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宇宙犬ライカが身に着けていたとされるコスチュームの詳細が明らかに?

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(著) (編集)

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 1950年代から70年代にかけ、アメリカとロシア(ソビエト連邦)で起きた宇宙開発競争において、1960年に宇宙に旅立ち生還した犬ベルカとストレイカの物語は今でも多くの人に語り継がれている。

 そんな開発競争時代からおよそ半世紀経った現在、当時ロシアの宇宙にまつわる遺物と共に落札された宇宙犬用スーツの画像が公開されている。

 実際にベルカやストレイカが使用したものだというこの貴重なスーツ。彼らの前に宇宙に旅立ったライカもこのようなスーツを着用したといわれている。

現存する数少ない犬用スーツの1つ

 このスーツは宇宙開発に採用された犬たちが着たトレーニングスーツのうちの一着で、2014年9月にドイツのAuctionata社のオークションで競り落とされて話題を呼んだものだ。

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image credit:vintag

 この品は宇宙船や宇宙ステーションの設計や製造で知られるロシアの大手メーカRSC Energiaが手がけた数少ない犬用宇宙服(与圧服)の一つで、ベリカやストレルカが訓練で着用したものだという。

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image credit:vintag

 ベリカとストレイカは1960年にスプートニク5号(コラブリ・スプートニク2号)に搭乗。宇宙で1日過ごして地球に無事帰った初めての犬たちだった。

訓練のために作られた初期のスーツ

 素材はコットン、ナイロン、ゴム、アルミニウムからできていて、低重力と高速発射が犬に及ぼす影響を調べるために作られた最初の犬用宇宙服の1種だといわれている。

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image credit:vintag

 犬の体に合わせて紐でサイズ調整ができ、正面にはヘルメットを差し込む輪もついている。またスーツ下部に沿う酸素供給用のチューブもついていた。

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image credit:vintag

 このスーツで犬たちが受けた訓練はロケット内のカプセルに固定され、高度約8万メートルまで打ち上げられた後パラシュートで帰還するというものだった。

ライカも同様のスーツを着用か

 当時はこうしたスーツを着た犬の大半は生還が叶わなかったこともあり、こうして現存しているのはきわめて珍しいが、2匹の前に片道切符で宇宙に行ったライカも同様のスーツを着用したと考えられている。

 最初から片道切符だった。宇宙飛行に初めて行った犬、ライカにまつわる10の悲劇:カラパイア

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image credit:vintag

 かつて極秘扱いだったであろうこのスーツは、設定額4000ユーロ(53万円)でオークションに出品され、ソビエト時代の宇宙に関する遺物コレクターにより14000ユーロ(約185万円)で落札された。

References:designyoutrust / vintag / collectspace / rtなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 21件

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  1. 「ライカ犬」という単語を見るだけで、
    毎回悲しい気持ちになる

    • +52
  2. 犬を飼っている身としては、少々ショッキングな画像ですねぇ…

    • +7
  3. もしも生きて帰ってきて正気を失い
    外見も悲惨な姿に変わり果てていたら
    ジャミラの悲劇が現実に起こるんだろうな。

    • +5
  4. 当時の報道では大成功みたいな触れ込みだったけど、実際はだいぶ早い段階で生命反応が途絶えたといわれているね
    彼らの犠牲の上に発展があるとはいえ、直視するのはとても辛い

    • +26
  5. 付き合いが長いから色々あるんだけど それでも人のそばにいてくれる犬が大好きなんだ

    • 評価
  6. 実験動物の話聞くと悲しくなる、しかし宇宙開発史的に重要で貴重な品なのに安いんだな。

    • +3
    1. ※8
      需要ないとこの値段。ヤフーでも出てるし
      ほしければどうぞ。確か1200万からなので
      下手な消防車やヨーロッパの新品軍用機動車よりも
      お得だと思うよ(どこが安いのだw)

      • +3
  7. ライカのことは人間が人間以外の生き物とどう接していくかを考える上で大切な事例であり何度も振り返り議論をしなければならない事例と思う。それは、年間で億を超える動物実験のありようを変える力にもなりうるだろうし、動物実験に供される動物について思いを馳せるきっかけにもなる。

    • +7
  8. 当時は、まだ宇宙開発の技術が伴っていない時代だったから、やむを得ない事情が有ったのだろうけれど、出来れば生還させて欲しかった…と思う事例だ。特に犬好きな人にとっては、とても辛い宇宙開発の歴史の1ページだと思う。

    • +7
  9. まともな量子コンピューターとハイパーAIが出来れば動物実験なんて要らなくなるな
    人間消さ・・・・

    • 評価
  10. 当時は片道切符で構わないから宇宙に行きたかった科学者・工学者がいくらでもいたんだから、その人らを乗せてあげればWin-Winだった気がしてならない・・・技術的に不可能だったとは思うけども。
    当時のソヴィエトですらが、やはり人命を損なうのは二の足踏んだんだね。
    それでもツィオルコフスキー(1935年没)辺りが存命だったら、揺り籠で死ぬよりは一歩だけでも外に出て死にたかったと思うよ。
    覚悟の出来てる人間の命は尊いが故に、他人がごちゃごちゃ口出しするのは間違ってると思うのだ。死に場所ぐらい選ばせてやれよってw
    覚悟もへったくれも無しで処刑台に上がらされたライカ犬の事は、科学への貢献だのとは別のものとして、哀れみを持って覚えておくべきだと思う。

    とりあえず火星送りの刑の第一弾は、ジェフベゾスとイーロンマスクを乗せてあげようじゃないか(+’-’)そして地球は静かな星になるのだ・・・!

    • -5
  11. ソビエト共産党の書記長が、革命記念日に間に合わせる為にという、過去記事を読んで研究者や開発者の苦悩の日々が読んでいて辛かった

    • +4
  12. スプートニクのライカ犬
    二度と開かない扉が閉まる・・・

    背景を知っていると泣ける歌です

    • +1
  13. ライカ犬ってだけで、辛くなるからまだ詳細が見られない
    初めの画像だけでもショック

    • +5
  14. 可哀想で仕方ない
    ひとりぽっちで人間に利用されて

    • +8
  15. JAXAや民間宇宙開発が人間で人体実験しなくとも済んでるのは
    先人たちの無数の犠牲で得た数多の知見や教訓が生かされてる為だと思いたい
    そうでなければ、宇宙は冷たすぎる

    • +5

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