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インターネットを駆け巡った13のフェイク画像

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(著) (編集)

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 すたコラさっさと、画像処理ソフトで、今やスマホからでも簡単にコラ画像ができる時代だ。さらにそういった画像はSNSを通じてあっという間に拡散され出所すらわからなくなる始末。

 いったん広まったものはそう簡単に消えることはない。グルグルと世界中を旅し、いろんな荷物を背負わされた結果、全く別のサイドストーリーがつけられ戻ってくるもんだから、もうこうなると何が本当で何が嘘なのかわからなくなる。

 以下にあげる画像は、近年ネット上に出回ったフェイク画像である。何枚か見たことあるやつもあるんじゃないかな?

1. パリス・ヒルトンのTシャツの文字

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 この写真のパリス・ヒルトンは、”貧乏人なんてやめよう”(Stop Being Poor)と書かれたタンクトップを着ている。

 彼女は誰もが知る大富豪の娘で、働かなくても食べていける境遇だ。この写真が投稿されると、貧困者の窮状に対してあまりにも無神経だとしてたちまち炎上した。

 だが本当は、彼女はこんな不愉快な言葉が書かれたTシャツは着ていない。実際にTシャツに書かれていた言葉は”絶望するのはやめよう”(Stop Being Desperate)であり、若者たちを励ます言葉だったのだ。

2. うちのクモがそんなにデカいわけがない

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 こちらはフェイスブック上を駆け巡った写真。この写真にはこんなコメントがついていた。

今朝、家の外の壁を何かがよじ登っているような音が聞こえたんだ。最初は業者が修理工事をしている音かと思ったんだけど、外に出てみたらこんな巨大クモが!

このハワイアンケーンスパイダーはめったにお目にかかれない珍しいクモで、2メートルくらいまで成長することがあるらしいけど無害だという。とはいってもめっちゃコワいわ。

 実際には、家のそばで一般的に見られるコモリグモを、とんでもない大きさに加工したもの。確かに巨大なクモは存在するし、オーストラリアならもしや?と思うかもしれないが、こんな普通の場所では見つからないだろう。

3. ロシアでの睡眠実験と題された写真

 このぞっとするような写真は、”ロシアでの睡眠実験が失敗して最悪の結果になった例”という不穏な裏話がついて、ネットでたちまち広まったものだ。

 数人の戦争捕虜にガスを吸わせて15日間眠らせないようにしたという実験で、期間中に実験が失敗し、捕虜が恐ろしく変わりはててしまったという。

 この写真はその捕虜のひとりらしいが、実際にはただのハロウィン用の不気味な人形である。右と左の写真を比べてみると、不気味なセッティングと白黒フィルターによって、左のほうがいかにももっともらしく見える。

 これは、不気味で恐ろしい話をシェアするサイト、「Creepypasta」からの引用だが、掲載されているものはほとんどがフェイク、あるいは実話に尾ひれがついたものだ。

 YOUTUBEでも配信されており260万回以上再生された。

4.『モンスターズ・インク』に隠された不適切な壁の絵?

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 ディズニー映画「モンスターズ・インク」の一場面である。さてここで問題だ。上の写真と下の写真、主人公の寝室の壁に貼ってある子どもの絵が違うのだが、どちらがフェイクだろう?

 まあわかるよね。

 フェイクは上の画像だ。ロジャーおじさんとママがアレしてるもの。だが、ディズニー映画はクリエーターが遊び心で隠し文字なんかを仕込んでいたりするもんだから、本気にしちゃった人は結構いたみたい。

5. マリリン・モンローとケネディの密会シーン?

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 ジョン・F・ケネディが妻に隠れてマリリン・モンローと熱く燃え上がっていたという噂は彼の大統領就任以来ずっとあった。

 モンローは売り出し中のセクシー美人スターで、単なる友人以上の仕草で大統領にハッピーバースデーを歌ったことでも知られている。ふたりの仲は相当怪しいと思われていたが、決定的な証拠はなかった。

 そこで出てきたのがこの写真だ。多くの人がこれが大統領執務室で抱き合うふたりの決定的な写真だと信じて疑わなかった。

 だが、これは完全なでっちあげ写真。空想を再現しようとしたひとりのカメラマンによって、大統領とモンローに不気味なほどそっくりなふたりの俳優を使って撮影されたものだ。

6. 憑りつかれた修道女の首?

 悪魔に憑りつかれた修道女の首として出回った写真だが、実はこれ工芸品である。怖い系アートを作るのが好きなあるアーティストの作品だ。

 すべて人為的に作られたものなのだが、写真だけが独り歩きし、信じてしまった人も多いようだ。

7. 女性が初めてショートパンツをはいたせいで事故発生?

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 この写真は何度か出回って消えてはまた出回るを繰り返しており、最近も出回っていたという。そのエピソードはこうだ。

後ろ姿の二人は、世界で初めてショートパンツをはいた女性である。彼女たちのむき出しの脚がまわりの人々が驚かせ、車を運転していた男性が見とれていて衝突事故を起こした

 もちろん嘘である。歴史のある時点で、女性のショートパンツ姿がいろいろ議論になったのは確かだが、この写真が本物の衝突事故である証拠はない。

 車はまったく壊れていないようだし、運転席の窓からのぞいている男性はいかにも俳優のようだ。

8. 「Horse」という文字が体に浮き出た馬?

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 体に馬(horse)という文字が浮き出ている馬だというのだが、実はこの写真はフォトショップコンテストのための作品だった。

 というかよく目を凝らさないと”horse”に見えないあたりも騙されポイントなのかもしれない。多種多様な模様の動物は確かに存在するので、この写真は本物として何度も投稿された。

9. かつて存在した巨大バッタ?

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 1900年代半ば頃に出回った巨大バッタ写真。なんと、仕留めるのにショットガンが必要だという。当時はコラ画像を作るのも大変な時代だった為もあり、多くの人々が信じた。

 だがもし本物なら、この1枚の写真だけではなく、もっと証拠の写真がたくさんあるはずだ。更に現代の我々は当時の画像加工技術水準をなめてかかっているので、時代を経て更にまた騙されてしまうのだ。

10. 結婚式に出席したカルト集団

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 写真自体は本物で、フォトショで加工したものではない。結婚式を行っている会場の後ろをよく見ると、黒いマントを着た集団が、ひっそりとビルからそれを見つめている。

 多くの人は、新郎か新婦が実は不気味なカルト集団に所属しており、メンバーたちは秘密裏に結婚式に参列したと信じていた。

 だがこれらはビルの別の場所に設置されていたアート作品であり人ではない。

11. Amazonにあったホラーすぎるイヌが赤子に化けるコスチューム

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MommyMaker製 実物そっくりのイヌ用ベビーコスチューム

価格:39ドル99セント

・小児科医の30%をだませます。

・イヌの赤ちゃんを産む妊娠中のお腹は別売り。

・本物の赤ちゃんの髪の毛を75%使っています。

・吠え声から赤ちゃんの泣き声まで、モデュレーター内臓。

・チワワからマスチフまで、サイズは5種類。

 なんでもそろうamazonだもの、あってもおかしくないと信じてしまうだろう。犬好きで奇妙好きな人ならポチりそうだしね。

 だもんだから、かなりの注目を集めて、さまざまなSNSで何度もシェアされた。広告は細かいところまでこっていて、商品の詳細だけでなく、口こみや星評価までついている。

 実際にはまったくのフェイクで、こんな商品は存在しない。元になった広告はわからないままだが、アメリカのアニメネットワーク、アダルトスイムが作り上げたものではないかと言われている。

12. アラン・リックマンが生前に残した言葉

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 アラン・リックマンはたぐいまれな才能をもつ俳優だったが、非常に残念なことに去年亡くなった。さまざまな役を演じていたが、中でも最高の役柄はハリーポッターシリーズのスネイプ先生だろう。

 そんな彼が生前こんな言葉を残したとしてネット上に出回った。

わたしは80歳になっても、揺り椅子に座ってハリーポッターを読むだろう。そして家族はわたしにこう言うだろう。”今さら読んでるの?” そしてわたしはこう答える。”ずっと読んでたんだ” ーーアラン・リックマン

 リックマンがこのシリーズを心から永遠に愛しているように思えるもっともらしい言葉だが、リックマンは実際にはこんなことは言っていない。

 どんなインタビューにもそんな記録は残っていないし、実生活の中で誰かに話したこともない。現実には、実は原作は読まないと彼は言っている。

via:Fake Viral Photos That Totally Fooled The Internet/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 49件

コメントを書く

  1. クモデカすぎワロタw
    バッタは何枚か写真あったハズ(真偽は知らん

    • +3
  2. ナポレオンの名言である予の辞書に不可能ということばはないも
    日本の翻訳ミスで有名だね
    アントワネットでも翻訳ミスってるし、意外に有名な人の名言って
    本来と間違っている場合あるかもしれない

    • +16
  3. 裁判沙汰になったのがあるんじゃないかな?と思った

    • 評価
  4. 巨大バッタは学研の科学で見て科学に載ってるんだから本物って思ってたわ

    その学研がムーという雑誌を出していると知ったのは申し越し後のこと

    • +18
  5. アラン・リックマンの最高役はトカゲヘッド
    異論は認める

    • +9
    1. ※6
      ワイ的にはダイハードのハンス・グルーバーやぞ

      • +13
  6. ロシアの睡眠実験のアレは結構恐ろしげなSCPだったと思う

    • +2
  7. 包帯男の写真がフェイクでほっとしたような残念なような・・・

    • +3
  8. 外骨格で2mもの体を支えられるわけがない

    • +6
    1. ※10 まじそれ。ノミが人間と同じ位の大きさなら富士山超えるいうバカ多すぎ。立つこともできないのに

      • -5
  9. ずっとずっと気になっていた
    包帯女?の正体がわかってよかった!
    毎日夢に出てきてたからこれで安心:-)

    • 評価
  10. 結婚式のカルト集団の写真は合成とかではなく実物はあるんだ・・・・
    結婚式の裏にこんなアートがあるというだけで普通に嫌だな

    • +8
  11. バッタの写真懐かしいなぁ
    向こうの東スポ的なのに載ってたんじゃなかったっけ。

    • +3
  12. マリリン・モンローどんだけ着飾って密会すんねん

    • +12
  13. ・12、これみて思い出したのは、クリストファー・リーが毎年一回は必ずロードオブザリング読み返してたって、映画DVDのおまけ映像で語った話
    サルマンを演じる事ができたのは、嬉しかっただろうなぁ

    • +5
  14. バッタはスーパージャーナルかな?
    火事か爆発の煙に悪魔が浮かび上がったとか、天使の羽根が生えた赤ちゃんが生まれたとか写真付きで載せてた雑誌

    • +4
  15. アランリックマンの「Always」はスネイプ先生の有名なセリフだね

    • +2
  16. すたコラさっさと、画像処理ソフトで、今やスマホからでも簡単にコラ画像ができる時代だ。さらにそういった画像はカラパイアを通じてあっという間に拡散され出所すらわからなくなる始末。

    • 評価
  17. バッタは触覚がおじさんのズボン突き抜けてるからね

    • -1
  18. 巨大バッタの写真は、米軍の兵士たちが複数の巨大バッタの足を棒に縛りつけて
    運んでいるのを見たことあるわ。
    あれムー的な海外の記事に出てた写真だったのかw

    • +1
  19. 最近ユーチューブの紹介動画に多い気がする
    動物系とかでも投稿者が知ってか知らずか
    実在、架空、コラが混在w酷いもの

    • +1
  20. バッタは、横の人間に比べてバッタが妙に鮮明に写っている。

    ただ、フェイクと知らされずに見せられたら気づかないな。

    • +2
  21. 「6. 憑りつかれた修道女の首?」見て魍魎の匣思い出した

    • +2
  22. ケネディーとモンローのは8mmフィルムも複数あったハズ。

    • -1
  23. 3のクリーピーパスタはどっちかというとSCPみたいな感じの怪談・都市伝説創作サイトって感じ。
    6の作者は他にも色々な空想上の生物の標本を作ってて、個人サイトで公開されているのでオススメ。以前にもカラパイアで紹介されていた記憶がある

    • +1
  24. バッタのやつは持ってる手を見るとすぐわかるぞ。

    • -1
  25. アラン・リックマンの発言、誤訳がありますよ。
    原文: “After all this time?”
    誤訳: “やっぱり、今でも読むの?”

    これはシリーズが続いている間は原作は読んでいなかったリックマンが、
    80歳になって仕事と関係なくくつろいでいるときに原作を読むだろう
    と発言しているということでウケた捏造発言で、
    “After all this time?” は「今になって?」、「今さら読んでるの?」
    最後の “Always” は「実はずっと読んでたんだ」という意味でしょう。

    あと、Snapeは「スナイプ」じゃないですよ。

    • +1
  26. 今は画像どころか音声を合成して、それに合わせて口パクの映像すら合成できる時代だからもう何信じていいかわからないね

    • 評価
  27. 9のバッタの出目は「ウィークリーワールドニュース」という
    あちらの東スポ。
    「ムー」のそういう系記事はほぼここからの流用。

    • 評価
  28. あれー
    スネイプ先生死んじゃったのか、若く見えたけどな…

    • 評価
  29. イッスラー・エルの実験室で誕生した犬人間はフェイクじゃないぞ

    • -1
  30. 蜘蛛のは雑コラ過ぎだろ
    一目で違和感バリバリだったわ

    • 評価
  31. 3はSCP957だよね、元画像が何なのか知らなかったので知れてよかった

    • 評価
  32. 逆に本物でも適当な憶測でニセモノにされてしまう世の中

    • +2
    1. ※42
      それが目的のフェイクもあるからね。
      陰謀を隠すには嘘だとわかる陰謀の中というのは昔からよくある手法だし。

      • +1
  33. フェイクで美談をこじつけられるパターンも結構あるよね
    有名どころではエジソンの「1%の才能と99%の努力」とか

    • +1
  34. >9. かつて存在した巨大バッタ?

    これ確か、20年前だかの小学〇年生のオカルト写真特集で見た記憶が残ってる
    一緒に噴火した火山の巨大な噴煙が鬼(悪魔?)の顔になってるコラ画像も一緒に掲載されてた
    なつかし

    • 評価
  35. アランリックマンのafter all this time? alwaysのやりとりは、作中にそういう感動的なやりとりがあるんだよ。
    ぜんぜんわかってない、わかってないよ。
    スネイプとダンブルドアのやりとりで、「まだリリーを愛してるのか」、「永遠に」ってやりとりが元になってるの、日本語にはなかなか訳せない。
    陳腐なものにしないでくれ。

    • -3
  36. どれもクオリティ高すぎて何も知らなかったら絶対信じちゃうわ

    • 評価
  37. バッタはバッタ本体の影が無いから一発でウソとわかる。

    結婚式場のアート?
    誰からも見えない所にあんなアートを展示してる方が
    カルト信者説より不気味。

    • 評価
  38. パリスかわいそうになぁ
    アントワネットのパンがないなら~もこんな感じだったんじゃねーのかとおもっちまうわ

    • 評価

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