一方的に相談事をもちかけ、あなたのエネルギーを消耗させる人に対処する方法【ライフハック】

　人が人である以上、人間関係の悩みは尽きない。職場仲間や友人、親族関係においても、対等な関係が築けないともやもやが募るばかりだ。

　あなたの周りには、いつも不平不満ばかりを口にし、一方的に相談事をもちかけ、助けや癒しを求めてくる人はいるだろうか？その人は、あなたの相談には一切のらず、あなたにお礼をするようなことは決してない。

　確かにその人は精神的に疲れているのであろう。だが、その人に振り回されていたら、あなたのエネルギーはどんどん消耗し、メンタルがゴリゴリと削られていくだけだ。

　あなたと、その人の心の平穏を保つにはどうしたらよいのか？海外サイト『verywellmind』に、その対応方法が掲載されていたので、参考になる部分は実践するといいかもしれない。

時間をかけて解決策を見つけてあげる必要はない

　何らかの問題を抱えてあなたのところに来た人の相談事を、解決してあげようとする必要はない。

　あなたにできることは、彼らを精神的にサポートすることだ。だからといって彼らのために自分の時間をすべて使い、セラピストや親の役割を果たす必要はない。

　彼らは、実は自分にとって何が最善なのかを知っている。あなたは問題解決の責任を取ろうとせず、彼ら自身に決定を下すように促すことが大切だ。

専門家の助けを借りることを提案する

　絶えず自分の人生に不平、不満を抱えていて、それが終わることなくずっと続いているのなら、その人には専門家の助けが必要だ。

　専門家ではないあなたは、、一時的に精神的なサポートをできても、問題の根本的な原因である精神的な問題を解決することはできないのだ。

　そんな時には、専門家の助けを借りることを提案しよう。

相手への連絡を制限する

　あなたが感情的に疲れたと感じるなら、その人にかける時間を制限しよう。

　たとえば、彼らが早朝、深夜、週末を問わずに連絡をしてきた場合でも、あなたは彼らの全てのメッセージに答える必要はないのだ。

　もし、彼らが直接あなたのところに来た場合は、「話をじっくり聞いてあげたいけど、忙しいのであまり時間がない」ということをはっきりと伝えた方がよいだろう。そうすれば、「話も聞いてくれない」とあなたが悪者扱いされる心配が減る。

　あなたの時間とエネルギーは、あなた自身にとって価値があることのために使うべきだ。

自分の境界線を設定する

　あなたのエネルギーを消耗する人は、あなたの境界線を理解していない場合が多い。

　彼らはあなたが話したくないような話題を振ってきたり、予告なしに家に来たり、あなたが仕事中にもかかわらず電話してきたりするかもしれない。

　どんなに親しくても常に付きまとわれたらたまったものではない。自分はどこまでできて、どこまでは無理なのか、その境界線を説明しよう

　怒ったり攻撃的になったりせず、より良い関係を続けるために真剣に言っていることが相手に伝わるようにしっかりと説明しよう。

相手と距離を置くことを検討する

　自分のエネルギーを奪う相手との関係が、自分のメンタルをゴリゴリ削っていることに気が付き、本当にそれに苦しんでいるのであれば、その人を自分の人生から切り離したほうがよい。

　その関係が一方的で、相手が自分の気分を良くするためにあなたを利用しているだけなのであれば、その人を救う価値はないかもしれない。

それでも救いたいと思うならまずは自分を救おう

　それでも、自分を感情的に疲れさせる人のために何かをしたいのなら、まずあなたが、あなたのための時間を大切にすることだ。

　その人がいないところで、その人が抱えている問題やその解決方法を常に考える時間をつくらないようにしよう。

マウントを取りに来る人は相手にしない

　不平不満は言わないが、他人を蔑み、自分を自慢する為にマウントをとりに来る人もいる。それはただ単に、自分が重要な人物と思わせたいだけだ。

　あなたに自分を認めてもらいたい承認欲求の現れである。そのような人に、あなたの時間とエネルギーを浪費することは非常に疲れることだ。だから積極的に反応しないようにすること。

　その人は自分が大切だと思われたいだけなので、対応する場合はまず最初にうなずき、その後で自分の言いたいことをはっきりと伝えよう。

無関心作戦「グレイロック法」を使用する

　あなたのエネルギーを奪う人は、自分の話に対するあなたの感情的な反応を「肥し」とする傾向がある。ならばあえて無関心を装おう。

　これはグレイロック法と呼ばれており、「灰色の岩」という文字通り、岩のように無関心であることを相手に示す方法だ。

　質問されたら一言で答える、淡々と答える、退屈そうにする、疲れている素振りを見せる、気分が悪そうにするなどの態度をしめそう。

　決して感情をださないようにすること。あなたのリアクションに期待している相手は何も得られないので、興味を失っていくだろう。

written by Scarlet / edited by parumo
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