの実体験で、ドッグショーは人間のエゴの塊って意識が強まった。

    • 評価
    1. >>20
      爪の血管は神経通ってないから、少し切ったくらいでは痛みは感じないって聞くけど?

      あと止血剤は爪とか神経通ってないところにつけるもので、指につけたらかなりの激痛だと思う。あれは傷口を焼いて出血を止めるようなものだから。

      • +1

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