
町長自らバンジージャンプ!image credit:Queenstown Lakes District Council/Facebook
ニュージーランドでは、厳しい都市封鎖(ロックダウン)を4週間行い、徹底したクラスター対策を行うことでコロナ対策が成功している国と評価されている。4月28日、封鎖レベルが一段階引き下げられ、5月14日には警戒レベル「2」にまで引き下げられた。それを祝して、クイーンズタウンの町長が、自ら、早朝のバンジージャンプにチャレンジした。『news18』などが伝えている。
広告
image credit:Queenstown Lakes District Council/Facebook
ロックダウン段階的緩和を祝して町長がバンジージャンプ
4月末から、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は7週間に及んだロックダウンの段階的緩和に着手しており、5月14日以降は警戒レベル「2」への引き下げを行うことを発表。社会的距離の維持は続行しながらも、小売店やカフェ、ジム、映画館、公園など公共スペースの再開が認められた。
それを祝して、クイーンズタウン湖水地方のジム・ボールト町長が、14日早朝にクイーンズランドのカワラウ川へやって来た。

image credit:Queenstown Lakes District Council/Facebook
ここはバンジージャンプ発祥の地であり、30年以上にわたって運営されている「カワラウ・ブリッジ・バンジー・センター」は、世界中から多くの人が訪れる観光名所となっている。今回、国がロックダウンとなり、このバンジージャンプ施設も閉鎖となっていたわけだが、これまでクリスマスを除いて閉鎖となることは1988年以来一度もなかったそうだ。
今回、ボールト町長は国の新たな観光産業再開を祝って、橋の上からスーツ姿でバンジージャンプし、その喜びを表現した。

image credit:Queenstown Lakes District Council/Facebook
過去にもバンジージャンプの経験があるという町長の「飛ぶ」姿は、クイーンズタウン湖水地方議会のFacebookでシェアされた。

image credit:Queenstown Lakes District Council/Facebook
施設共同創設者もバンジージャンプで祝福
ボールト町長に続いてバンジージャンプでロックダウン緩和を祝ったのは、このバンジージャンプを主催している『AJ Hackett Bungy New Zealand』の共同創設者およびマネージングダイレクターのヘンリー・ヴァン・アッシュさんだ。
image credit:Queenstown Lakes District Council/Facebook
アッシュさんもボールト町長同様、有名な観光地でのアクティビティが再開できることについて、このように喜びを語っている。
今後の長くて厳しい道のりについて、私たちは非常に現実的ですが、慎重に再開していきます。14日以降は、このバンジージャンプ以外にもスカイライン・ゴンドラや他のアクティビティも徐々に再開しているということだ。
ニュージーランドでも、このクイーンズタウン地区は主要な観光地なので、再び多くの人がここを訪れてくれることを願っています。
この機会は文字通り大きな前進となることでしょう。
多くの国民がSNSで喜びをシェア
コロナウイルスの影響で国の経済が大打撃を受けている中の規制緩和は、誰にとっても祝福したい気持ちが強かったようだ。クイーンズタウンの町長だけでなく、ニュージーランドに住む多くの人がSNSでその喜びをシェア。以前は重要に感じることがなかった生活の小さな幸福に感謝している様子が伝わってくる。
Good morning Auckland. Happy Level 2! pic.twitter.com/Der2xUkN52
— Dylan Reeve 💤🥨 (@DylanReeve) May 13, 2020
おはよう、オークランド。今日からレベル2に引き下げだ!
1st "real" coffee since Feb #Level2 pic.twitter.com/TlGSIQkY6J
— Pat (@Pat_588) May 14, 2020
2月以来、初めてのテイクアウトコーヒー。やっぱり美味しい。
First sit-down restaurant meal at Level 2! Good to be back!#YumChar pic.twitter.com/dxW2HnW6aS
— Matthew Chan (@matthewc1465) May 14, 2020
レベル2になって初のレストランでの食事。うれしい。
Level 2 babies! I’m out for the first time in 8 weeks! Still haven’t been to the supermarket #CantMergeWontMerge #RoadMadness pic.twitter.com/wZFbyEGIXr
— Urzila Carlson (@UrzilaCarlson) May 14, 2020
レベル2よ!8週間ぶりに外出したわ。まだスーパーには行ってないけど。
It’s the little things... walking into a cafe to buy a cuppa... and people back playing tennis. NZ in level 2 of #Coronavirus. pic.twitter.com/vukKQI8gkC
— Craig Norenbergs (@CraigNorenbergs) May 14, 2020
ささやかなことなんだけど、それができるようになったレベル2に感謝。カフェに行って紅茶をテイクアウトしたわ。向こうではテニスをしている人もいる。これが今のニュージーランド。
written by Scarlet / edited by parumo
あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
あのレストランの容器はなに?
せいろを模してるんか?
2. 匿名処理班
ニュージーランドみたいな南半球ってこれから冬だから、新型コロナ等のウィルス関連は半年遅れて本番になるんだと思うけどどうなんだろう。
3. 匿名処理班
ニュージーランドは夏の間、水際で防御しててコロナはほとんど入ってないだろうに、
これから冬になる今から入れるのか。
大丈夫なのか。
4. 匿名処理班
まぁ気ぃ抜くといつコロナ第2波来るか分からんからね 油断しない方がいいかも
人間バンジー塞翁が馬って云いますし⚠️
⬇️/(; >0< )\⬆️
5. 匿名処理班
国のトップが科学的見地を元に的確で迅速な判断をし、
さらに国民がそれに従った結果だね。
羨ましい。
6. 匿名処理班
爽やかに喜びを共有できている理由は何なんやろうか?
日本はなんかジメっとしているというか、もう解除してもいいんか?という不信感が大きい感じを受ける
7.
8. 匿名処理班
終息の暁には、アーダーン首相のジャンプも期待したい
9. 匿名処理班
気持ちわかるわ。気持ち的にはこれぐらい喜びたいな。
ただなんか俺はまだどっか引っかかるという。
10. 匿名処理班
欧米に脅威を感じていた極東アジアや南の小国が上手くいってるってのはなんとも皮肉だね
11. 匿名処理班
ちなみに、そのバンジーの下の川は映画ロードオブザリングの大河アンドゥインの場面の一部で使われたそうです。
(場面ごとに違う水場で撮影してるので、そう呼ばれる場所がNZにはたくさんありますが)
12. 匿名処理班
のんびりまったりなkiwiたち。
せわしない日本とはだいぶ時の流れが異なる
象徴たる日本の皇族が過労で精神が病みがち
いわんや一般人においては…。
13. 匿名処理班
クイーズタウンめっちゃいいとこだよな
バンジーはしてないけどそこでスカイダイビングしたよ
いつになるか分からないがパンデミックが収束して旅行出来るようになったらまた行きたい
14. 匿名処理班
日本でやったら叩かれるからなあ
15. 匿名処理班
日本では逆に自殺者が減ったらしいんだけど、海外ではロックダウンしたら自殺率が上がったという記事を見たんで、やはり文化の違いとか民族性なのかなあと。
16. 匿名処理班
※4
スリー、ツー、ワン、えなんじー!
17. 匿名処理班
いいねー!平和だね!NZに帰りたい〜!
18. 匿名処理班
※6
むしろそれくらいの慎重さがあるからこそ
医療は崩壊寸前、政府の対応も後手後手なのに感染や死亡者が抑えられてるところもある気がする