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学生たちを恐怖に陥れる「呪われた絵」の正体は?(イギリス)

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(著) (編集)

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Pete Linforth/Pixabay
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 イギリス・ロンドン大学のカレッジ「ロイヤル・ホロウェイ」には、呪われた絵があるという。

 毎年試験期間中になると、この絵は英国国旗で隠して学生が目にしないようにしているそうだ。なんでも、学生たちがこの絵を目にすると、落第したり正気を失ったりするので、それを防ぐためだという。

 奇妙なことに思われるが、この絵には呪われていると言われてもおかしくない歴史があり、多くの人が怖れているのは事実なのだ。

呪われた絵の正体は?

 「呪われた絵」と呼ばれるそれは、1864年にイギリス人の画家のエドウィン・ランドシーアが描いた「計画は人にあり、決裁は神にあり( Man Proposes, God Disposes)」という絵画だ。

 この絵は1845年に実際にあった、イギリスの北極圏遠征の悲劇がベースになっているという。

 北極探検家であるジョン・フランクリンの遠征隊は、カナダ北極圏の探検中に遭難し、2隻の船が行方不明になった。この絵には、2頭のホッキョクグマが船と乗っていた人間を襲っているショッキングなシーンが描かれている。

 よく見ると、1頭は人間のあばら骨をくわえ、もう一頭は、血染めの布のようなものを引っ張っている。

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image credit:Edwin Henry Landseer/Public Domain

北極探検隊の悲劇を描いた絵だった

 1854年、探検家のジョン・レイが、行方不明の船とクルーを探しに出発した。このとき、船を捨てて彷徨っていたクルー数人に会ったという地元のイヌイットに話を聞いている。

 それから後に、フランクリンの望遠鏡とクルーのものと思われる人骨が発見された。さらに恐ろしいのは、残っていた遺体の一部には食べられた跡があったという。

 1879年にロンドン大学のカレッジを創設したトーマス・ホロウェイは、当時、存命のアーティストによって描かれた作品としては、もっとも高額な6615ポンド(95万円)でこの絵を落札した。彼が行方不明の船とクルーの話に魅了されていた、というのが購入を決めた理由だと言われている。

 ランドシーアは動物画を得意とする画家で、馬や犬を得意としていた。当時、ランドシーアは犬を描かせられれば、右に出るものがいないといわれていたほどだ。

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エドウィン・ランドシーアの作品「救出成功(1856年)」

image credit:Edwin Henry Landseer/Public Domain

呪われた絵と噂になった理由

 この絵は、ひどく呪われていると言われていて、それを裏づける話がいくつかあるようだ。大学の専門職員ローラ・マカロックによると、

この絵をカバーで覆って隠すならわしがいつから始まったのか誰も知りませんが、1984年に出た記事によると、試験中にこの絵を直接見た学生が、精神的におかしくなって落第し自殺したという噂が広まった1970年代からのようです。

落第したことについてその学生は、”ホッキョクグマが僕にそうさせた”と書いていたといいます。実際にそういう出来事があったのかどうか、証拠はありませんが、考えるといまだにぞっとします

 学校という閉鎖的空間で多感な時期を過ごす学生たちはの中に広まった「呪われた絵」の噂。噂が噂を呼び、どんどん恐ろしさが増していく。特に神経がピリピリしている試験中ともなればなおさらだ。

 ”ホッキョクグマが僕にそうさせた”という都市伝説のようなこの噂も恐ろしい。

 どこの学校にもいわくつき、呪われたとされる物品とそれにまつわる噂が1つくらいはあるものだ。

 もしこの絵を実際に見てみたいのなら、夏のオープンキャンパスに参加すると良い。今年は6月14・15日に開催されるそうだ。

References:The haunted painting of fabled Franklin ship discovered in the Canadian Arctic | MENAFN.COM/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 31件

コメントを書く

  1. 君たち、今すぐキーボードのHとJを見るんだ !

    • +35
  2. 絵が呪われてんのかどうかはともかく、下のほうの絵の真ん中にいる裸の仁王立ちの男はいったい何なんだろうか……

    • +2
    1. ※4
      「真夏の夜の夢」という妖精の世界の物語を元にしているから妖精のひとりじゃないかな

      • +1
  3. 本当はホッキョクグマではなく星形の頭部を持つ名状し難い怪物に・・・
    おやこんな時間に誰か来たようだ

    • +2
  4. 奇しくも、北極熊が一対で阿吽象になってるなw
    「阿吽」とは宇宙の始まりと終わりを意味するらしい。
    この世の真理を目にして、試験中の極度に集中している学生の精神がバグっちゃったんだろう。
    (なんてねw)

    • +2
  5. 下の絵は「救出成功」ではなくて、「ティターニアとボトム」ですよー。「真夏の夜の夢」ですね。この絵で「救出成功」では意味深過ぎるw

    • +5
  6. どこの学校にも、怪談のひと~つふたつ。

    • +6
  7. 本当に動物を描くのが上手い画家なんだね
    毛並みのもふもふ具合がよく伝わってくる

    • +13
  8. 救出成功の絵は画像を間違えていらっしゃいますね
    同作者様の絵ではあるのですが

    • +2
  9. これなんか教科書かなんかでみた記憶あるぞ
    だから俺は落ちぶれたのか

    • +1
  10. 呪われているかどうかはともかく、左側の布を口で引っ張ってるシロクマは、こっちを見てる感じがするし、大きい画面で見ると目がついあったりして、落ち着かない気持ちにはなるかもしれない。

    • +3
  11. シミュラクラ現象を加えると結構な数のばけもんいるぜ。
    死神いるわ、口内の赤いジャミラいるわ
    手前にこっち見るニコッとしたガヴァドンおるわ
    その向こうにはなんだこれ?すごく大きいです・・なナニがあるし
    確かにヤバイ絵だね。暗示がかかりやすい生徒だったら精神が不安定になるかもだ

    • 評価
  12. そんなに呪われてるのに、隠すのは試験期間だけで、あとは普通に大学内で晒されてるんだ

    • +7
  13. ”フランクリン探検隊”か・・・
    十分な装備をせずに北極に赴き、船は氷に閉ざされ、リーダーである
    フランクリン氏は病死し、残された人間は一番近い人のいる場所に
    避難しようとするが道のりは長く、次々と人は倒れ
    最後には皆が行き倒れてしまう、って話だ。

    • +4
    1. >>20
      さらにその避難の道のりで仲間の遺体を食べた痕跡があるんだよね
      あの辺りでは肉を口にくわえた白人の幽霊が
      さまよい歩いてるという目撃談が現在でもささやかれている

      • +2
    1. >>21
      試験中に情緒不安定に
      なって勝手に自殺したのを
      絵のせいにするのはナンセンスだ

      • -1
  14. 単なる肖像画などが「不気味だ」と云われるのと違い、
    華々しい遠征 ⇒ 失敗・遭難 ⇒ 野生動物の餌食に
    という無常観あふれる示唆的なテーマの絵だし、
    画力とも相まって、呪いの絵の怪談ができ上がるのは
    「絵の表現力のパワー」という点では画家冥利に尽きる気がする。

    『計画は人にあり、決裁は神にあり
    ( Man Proposes, God Disposes)』という題名にしても
    「万全の対策しても、駄目なときは駄目な運命」
    みたいな無慈悲さを感じさせるし、
    落第の瀬戸際とかで切羽詰った学生の精神状態には
    確かにちょっとインパクトありすぎるのかも。

    • +9
  15. 取り敢えず生きたまま動物にむしゃむしゃされるのだけは勘弁

    • +2
  16. うちの中学でも音楽室のバッハその他の肖像画の目は画鋲で封印されてたわ

    • +4
  17. 白熊の絵の右中央に

    右の白熊を見ている、フードを被った死神が見えるんだけど・・・

    • 評価
  18. 絵画の値段を6615ポンド(95万円)としていますが、こちらのサイト
    ttp://www.in2013dollars.com/1850-GBP-in-2017?amount=1

    を参考にすると、1879年と2019年の購買力平均を比較すると124倍になっていますので、
    1億1780万円が正しいと思います。

    • +2
  19. 精神状態が不安定な時に見たら嫌な気分になるのかな。あと、絵画って写真と実物だとかなり違って見えるから、実際見たら恐ろしさ倍増しなのかも

    • 評価

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