image credit:lily_evans_service_pup/Instagram
アメリカのイリノイ州に住む、子供の頃から足の不自由なエヴァンズさんは、自ら犬を訓練し、補助犬として育てあげてきた。現在4代目となる黒のラブラドール、リリー(2歳)も立派な補助犬になり、頼もしい相棒となった。
さらにリリーは、耳の不自由な黄色いラブラドール、キンリー(9歳)をも支えてくれている。キンリーは生後6か月で聴力を失ってしまったのだが、リリーはキンリーに散歩の時間を教えてくれたり、危険から守ってくれたりするという。
子供のころから脚の不自由な女性、自ら犬を訓練し補助犬に
イリノイ州に住むブリジット・エヴァンズさんは、子供の頃から脚に障がいを抱え車椅子生活を送っている。11歳の時に、初めてコールと呼ばれた補助犬を手に入れたが、その犬を補助犬に訓練したのは、他ならないエヴァンズさん自身だった。
正直、社会には十分な需要を満たす補助犬が不足しているのです。だからコールは私が自分で訓練をして、補助犬にしました。このように話すエヴァンズさんは、他の障がいを抱える人たちをサポートするため、2010年に非営利団体Illini Service Dogsを設立した。
大学生などに、子犬から補助犬を訓練するレッスンを提供し、訓練した補助犬を無料で貸し出している。
4代目となる補助犬のリリー
現在、エヴァンズさんと暮らすリリーという黒のラブラドール(2歳)も、自らが補助犬として訓練した4匹目の犬だ。2017年12月に3代目の補助犬、ヒーローを病気で失ったエヴァンズさんは、2019年5月に生後8週目だったリリーを迎え入れた。
飼い主だけでなく耳の不自由な犬の支えになっているリリー
実はエヴァンズさん、他にもイエローラブラドールのキンリー(9歳)を飼っている。だが、キンリーは生後6か月の時に、原因不明の神経障がいによって耳が聞こえなくなってしまった。先代のヒーローと仲が良かったキンリーだが、ヒーローを失った後、キンリーは不安な生活を送っていた。
だがリリーが来てからは、その不安が解消されたという。
リリーは、人間の補助をするだけでなく、相棒のキンリーのサポート役も担ってくれています。
キンリーは、リリーが傍にいると自信を取り戻し、不安が消え、快適になります。キンリーが周りの環境を理解するのにリリーに頼っているのは明らかで、リリーもそんなキンリーを支える役割をちゃんと理解しています。
飼い主を助け、キンリーにメッセージを届けるリリー
リリーは、飼い主が万が一転倒などした時に、周りに助けを求めるよう訓練されている。そのため、エヴァンズさんが発する言葉にも常に敏感で、例えば「リリー、キンリーに知らせてきて」と伝えると、リリーはすぐにキンリーのもとへと駆け寄る。
リリーは、私の声掛けでキンリーに散歩の時間だと伝えに行きます。2匹は、出会った当初からすぐ意気投合し、今ではベストフレンドです。
一緒にいるととても楽しそうだし、キンリーがリリーに頼り、リリーがキンリーを支えるという関係は見ていてとても美しいと感じます。
脚の不自由な飼い主を支えるだけでなく、聴覚障がいを持つ相棒までも日々やさしくサポートするリリー。そんな2匹の日常は、インスタグラム『lily_evans_service_pup』から閲覧できる。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
飼い主が何歳かわからんがすでに4度目の補助犬
補助犬の過酷な労働は理解してないのだろうか?
なぜ人だけではなく、他の犬の面倒まで見させる?
2. 匿名処理班
※1
自分も最初エッって思ったけど、1,2代目も病気で死んでるとは書いてないよ。
育成団体もってるらしいし、誰かに譲ったとかじゃないの。
3. 匿名処理班
お利口だねぇ…
それにしてもフローリングツルツルでわんちゃん滑っちゃってるのが気になる
4. 匿名処理班
脚の不自由な飼い主と耳が不自由な犬を全力で支えるラブドール
…どういう状況なんだと思わず来てみたが
5. 匿名処理班
ちゃんと本犬もストレス解消できていればいいが
6. 匿名処理班
>>4
ラが一個足りてないので
エライ事になってますよw
7. 匿名処理班
ヘレンケラーさん
「もし視力と聴力のどちらかが手に入るなら
聴力が欲しい」
アメリカの囚人
「前なんて見てなくていいから
横と後ろを見るようにしてろ
寝ている時も耳だけは起きてろ」
なので
聴力は見えてない範囲の危険を知らせるので
実はかなり重要
8. 匿名処理班
障害者の生活に知識がないから検討違いなコメントだったら申し訳ないんだけど
何故人間の介護士を使わないんだろう
犬達のストレス解消の為の散歩や遊びの相手はどうしてるんだろう
犬は人間の使役犬として改良されているから、人間の役に立つ=自分の喜びみたいなところがあるから何とも言えないんだけど、、
9. 匿名処理班
※1
最初の介助犬は育成済みのベテラン犬で歳とってリタイア(盲導犬とかも年取ると引退する)それか誰か必要な人に譲ったのかもしれない
二代目がヒーローで病死
三代目がキンリー、聴覚障害で介助犬としてはいざというときに不安がある
で四代目リリーと考えれば特段不自然でもない気がするな
おそらくこの人は訓練士みたいなこともできるんじゃない?
10. 匿名処理班
犬用の滑らないフローリングって言うのがあってさ・・・
あー、今施工しに行くから待ってて、ただでやってあげるから!
あのままじゃ、リリーもキンリーも、腰、やっちゃう恐れがあるな。
でも、イリノイ州はボクの軽トラじゃ辿り着けないや・・・。
11. 匿名処理班
※8
人間を雇うと人権費がとてもかかるのと、
イヌには癒し効果もあるのが一つの理由かと。
個人的には単純な介助の仕事はいずれロボットに置き換わる時が来るんじゃないかなと思ってます。。
12. 匿名処理班
※10
動画見るとけっこう足滑らせてるね、これは心配。
がんばってイリノイ州に辿り着いてあげて!
13. 匿名処理班
※8
自分だったら犬の方が良いなぁ。
人って気使うし。犬なら可愛いもん。
14. 匿名処理班
>>8
人間相手だと気を使うし
給料も払わなくてはならない
介助が必要なのは24時間365日年中無休なので
最低でも3人を住み込みで雇わなくてはならない
大富豪でもなきゃ無理でしょ
犬は産業の為でも生活支援の為でも
飼い主との間に愛があるなら働いてくれるよ