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満月の呪いは本当だった?満月の時に起きる月の異常を解明(米研究)

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(著)

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 五穀豊穣や暴力性など、月は様々な迷信に結びつけられてきた。満月は人を惹きつける魅力があるし、また畏怖の念を抱かせる。人間の睡眠サイクルは月と関連性があるといわれており、これまでの研究で満月の日は良く眠れない人が多いという研究結果もある(関連記事)。

 実際に満月の日、月にはある異常が起きている。月に設置してある反射板を用いた実験では長い間、満月の日にだけ、地球から発したレーザーパルスの信号が弱くなるという現象が報告されている。近年、天文学者らがい言うところの「満月の呪い」と呼ばれるこの現象の謎が解明された。

 米カリフォルニア大学サンディエゴ校の天文学者トム・マーフィーのグループが、一般相対性理論の厳しいテストを実施するために月の動きに関するデータを収集していた。月に地球からレーザーパルスを送信し、往復の時間を計るというものだ。

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 観測は、ニューメキシコ州のアパッチポイント天文台で3.5メートル望遠鏡を用いて行われており、20個のレーザーが、アポロの宇宙飛行士によって月面に残された再帰性反射板に向けられている。再帰性反射板というのは鏡とは違い、光を同じ方向に返すという性質を持っている。地球から放たれたレーザー光は逆向きに反射され、検出器で感知されるのだ。

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 データ収集の時、まさに満月の呪いが現れた。満月の夜にだけ、信号の強度が10分の1にまで低下したのだ。それも一度ではなく、満月の日には再び起こるのだ。

 光は消えてしまったりすることはない。検出をされないためには、吸収されたれ方向がずれたりする必要がある。光を吸収するものとして月の砂が考えられるが、満月の日にだけ砂が異常に多くなっているなんてことはありえない。

 実際の理由は、もう少し微妙なものであったことが判明した。月面にある再帰性反射材であるプリズムは反射板の表面にはなく、深くはめ込まれている。これによって、太陽の光が満月のときに特に強くプリズムの表面に当たることになる。月の砂は比較的暗い色をしており、平均して光の約93パーセントを吸収する。そのためプリズムは、太陽の光が多く入射する満月の日に強く熱されることになる。

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 温度が上がると反射材は膨張し変形を起こすのだが、このせいで本来まとまっていたレーザー光が広がってぼやけてしまう。望遠鏡のサイズはぼやけたスポット全てをカバーできるほど大きくはないので、信号を検知するのは帰ってきた光の一部ということになる。これが満月の呪いの説明である。

 説明はできても証明することはかなり難しいだろう。しかしその後マーフィー教授は、太陽の熱を遮断した上で信号が戻ってくるかどうかを確認すればよいのだと提案した。満月の日に月が太陽の光を受けていない、つまり月食のときにである。

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 実際に調べてみると、月食の前では信号がいつも通り10分の1に減少した。しかし月食が進行し再帰反射板に太陽光が届かなくなると、信号は通常のレベルに戻ったのだ。そして最後、月食が終わると信号はいつもの満月のレベルにまで下がったそうだ。これは、太陽の光が届いてない間はプリズムが冷えてレーザーが正常に反射されていると考えると説明がつく。

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via:gizmag・原文翻訳:such

 この実験は、メカニズムの完全な証明とまでは言えないかもしれないが、満月の呪いはこうして解明されたのだ。男の犯罪の影に女あり。と良く言うけど、月の呪いの影に太陽あり。ってことだったんだね。

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この記事へのコメント 40件

コメントを書く

  1. 特命リサーチ200X思い出した
    ああいう番組またやればいいのに

    • +33
  2. 違う角度で見たら、いつ、その満月が現れた時発生するか?
    発生周期が割り出せれば、発生の予知をする事は可能なはずだ。

    • -9
  3. ああよかった。満月で変身するのは自分だけだと思ってたよ

    • +11
  4. 科学的検証による説明が可能なら、呪いとは言わないんじゃ

    • -2
  5. 人間の体になんらかの影響があるのは確かだと思うなー
    女性だと生理が満月付近に集中するとか、出産は満月に多いとか・・・
    月って不思議

    • +12
  6. 月面移住計画を練りなおさにゃならんな。

    • 評価
  7. ちょっと待てファナティックなことの説明が一切なされてねーじゃねーか

    • +3
  8. 満月の夜に犯罪が増えるってのはデマ
    科学的証拠は一切ない

    • 評価
    1. ※9
      科学においては否定もまた証明が必要だ。
      そして無い事を証明するのはとても難しいことなのよ。

      • +6
  9. 普段夜空を眺める習慣はないのに、ふと見上げた時はいつも満月。
    時計で4:44見た時の感覚になる。

    • +1
  10. これ、パルス信号弱化の原因が分かっただけじゃねぇか。。。
    月と生物の関係は、単純に体内時計的なものだろうよ。

    • +1
  11. 全然解明されて無いと思うんですがそれは・・・
    潮の満ち引きに関係してるんだから、体のほとんどが水分の人間にも関係あるのでは?
    って部分とはまるで関係が無い研究ですな。

    • +4
  12. マイクロウェーブが直接照射されてるんだよ。

    • 評価
  13. 開いて記事読む前に、
    満月→太陽光全面照射状態→温度あがってるわけで熱の関係??
    と、連想直感したまんまの結果で予想以上に意外性がなかった

    • -1
  14. NASAは月になど行ってない!政府の陰謀だ!

    じゃあ誰が月に反射板を設置したのさ

    • 評価
  15. そういえばアポロはヤラセ派はこのミラーに関してどう思うんだろう?
    ロケットで打ち込んだとでも言うのかな

    • +3
  16. 満月にはサテライトキャノンは使えないってかw

    • 評価
  17. 「天文学者が「満月の呪い」と呼んでる現象」
    (=満月の日にだけ、地球から発したレーザーパルスの信号が弱くなるという現象)
    が解明されましたっていうだけの話だよ
    人体がどうとか言ってるお前、問題文を良く読まないでケアレスミスが多いタイプだろ

    • +7
  18. 満月の呪いよりも月の反射板が緩衝材のプチプチに見えてしょうがない

    • +3
  19. この反射鏡を探す作業に数時間掛かる時もある
    やってるのはボランティアのおっさんで、NASAとか宇宙科学機構とかじゃない
    それと毎日距離のデータも取ってるよ

    • +1
  20. そもそも月例周期があることは、何かしら月に支配されている

    • 評価
  21. 月のせいで潮の満ち引きがあるのだから
    水分が多い人体にも当然の事ながら何らかの影響はあると考えるのが妥当

    • 評価
    1. ※27 
      その理屈だと別に月が満月であったりする必要はない。
      あと月の引力を受けるのが体内の水だけである必要もない。
      月が人間を引っ張る力って万有引力の公式でええんかな?
      ようわからんけどとりあえず計算したらおよそ0.002N
      つまりゴミ

      • -2
  22. 亀ののろいは嘘だけどな、あいつら結構速い

    • +3
  23. 満月の時のみ1700万ゼノを越えるプルーツ波が云々

    • 評価
  24. 満月は、凶悪事件が増えるし、出血すると普段より出血量が多くなる、
    ので外出は控えるのが吉。

    • -4
  25. あー、満月の呪いね、あれ便利だよねー

    • 評価
  26. ちとずれるけど、人間の本来の体内時計は
    火星の自転の周期と同じなんだとか・・・。
    人間って何者だ

    • +1
  27. >>32
    宇宙人のペットなんじゃない?
    人間がいろいろものを考えてる姿を見てキュンキュンするんじゃない?

    • 評価

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