アメリカ西海岸で、困っているストリートアニマルたちの保護活動をしているHope For Pawsに、今日も一本の通報が飛び込んできた。なんと子猫が壁の内側に落ちて、出られなくなってしまったというのだ!
早速駆けつけたエルダードさんとロレタさん。無事に救出することができたのだろうか。
A baby got stuck in a wall... his mother had to abandon him.
「子猫が危ない!」との連絡を受けて、エルダードさんたちが休校した現場がこちらのお宅。屋根裏部屋で出産した母猫が、子猫たちを別の場所に移そうとしていた時、1匹の子猫が壁の内側に落ちてしまったらしい。
母猫は救出をあきらめて、残りの子猫たちを連れてどこかへ行ってしまったそう。この棚の奥の壁の向こうから、胸を締め付けられるような子猫の鳴き声が聞こえてくる。
壁を破るしか子猫を救う術はない。家主さんは率先して、みずから壁に穴を開けてくれた。その穴にスネークカメラを入れた途端、モニターを見ていたロレタさんが「いたわ!」と叫んだ。
モニターに映るふわふわの毛玉。子猫は間違いなくこの壁の向こうにいる。
手の細いロレタさんが穴の向こうに手を入れて、無事に子猫を助け出したよ!
エルダードさんたちはこの子猫に「ウォルター」という名前を付けてあげた。このお宅の飼い犬ピットブル氏も、「良かったね!」と大喜びしてくれているみたいだよ。
とりあえず砂糖水を飲ませて、さあいっしょに帰ろうね。ご飯を食べてお風呂に入って、もう何も心配いらないよ。
今回の救出劇について、エルダードさんは「この時のことを思い出したよ!」と語っているが、まさに同じような状況だったよね。
温かい人たちがつないだ優しさで、小さな命が救われた。コロナの状況も予断を許さない中での献身的な活動には、本当に頭が下がる思いしかない。スタッフたち自身の健康にも十分注意をしながら、これからもどうか頑張ってほしい。
written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。
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コメント
1. 匿名処理班
後半で口の周りにクリームべっとり付けるのかわいすぎか?
ともあれ助かって良かった
ネーミングセンスもよき
2. 匿名処理班
休校……あぁ急行か。
それはともかく、かわいいにゃん。
3. 匿名処理班
pawfectだ、ウォルター
4. 匿名処理班
当たり前のように登場するスネークカメラ。
なぜだ。
5. 匿名処理班
>>4
ネコ救出の専門家だからね
6. 匿名処理班
とりあえず獣医にGO!!
7. 匿名処理班
>>1
日本でも壁から出て来た子猫に
「カベ子」「カベ代」って名前付けたおばちゃんおったわw
8. 匿名処理班
>>4
下水やダクト等
狭くて入り組んだ所に入り込んで
出れなくなった動物を救出する事は多いので
必要なのよ
9. 匿名処理班
下手に隙間を作るとこういう結果になるんですねぇ
10. 匿名処理班
ピットブルが構いたい!可愛い!
と言ってる様でキュンキュンします。
11. 匿名処理班
何て可愛い仔猫。ずっと見てても見飽きない。
助かって本当に良かった。