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人の心を読み取るスマート・ヘルメットは既にレーサーに使用されている(アメリカ)

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(著) (編集)

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image credit:Ford/engadget.com
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 5年ほど前に、自転車用のスマート・ヘルメット「MindRider」が開発され話題になった。

 乗り手がリラックスしている時や神経を使った時に、ヘルメット内に埋め込まれたセンサーが脳内の電気信号を測定。その記録データを専用のスマホアプリに転送し、GPSによってマッピングしていくことで、安全でストレスのない走行ルートが浮かび上がってくるという、まさに新境地開拓アイテムだ。

 実はこの「人の心(脳波)を読み取るスマート・ヘルメット」は、アメリカのフォード・モーターのレーシング部門「フォード・パフォーマンス」により、レーシングヘルメットとしても開発されている。

 既に、このヘルメットは世界ラリー選手権や世界ツーリングカー選手権においても、プロのレーサーたちが着用しており、今後のスポーツ界における新境地への重要な一歩といえるようだ。

The Racing Helmet That Can Read Your Mind

「フォード・パフォーマンス」が開発したスマート・ヘルメット

 レース時のドライバーたちは、最高のパフォーマンスを常に頂点に確保するため、生体認証(人間の肉体の特徴を読み取り、登録してあるものと照合するシステム)が秒速でモニタリングされている。

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 レーシングカーの開発を頻繁に手掛けるフォード・モーターの「フォード・パフォーマンス」は、テクノロジーパートナーUNIT9とキングス・カレッジ・ロンドンとの共同実験を発表した。

 レーサーやプロのアスリートたちが使用するメンタルトレーニングテクニック(呼吸瞑想と視覚化)が、脳のパフォーマンスにどのように影響するかということを調べることが目的だ。

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 測定には、ドライバーの脳の活性化を読み取るスマート・ヘルメットを使用。これは、脳から電気的活動が読み取れるEEG(脳波記録)ヘッドセットを含んだ、いわば改造ヘルメットだが、FIA(国際自動車連盟)承認済みのものである。

スポーツ界の新境地開拓となる脳スキャンヘルメット

 実験チームは、EEGを使用してレーストラックのメンタルマップを作成し、ハイプレッシャーの状況にあるドライバーの運転時の集中力と精神レベルを測定。

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 ヘルメット内に設置されたEEGは、ドライバーの脳内データを読み取り、外部のハードウェアに記録していく。

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 脳波計のヘッドギアが運転中に脳の活動をモニタリングし、その情報を洞察に変換することで、ドライバーはレーストラック内での最高のパフォーマンスを通知し、確保。そうするとベストな運転方法が改善でき、より多くのレースに勝つことができるというわけだ。

 また実験では、レーサーは試合中常に「オン」の状態、つまり精神力と集中力を極限に保ち、注意散漫を避けるという能力においては、通常のドライバーよりも最大40%も優れていることが判明した。

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 この脳スキャンヘルメットは、今後のスポーツ界において精神探求という研究の画期的な中心となり、新境地への第一歩となるようだ。

 なお、フォードの「Psychology of Performance」の調査では、世界ツーリングカーのチャンピオン、アンディ・プリウォール選手や、世界ラリー選手権レーサーのセバスチャン・オジェ選手は、既にこのスマート・ヘルメットを装着しているという。

References:Great Big Storyなど / written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. 「更に開発が進むと、マシーンのシャーシ側に金属粒子並みの大きさのコンピューターチップを鋳込んで、ライバルの動きをも感知してこちらの反応速度を上げられる・・・」って、サイコフレームじゃん!

    • +4
  2. >脳波計のヘッドギアが運転中に脳の活動をモニタリングし、
    ふむふむ
    >その情報を洞察に変換することで、
    んん?
    >ドライバーはレーストラック内での最高のパフォーマンスを通知し、確保。
    は?え?
    >そうするとベストな運転方法が改善でき、より多くのレースに勝つことができるというわけだ。

    えーと…つまり?

    • +2
  3. これFPSで欲しい。集中力削がれたときがどんなときかとか分析してみたい。
    結構体力つかうから。

    • +3
  4. 脳スキャンも結構だが頭皮スキャンを先に頼むぜ

    • -1
  5. モータースポーツ経験者は理解できると思うんだけど…

    速いレーサーは「キレた」精神状態で冷静な判断と的確な操作を行う。
    その要は集中力。
    集中力と精神状態をモニタリングできれば、ベストで安全な走行がどういったときにできているか検証できる。

    正しく分析できればクラッシュも減ると思うよ。

    • +4
  6. ヘルメットにかいた汗でセッティングが合ってるか見てるってレーサーがいたな

    • +5
  7. つまりサイコフレーム搭載のヘルメットと

    • 評価
  8. 無人運転実用化の方がはやくねえか?
    もはやドライバー乗っける必要ないだろ

    • -1
  9. 破! 裏! 拳! 風切る鉄拳 パンチ! パンチ! パンチ!

    • 評価
  10. 自動車レースは良く観るけど知らなかったな。これ説明だけじゃよくわからないけど将来、同じチーム内でバトルしてる時に同士討ちしないように脳波をチューニングしたりクラッシュした後の恐怖心を消せるようにエンジニアが操作出来るようになるのかね?だとしたら迎合出来ないな。

    • 評価
  11. そのうちヘルメットがドライバーに干渉してコントロールを乗っ取りそう

    • +1
  12. 某戦闘妖精的なシステムだなぁ。あちらはカメラを用いたパイロットの心身の把握だったけど。
    AIによるアシストなら路上でも有効そう。

    • +1
  13. そのうち、「脳波操縦で走るF1カー」とかもできそうだね。

    ていうか。実際に車に乗って走るよりも、ドライバーはどこか安全なところにいて、ヘルメット越しに脳波操縦で運転した方がいい。

    こういう時代がそのうち来るかも。

    この方が、「セナの悲劇」は確実に防げるわけだし。

    • +1
    1. >>19 eスポーツみたいな感じかな。

      • 評価
  14. えーと…。とりあえず今は情報収集とかの段階…でいいんだよね? 

    なんかあれが出来るこれが出来るとかいま「有名な」誰々が「使ってる」とか、元の文章がそうなんだろうけど、今やってる事と将来できる(かも知れない)事にはかなり?の乖離がありそうなのにいかにもすぐにも出来てそうに同時進行で語ってる? 胡散臭さが先に立って読み返せない…。

    • -1
  15. やおとゲーや お絵かきボーイにも浸けたらわかるんかな?

    • 評価

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