この画像を大きなサイズで見る一昔前では考えられないほどインターネットが浸透し、日常生活になくてはならないものとなった。猫も杓子もデジタル化され、紙などの物理的なメディアは時代遅れの感すらある。
今や新聞をとっている人も少なくなった。新聞広告をチェックして映画を観に行ったり、コンサートに行ったりする人も減少しているだろう。
しかし1980年代、新聞は第一線の貴重な情報の宝庫だったのである。
多種多様な情報が取り上げられており、アメリカの場合にはホラー映画ファンにとって見逃せないものもあった。今よりもコンプライアンスが緩かったしね。
愛すべきチープなデザインのB級ホラー映画の広告は、カラー版じゃないあたりが恐怖レベルをアップさせているのである。
中学校のころに見たタブロイド紙が人生を変えた
1979年創刊のアメリカのホラーカルト映画雑誌『ファンゴリア(FANGORIA)』の編集者であるマイケル・ジンゴールドさんもB級恐怖映画の新聞広告に魅せられた一人だ。
マイケルさんが中学生のころ、教室に教師用のデイリーニューズ(アメリカのタブロイド紙)が配布されていた。しかしそれはだいたい誰にも読まれずに机の上に置かれっぱなしだった。
ある日、マイケルさんは気になる映画があったので、デイリーニューズの映画情報のページをチェックしてみることにした。
するとそこにはB級映画の広告が掲載されており、それを見たマイケルさんは「おもしろすぎるやろ!」と驚きと喜びに打ち震えた。
それから定期的にデイリーニューズの映画情報のページを見るようになり、同時にB級ホラー映画の広告のスクラップブックを作るようになったそうだ。
1980年代のB級恐怖映画の新聞広告がずらり!
それでは、マイケルさんが集めに集めた映画の新聞広告を見てみよう。1980年代の映画が中心となっているようだよ。
1.
この画像を大きなサイズで見る左:OUT OF THE DARK、右:プリズン(Prison)
2.
この画像を大きなサイズで見る左:デスベッド(Death Bed)、右:サイレント・キラー / 白い狂気(SILENT MADNESS)
3.
この画像を大きなサイズで見る左:スクリーマーズ(Screamers)、右:墓地裏の家(THE HOUSE BY THE CEMETERY)
4.
この画像を大きなサイズで見る左:ゴースト / 血のシャワー(Death Ship)、右:ルナティック(LUNATIC)
5.
この画像を大きなサイズで見る左:マザーズデイ(Mother’s Day)、右:悪魔の毒々ゾンビーズ / 蘇る死霊伝説(BLOODEATERS)
6.
この画像を大きなサイズで見る左:吐きだめの悪魔(STREET TRASH)、右:人喰族(MAKE THEM DIE SLOWLY)
7.
この画像を大きなサイズで見るクリスマスまで開けないで / サンタクロース殺人事件(DON’T OPEN TILL CHRISTMAS)
8.
この画像を大きなサイズで見る悪魔の少女ジュリー(JULIE DARLING)
9.
この画像を大きなサイズで見るガールズ・スクール・スクリーマーズ(GIRLS SCHOOL SCREAMERS)
どれもアナログな味があってとてもいいね。あとB級ホラー映画をさらにチープにする邦題のセンスな、最高か。
なお、マイケルさんのB級ホラー映画の新聞広告コレクションをひとまとめにした本が発売されているようだ。
アメリカのアマゾンで約2600円で販売中なので興味のある人はチェックしてみよう。

References:Dangerous minds / Amazon.com / Fangoriaなど / written by usagi / edited by parumo












そういやホラーはともかく、このB級ホラーってジャンルは日本にないかも?まあ日本の怪談ってすぐ怖すぎになるからなあ。
※1
いや結構というかいっぱいあるよ
※1
そういうのVシネマやインディーズ系でよく作られるから、好きで調べて観る人じゃないと知らない事が多いんだよ。
面白いのから下らないの、監督何考えて撮ったんだか分らないものから判り過ぎな物までゴロゴロあるよ。
ポルターガイスト3がヤバイ
全くもって怖いと感じないオイラは可笑しいのか?。
角川文庫の『犬神家の一族』の表紙の方が数百倍怖い。
むしろこの頃の広告はみんなモノクロだから感動巨編の広告なんかも無駄に怖いんじゃ
今じゃ「トラウマになる!」だの「吐いた」だの言われてつぶされるつまんない世の中
9番目のは黄金バットかワッハマンにしか見えない💀
ジャケットと広告だけは本気で作るからな!!
絶対広告の方が怖いよなw
まあ「予告は本編より面白くてはならない、そして予告がつまらない映画はつまらない」って考えは映画関係者から結構聞くし、気合が入ってることの表れともとれる。
子供のころこういうのあってあまりの怖さに新聞を丸めて捨てたら怒られたわい
どれも怖いとは思わないが、味がある
というか、白黒のはずなのにカラーに見える…