この画像を大きなサイズで見るオウムという鳥の賢さは、既にみんなもよくご存じの通りだと思う。先日はそのオウムの一種である「キバタン」に、立体的なパズルを解いてもらうという動画をご紹介したが、みんな覚えていてくれたかな?
あの動画の反響はなかなかのものだったようで、全世界から次なるパズルのアイディアが送られてきたそうだ。
今回そのうちのいくつかを実際に作ってみたそうなので、ご紹介しておこうと思う。少々長い動画だけれど、お茶でも飲みながら付き合って欲しい。
前回登場した立体パズルは、木のパーツを引っこ抜くと、上部にセットしたエサが落ちてくるというものだった。キバタンのポパイ氏、及びこの時たまたまやって来たもう1羽のキバタン氏は、やすやすとこのパズルを解いてしまったわけだ。
そこで寄せられたコメントの中には、「中味を見えにくくしたらどうだろう」「フェイクのパーツをつけてみては?」といった、撮影者さんもかなり興味をそそられるものがあった。そこでそのアイディアを採用して、いくつか実際に作ってみた。
この画像を大きなサイズで見る中身が見えないパズルの場合も、ポパイはあっさりと中にオヤツがあると想定し、木のパーツをすぐに抜き取った。
この時実は内部で引っかかってしまい、一度に全部出て来なかったのだが、ポパイはすぐに「パズルをゆすると残りが出て来る」ことを学習してしまった模様。
この画像を大きなサイズで見る次にフェイクのパーツをつけたパズルは、ポパイ氏にとっては楽勝だったみたいだ。これまで出てきたパズルは、パーツを抜いて行く順番はあまり関係なかったしね。
そこで次に登場したのは、レバーを押す順番がカギとなるパズルだ。こちらはパーツを抜くのではなく、下に押すことでオヤツが上から下へと移動する。
試作品Aは、キバタンの鋭いくちばしで壊されてしまったため、試作品Bは強度のある素材に変更。
最初はなかなかうまくいかず、撮影者さんに不満げな表情を見せるポパイ氏。
この画像を大きなサイズで見るその後試行錯誤を経て完成したのがこちら。レバーの数を減らし、プラスチックの丈夫なものにしたところ、ポパイ氏はなんとなく「順番通りにレバーを押す」とエサが出てくることを理解した模様。
この画像を大きなサイズで見るただしこのパズル、ちゃんとレバーを押しても中でエサが引っかかっちゃってなかなか出て来ない。この辺は次回さらに改良を重ねるとして、このアクシデントのおかげで興味深いことが起こった。
ポパイ氏は最初のレバーのところでエサが詰まるたびに、撮影者さんが直しに来るということを学習したらしい。撮影者さんがレバーをカタカタ押すと、エサが2番目のレバーのところへ落ちて行く。そこでおもむろに2番目のレバーを押せば、イライラしなくてもエサをゲットできるのだ。
まるで撮影者さん自身がパーツの一部になったみたい? そう、ポパイ氏は撮影者さんを利用することで、めんどくさい最後のパズルをあっさり解いてしまったようだ。
written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。

















試作品Aはキバタンの鋭い嘴で壊されてしまったため ←なるほど!賢いな、そっちの方が楽だもんな
キバタンの髪の黄色い部分って漬物にできそう
右のレバーを押すと種が出るってことは理解してそうだけど、
その前段階で左のレバーを押す必要があることは理解してなさそうだね
確かこいつ野生のキバタンだったよね
つまりこの鳥は人間の影響や学習を受けなくてもナチュラルに賢いってことか
中型インコ以上の大きさの鳥になると、頭もいいし、力もあって飼うの結構大変。
鳥はホント賢いよな
作者の動画チャンネルのPRみたいな動画でなんだかなぁという感じ。
初見で解けなかったとはいえ
解き方の実演で学習して、解けるようになるのは相当知能高い