この画像を大きなサイズで見る杖をつきながら歩く人を見たことがあるだろう。だが杖は杖だけにあらずなのだ。ビンテージの杖(ステッキ)の中には単なる歩行の補助機能を超えた仕掛けを備えるものがある。
19世紀には多目的ステッキが流行し、特にユニークなものは現在オークションでも人気の的となっている。
ここでは、ヘリテージ・オークションズに出品された、便利でおしゃれで、それでいておまけの仕掛けまでついているバラエティ豊かなステッキを見ていこう。
1. コイン愛好家の為のコインステッキ
この画像を大きなサイズで見る杖もコインもどちらも欲しいという欲張りな方にはこちらの逸品だ。
19世紀後半に作られたこの杖の黒檀のグリップ部分には、コインの重さを量り、収納しておくスペースがある。ボタンを押すと真鍮製の秤が出てくるのだ。
(推定落札価格:700,000~1,000,000円)
2. 幻灯機ステッキ
この画像を大きなサイズで見るポケットには少々かさばるiPhoneなど忘れて、こちらのミニ映画館付きのステッキを持ち出そう。
上部に幻灯機が搭載されており、携帯型プロジェクターとして用いることができる。近くの壁に向ければシャフト部に挿入された美しいスライドを鑑賞できる。あなたの生活に彩りを添えてくれること請け合いだ。
(推定落札価格:300,000~500,000円)
3. りんごジュースメーカーステッキ
この画像を大きなサイズで見るちょっと遠くまで散歩に行けば、当然喉が渇く。だがこのステッキを持って行けば、りんごジュースで喉を潤わせることができる。
内蔵りんごプレッサーで錫製のシャフトから流れてくる搾りたてのりんご果汁を楽しもう。(推定落札価格:100,000~150,000円)
4. 建築家ステッキ
この画像を大きなサイズで見るマホガニーのシャフトと革巻きのグリップを特徴とするこのステッキはそれだけでも美しい。だが建築家なら内部に収納された道具で、同じく美しいアイデアを形にできる。
グリップ部にはコンパス、鉛筆、製図用具が入った2つの隠し収納スペースがある。ステッキ下方の内部には水準器、直定規、レターオープナー、立面図製図道具、測鉛線が収納されている。(推定落札価格:300,000~500,000円)
5. 身だしなみステッキ
この画像を大きなサイズで見る身だしなみグッズ入りステッキのもともとの所有者は、きっと町一番の伊達男だったことだろう。オーク製のシャフト部分には小瓶、ブラシ、スポンジ、ボタンフック、シェービング用品が入っており、どこへ行っても清潔感を演出できる。(推定落札価格:400,000~600,000円)
6. スパイカメラステッキ
この画像を大きなサイズで見る隠しカメラはスパイの必需品だ。1980年製作のこのステッキには、1904年の特許を利用して、クロムメッキが施されたグリップ部にカメラとフィルムワインダーが仕込んである。パシャっと撮影して閉じれば、なんの変哲もない黒いステッキにしか見えない。(推定落札価格:600,000~800,000円)
7. 唾吐きステッキ
この画像を大きなサイズで見るこちらの逸品は、グリップの部分にしかめっ面の男性の顔があしらってある。しかもてっぺんのボタンを押すと口からぴゅっと水が出てくる。
パーティなどでちょっと喉を潤したい場合に重宝するだろう。あるいは近くの人に水をかけてイタズラするなんて使い方もあるかもしれない。(推定落札価格:150,000~250,000円)
8. クロッケーステッキ
この画像を大きなサイズで見るまさかステッキの中にマレット、ボール、ウィケットが隠してあるとはお釈迦様でも思うまい。
だが、19世紀の製作者はこれをやってのけた。もちろん普通のクロッケーよりはかなり小さい。芝ではなく机の上をクロッケー場にしてしまえばいい。(推定落札価格:80,000~120,000円)
9. 顕微鏡ステッキ
この画像を大きなサイズで見るこのステッキを手に木々の間を散策する植物マニアは幸せだ。気になる標本が目についたら、立ち止まってこのミニ研究室を広げよう。
シャフト部分に設けられたスペースにスライドガラスと小瓶が収められている。また精巧な作りの銀製グリップ部分には真鍮の顕微鏡がある。(推定落札価格:300,000~500,000円)
10. まさに暗器、クロスボウステッキ
この画像を大きなサイズで見るこれまでのステッキにどこか軟弱さを感じているならば、19世紀後半のこちらの逸品はどうだろう。
グリップ部にはワシの頭部が彫られており、それだけでも硬派な雰囲気が醸し出されているが、それを取り外してクロスボウに組み立てることもできる。危険な武器を巧みに扱い、キザで軟派な連中の鼻を明かそう。
(推定落札価格:150,000~250,000円)
via:10 Vintage Canes With Amazing Hidden Features | Mental Floss/ written by hiroching / edited by parumo














スライドが写せるやつ、ほしいなあ。
顕微鏡付きのやつも気になるけど、ぶつけたら壊れたりしないのかな?
酒を入れて持ち運べるステッキとかもあったよな。
あと故池波正太郎は傘が仕込んであるステッキを晩年は愛用してたな、確か。
こう言う細工のあるステッキはワクワクする。
ホームズとかに出てくる鉛を仕込んだステッキって実物を見たことないし長年気になってたんだよね
意外と安く買えそうなのが多いな
クロスボウステッキ、使い道ないけど25万なら買いたい
アサクリですね、分かります
素敵と言うコメントには審議が開かれますw
仕掛けは見ていてものすごく面白いし興味深いんだが
杖にする必要はあったのかこれ?とツッコミ入れたくなるものも幾つかあったり
※7
コレが作られた当時は、上流階級の紳士にとって杖は必須アイテム
現代日本で言うなら、通常の会社のサラリーマンがスーツを身につけるのと同じレベルで必要な代物
杖にする必要の有無ではなく、杖を常に持ち歩くからこそ機能が付加されたのであって、順序が逆
※15
7ですがなるほど
杖が必須アイテムの時代
それに遊び心やステータス、もしくは必要にかられて機能をつけたってことですね
合点しました
>>15.
>コレが作られた当時は、上流階級の紳士にとって杖は必須アイテム
>現代日本で言うなら、通常の会社のサラリーマンがスーツを身につけるのと同じレベルで必要な代物
・横から失礼するけど、その時代って、帽子の方がマナーアイテムだったので、帽子がスーツ、ステッキがビジネスシューズ的な扱いだったと思う。
もちろん、ハンカチと手袋は、現代人がスマホを持つくらい重要なアイテム。
サーベルが仕込まれてるのは良く見ますよね。
せめて「高枝切りバサミ」とか傘になるとか
今なら自撮り棒もセットでお付けするとか
りんごジュースが飲めるなんて、
なんて素敵なステッキ。
日常生活で杖を使用している者としては、護身用も兼備えた品が良いけど法に触れるからなぁ
デザインで選ぶと5万円前後するので、機能性でロフストランドクラッチを選ぶけど1万円程度はする
約1年で駄目になるので、海外の福祉用品の様に安くなればなぁ~と思う
杖から出てくるリンゴジュースは飲みたくないなあ
シャーロック・ホームズの帰還で、空気銃を仕込んだ暗殺用のステッキが出てたが、流石にあれは実物は無いか?
※13
普通の銃ならかなり多いみたい
ちなみに外野に説明すると空気銃ってのはオモチャじゃなくて殺傷能力の高いもの、火薬式より危険で強力って説もきいたかな…
※13 ※38
空気銃や実銃は対人殺傷用ではなく、鳥撃ち用の猟銃。
野外で散策中に「ああ、今ここに猟銃があればなあ…」と思うことが度々あったという人が多かったので「じゃあ、いっそ常に携帯しているステッキに仕込んでみましょう」ということで作られたそうです。
最後の杖はつえー。
建築家ステッキは強盗用にしつらえたとした思えない
空気銃は知らんが、
実弾が撃てるステッキはあったよ。
マンガによく出てくる様な
ステッキ型の銃だな。
笛が仕込んであるステッキなら見たことある。
どんな人が持ってたのか杖所有者の歴史が気になる品々でいいね
ブラッドボーンみたいなのを期待した自分は啓蒙が高まりすぎているようだ
何年か前に地元でサーベルが内蔵された杖を持っていた人が捕まったと報道されていたのを思い出した
※22
実際に国内でもネットで購入できるからね
飾るだけでも、グレーゾーンなのだから持歩いたらアウト
でも、歩行に杖が必要な人にとっては、身に降り掛かる危険から走って逃げる事が出来ないから護身用に警棒に劣らない強度の杖が欲しいと思ってしまう
杖の中に筆と絵の具を入れてた有名な画家がいたような気がするけど夢だったかもしれない
クロケットってクロッケーのことかな。
鳥の頭があしらってあるということは
このボウガン狩猟用…!?(一同無視)
身だしなみステッキは旅行用にいいかも。
りんごジュースステッキはメンテが大変そうだけど、当時の紳士なら使用人の仕事だったのだろうか。
むかし持ち手をひねって外すと中に試験管が一本入ってる、という杖を買ったことがある。
今はなき長崎オランダ村の売店だったと思う。
まず杖が似合う老人になる所から始めねば
クロスボウ、組み立てた状態を見たかった
クロスボウはつえーのか?
仕込み杖と言えば座頭市ですね
勝新太郎の逆手の抜刀を思い出します
暗殺用だと銃以外に高圧力のスプレーが仕込んであって、青酸ガス吹きかけるなんて物騒なもんあったね
元々、ステッキは杖というよりも、手袋をした貴族が階段の手すりで手を滑らせないように使ったり、帽子に手を触れずに脱いだり被ったりするための万能道具だったからね
中に便利な道具をさらに配置して、手放さなくても作業ができるようにしていたのは、容易に想像がつく。
この記事を読んでも座頭市の仕込刀しか思い出せない・・・
ロッケンロール!
杖が似合うジェントルメンにならなきゃ(使命感)。騎士剣や日本刀が入った仕込み杖なんかいいと思いません?