火星を探検するお仕事をしている、NASAの火星探査機ローバー「キュリオシティ」が、ついにというかいよいよ本気を出したようだ。火星の表面の岩にドリルで直径1.6センチ、深さ6.4センチの穴を掘り、穴の底から試料を採取したと、今月9日、NASAから発表があった。
火星での本格的な掘削は、1960年代に米露が火星探査を開始して以来、初めてだという。
キュリオシティがドリルで掘った直径1.6センチ、深さ6.4センチの穴
NASAはキュリオシティのロボットアームの先に付いているドリルを使い、まず2日前に試験を実施。正常作動を確認し、8日に本番に挑んだ。
シミュレーション実験をするキュリオシティー
キュリオシティーに設置されているドリル
今後、採取した試料を車体の分析装置に取り込み、かつて火星に存在したかも知れない生命の痕跡を求めて、慎重に化学的な成分などを調べる。
火星は現在は乾燥しているが、数十億年前は水が豊富にあった。地表より下には、かつて湿っていた時代の証拠が未風化のまま残っていると期待される。
ひょっとしてひょっとすると、未知なる生命体との遭遇を果たせるかもしれないね。解析結果を固唾をのんで待つことにしよう。
関連動画:火星の表面に金属片らしきものが?
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コメント
1. 匿名処理班
キュリオシティの探査は画像綺麗だし調査方法が画期的だから
火星で冒険してる感じでワクワクする
2. 匿名処理班
これが火星か…写真見ると感慨深いね
地球から火星への有人飛行は何十年後になるのかな
昔UFOとかが流行ってた頃は宇宙人が探査用に小型UFOを派遣してるなんて噂があったけど火星にとっては正に地球人がそれだ
3. 匿名処理班
最後の写真、誰が撮ったんだ?
4. 匿名処理班
地球上のように見えるが地球ではない・・・
5. 匿名処理班
人間が宇宙そのものだというのに何を探してるんだか
6. 匿名処理班
火星が意外と明るいのでビックリだ。
カメラの性能が上がったからかな。
7. 420
ワクワクが止まらない
8. 匿名処理班
この機械マジすげーな。
何年も稼動し続けてるのが何よりスゴイ
9. ata
人類にとって、偉大なるひと穴。
新しい、発見に期待!
10. 匿名処理班
採掘ってさせめて10kgくらいを採掘と言うべき、10kgでもすくないわ1tくらいw
数センチサイズ掘った位で採掘って言うならとっくにあるだろw
石ころつかんだレベル
それに持ち帰ってない事には採掘とは言えない、ただ掘っただけw
日本のはやぶさの方が数千倍すごい
11. 匿名処理班
早く何か見つかれば面白いな
わくわく(^▽^)
12. 匿名処理班
※10
最近、ほんとこういうやつ増えたよなぁ
海外反応系ブログができたころからかね
釣りだろうが詰まらんからやめて 他所でやれ
13. 匿名処理班
有機物の痕跡を探しているんだろうけど
そんなピンポイントで見つかるかい?
14. 匿名処理班
※10
量があるほど色々分かるとでも思ってんのかい?
わざわざもって来ないでもその場で分析できるなら画期的じゃないか
それに量で言ったらはやぶさは微粒子程度だぞ
お前言ってること滅茶苦茶じゃ、不勉強自慢乙
15. 匿名処理班
>>14 10だが
採掘辞書で調べて来い、採掘と言うなら量だろ
はやぶさに関してはすごさを言っただけで採掘とはいってない
それに石ころをその場で調べるのと砂粒を持って帰る方が有意義ってのが分からないのか
それに俺が言いたかったのは持って帰る技術もないのかって事
16. 匿名処理班
※15
おーい?はやぶさは小惑星の資料採取を目的として作られた探査機で、
キュリオシティは火星探査を目的として作られた探査機だぞ?
持って帰る必要がなければ、その機能を持たせる必要がないだろ
なぜはやぶさが云々とか言い出したんだ
探査機という共通点しかないのになぜ用途の違うものの優劣を決めたがる?
『ハサミとシャベル、どっちが優秀か』決めようとしてるようなもんだ
17. 匿名処理班
>>16
じゃあお前の言うハサミは石を持って帰って
お前のシャベルはただただ掘る事しか出来ないのか
用途が違うのはどういった点が違うの?w
物を調べるのに手元にあるのとないのとどっちがいいかってただそれだけの事
それに採掘の事も答えてませんが
切れるハサミと壊れたシャベルの優劣もつけないあなたはバカですか
18. 匿名処理班
※18
横槍で悪いが。論点は大きく分けて2つと見た。
まずは日本語の問題。コトバンクより引用:
>さい‐くつ 岩石・土砂や地中の鉱物などを掘り出すこと。
量については言及されていないですね。岩石をドリルで掘削し、内部の試料を採取したのなら、採掘と言って良いでしょう。
さらに、これは英訳記事なのでいくらゴネてもそれは訳者に対してになるので
、※10さんに突っかかるのも、ましてNASAの言語センスにツッコむのもお門違いもいいとこです。
そして、採取=地球に持って帰り分析する事と思っているようですが、
>さい‐しゅ 研究・調査などのために、とること。
分析機に掛けるという目的なので、その場で分析できるのであれば採取と言って良いでしょう。
2つ目。「日本のはやぶさの方が数千倍すごい」
これは試料を地球まで運べるか、ということを判断基準にしているようですが、
ナンセンスな基準です。
広大な火星で生命の痕跡を探すのには匂い(有機物の痕跡)を嗅ぎながら火星中を走り回らなくてはなりませんのでその場に分析機があるのは逆に理にかなってますよね。
これが、目的が違うということです。火星探査に戻る必要はないんです。
最後に、君は「日本のはやぶさの方が数千倍すごい」という結論ありきで論じているので
比べられないものを比べる事になり、国語の問題やら鋏で穴掘りやら頓珍漢な詭弁を吐く羽目になるのです。
「両方すごいね」で良いじゃないですか。