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異星人は地球人?かつて地球の古代生命体が彗星に乗って地球から脱出していたという説(米研究)

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(著) (編集)

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PhotoVision from Pixabay
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 ハーバード大学(アメリカ)の研究者が興味深い仮説を提唱している。かつて地球を脱出し、別の太陽系へ飛び立った生命が存在したかもしれないというのだ。

 あり得ない説のように思えるが、これまで人類はまさかの発見を幾度もしてきた。もしそうならロマンが広がるSFみがある話じゃないか。

新たに生命が宿る星の誕生

 こんな場面を想像してみて欲しい。

 はるか昔――数百万年、あるいは数十億年前の、まだ太陽系の密度が今よりも高かった時代――巨大な彗星が地球の大気ギリギリをかすめて飛んで行った。

 それは猛スピードだったが、地表から離れたかなり高い位置を通過したために、燃え上がって火の玉になることはなかった。が、大気の摩擦でわずかに減速するくらいには低いところを飛んでいた。

 あろうことか、その軌道には微生物が漂っていた。ところが運がいいことに、その微生物はやたらと頑丈で、彗星と激しく衝突してもなお生き延びたのだ。そして彗星の表面の孔の奥深くに閉じ込められ、そのまま宇宙へ連れ去られた。

 微生物は彗星に閉じ込めらたおかげで、危険な宇宙線からも守られた。

 やがて彗星は太陽系から脱出し、気の遠くなる年月をかけて、ついには別の太陽系にまでたどり着いた。彗星は、その未知の太陽を公転する惑星と衝突。内部の微生物はこれすらも生き残った。

 かくして、新たに生命が宿る星が誕生したのである――。

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jordygoovaerts0 from Pixabay

星間パンスペルミア説

 これをパンスペルミア説ならぬ、「星間パンスペルミア説」と呼ぼう。これが実際に起きたのかまったく分からないし、疑わしい点も多々ある。

 しかしアミール・シラージ氏らは、少なくとも前半の部分――すなわち、地球の微生物が彗星によって運ばれ、太陽系から脱出したところまでなら、地球の歴史上、1度や2度どころか1、2ダースは起きているだろうと主張している。

 あり得ない説のように思えるが、地動説やら量子物理学やら、これまで人類はまさかの発見にいく度も遭遇し、それが真実であったことを確認してきた。

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NASA/JPL-Caltech

あり得なさそうな仮説があり得そうな根拠

 いかに突拍子もなく聞こえても、星間パンスペルミア説には、あり得るかもと思わせる理由がきちんとあるのだ。

 1970年代に行われた小型ロケットを使った実験では、大気の上部でバクテリアのコロニーが発見されている。

 また、ときおり太陽系へやってきて、去っていく彗星もある。シラージ氏らの計算によれば、そうした彗星が地球をかすめて行くことはあり得るどころか、おそらくは起きたと考えられるという。

 ついでに彗星は多孔質である。ならば、それが危険な宇宙線から微生物を長期間にわたり守る可能性だってある。

 これだけの理由があれば、天文学者も生物学者もこの仮説を真剣に検証してみるべきだと、シラージ氏は述べている。

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mollyroselee from Pixabay

やっぱりあり得なさそうな根拠

 だが、問題がないわけではない。カリフォルニア大学リバーサイド校のスティーブン・ケイン氏は、同仮説があり得なさそうに思える理由を次のように説明している。

 まず、星間パンスペルミア説では、微生物の中には、極限の加速ですら生存できるものがいると説いている。しかし、そうした微生物がうまい具合に彗星に付着する具体的なメカニズムは不明だ。

 彗星周囲の空力のせいで、微生物が表面にたどり着き、そこからさらに宇宙線から身を守れる孔の奥深くへと入り込むなど、到底不可能に思えるそうだ。

 それから、それほどまで高く舞い上がる微生物が本当にいるのかどうかもはっきりしないという。70年代のロケット実験はかなり古く、その信憑性には疑問符がつく。

 じつのところ、現在の大気ですら、その上部に漂っているとされる生物について、未だにはっきりとしたことが分からないらしいのだ。いわんや、数百万、数十億年前のことをや、である。

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Garik Barseghyan from Pixabay

最大の問題点。微生物は宇宙でどのくらい生存できるのか?

 最大の疑問点は、無事彗星に着地できた微生物がどうなるのか? であるそうだ

 一部のバクテリアが宇宙空間で数十年ほど生存することならあり得そうだという――そう、火星に到達するくらいの期間なら。

 しかし、もし別の太陽にたどり着こうというのなら、数万、数百万年はかかるだろう。いかに頑丈なバクテリアと言えども、それほどの長期間を生きられるという直接的な証拠はほとんどない。

 そして、かねてから示唆されてきたのは、大きな衝突で発生したデブリによって、この太陽系の惑星と衛星との間で生命が吹き飛ばされてしまうだろうということだ。

 はたして、どちらの意見が正しいのか? 今の段階では、はっきりとしたことは分からない。さしあたっては、この問題に答えを出そうと考える研究者が、さまざまな分野から名乗り上げてくれることを祈るよりほかあるまい。

References:Physicists argue ancient life might have escaped Earth and journeyed to alien stars | Live Science/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 29件

コメントを書く

  1. 水の惑星アケーリアスが、我々を含む局部銀河群の中のヒューマノイド型知的生命体の起源なんだって、教わったぜ。

    • +1
  2. ついに気づいてしまったか。
    そろそろだな。

    • +1
  3. 地球にたまたま生物が発生した確率と、ある程度出来上がった丈夫な微生物が攫われていく確率を考えると後者の方が確率ご高そうではあるw

    • +4
  4. 環境さえ整えば原始的な生物は発生するという話を聞いたことはある、それが事実なら宇宙から微生物が来なくても生物はいたと考えるのが正しい

    • 評価
  5. 完璧に否定することは出来ないがそこまで耐え抜くことが出来る生物が存在するのか?

    • +3
  6. 彗星と聞くとコメットさん(大場久美子版)思い出してしまう世代

    • +1
  7. イカやタコ、昆虫の進化を考えたらないとも言えないのがまた

    • -1
  8. 妄想レベルでもいいなら俺でも博士号取れそう

    • +1
  9. 結局どこかの星で最初の微生物が自然発生してるわけだが
    それが地球であってはならない理由でもあるの???

    • 評価
    1. >>14
      無いけど
      宇宙開闢から地球誕生まで100億年かかってる
      地球誕生より前に地球みたいな星もいっぱいあっただろうし
      その何処かの星で最初の微生物が発生してる可能性もある
      地球を特別扱いしなきゃならない理由があるの?

      • -2
      1. ※21
        A.地球で発生
        B.他惑星で発生→星間移動→地球に根付く

        Bの方が工程が増えてる分、確率が下がるというか激減するはず

        確率が低い方の説をとるためにはいくつか条件が必要
        1.地球では生命発生の条件が成り立たない
        2.実は星間移動は成功率が高い
        3.2とも関わるけど地球近傍に生命の存在がたくさんある

        1は分からない、2,3の証拠は今のところ見つかっていない
        というわけでよりシンプルで確率の高い地球での自然発生で説明できるのに、わざわざ低確率の説を持ち出す理由がない

        星間移動じゃないけど火山でできた西之島にいる生物は、2,3の条件が極めて高い例ですね

        • +3
  10. >>アミール・シラージ氏

    角生えてて紫色したウサギみたいな名前だな

    • +2
  11. ハンバーガーにすら生命は誕生しないというのに…宇宙の神秘。

    • 評価
  12. そうしてやって来たのが地球人の先祖説

    • +3
  13. 高度に発達した知的生命体が、有機生命体の種を宇宙のそこら中にバラ撒いたと考えた方がスッキリしないかね。後は数十億年の間に同様な事が連鎖反応的に繰り返されたと考えれば宇宙全体に生命を分散する事ができるんじゃないかね。

    • 評価
    1. ※22
      そんなのが生まれるなら他の星で原始生命が生まれたっていいだろ

      • 評価
  14. 地球よりも以前に生命の起源があって、星の爆発か隕石によって銀河に広まったと考えたとすると、つまり銀河に数多くの生命がいるわけだから個人的に好きな説だけどね。ただバクテリアが長期間の宇宙旅行に耐えられるのかというのはあるけど。しかし現実に間欠泉で海の成分を宇宙に飛ばしてるエンケラドスのような星はあるわけで、意外とこうした天体が生命の起源かもしれない。

    • 評価
  15. みんなー
    地球ってとってもいいところだぞー
    早く戻ってこーい!

    • 評価
  16. 昔ふしぎの海のナディアってアニメで地球人は宇宙から来たアトランティス人によって下僕として自分たちに似せて人間を作った。その後争いによりアトランティス大陸(大きい宇宙船)は地球から宇宙に脱出したというお話だった。

    今更その話?って思うけど

    • 評価
  17. イカレ宗教信者「人間は神様が作った特別な存在なんだから人間より上は神様だけ!」

    バ.カ丸出しだよなぁ・・・

    • 評価
  18. アトランティス、ノア、マヌ等、大洪水の伝説は多いが、洪水前の人類は他の星に迄行っていたと話す人も居る。
    もしそうなら壊滅し、被災者が原始人化した地球に、他の星系で生き延びた人達が宇宙船で戻って何かを伝えたかも知れないし、実際そうした話や遺跡も結構有る様な…

    • -1

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