
イングランド代表選手のトレーニング施設に、突然あらわれた野良猫は、デーヴと名付けられ、ディフェンダー2人の選手と特別な絆で結ばれたようだ。
最終的に、チームと一緒にカタールからイギリスへ渡ることになった。まさに国際的NNN(ねこねこネットワーク)の案件だ。
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England World Cup exit means football’s NOT coming home ... but Dave the cat is!
イングランド代表選手を虜にしたカタールの野良猫
ワールドカップでは、決勝トーナメントに出場できたものの、準々決勝でフランスに敗れてしまったイングランドチームだが、選手の中にはトロフィーに匹敵するほど大切なものを手に入れた者がいたようだ。アル・ワクラのトレーニング施設にふらりとやってきた1匹の人懐こい野良猫が、マンチェスター・シティのカイル・ウォーカー選手とジョン・ストーンズ選手を虜にした。
ここでの出会いも運命とばかりに、デーヴはチームと一緒に、カタールからイギリスへ戻ることになったのだ。
デーヴは、ある日突然現れたんだ。僕とジョンが交流を持つようになったんだよ。デーヴと名付けたのはジョンさ。また、ジョン・ストーンズ選手も、デーヴにごはんをあげるのがすっかり日課となったようだ。
僕たちは、毎回デーヴがテーブルに来ても大歓迎だけど、メンバー全員が猫好きと言うわけではないからね。猫を苦手な人もいるけれど、僕はデーヴが大好きなんだ。(カイル選手)
僕たちは着いた初日に、デーヴと出会ったんだ。それから毎晩、デーヴはごはんをもらうのを待つようになったんだよ。4週間の滞在中、デーヴと交流を深めた2人。記者会見でデーヴのことを聞かれると、心なしかデレデレした様子も否めない。
今もさっき、ごはんをあげてきたところなんだけど、最近デーヴはちょっと貪欲になっている気がするよ。今じゃ、すっかりビッグ・デーヴさ(笑)
Dave the cat coming home with England World Cup team https://t.co/bodsE1S9bt
— BBC News (World) (@BBCWorld) December 12, 2022
デーヴは選手と一緒にイギリスへ
当初、優勝したらデーヴを祖国へ連れ帰りたいとカイル選手は話していたが、結局負けてしまった。それでもやはり、一番大切な時期に心の支えとなってくれたデーヴを手放すことはできず、イギリスに連れて戻ることに決めた。
イギリスに行く準備のために、デーヴは既に地元の獣医クリニックで必要な検査やワクチン接種を済ませたようだ。
最終的に、ウォーカー選手とストーンズ選手がいるマンチェスターに運ばれることになるが、その前に4か月間隔離されなければならない。Dave the cat is coming home.
— PA Media (@PA) December 11, 2022
The England #FIFAWorldCup squad have adopted a stray cat in Qatar, who spent time around the players in between matches and has begun its journey to join them in the UK pic.twitter.com/eXMDEfSnIs
決して短くはない隔離期間だが、カイル選手とストーンズ選手が2人でデーヴの面倒を見たいということなので、デーヴがイギリスで永遠の家を手に入れられることは保障済みだ。
カタールでは、レストランやホテルの周りで野良猫がうろついている光景がよく見られる。
つい先日も、ブラジルの記者会見の場に現れた猫の扱いが、勝負の命運を分けたなどと噂されたが、イスラム圏において、猫は敬愛されている動物である。
4年後のワールドカップはカナダ・メキシコ・アメリカ合衆国の3カ国共同開催予定だそうだが、デーヴはイングランドを優勝に導いてくれるのかな?
References:Cat-ar 2022: England players to adopt ‘Dave’ the cat after leaving World Cup | England | The Guardian/ written by Scarlet / edited by / parumo
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コメント
1. 匿名処理班
(=^・・^=)寒くてじめじめしたとこかにゃー、ちゃんとふかふかのベッドとおいしいカリカリとちゅーるでもてなすのじゃ!
2. 匿名処理班
優勝できなくて傷心の選手を慰めるために未来のNNNが派遣したんだよ
3. 匿名処理班
ねこ「計画通り」ニヤリ
4. 匿名処理班
船の守り神になったり、サッカーの験担ぎになったりと猫は古代エジプトから何かしらの崇拝の対象になってる場合が多いな。
犬はそこまで崇拝されないのに。
5. 匿名処理班
ハマタ「ええ話なのでカットです」
6.
7.
8. 匿名処理班
カタールからプレミア移籍とかすげぇステップアップだな
9. 匿名処理班
レスキューきびしいと聞くので本当にラッキー
10. 匿名処理班
疲れてるからなのか涙がポロリとしてしまった
人が動くところに物語ありだねえ
物語の結末は愛がこの世にまたひとつ増えたってことで、あとはデーヴちゃんが無事にイングランドのおうちに着くように遠く日本から祈ってるよ
11. 匿名処理班
>>4
自分勝手に自由に生きる猫は神様。
人のそばにいて共に生きる犬は友。
12. 匿名処理班
>カイル選手とストーンズ選手が2人でデーヴの面倒を見たいということなので
どっちの家に住むんだろう。謎。
13. 匿名処理班
カタールで落ちたのか
14. 匿名処理班
生きた動物を外国から持ち込むの面倒なんだろうな〜と思ったら…隔離にしても4ヶ月ですと…⁉
15. 匿名処理班
11人の獅子と1匹の猫である
16. 匿名処理班
トロフィーキャット
17. 匿名処理班
※13
”カタール“に落ち・・・た?
18. 匿名処理班
特例なしで検疫管理とは流石に英国。ロシアからサイベリアン送られた秋田県知事も待たされたし。ビッグ・デーブをもっとビッグにデーブ(ほどほど)にしてください。
19.
20. 匿名処理班
>>16
なかなかの美猫である
21. 匿名処理班
※12
どっちの選手がメインの飼い主になるかという、熾烈なポジション争いが始まるわけですね。
22.
23. 匿名処理班
またヒゲメンかw