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史上最も悪名高い10人の女ギャング

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(著) (編集)

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 暴力と犯罪にまみれたギャングといえばまず男を連想するだろう。映画のイメージなんかだと、大胆な違法行為で荒稼ぎし、豪華な邸宅に暮らす。これがギャングの典型的なイメージだ。

 だがそんな男たちが大多数である暗黒街には女ギャングも存在する。彼女たちのイメージは様々だ。中には、彼女が凶悪な犯罪を犯せるはずがないと思わせるような風貌を持ち、したたかに涙をうるませ人々の同情をかうようなタイプもいる。

 ここでは女ギャングの中でも悪名が高かった10人を見ていこう。

ボニー・パーカー ( ボニーとクライド・アメリカ)

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 アメリカで最も有名な女ギャングであろう。死んだのはかなり昔の話であるが、その犯罪は今も語り継がれ、映画や本のテーマとして何度も取り上げられた。

 大恐慌の時代、恋人のクライド・バロウと一緒にアメリカを横断しながら、強盗(主に銀行強盗)や殺人を重ねた。行く手を遮ろうとした無数の人々を手にかけ、警察官も9人以上が殺害されたと言われている。

 ボニーとクライドの生涯はいくつものエピソードで彩られており、犯罪者だというのに2人を擁護する人たちが大勢いた。

サンドラ・アヴィラ・ベルトラン ( 太平洋の女王・メキシコ)

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 メキシコの麻薬カルテルの女ボス。うなるほどの富を持っていたが、外部に対しては控えめな主婦のように見せていた。

 長年そうした態度を貫いてきたことが功を奏し、彼女の麻薬カルテルに疑いの目が向けられることはなかったし、警察すら彼女の存在を知らなかった。

 しかし息子が身代金目当てで誘拐されてしまったために、警察に助けを求めざるを得なくなる。助けに応じた警察の目に映ったのは、単なる主婦にしては不釣り合いなものであった。誘惑者であり、多くの麻薬の売人や警察官を味方につけていた。皆その美貌に騙されたのだ。

謝才萍(中国のゴッドマザー)

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 鉄拳でもって「三合会」の裏社会を支配した女。その犯罪行為は幅広く、違法賭博から売春まで、儲かることなら何でも手を出していた。

 一見、普通の中年の主婦のような外見だが、2009年の警察による捜査からは、見た目で人を判断できないことが嫌という程分かった。高級車や別荘をいくつも所有し、豪勢な生活を送っていたが、警察に目をつけられた理由もその生活であった。役人や警察官を大勢買収もしていたと考えられている。

ジュディ・モラン(オーストラリアギャングの女ボス)

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 モラン一家は数十年にわたりメルボルンを震え上がらせてきたギャングファミリーだ。その悪名は報復として行ってきたいくつもの殺しによって知られるようになった。

 ジョン・コールと結婚したジュディだったが、1982年に夫が射殺され、2000年にも息子が殺された。次にルイス・モランと結婚すると、彼との間にできた息子が2003年に、ルイスも1年後に殺害された。

 そして2009年、ジュディ自身もルイスの兄弟を殺した容疑で逮捕されて、現在服役中である。この間、30人もの犯罪者が死亡しており、オーストラリア暗黒街史上最大の抗争の1つだったと考えられている。

ジェメケル・トンプソン(元麻薬密売人の聖職者・アメリカ)

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 ロサンゼルスで暮らしていたジェメケルは貧しかった。若い頃に強制立ち退きの憂き目に遭ったとき、彼女は貧乏から抜け出すことを決意した。そして始めたのが麻薬の密売だ。

 夫と一緒にコカインから始め、事業は拡大。やがて全米で麻薬取引を展開するようになった。そのときまでには夫は亡くなっており、別の情夫がいた。しかしその男は彼女を裏切り警察に密告する。

 こうしてジェメケルは1993年に逮捕された。13年の懲役生活を経て出所した彼女は人がまるで変わってしまった。神への信仰に目覚め、今では布教活動を熱心に行っている。

ロゼッタ・クートロ(イタリア犯罪シンジケートの女ボス)

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 イタリアの犯罪組織、ヌオーヴァ・カモッラ・オルガニッザーダ(NCO)のゴッドマザー。

 元ボスであった弟、ラファエレ・クートロが逮捕されたとき、彼女がいなければNCOは潰れていたであろうことは多くが認めるところだ。ラファエレの服役中、獄中から発せられた彼の命令を実行していたのがロゼッタである。

 彼女は母親と暮らし、バラの園芸を愛する普通の女性であった。それが恐ろしいギャングになるとは誰も想像しなかったことだろう。しかし数字に強く、また交渉術にも長けていた。しかし最後は10年以上にもわたる逃亡生活の末、逮捕されている。「逃げるのに疲れたの」と語っていたそうだ。

メリッサ・カルデロン(メキシコの血に飢えた女)

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 メキシコの暗黒街は暴力で満ちている。

 理念に忠実でいるために、あるいは自らのものを守り、欲しいものを手にするために、ときには特に目的もなく、ギャングは人の命を奪い、罪の意識を抱くこともない。これがメキシコギャングのやり方だ。

 そのメキシコの暗黒街で特に名の知られた人物がいる。それがメリッサ・カルデロンだ。

 150人以上を殺した女で、シナロア・カルテルの暗殺者、麻薬の売人、用心棒としての顔がある。2015年に逮捕されて釈放されるまでの間にもさまざまな仕事を行った忙しい女である。

クラウディア・オチョア・フェリックス

(メキシコのキム・カーダシアン)

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 これは噂の域を出ないが、彼女がロス・アントラックスというメキシコギャングの女ボスであるという噂がまことしやかにささやかれている。

 そんなクラウディアはインスタグラムのアカウントがある。まるで資産家のお嬢様のようだ。

 SNSの女王と言われるアメリカ人女優、キム・カーダシアンに似ており、彼女と同じく派手なライフスタイルを送り、そのゴージャスな生活の一幕を写真に写しては投稿している。

 写真には高級車やクルーザーなどが映っているが、中には銃を持っているものもある。

エネディナ・アレラーノ・フェリックス

(史上初かつ唯一の女麻薬王・メキシコ)

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 史上初かつ唯一の女麻薬王と称される。彼女の兄弟たちはギャング団を率いて犯罪行為を重ねていたが、みな逮捕されるか、殺されてしまった。

 そこで2007年に家業であったティフアナ・カルテルを彼女が受け継ぐことになった。彼女はビジネスマインドの持ち主で、組織の財務状態に目を光らせ、また他のギャング団とも実益ある取引を行った。

 サンドラ・アヴィラ・ベルトランと並び、名の知れた麻薬密売組織を率いていた数少ない女ギャングであるが、実業家的な手腕が特徴的だ。現在は服役中であり、ティフアナ・カルテルは妹が継いだと見られている。

マーロリー・チャコン・ロッセル(南米の女王・グアテマラ)

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 かつてラテンギャングの世界における最高権力者の1人であり、麻薬密売やマネーロンダリングで中央アメリカを支配した女だ。特にマネーロンダイリングの手腕に長けており、怪しげな取引で荒稼ぎした莫大な現金を洗浄していた。

 そうした取引のためのフロントが必要であり、私設の宝くじを運営していた。しかし米財務省に目をつけられ、ガサ入れを食らったことで悪事が発覚。グアテマラでの有名人であったが、年貢の納め時であった。

via: Most Notorious Female Gangsters In History/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 65件

コメントを書く

  1. 息子が誘拐されて警察に泣きつくあたりにちゃんと血が通った人間だなと思ってしまった

    • +55
  2. ネタかぶり覚悟
    謝才萍「三合会は超サイコー!」

    • +3
    1. ※3
      張さんも鉄拳制裁されたんだろうか。
      関係ないが新刊はまだか。

      • +1
  3. やはりラテン系の女性ばかりなんですね。
    日本の悪女ってスケールが小さいし、裏方に回って陰で操作するひとが多いから、こういうところには出ないのかも。

    • +1
    1. ※4
      日本の場合、実質主犯でも逮捕されるのは夫か舎弟というイメージがある

      • 評価
    2. ※4
      スケール小さいって悪女をなんでそんな良いものとして扱ってるのか

      • +5
  4. 人相だけではあまり判断出来ないんだな~。150人やっちゃっても釈放されるんだ

    • +24
  5. これ見ると2017年中期日本版悪名高い女性だと小物多いかも

    • -11
  6. メリッサ・カルデロンが150人を殺して(殺す命令を出した?実際に自分で殺した?)なお釈放されたのが一番びっくりだよ

    • +26
  7. ブラックラグーンのOP曲のイントロが脳内に流れる。

    • +8
    1. ※10
      あの、ひとでなし漫画、よかったねー、つづきやんないかねー。

      • +1
  8. ジュディ・モランの写真で、天空の城ラピュタのドーラおばさんを思い出した。

    • +2
  9. ブルゾンちえみが混ざっていても違和感ないメイクの皆さん、

    • +3
  10. >謝才萍
    >鉄拳でもって「三合会」の裏社会を支配

    〝鉄拳〟って、おい・・・・・・ 顔も恐そうだが、物理的な意味でも超武闘派やんけ

    • +10
  11. ロンダリング等で、金を使う時、得た手段を問われないから、犯罪が無くならんのだろう。
    必然的に発生した負の遺産。

    • +2
  12. 成り上がるために薬を売って今は聖職者って、すごい人生だな。

    • +19
  13. 記事開く前はどうせ男の添え物だろと思ったらバラライカみたいな女も居るもんだな。

    • +12
  14. やっぱ女性の悪人は、悪事の名目でそこまで前に出る人がいない印象だよなぁ。表の顔と裏の顔があるというか…。
    正直埋もれて全くバレてないけど相当なことやってた人が居そう。裏社会では立ち回りでやりくりすることが多い女性は特に。

    • +9
  15. 最初の画像平野ノラに見える
    すごく……バブリーです

    • +6
  16. ボニーとクライドの時代は州を越えれば警察は手出しできないんだよね

    • +7
  17. 女麻薬王、美女、インテリって要素詰め込みすぎやろ

    • +5
  18. 日本の女と比べる意味がわからん

    そんなこと言い出したら日本のギャングなんてメキシコと比べてどうなるんや・・・

    • +41
  19. 三人目は妖怪人間ベラか
    みんな顔が怖いというか意志の強さを感じる

    • +4
    1. ※24
      女用心棒って女が直接用心棒をするって意味じゃないぞ
      警備会社みたいに経営者として用心棒を派遣してたという意味

      • +1
  20. 「鉄拳でもって「三合会」の裏社会を支配した女。」
    鉄拳!?
    鉄拳…

    • +7
  21. 日本人は麻薬嫌いで有名ですからね
    やはり費用対効果度外視で儲かるものは麻薬以外にそうないのね

    • 評価
  22. 金の匂いを嗅ぎつけて警察が動くというのが警察らしい
    ギャングより金に執着してる気がするわ

    • +3
  23. 金融系は男の仕事のイメージが強いけどお金を転がすのがうまい女性っているんだよね
    そういう人が暗黒面稼業にいてもおかしくないんだろうな

    • +4
  24. 日本だと大々的な悪事はやりづらいってのもあるだろうな
    まあ表に出てないだけかも知れんが

    • +2
  25. 角田容疑者は警察も手が出せなかった凶悪犯だったぞ

    • +4
    1. ※33
      メキシコ関係はすごいぞー
      トランプ大統領が境目にでっかい壁作ろうとするのも頷けるヤバさ
      フィクションよりノンフィクションの方がえげつないレベル

      • +2
    2. ※33
      角田容疑者って日本人じゃないじゃん
      留置場で自殺とあるけど暗殺だろ

      • -1
  26. 中国の謝さん、若いツバメを16人も抱えてたらしい
    すごい

    • +1
  27. 真っ先に思いついたのがボニー&クライドのボニーだったけど一番最初に出てたわ

    • +2
  28. 日本だと戦後すぐに子供預かるといって金をもらい、預かった子供を殺しまくった施設の夫婦とかになるのかな。

    • -5
    1. ※41
      それ単なる大量殺人者であって、
      「ギャングの女ボス」ってのとは何か違うと思う。
      並み居るヤクザを手下として従えてた、とかいう訳でもないし。

      • +4
  29. 日本は地理的に修羅にならなくても生きていけるからね。
    だが麻薬や武器の通り道などに国があったなら、日本人も殺しあい始める可能性高い。

    • +3
  30. こうやって見ると、チリのアニータなんて
    こわっぱなんだなあ。
    よく十数億円の被害で済んだというか。

    • +6
  31. ゴールデンカムイに出ていた「蝮のお銀」がなかなかスゴイ。
    実在だってのがまたね。

    • +1
  32. メキシコ率、高し。そんでもって死刑がないから出所している犯罪者がたくさん。

    ※この度の地震災害に対し、お見舞い申し上げます。

    • +3
  33. 日本なら、古いけど田岡一雄亡き後の山口組を仕切った田岡文子だろうね

    • +2
  34. すげぇ話盛ってるな
    ボスの女で勘違いしていきってただけだろ

    • -24
    1. ※52
      残念ながらばっちり本人が組織を先導してるんだよなぁ……
      コメント欄でしかイキれない君とは違うんやで

      • +12
  35. 岩下志麻「なめたらあかんぜよ!」
    魔人ブウ「人生なめずに飴なめて」

    • +1
  36. ラテン系は情熱的だな
    それでも普通の主婦っぽく潜伏する方が成功するあたり、男女における差がおもしろいね

    • +2
  37. どれもこれも体型すげーな
    ボーン!キュッ!ボーン!

    • 評価
  38. ブラックラグーンの世界やんけ
    現実にもこんなおっかない女達がいるもんだなぁ

    • +1
  39. ジュディ・モランに漂う圧倒的ビッグ・マム感!

    • +2
  40. 彼女らに共通して言えるのは低俗であることと欲望の誘惑に弱く困窮に耐える事を嫌う事。
    要するに「大人になっても我慢のできない子供」だってことだよ。ジェメケルはその底辺さから脱することに成功したようだけど。他は死ぬまでアホのまま悲惨な末路を遂げただろう。一番最初のボニーなんて、映画ではマシンガンでハチの巣だったしな。

    • +2
  41. 女だと舐られるだろうし
    なめてかかる男は殺しやすいだろうな

    • +2
    1. ※67
      アリクイや女性や子供やネコやイルカは見た目で圧倒的に有利なんだよね
      これも1つの戦闘能力であり腕力などと同列なのだと社会が認めないとならないと思うよ

      • +1
  42. ベニー「地球上には、俺の知らないおっかねー女が、まだこんなにゴロゴロ居たのか…」

    • 評価
  43. 海外の女ギャングが、ゲーセンのプリクラを使用しても問題ないね。

    • 評価
  44. 男がいなくなってピンチヒッターな女がほとんど
    性別や実力より血縁なのかな
    ジュディ・モランは男であっても女であっても悲惨。2人目の息子いくつまで生きられたんだよ

    • +1
  45. パッと見た感じ普通のおばさんみたいな人ばかりですね。まぁ見立◯一みたく「あからさまな悪人ヅラ」の方が珍しいのですが。

    • 評価

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