
ブラジル、テラロンカ州立公園には南アメリカで最大の洞窟群がある。約200もの洞窟があり南アメリカで最大である。6億年前は海底だったという洞窟には巨大で神秘的鍾乳洞があちらこちらに存在する。 テラロンカ洞窟は、南アメリカで最大の洞窟群だ。ブラジルはサントドミンゴスのテラロンカ州立公園内にある石灰岩洞窟である。
この付近は、6億年前には海底だったと考えられ、付近ではたくさんの貝殻が発見されている。そこにサンゴなどが積もってできた地層に、雨水や川の流れが穴を空けたのだ。

image credit: Jose Humberto Matias De Paula / CC BY 4.0
テラロンカ州立公園には約200の洞窟がある。立ち入ることができる洞窟は二つだけで、第二洞窟はガイドがいないと入れない。写真では大きさがわかりにくいが、入り口の高さは96m、幅は120mもある。

image credit: Rafael Rodrigues Camargo / CC BY 4.0
もともとは 一つの大きな洞窟だったのが、何千年も前に崩壊して二つに分かれたらしい。洞窟内には水の流れる音が響いている。「テラ・ロンカ」とは「とどろく大地」という意味で、この水音から来ているそうだ。

image credit: Jose Humberto Matias De Paula / CC BY 4.0

image credit: Jose Humberto Matias De Paula / CC BY 4.0
川に沿って奥へ入っていくと、巨大な石筍や鍾乳石に出会う。一番大きな柱は、高さが590mを超えるのだ。一番広い場所は75万屬旅さがある。

image credit: Jose Humberto Matias De Paula / CC BY 4.0

image credit: Rafael Rodrigues Camargo / CC BY 4.0
石灰岩やカルシウムによる繊細な造形も目を楽しませてくれる。

image credit: Marcelo Costa Peregrino / CC BY 4.0

image credit: Jose Humberto Matias De Paula / CC BY 4.0
第二洞窟では、二ヶ所で地上の光が差し込んでくる。片方は「恋人たちの広間(Lovers Hall)」と呼ばれているそうだ。

image credit: Caio Ribeiro / CC BY 4.0

image credit: by Jose Humberto Matias De Paula / CC BY 4.0
この他にも、カルシウムの華が咲いたように見える場所や、さまざまな色のコンゴウインコが住む場所もあるとのことだ。ところで、8月にはこの洞窟でお祭りがあるらしいよ。400kmほど東にある「ボン・ジェズス・ダ・ラパ(洞窟の良きイエス)」という町から巡礼の人たちが来るんだって。日本ではちょうど夏休みだし、訪ねてみるのもいいかもしれないね。
via:TwistedSifter, momondoなど/ translated by どくきのこ / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
とても神秘的だけど実際中に入ってみたら不気味で仕方ないと思う。
2. 匿名処理班
世界で一番目薬を差すべきでない場所
3. 匿名処理班
こういうの色付きライトはズルいよ
4. 匿名処理班
スカイツリーくらいの高さがある柱ってどんなんだろう?
5. 匿名処理班
洞窟群が洞窟軍になってる
6. 匿名処理班
出木杉くん「剛田くんは立ち入り禁止だよ」
7. 匿名処理班
確かにきれいだけど、洞窟の外のエメラルドグリーンの景色のほうが遥かに美しいと感じる。
8. 匿名処理班
ここで転んだら・・・
9. 匿名処理班
とても美しいとは思う。でも先端恐怖症でもないのにゾゾゾっとしてしまうな。
10.
11.
12. 匿名処理班
実際は大丈夫だろうけど、つららみたいに落ちてきそうでちょっと恐いな
13. 匿名処理班
ちょっと検索しただけだけどここ以外にほとんど日本語の情報が無いんだな
まだまだ紹介されてない秘境があると思うとワクワクする
14. 匿名処理班
元ネタは知らないけど、針の生えた天井が下がってくる古典的トラップ思い出した