ワールドカップ会場で出会った猫をお持ち帰りするイングランドチーム
 カタールのワールドカップでは、フランスに2対1で敗れたイングランドチーム。優勝トロフィーは逃してしまったものの手ぶらでは帰らない。猫も一緒だ。

 イングランド代表選手のトレーニング施設に、突然あらわれた野良猫は、デーヴと名付けられ、ディフェンダー2人の選手と特別な絆で結ばれたようだ。

 最終的に、チームと一緒にカタールからイギリスへ渡ることになった。まさに国際的NNN(ねこねこネットワーク)の案件だ。
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England World Cup exit means football’s NOT coming home ... but Dave the cat is!

イングランド代表選手を虜にしたカタールの野良猫

 ワールドカップでは、決勝トーナメントに出場できたものの、準々決勝でフランスに敗れてしまったイングランドチームだが、選手の中にはトロフィーに匹敵するほど大切なものを手に入れた者がいたようだ。

 アル・ワクラのトレーニング施設にふらりとやってきた1匹の人懐こい野良猫が、マンチェスター・シティのカイル・ウォーカー選手とジョン・ストーンズ選手を虜にした。

 ここでの出会いも運命とばかりに、デーヴはチームと一緒に、カタールからイギリスへ戻ることになったのだ。
デーヴは、ある日突然現れたんだ。僕とジョンが交流を持つようになったんだよ。デーヴと名付けたのはジョンさ。

僕たちは、毎回デーヴがテーブルに来ても大歓迎だけど、メンバー全員が猫好きと言うわけではないからね。猫を苦手な人もいるけれど、僕はデーヴが大好きなんだ。(カイル選手)
 また、ジョン・ストーンズ選手も、デーヴにごはんをあげるのがすっかり日課となったようだ。
僕たちは着いた初日に、デーヴと出会ったんだ。それから毎晩、デーヴはごはんをもらうのを待つようになったんだよ。

今もさっき、ごはんをあげてきたところなんだけど、最近デーヴはちょっと貪欲になっている気がするよ。今じゃ、すっかりビッグ・デーヴさ(笑)
 4週間の滞在中、デーヴと交流を深めた2人。記者会見でデーヴのことを聞かれると、心なしかデレデレした様子も否めない。

デーヴは選手と一緒にイギリスへ

 当初、優勝したらデーヴを祖国へ連れ帰りたいとカイル選手は話していたが、結局負けてしまった。

 それでもやはり、一番大切な時期に心の支えとなってくれたデーヴを手放すことはできず、イギリスに連れて戻ることに決めた。

 イギリスに行く準備のために、デーヴは既に地元の獣医クリニックで必要な検査やワクチン接種を済ませたようだ。  最終的に、ウォーカー選手とストーンズ選手がいるマンチェスターに運ばれることになるが、その前に4か月間隔離されなければならない。

 決して短くはない隔離期間だが、カイル選手とストーンズ選手が2人でデーヴの面倒を見たいということなので、デーヴがイギリスで永遠の家を手に入れられることは保障済みだ。
 カタールでは、レストランやホテルの周りで野良猫がうろついている光景がよく見られる。

 つい先日も、ブラジルの記者会見の場に現れた猫の扱いが、勝負の命運を分けたなどと噂されたが、イスラム圏において、猫は敬愛されている動物である。

 4年後のワールドカップはカナダ・メキシコ・アメリカ合衆国の3カ国共同開催予定だそうだが、デーヴはイングランドを優勝に導いてくれるのかな?

References:Cat-ar 2022: England players to adopt ‘Dave’ the cat after leaving World Cup | England | The Guardian/ written by Scarlet / edited by / parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 12:15
  • ID:AGNILRHv0 #

(=^・・^=)寒くてじめじめしたとこかにゃー、ちゃんとふかふかのベッドとおいしいカリカリとちゅーるでもてなすのじゃ!

2

2. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 12:33
  • ID:29.8jO.w0 #

優勝できなくて傷心の選手を慰めるために未来のNNNが派遣したんだよ

3

3. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 12:35
  • ID:ew8VZram0 #

ねこ「計画通り」ニヤリ

4

4. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 12:51
  • ID:V.qLBhlz0 #

船の守り神になったり、サッカーの験担ぎになったりと猫は古代エジプトから何かしらの崇拝の対象になってる場合が多いな。
犬はそこまで崇拝されないのに。

5

5. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 13:12
  • ID:OLeiJ5oV0 #

ハマタ「ええ話なのでカットです」

6

6.

  • 2022年12月15日 14:19
  • ID:LJTPoV.O0 #
7

7.

  • 2022年12月15日 14:20
  • ID:uS01w2hd0 #
8

8. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 16:29
  • ID:DF8Xaaxv0 #

カタールからプレミア移籍とかすげぇステップアップだな

9

9. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 18:23
  • ID:FLOiXgiH0 #

レスキューきびしいと聞くので本当にラッキー

10

10. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 22:51
  • ID:CFL23o730 #

疲れてるからなのか涙がポロリとしてしまった
人が動くところに物語ありだねえ
物語の結末は愛がこの世にまたひとつ増えたってことで、あとはデーヴちゃんが無事にイングランドのおうちに着くように遠く日本から祈ってるよ

11

11. 匿名処理班

  • 2022年12月15日 23:02
  • ID:x6TiFPf30 #

>>4
自分勝手に自由に生きる猫は神様。
人のそばにいて共に生きる犬は友。

12

12. 匿名処理班

  • 2022年12月16日 01:37
  • ID:3aEAzxDj0 #

>カイル選手とストーンズ選手が2人でデーヴの面倒を見たいということなので
どっちの家に住むんだろう。謎。

13

13. 匿名処理班

  • 2022年12月16日 04:05
  • ID:QUzEQMuH0 #

カタールで落ちたのか

14

14. 匿名処理班

  • 2022年12月16日 04:17
  • ID:Jy2jyWVX0 #

生きた動物を外国から持ち込むの面倒なんだろうな〜と思ったら…隔離にしても4ヶ月ですと…⁉

15

15. 匿名処理班

  • 2022年12月16日 08:42
  • ID:rQaoAFcN0 #

11人の獅子と1匹の猫である

16

16. 匿名処理班

  • 2022年12月16日 14:38
  • ID:2RZmeW0J0 #

トロフィーキャット

17

17. 匿名処理班

  • 2022年12月16日 16:10
  • ID:sXECAiHi0 #

※13
”カタール“に落ち・・・た?

18

18. 匿名処理班

  • 2022年12月16日 16:15
  • ID:sXECAiHi0 #

特例なしで検疫管理とは流石に英国。ロシアからサイベリアン送られた秋田県知事も待たされたし。ビッグ・デーブをもっとビッグにデーブ(ほどほど)にしてください。

19

19.

  • 2022年12月16日 16:20
  • ID:kGqINGS70 #
20

20. 匿名処理班

  • 2022年12月16日 17:06
  • ID:v6J1neow0 #

>>16
なかなかの美猫である

21

21. 匿名処理班

  • 2022年12月17日 16:41
  • ID:vJcoFK1r0 #

※12
どっちの選手がメインの飼い主になるかという、熾烈なポジション争いが始まるわけですね。

22

22.

  • 2022年12月17日 18:10
  • ID:KjjUil1R0 #
23

23. 匿名処理班

  • 2022年12月19日 12:44
  • ID:kbVbpYBW0 #

またヒゲメンかw

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