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 とあるイギリス兵士が撮影した、第二次世界大戦中と直後の写真が発掘されたそうだ。そこにはモノクロ写真ながら、生々しい当時の様子が浮かび上がっている。
1.V-2ロケットの残骸とポーズを取るイギリス兵士
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2.1946年、キール港に横たわる沈没船
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3.1943年、英国の空襲により損傷を受けたドイツ、カイザーホフホテルの遺跡
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4.ドイツ、ミルデンの街は1945年3月28日に米国のB17sによって壊滅的な空襲を受けた。
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5.ミルデンの橋の修復作業 1946年
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6.ドイツ、リーズ近郊、ハノーファーのV-2ロケット工場は、連合国によって1945年4月8日に発見された。V-2ロケットは、イギリスを攻撃する「復讐の武器」として開発された世界初の長距離弾道ミサイルだった。
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7.V-2ロケットの残骸
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8.V-2ロケットの残骸
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9.ドイツ軍は逃げる前にV-2と機器を破壊したと考えられている。
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10.射場への輸送のための準備中のV-2ロケット
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11.1946年、ドイツ、ベルリンの風景
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12.レンガの山で作業する女性たち
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13.1945年3月28日に米国B17sによって空襲を受けたミンデンの町は壊滅的被害を受けた。
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14.1944年10月15日、英米の空襲によりドイツのアルトシュタット(旧市街)のほとんどは破壊された。
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15.水路を破壊され水浸しとなったミンデンの町
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16.ミンデンにはドイツの武器を製造する工場がいくつもあったという。
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17.破壊されたドイツ議会議事堂
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18.V-2ロケット工場をカモフラージュするための藁ぶき屋根
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via:V-2 rockets strewn in woodland, towns flooded and sunken ships: Haunting pictures by British soldier reveal the trail of destruction in Nazi Germany after the war
V2 rockets from Penemunde to Londo
◆V2ロケットとは?

第二次世界大戦中にドイツが開発した世界初の軍事用液体燃料ミサイルであり、弾道ミサイルである。この兵器は大戦末期、主にイギリスとベルギーの目標に対し発射された。以前より開発されていたアグリガット(Aggregat)シリーズのA4ロケットを転用・実用兵器化したものである。
▼あわせて読みたい
ドイツ・ナチス軍が最後の望みをつないだ秘密兵器 「V2ロケット」の製作現場画像(動画あり)


当時圧倒的科学技術力を持ったナチスドイツが開発していたクレージーな10の兵器


第二次世界大戦中、ドイツのV-1ミサイルから身を守る為に使用されていた鉄格子ベッド(英)


第二次世界大戦で枢軸国が勝利しドイツと日本がアメリカを支配する世界「高い城の男」ムービートレーラー


第二次世界大戦中、戦争捕虜たちはオリンピックを開催していた。「ヴォルデンベルグ・オリンピック」(ポーランド)

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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2016年06月10日 23:02
  • ID:UQLeQIuE0 #

「我々は遂にロケット製造に成功した。だが、
目的地が違った。」
フォン・ブラウン博士の心境を察するに、
相当な覚悟と葛藤が有ったんだろうな…

2

2. 匿名処理班

  • 2016年06月10日 23:03
  • ID:4HEpT2DY0 #

ヒトラーは総統就任の際「十年でドイツの風景を見違えるようにしてみせる」と演説したそうだ。コレ、時時 話されるジョーク。
V2は手間暇かけて作って 使い捨てなんだから、コスパが物凄く悪いって聞いたことあるけど写真みるとよくわかるよね。

3

3. 匿名処理班

  • 2016年06月10日 23:03
  • ID:.NkW6k2u0 #

原爆は別にしても、建物の違いか、爆弾の違いなのか、崩れてはいるが日本の様に焼け野原という感じはないな、悲惨な物も有るんだろうが

4

4. 匿名処理班

  • 2016年06月10日 23:10
  • ID:FuUtAA8A0 #

ビデオの中にフォン・ブラウンがさり気なく映っている辺りが良い
ああ、この人が後にアメリカでサターンロケットの開発をしたのだ
と思った。ナチスドイツも、手探りの状態で良く開発したよね

5

5. 匿名処理班

  • 2016年06月11日 00:37
  • ID:gVI4BsBF0 #

*1
きっと断腸の思いで軍に協力してたんだろうなあ。
この後アメリカで、さんざん批判されながらも月行きのサターン5を製造したブラウン博士。そのあくなき情熱に、私は心からの尊敬を捧げます。

6

6. 匿名処理班

  • 2016年06月11日 02:13
  • ID:t9TJ2HbA0 #

※5
しかもそのアメリカと来たら、ヴェルナー開発チームの技術をパクるだけパクった挙げ句、「最初の宇宙船はアメリカ人の手で完成させた物が相応しい」と開き直ったという暴君ぶりだったんですよね…。結果は惨憺たる状態で資金が激減し、逼迫した状態になってから「じゃ後ヨロシク〜」という鬼畜っぷり。そんな状態からの本格始動で、よくあんな短期間で月にまで行って、更に人類初の月面着陸ですからね。
当のブラウン博士は「全てはゴダート博士の基礎理論が有ったからこそです」と控え目なコメントをしただけだった、という謙遜っぷり。最後まで傲る事無く粛々と開発を続けた偉大なる科学者です。

7

7. 匿名処理班

  • 2016年06月11日 02:42
  • ID:J.CDIKDB0 #

パソコンがないアナログな時代に良く作れたもんだ
ちなみに俺はコリョロフ派!

8

8. 匿名処理班

  • 2016年06月11日 10:46
  • ID:.ruAniQe0 #

V2って、ロケットよりも
YOSHIKIと小室哲哉のユニット思い出して、まずニヤニヤしてしまう

9

9. 匿名処理班

  • 2016年06月11日 11:54
  • ID:t9TJ2HbA0 #

※7
コリョロフ理論のロケットはシンプルながらも高い安定性が有る素晴らしい物ですよね。

10

10. 匿名処理班

  • 2016年06月11日 15:00
  • ID:iqCtI7zg0 #

CGのV2はなんで煙出してんだ。
煙が無いとロケットという感じが出ないと思ったのかな。

11

11. 匿名処理班

  • 2016年06月12日 00:27
  • ID:zuNxYv2P0 #

※6
サターン5の発射とかの映像を見ててブラウン博士が写っていたのだけど、モニターを見ながら涙を流していたのが印象的だったよ。本当は自分が月へ行きたかったんだよね・・・。
あさりよしとお氏の「マンガサイエンス」の二巻、おススメです。

12

12. 匿名処理班

  • 2016年06月12日 08:20
  • ID:7TJpvG1V0 #

※7
しかもそのロケットが改良を重ねながら現役バリバリというね。
サターン5作るの金かかるからや〜めた!
再使用できるスペースシャトル作ったで!
維持管理にかねかかるからや〜めた!
なんなんですかね?ww

13

13. 匿名処理班

  • 2016年06月12日 08:37
  • ID:avH4pC6Y0 #

ICはおろかトランジスタもない時代に、アルコール燃料で弾道ミサイルとかドイツさんマジ科学力どうなってんすか…。

14

14. 匿名処理班

  • 2016年06月12日 11:29
  • ID:9m.6msCG0 #

重力の虹

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