ロシアの犬となった秋田犬ゆめ。クレムリンでプーチンを護衛、日本人取材陣を前に大きく吠える

　ここで政治的なことは語らない。ヒト科最強ともいわれるプーチンの人となりをウォッチしていくという、人類学的なアプローチ（え？）であるということを理解してほしい。

　ということで2012年、秋田県知事からプーチンのもとへと贈られた秋田犬のゆめだが、4歳7か月となったゆめは、すっかり大きく成長しており、しっかりとロシアの犬、プーチンの犬としての役割を果たしていたようだ。

　12月12日、モスクワのクレムリンで日本メディアによるインタビューが行われたのだが、その際、プーチンはゆめと一緒に現れた。しっかりプーチンの後ろをついてきたゆめは、会場内で大きく吠える。

　まるで威嚇ともとれるようなゆめの大きな鳴き声が会場に響き渡り、これには日本の記者たちもどんな顔していいのかわからなかったようだ。 Putin jokes as his Japanese pet barks at Japanese journalists: Yume is no-nonsense dog!

　ゆめを従え颯爽と登場したプーチン 　会場に登場するやいなや、大きく吠えるゆめ

　日本の取材陣がプーチンに、ゆめを見たいと言った為連れてきたという。 　興奮しているゆめに対し、プーチンはおやつを取り出し手なずける。 　待てとおすわりもできるっぽい。

　すっかりプーチンの犬になったようだ。 　顔は笑っているけれど、心では笑っていなさそうな日本の取材陣

　大音響で響き渡るゆめの鳴き声にびっくりしたに違いない。 　プーチンは、ゆめが吠えている理由を、興奮して恐がっていてるとし、「大勢の人にかこまれ、まぶしいほどのライトがあたり、カメラのシャッター音が絶えず聞こえてくるのだから恐がるのも無理はない。ゆめは私を常に守ろうとしているのだ」と述べたという。 　ゆめはプーチンの言うことならなんでも聞きそうなくらいになついている。世紀の猛獣使いともいわれるプーチン。ゆめが吠えたのは本当に怖がっていたからなのか？それとも何か秘密裏に何か指令をうぉっ、ゴブッ、おっと誰か来たようだ。

▼あわせて読みたい
プーチンとプーチンがてなずけた動物たち、20枚の写真


プーチン大統領、ソチの公邸で秋田犬「ゆめ」と一緒に安倍首相をお出迎え。「噛むから気をつけて」と首相に助言


ゆめは大きくなりました！プーチン大統領と雪の中を元気に遊ぶゆめの姿が公開される


猛獣使いプーチン、ペルシャヒョウの子どもをてなずける。その後記者、襲われる。


プーチン大統領、子猫を抱く。