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寿司を使って複雑な科学を説明するサイエンティスト

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 米ジョンズ・ホプキンス大学で臨床心理学を専門とするポスドク研究員、ジャネール・レッツェン氏は、科学を自分の趣味を融合させてみることにした。

 そう。寿司だ。SUSHIアートだ。

 彼女は自身のイスタグラム the_sushi_scientist で、マグロ、アボカド、カニといった色鮮やかな食材のスシを使って、神経科学から地質学までさまざまな分野のトピックを視覚的に説明している。

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趣味の寿司づくりがこうじて

 レッツェン氏は2017年、新年の抱負として「新しいスキルを身につける」と決めたことから、寿司作りを始めた。

 寿司は寿司でも食べられるアートとしてのSUSHIだ。彼女はこれをいたく気に入り、やがて科学と寿司という2つの情熱が融合。

 例えば、カッパ巻きをシナプス終末に見立て、神経細胞が化学物質でコミュニケーションを図る様子などを説明している。

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科学を身近でわかりやすく

 レッツェン氏はこれを「サイエンスタグラム」と呼んでいる。

 彼女のような科学情報の発信者は、科学をもっと身近で分かりやすいものにしたいと考えている。この試みが大切なのは、今日、世界に膨大な情報と同時に間違った情報も流布しているからだ。

 彼女によれば、フォロワーのほとんどは彼女の専門である生体心理学や神経科学に興味を持つ医学の専門家か学生だという。

 「でも、もっと具体的なものにすることで専門外の人たちに向けても発信しようと試みています」とレッツェン氏は話す。

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 最近では、他の科学情報発信者とコラボするようにもなった。3月の「脳啓蒙習週間(Brain Awareness Week)」では、神経心理学が専門のポスドク研究員、アリーヤ・スナイダー氏と協力し、サシミで脳震盪について解説するビデオを作成。

 インスタグラムのコメント欄にはたくさんの質問や議論が寄せられている。色とりどりのスシで表現された幻覚誘発剤に関する投稿では、MDMAといった幻覚剤を治療に用いた場合の効能について質問があった。するとレッツェン氏はその分野の専門家と連絡をとり、「投稿をよりよいものにする」ために内容を更新した。

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 なお美しいSUSHIアートは撮影後、きちんと美味しくいただいているそうだ。

 他の寿司的科学はインスタグラムを要チェックだ。

written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 25件

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  1. これやると、「罰が当たる」って言われた。

    • -1
  2. 別に寿司に置き換えたからってわかりやすくなってること無くね?

    • +5
    1. ※11
      でも寿司使ってくれるのはうれしいよね。

      • +1
    2. 2017年から寿司作り始めたってことはキャリア1年そこそこか…それでこれだけ見事に作れるようになるとは器用な人なんだろうな

      ※11
      普通の無味乾燥な式や図で説明されるよりとっつきやすくて良いと思うの

      • 評価
  3. そう言えば昔、何で読んだったかな・・・
    はしごとのこぎりを使って、DNAの複製を説明した
    動画があったんだ、と言う話なんだが。

    • 評価
    1. ※14
      いや、遊んでるんじゃなくて啓蒙活動に使っている上に、撮影後食べていると書いてあるでしょう。

      そもそも、食べ物だけを神聖視する理由が分からない。良く言われる理由が
      1.命を頂いているから
      2.そのぶんの食べ物すら無くて飢えている人がたくさんいるから
      3.生産者が悲しくなるから
      とかあるけど、これって食べ物に限ったことだろうか。

      例えば、1つ目だったら、普段何気なく使っている紙。これは木を溶かして作っているわけで当然命を犠牲にしているわけだけど、例えばポストイットを大量に使った作品とかカラパイアも取り上げられているけど、「命を粗末にするな」とか言っている人を見たこと無い。

      2つ目も、それこそ普段何気なく使っている水や電気だって、場所によっては数十人を救うことが出来るものになりうる。でも、食べ物であろうと水であろうと、日本にある分を大切にしたからと言って飢えている人が助かるわけではない。

      最後も、道具を本来の目的とはまるで違う使い方をしているのはよく見かけるし(カラパイアでもトンデモDIYみたいな感じでまとめられている)それにたいしては、使い方が違うと言って怒ったりはしないでしょう。

      食べ物を使っているからと言って条件反射的に非難するのは、少し思慮にかけるのではないでしょうか。

      • +1
      1. ※18
        そりゃ食べたくても食べられなかった時代があったからでしょう
        うちの祖母は長女を栄養失調で亡くしている
        シベリア帰りの祖父と一緒に炭鉱で汗水垂らして働いていた終戦直後の話だよ
        祖父は次女がお持ち帰りした給食のかたーくなったコッペパンを勿体ないからと食べていた
        食べられない時代を経験した人達にとって食べ物ってとても大事な物なんだよ
        そういう人達に教育された世代も勿論、食べ物を粗末にするっていうのは罰当たりなことだと認識している
        食べられずに死んでいった人が腐るほど居る、よその国じゃ今でもいる、たまに国内にもいる、そして何より人間は食べ物がないと生きていけない、そういう世の中で食べ物だけを特別視するなってのは難しいんじゃない?
        人間はポストイット不足じゃ死なないよ

        • +4
  4. 知的好奇心に対するファーストタッチが全然違う!的な?

    • 評価
  5. ややヘタッピな字がいかにも研究者っぽい

    • 評価
  6. きちんと食しているなら良し。
    凝り過ぎた料理の盛り付けもこれとあんま変わらんだろうに。
    文句を言っている奴は、そこまでケチを付けるんかな?
    単に興味がないから/自分に縁がないからと
    頭から否定にかかっているようにしか思えん。

    こういう思考パターンのSUSHIを見てみたいものだ。

    • +2
  7. 巻き寿司のシャリの少なさが気になってしまって内容の理解は…ゲフンゲフン

    • 評価
  8. こういう自分が好きだからって理由だけで脈絡のない物を組み合わせるの本人の思い入れがうかがえるようで好き

    • +2
  9. synaptic terminal シナプスの終端のほうがわかりやすくないかな?
    と思って調べたら、「軸索末端」という訳語がありました

    • 評価
  10. どうでもいいけど、チミンがないと思ったらRNAだった。

    • 評価
  11. 発想がすごいww
    なにげにクオリティも高い👍

    • 評価
  12. 学者って、、頭の良い連中って
    たまにこういう変なことするよなw

    優れた感性と才能はよくわかったから、頼む! 食材は新鮮なうちに食べてくれ!
    生食の寿司・刺身はアートに向かないんだ!
    だから食べ物で遊んじゃいかんのだよ!

    せめて、火を通した具材で作るサンドイッチでやってくれ。(~ω~;)
    レタスやトマトは入れちゃダメ。
    アートの後の食事で腹を壊しちゃ何にもならんからな。

    刺身や生野菜はもちろんだけど
    米だって、パンと違って水分が多い。
    アートするには向かないんだよ。
    素人の現代人が、保存に適した押し寿司を作れるわけでもないのだから・・。

    • 評価

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