この画像を大きなサイズで見るユダヤ王国を統治したことで知られるヘロデ大王が、紀元前25年ごろからパレスチナ・ヤッファのすぐ北に建設したとされる古代都市、カイサリア・マリティマは現在のイスラエル・カエサリエにある。
パレスチナにはいい港がなかったため重宝されてかつては大いに栄えたが、現在では廃墟となっている。
そんなカイサリア・マリティマにある古代劇場遺跡で1500年前の鉛の板が発見された。そこに刻まれたギリシャ語が何を意味しているのか長く不明だったが、ついに解読されたようだ。
なんと陰でライバルを陥れようとする呪いの言葉が刻まれており、たくさんの悪魔の名をあげつらい、「マンナ」という名のダンサーに危害を加えるためのものだった。
古代劇場廃墟で発見された鉛板に書かれていたことは?
イタリア・ヴェロナ大学のローマ史教授、アッティリオ・マストローチンク氏は、2019年の『Studies in Honour of Roger S.O. Tomlin』に発表された記事の中で、翻訳を手掛けたこのギリシャ語の呪いについて詳しく説明している。
それによると、
有名な劇場廃墟でこのような鉛板が見つかったということは、マンナは有名なダンサーで、褒美の類も相当なものだったに違いない。言うまでもなく、その名声や評判は踊りの競技会で優勝するかしないかにかかっていた
とのこと。
そのためか、マンナを呪った人物はかなり本気だった。マストローチンク氏の翻訳によると、この呪いは古代エジプトの魔術と知恵の神トトなど、複数の神の助けを乞うている。
さらに、「空、空気、大地、黄泉の国、海、川、泉などの」悪魔たちを呼び出して、あらゆる方向からマンナに危害を加えようとしているのだ。
マンナの両脚を開けないようにして踊れなくする。目をふさぎ、両手、両足を動けなくすれば、彼は劇場でいい踊りができなくなるはずだ。
マンナを混乱させ、闇に陥れ、がんじがらめにして、目をつぶせ。彼の動きは鈍くなり、バランスを失うはずだ。
そして、彼は常軌を逸し、勝者にふさわしくない見苦しい振る舞いを・・・
この画像を大きなサイズで見るカエサリア・マリティマの廃墟
image credit:Wikimedia commons
ライバルの争いが激しかったビザンティン帝国時代の遺物
この呪いの鉛板は、1949年から1954年の間にイタリアの考古学チームによって発見された。
当時、そこに刻まれている言葉の意味はわからなかったが、最近になってマストローチンク氏が反射率変換画像(RTI)という技術を使って解読した。
RTIは、対象物をさまざまな照明角度から撮影し、そのおびただしい数の写真を使って高画質を作り出すコンピュータープログラムのこと。
この呪いの鉛板は6世紀にさかのぼるもので、当時はビザンティン帝国がこの町を支配していた。
時代背景を考えると、マンナと呪いを書き残した者は相いれない仲だったのだろう。
ビザンティン帝国では、人々は踊りで競い合うだけでなく戦車レースなどそのほかの競技でも「青党」や「緑党」といった応援集団の闘争がライバル同士の争いの一端になることもあった。
こうした争いは激化し、末は暴動になることもあったらしい。
この画像を大きなサイズで見る最近解読された1500年前の呪いの鉛板には、ギリシャ語でマンナというダンサーを標的にした呪いが書かれていた。
image credit:Attilio Mastrocinque
邪悪な魔術を阻止するどころかますます広まり複雑化した可能性
動機はなんであれ、呪いの鉛板には110行もの文章が長々と書かれている。
ビザンティン帝国はキリスト教を国教として採用したが、キリスト教はトトや鉛板によく名前が出てくるその他異教の神に敬意を示さなかった。
一方、呪いの鉛板の使用を禁止することはなく、呪いの内容は廃れるどころかどんどん長く具体的になっていったとマストローチンク氏は指摘している。
この呪いの鉛板は、帝国の末期や中世初期に発行されたほかの多くの遺物とともに、ローマ帝国のキリスト教化が邪悪な魔術を阻止することはなかったことを裏づけている。
それどころか魔術はますます広まり、より複雑化することになった
なお、この呪いの鉛板はイスラエル政府によって研究チームに進呈され、今はミラノにある考古学博物館に所蔵されている。
References:Live science / Ancient origins / Mirrorなど / written by konohazuku / edited by usagi














この呪いの文章書いた人は最後気持ちよく逝けたのかな
>>1
同じようなことを考えた
呪うくらいしか勝ち目がないのは男として情けなくならなかったかと
でも文化の違いによって本質的とも思われる感情にも差があったりする
アメリカ人なんかは自分に仇なした人間の死をパーティで祝える感覚がある
憎い相手の失脚を手放しで喜べる文化もあるんだよ
呪いの書かれていた鉛板なのでイスラエル政府も国内に置いておきたくなかったのかな
藁にもすがるというか
数多の神様に願ってもこんな後ろ向きでは叶う物も叶いそうに無いね
節操の無い信者ほど身内でトラブル起こしそうだし
昔石板、今画鋲。
女の敵は女
これ、いつの時代も同じ
※5
マンナに対する呪い文の中に「彼」って書いてあるんですが…
ソースも見てみたけど、「He」って書いてあったよ。
多分、呪った方も男性だと思う。
(そうでなきゃ立場的にライバルにならないから)
>>5
マンナは男なんじゃないか?
文中で彼と呼ばれてるぞ
>>5
“彼”って書いてあるんだけど
>>5
「彼」って翻訳に出てるけど女なの?
※5
男の敵は男ですなあ
>>17
友達がいないネット民とか会社で上司同僚に苛められたり軽んじられてるネット民とか、それまず同姓の男と上手くいってないからやんって思うんだが、なぜか男の敵は男とはいいたがらないよね
自分が男社会で負け組にいることを認めたくないのと、女になら無条件でマウントとれると思ってんのかな
>>30
それな
男はよく職場の女性陣や自分の嫁と女の血縁に「女同士なんだから仲良くやれ」「女の嫉妬こわい」などと言うが、男は単に性別が同じというだけの相手と仲良くできるのか?
なら男が仕切ってきた世界はもっと戦争も殺人も格差もなく平和なはずなのにおかしいなあー
同性同士でさんざん派閥作ったり第三者から見たらくだらない意地や虚栄心で足引っ張り合ってるのは自分達なのに、自分だけは正当で大変なことをしてると信じたいんだよな
人間が他者を攻撃する背景には本人の悪意以外にも外的要因があったりするわけで、ある人達が対立する理由がたったひとつ(性別、人種、思想宗教、国籍、年齢等)だけだなんて断言できるはずないのにな
※5
みんなも書いているがマンナは男だよ
使用されている写真が女だからミスリード誘ってよくないな
男の嫉妬も怖いもんだよ
※5
男の敵は男だったねw
かっこ悪ぅ
※5
「男は人の話を聞かない」「男は論理的に思考できない」のかね?
まるで成長していない……
人間って本当に変わらんな。
1500年もよく残ってたよね
こんなボロボロの板から解読した研究者チームもお見事
昔の石版だか粘土板だかを解析してみたら「金返せ」だったというのもあったよね
ネット掲示板の何気ない喧嘩も長い時間の後にデータの海から掘り起こされたりしてな
マンナって男性ダンサーなのね…
ダンサー=女性っていう思い込みしてたわ
どんなダンスだったんだろう。想像もつかない。
足が開くような振りがつくということは、結構躍動的だったのかも。
呪いの内容よりダンスが気になる。
>>15
古代にもレゲエっぽいのとか
ヒップホップ的な?下半身を
フルに使うダンスがあったんですか?
※42
アフリカの伝統舞踊とか、エジプト → アラブのベリーダンスとか、「上半身の軸がブレないよう固定、腰をぐりんぐりん回して下半身は激しく動かす」ってタイプの踊りの技法は、結構いろんな地域の原始音楽にあったんじゃないかって気がする。
日本でも、アマノウズメの描写を見ると足を踏み鳴らして衣がはだけるまで踊ってたり、能や日舞なんかの格調高い舞いはゆ~っくり動くけど地方の庶民のベタな祭だと足腰の入れが半端なかったり、他の諸地域同様 元はわりと激しかったのかも?
※42
ダンス研究者に聞かんとわからないですが、あるような気はします。
いまのクラシックバレエはルイ14世からあとにできてくるんで、こんな昔から跳躍するような振りもあったら面白い。
まあ、常識的に考えると…、
呪術的に誰かに呪いを掛けると、例えそれが上手く行ったとしても、掛けた方にも相応の報いが訪れる。自分の身さえ滅ぼす覚悟が無ければ、呪いなんか掛けるものではないと思う。(被害が当人以外にも及ぶかも知れんし、まあ使わない方が良い)
昔から言うじゃない?「人(他人)を呪わば穴二つ」ってね
個人的には「呪いを掛けた方が」どうなったかを知りたい
でかい金属板用意できる程度には金あったんかな
※18
呪いのために有り金叩いたのかもね
まぁ陰湿ではあるけど今と同じでコンクールとかに出て優勝すれば生活の質が変わっただろうし、かなり切実な願い事だったんだろうな
バレエシューズに画鋲が、なんて話と同じだね
これだけ必死なのを見ると本当に万年二位みたいな人で、あいつさえいなければ、という目の上のタンコブだったのかも
競技の応援団同士の争いもあって暴動になったりした…って、今のスポーツ界隈と変わらないね
>>21
フーリガンは大昔から居たんだね。
まあ原始的で野蛮な奴らだとは思っていたが。
※21
もっとやばいよ。応援するチームってのは
単に競技の贔屓チームってじゃなくて
政治的な意味合いもあるから(とくに戦車競技で
は競技中にそれぞれのチームを贔屓する市民が
政治的要求を連呼して、皇帝の政治決定に干渉
しようとするのが普通だった)、歴史の教科書に
も出てくる532年のニカの乱みたいに
最終的に3万人近くが殺されるような反乱に
繋がることもあったくらい。
※24
現代でも(もう50年ほど経つけど)、
サッカー戦争とかあったしな。
スポーツの競技会も、古代だと
優秀な自国戦士をそれぞれ出しての代理戦争
って側面があったりもしたし。
流行るってことは実際に効果があったのか?
呪いとか信じてはいないが偶然が重なったりしたんだろうか?
※23
対象に見せつければ効果は出るかもな
お前は呪われてて求められてないんだよwって言うの心理的にダメージ与える為の物だからな
ダンサーって、こんな発想持ってるの??
(^^;一般人には理解不能。(^^;
ドラクエのマーニャみたいの想像したのに男かよ
人間っていうのは結局1500年前からSNS時代に至るまで、他人の成功を嫉妬する呪いを背負った猿なんですかね。歴史がまた一つ証明してしまった。
他人が成功しようが失敗しようが、本人の能力がなにひとつ向上するわけじゃないし、嫉妬するだけ自分の向上努力と時間をただただ無駄にしてるだけなのに。。
人間の文明は長足の進歩を遂げた
しかし人間の考えることはほとんど変わっていない
おそらく千年先の未来のスペースコロニーでも
同じことをやっているだろう
書いてることが5ちゃんの個人叩きと同じレベル
映画監督の深作欣二率いる「深作組」がコレだったね。
徹夜当たり前、休日無しでスタッフも怒りのピーク!。
で、トイレの壁に落書き。(内容はここに書けない。)
ヘロデ王って、サロメの父だったよね。
7枚のベールの踊りでご褒美に預言者の首をおねだりしたサロメさん。
男の敵は男だから仕方ない
現実社会でもそうだし
こういうのは効果がなくても儀式するだけで気持ちがすっきりするからね
呪いの効果は
呪われた側がそれを信じてしまうからって
アウターゾーンに描いてあった
新旧共産圏のように生活どころか人生が懸っていたかもしれないし、何より「マンナ」も同じことをしていたかもしれない。
昔も今も人間の業は変わらないし、特別なことだとは思わない。
結果的に、1500年後の現代にまで「マンナという素晴らしいダンサーがいたようだ」とマンナの名声はこの銅板によって伝えられ、彼を呪い銅板を刻んだダンサーの名は残らなかった。
なんだか寓話みたいだね。