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地球に掘られた最も深い穴はロシアに存在する。地獄の音が聞こえるという都市伝説も

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(著) (編集)

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image by:Rakot13/Wikimedia Commons
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 ロシア西部に、ボロボロの金属スクラップや崩れたコンクリートが打ち捨てられている場所がある。一見ただの廃墟だが、注意深く見ていくとこの瓦礫の中にボルトで封印された円形の蓋のようなものがある。

 実はその下に、なんと12.262 kmも続く掘り抜きの穴(孔)があいているのだ。これは旧ソ連の科学調査の一環で掘られたもので、地球上で人工的に掘られた穴の中で最も深い。

 海洋でもっとも深いマリアナ海溝の最深部よりも深いその穴からは、地獄の叫びにも似た響きがするという都市伝説が流れた。

地殻調査の為に掘られた穴

 ロシアのペチェンガ地区にある竪穴坑は「コラ半島超深度掘削坑」と呼ばれ、石油の抽出とはなんの関係もない。

 この穴は旧ソ連の科学者たちが、地球の地殻状況について知るために掘り始めたものだ。約20年にわたる掘削を経て、1988年にはついに地下12.262 kmに達した。

 1993年には15,000m達すると予想されたが、100℃程度と予想されていた地中の温度は180℃となり予想を大きく上回っていた。

 これによりこれ以上深く掘削することは不可能であると判断され、1992年に掘削が中止された。

 現在でもこの記録は破られていないため、当時の技術はかなりのものといえる。

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コラ半島超深度掘削坑施設(2007年)image by:Andre Belozeroff / WIKI commons

最も深い穴から不気味な音がするという噂が流れる

 一部ではこの掘削で何かが目覚めてしまうんではないか?地獄に通じてしまうのでは?という恐怖につながった。

 掘削現場の科学者が穴から奇妙な音を聞き取り、その音を録音したところ、不気味で恐ろしい音がしたという噂が広がったのだ。

 YouTubeに再投稿された、現場で録音されたという音声には、苦痛と痛みに叫ぶ声にも似た響きを聞くことができる。

 しかし、この「地獄の音」はあくまでも都市伝説に過ぎない。

 当時の掘削現場に録音機器はなく、マイクが180℃の熱に耐えられるはずがないからだ。

Sound Kola Superdeep Borehole

地球上で最も深い穴から得られたものは?

 だが、この大変な作業で得られたものはあった。

 まずは、地表から12kmの深さのところに水が存在することがわかった。これは研究者たちがその目で見るまで考えもしなかったことだ。

さらに、7km地点では、大昔に絶滅した単細胞生物の微小化石が24種も見つかった。

 結局、研究者たちは、高温に阻まれ、27億年前にできた岩盤に到達することはできたが、ここを乗り越えて先に進むことはできなかった。

 今後この記録が破られることはあるのだろうか?

Here’s What is at the Bottom of the Deepest Hole on Earth…

References:This Abandoned Soviet Site Is Home to The Deepest Hole on The Planet/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 68件

コメントを書く

  1. そんなに化石とかが見つかるとかまだまだ色々ありそうだな
    宇宙、深海に続いてまたロマンが増えてしまった

    • +15
  2. こんなものを無造作にうち捨てておいて大丈夫なのか?
    と思ったが誰も来られないようなソ連の端っこの
    まさに世界の最果てにあった研究施設なんだね。
    国土の大きい国はいろいろスケールがちがうわ。

    • +22
  3. 宇宙に行くより地下深くに行く方が遥かに難易度が高いんだな

    • +29
  4. 穴を撮ろうとしてうっかりスマホを……。

    • +15
    1. >>4
      ストラップホール付きのスマホケースや落下防止のグッズは色々有るよ。

      • -2
  5. 旧ソ連の秘密施設、秘密閉鎖都市はまだ明るみに出てないものも
    たくさんあるんだろうなあ。そこで一体何が行われていたのか…

    • +10
  6. ・1970年代に掘り始め24年以上
    ・1994年には地下12キロに達した
    ・27億年前にできた岩盤に到達することはできた
    ・ここを乗り越えて先に進むことはできなかった。・この地点の温度は180℃にも達し、当初予想していた温度よりも80℃も高温だった

    気が遠くなる話
    すごい

    • +30
  7. 最深部で
    なんかのうめき声聞こえて恐怖でフタ閉めたってのここだっけ?

    • +3
  8. コレ確か地獄の音が聞こえてきたとかいう穴じゃなかった?

    • -1
    1. ※9
      確か、「 酒はうまいし ねえちゃんはきれいだ ワーワーワッワー♪」

      • 評価
    2. ※9
      「地獄の声」を撮ったとするそれは、
      西部のコラ半島じゃなくて
      東部のシベリア方面だったはず。

      • 評価
  9. 地球🌏の裏側に行けるトンネル
    早く出来ないかな~
    17分で到着するらしい

    • 評価
    1. ※10
      マントルでこんがり。重力でストップ

      • +9
  10. この記録を塗り替えられるか否か…
    最大の障害は「予算の壁」じゃないのかな

    • +13
  11. その熱エネルギーがもったいない。
    取り出せないかな。

    • 評価
    1. ※12
      いくつも穴をあけて
      熱交換装置を設置すれば
      地球を冷やせるかな。

      • -1
  12. せっかくそんなに深く掘ったんなら地熱発電とかで利用できなかったのかねえ。

    • -1
    1. ※13
      資源の無い国ならそういう利用方法も考えるのだろうけどソ連は石油も天然ガスも豊富に出るからねえ

      • 評価
  13. これ以上深く掘ると溶岩が噴出して地球がパンクしてしまうよ!

    • +2
  14. うっかり落ちたら……
    まさに奈落の底だな

    • +2
  15. 内部をいじくると地球が割れて太陽が燃え尽きるより早めに終わるぞ

    • 評価
  16. そんな頑張って掘った穴を廃墟の中に放置してるのすごく勿体無い感じw

    • +3
  17. 実はこの12キロ地点で大きな空洞に遭遇し、中から大勢の人間の叫び声が聞こえたという。
    地獄に到達してしまったと思った作業員たちは逃げ出し、作業がストップ。
    やがて予算不足で計画が中止されて塞がれた。
    ・・・という都市伝説は有名。

    • +6
    1. >>21
      掘ったのは共産党時代の男たちで、そもそも天国も地獄も概念がなかったか信じられてなかったかなので、そりゃないな~。
      彼らなら声がしたら好奇心が先に立つさ。

      • 評価
  18. 地獄の音がする穴の話かな?と思ったけど、「地獄の音」で検索して確認してみたら地獄の音のやつはもっと浅い所(地下4400mとか)で聞こえたって話なのね。
    このドリルは地獄を突き抜けてるのか…かっけー!!

    • +9
  19. この縦穴の直径が気になる。画像の蓋はかなり小さいように見えるんだけど、そんな長さの機材は無いだろうし。

    • +2
  20. ここから溶岩が噴き出してくるってことはないの?

    • +1
  21. 深い穴だろうけど、今は地圧で内部が潰れて大部分が塞がっているんじゃないかな?

    • +5
  22. 動画が説明の中で無関係の映像とか画像をちょくちょく差し込んできて紛らわしい事この上ない
    折角貴重な情報発信してんのに非常にもったいない

    • +1
  23. 7km先に化石 東京ー新宿が直線で6km そんな深さに埋まることがすごい
    埋まると言うか積もるというか 
    まあ山は盛り上がってできましたとか言うから地球規模だとそんなものなのかしらね
    想像が追いつきません

    • +1
  24. 穴の口から「おーいでてこーい」と叫ばずにはいられない

    • +5
    1. >>34
      「はーい!今いきまーす!」とか返事されたら怖いじゃないかw

      • +3
    2. ※34
      「せや!核廃棄物を捨てたろ!」の精神

      ※35
      むしろ、最初から返事が届いてさえいれば…

      • +3
  25. この穴に落ちるとこ想像してすごく怖くなった泣きそう

    • +2
  26. ここまで掘ってもまだ薄皮をつらぬいてすらいない……
    深宇宙か深地中か、どちらの謎も興味も尽きない

    • +2
  27. 深さ10キロ超というと、気圧も地上の千倍以上ってことかな…

    もし落ちても下まで到達する前に死んでしまいそうな気がするな

    • +1
    1. ※42
      水圧と違って気圧だと12kmではそんなにならない

      • +1
  28. 実は孔曲がりが酷くて地下12kmには達していない説。当時の位置測定技術だとありうる。

    • 評価
  29. 残すにしてももうちょっときれいに保護しておいてほしかったなあ
    傍目にはただのマンホールやん

    • +1
  30. 今なら紐つけたカメラを垂らして映像撮影できそう
    でも放置されて久しいなら地殻変動で穴が歪んで埋まってしまってるか

    • +1
  31. やはり20世紀末はすごいな
    21世紀はITに傾倒しすぎてるのでそろそろビッグサイエンスに戻って欲しい

    • +2
  32. メイドイン○ビスが思い浮かんでしまった

    • -1
  33. これですら卵の殻の1/3か1/4程度っていう

    12kmって距離としたら大したことはないのに
    たしか地下鉄なんかのシールドマシンの掘削速度が1日3mとからしいから
    掘るのは本当大変なんだね

    • +2
  34. 出てきた水の成分が知りたいな!
    地表近くの地下水と大して変わらないんだろうか

    あれ?でも180度の場所で液体で存在してたの?気体だよね?

    • +1
  35. 地底人の秘密はそろそろ明かされる頃だ。

    • 評価
  36. 花火を穴におとしたら打ち上げるかな

    • 評価
  37. ドリルの先端保護するのに水ガンガン投入してたんだろうから、12kmの穴水で埋まってたりするんだろうか。

    • 評価
  38. 7キロ掘って生物跡があるってことは、地球って堆積物でどんどん大きくなってるんだろうか?枯れ葉や動物の死骸が積もり積もって…

    • +1
  39. 地球内部の空洞世界と繋がったのですよね!行ってみたい平和な世界。

    • -1
  40. シベリア中央部にも同様の施設があったらいいな。
    地下に太古の巨大シベリア右左大陸海峡(粗雑に埋め立てた)が存在して、疑似太古の海洋生物ロボットを投入、続々と明かされる歴史の真実ストーリーの再現地にしてもらいたい。

    • -1

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