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 ニューヨーク州中北西部にあるウィラード精神病院に入院する患者は、身の回りのものを詰め込んだスーツケースたった1つだけを携えてその中へ入って行く。

 患者の多くは2度と外に出ることができない。平均的な入院期間は30年だ。患者が亡くなると、通りの反対側にある名もなき墓に埋葬される。そして、残されたスーツケースは屋根裏部屋に収納され、やがて忘れ去られてゆくのだ。
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 1995年、ここに勤務する職員が1910〜1960年の間に保管された400個ものスーツケースを発見した。写真家のジョン・クリスピン氏がその中身と、社会に歓迎されることのなかった人々の心を捉えた。

■1.退役軍人フランク・Cの所持品
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 ニューヨーク、ブルックリン出身の退役軍人フランク・Cの所持品。裁縫セット、クシなどの身だしなみ道具、玩具のピストル、パンの配給カードがある。自分や家族の写真も持っていた。

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 極めて保存状態がいいフランク・Cの制服。1950年代にしまい込まれて以来、1995年になるまで人の目に触れることはなかった。

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 フランク・Cの残された家族。彼がウィラード精神病院を退院したのかどうかは定かではないが、ほとんどの患者は院内で死去し、無名の墓地に埋葬された。

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 フランク・Cの所持品はきちんと整頓されており、精神を病んだようには見えない。

 「とても胸に迫るものがあります。ここの人たちはつまりは囚人だったのです」とクリスピン氏。「家族は彼らを見放したも同然だったのでしょう。スーツケース1つだけを渡して、入院させたのです。家族が決めたことなのか、患者本人が決めたことなのかは判りませんが。こうしたスーツケースを眺めていると、患者にはウィラード精神病院に入院する前の外の世界の人生があったのだと思い起こさせます。」
 
■2.アナという名の女性のスーツケース
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 彼女宛ではない1枚の手紙と1組の歯ブラシ、華美なベルトと帯が数本のほか、スタイリッシュなヒールやお洒落な帽子が詰め込まれており、ファッションに興味のあった人物であることがわかる。

■3.ドミトリー
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 このスーツケースの持ち主であったドミトリーは、身元が判明している数少ない患者だ。1953年に入院し、24年間を病院で過ごした。2000年に亡くなっている。

■4.フローラ・T
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 フローラ・Tが上流の女性だったことは疑いない。香水の瓶、銀のナプキンリングなど、洗練された所持品から裕福な女性だったことが判る。しかし、注射器と薬一式が暗い色彩を添えている。

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 フローラ・Tが持っていた硫酸ストリキニーネはてんかん治療に用いることが可能。ただし、彼女が入院した理由は明らかではない。

 ウィラード精神病院は1800年代から1995年まで開業していた。大勢の患者を収容し、その多くは生涯外に出ることがなかった。現在は受刑者の薬物更生プログラムが実施されている。

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 これらの圧倒的な品々は、全てが個人の所有物です。スーツケースに残された品々を見ていると、持ち主の人柄までが手に取るように判ります」とクリスピン氏は語る。

 これまで80点の写真が撮影された。ニューヨーク州の法律で、スーツケースと病院の患者の記録を照会し、身元を特定することが禁じられている。彼らが入院した原因には様々なものがあるだろう。例えば、てんかんは終身入院の理由だった。性的に奔放な若い女性、同性愛者、子供を失い3ヶ月近く悲嘆に暮れたままの母親、こうした人全てが入院の対象となり得た。

■5.ヘンリー・L
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 入院患者、ヘンリー・L宛に送られた精密な義足

■6.ピーター・L
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 ピーター・Lは入院前日のニューヨーク、シラキュースの新聞を持ち込んだ。日付は1941年3月22日とある。

■7.クラリッサ・B
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使い古された鞄。クラリッサ・Bのスーツケースはボロボロだが、傷の多くは病院に隔離される前の数十年でついたものだろう。

■8.エレノア・G
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 エレノア・Gはスーツケースをいくつか持っていた。これはそのうちの1つで、高価な香水瓶、電気ヘアアイロン1式、裁縫セットの残りが入っていた。

■9.マリーのスーツケース
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■10.チャールズ
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 チャールズはツィターの奏者で、1930年代に入院したときも忘れなかった。入院中に演奏が許可されていたのかは不明だ。

■11.モード・K
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コルク栓で閉められたままのグリセリンの瓶。モード・Kの鞄に残されていたもの。1893年シカゴで開催された万国博覧会の文鎮も見つかった。

via:dailymail・原文翻訳:hiroching

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コメント

1

1.

  • 2015年03月10日 20:47
  • ID:rY7QXFRD0 #
2

2. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 20:59
  • ID:rV.Rz0AO0 #

これだけ見るとごく普通の人に見える
そう考えると時代が違っていたら自分らも同じ病院に入っても
不思議じゃないと思うと歴史ってむごいなと考えてしまう

3

3. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 21:09
  • ID:7zDQ0Tsj0 #

「受刑者」なのか

4

4. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 21:29
  • ID:kOIs8kys0 #

なんか胸が締め付けられるな……

5

5. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 21:31
  • ID:uCAUWBLn0 #

一体どんな人生だったんだろう……としんみりした
今だったら閉じこめられる必要もない人が大勢いたんだろうな

6

6. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 21:32
  • ID:cNR9n42pO #

荷物がそのまま残されているのが不思議…盗まれたりしそうな気がするが、触りたくもなかったって事か?

7

7. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 21:32
  • ID:s.DvYM940 #

人に歴史ありなんだね。

なんともいえない物悲しい気持ちになりました。

8

8. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 21:50
  • ID:KUosgn9.0 #

良い記事やな

9

9. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 21:52
  • ID:9PlCkfKY0 #

身内の恥と隠すように病院へ送られた人も多かったはず
迎えに来ることの無い家族の写真を
それでも大切にしまってあるのが悲しい

10

10. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 21:53
  • ID:rT.2rekR0 #

今の基準で言ったら大半がこんな所に入る必要無かった人たちかも知れないよね
当時はこれが病気扱いだったんだろうけど…

11

11. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 22:07
  • ID:27LfQiiQ0 #

昔の日用品とか見るのは好きなんだが…
これらの道具の向こう側を思うと、なんとも切なくなるな

12

12. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 22:27
  • ID:ntpxr60U0 #

コールドケースを思い出した。
子供を愛する母親が精神を病んで病院へ、そこでもトラブルを起こして病院から追い出され凍死・・・
今なら薬やカウンセリングで抑えられたかもしれない症状に思えるのに。
いろんな苦しさがつまってるんだね。

13

13. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 22:41
  • ID:3u4Lk3q.0 #

果たしてスーツケースを自由に開けれる身だったのだろうか?
来た時のままではないのだろうか

14

14. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 22:59
  • ID:el.KwFD70 #

いろんな人が社会に貢献する現状のほうが良いとは思う。
でも精神病院って事実だけで、悲しいとか、可愛そうだとか言われるのも変だ。
どうか写真をじっくり見て、その人自身を感じて、何かを分かち合って欲しい。
何かのフィルターを通して見られてしまうこと、
それが彼らにとってはつらいことの一つだと思うから…。

15

15. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 23:01
  • ID:Cb2bRRYd0 #

医学の進歩によって今では救えるかもしれない患者の痕跡
風立ちぬでも感じた,あのやりきれない寂寥感はつらい

16

16. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 23:05
  • ID:1bqtIIY00 #

財産争いの陰謀で精神病院に押し込められるって昔のメロドラマ小説でよく見る展開だし
「今だったら入院しなくてもよい症状」の判断すら恣意的なものだったかもね

17

17. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 23:11
  • ID:k7DLimbG0 #

切ないね・・・。なんとも言えない気持ちになったよ。

18

18. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 23:22
  • ID:jKQ.FnVw0 #

平均入院年数30年って・・・人生の意味がなくなってしまうように思う。

19

19. 匿名処理班

  • 2015年03月10日 23:37
  • ID:rcxxErHL0 #

精神病で犯罪をしたひとはこういう所に収監されるんじゃなかったっけ?

20

20. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 00:03
  • ID:6vahSL7R0 #

持ち物に何だか品性を感じるね。
アンティークとしても魅力的に見えた。
これぐらい持ち物を厳選したい気がして来た。

21

21. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 00:26
  • ID:liOAPkZO0 #

1番の軍人さんはPTSDだった可能性が高いですね。真面目で几帳面な性格だったと思われます。自分が殺害した敵兵の幻覚に苛まされていたのかも知れない。
現代だったらPTSD症として緩和治療も可能だったかも。

22

22. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 00:43
  • ID:N79CV.xp0 #

うーん。精神を病んでいても周囲とうまくやっていける人は社会の中で過ごせるシステムが必要だと思う。反面、人に危害を与えたり、累犯したりする人はたとえ精神を病んでいてもきちんと治療を受けながら必要に応じて社会から隔離すべきだと思う。でもその見極めってすごい困難なんだろうな・・・だとしたらエゴかもしれないけれど一般社会に害を及ぼすかもしれない人は管理を受け入れてほしい。身勝手だけど、淡路の事件を考えるとそう思う。

23

23. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 00:44
  • ID:s6U994BE0 #

フローラ・Tって人の持ってる数字の書かれたカードはなんだろ?
何かのゲームに使うもの?

24

24. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 01:00
  • ID:VfCpWMkb0 #

この人達は一体どんな人生を送ってきたんだろうか?
その中でどれだけの不幸を背負い、どれだけ悩んできたんだろうか?
その終点が精神病院に何十年も閉じ込められたまま寂しく消えていくなんて……
感傷的ってわかってるけどそいつの人生って本当何だったんだろう?って気持ちになるよ

25

25. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 01:10
  • ID:8R2KMeoP0 #

スーツケースの持ち主の大半は隔離入院なんて必要なかったんじゃないかなと思うし、繰り返してはいけない過ちだとは思う。
でもこれしか方法はないとも思うよ。昨今のニュース見てると。

26

26. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 01:22
  • ID:qw.Iwjmy0 #

たまに思う。
はたして正常とはなんなのだろうか。
あちら側にいるから異常なのだろうか。
もしかしたら彼らの方が正常なのではないだろうか。

その境界はちり紙の様に薄く容易に裂けるものなのかもしれない。

27

27. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 01:25
  • ID:61Iehj3Y0 #

望む、望まざるに関わらずここでの生活を余儀なくされて、
残りの人生を過ごすことになったのかな。
30年孤独に生きるためにトランク一つ分の身支度をするとしたら、
自分は何を持っていくんだろう・・・。
それとも病棟内での患者同士の交流とかもあったんだろうか。
あったらいいなぁ。やりきれん。

28

28. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 01:58
  • ID:3UtHtSXAO #

てんかんの方はモルヒネみたいにキニーネ中毒になってしまったのかな
グリセリンはどうしてあるのかな?危ないよね
心臓の病気?
不謹慎だが、彼らの持ち物がとても魅力的に見えてしまうな
彼らの人生や生活が垣間見られ、とても引き込まれる

29

29. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 02:34
  • ID:q0TVG.8w0 #

※23
自分もこのカード何だろうと思って元画像を拡大して見たんですが、蓋の内側に書かれているSchrafft'sというロゴはチョコレートやキャンディのお店のものでした
つまりお菓子の空き箱に入れてたみたいで、後は手がかりなしですわ〜

30

30. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 02:50
  • ID:mj5GcJep0 #

入院させられる人たちは周りから見ればどうしようもなくなってるように見えても本人たちにとっては鞄の中身は今までの人生そのものだからなぁ…自分と同じくおかしくなる前の人生とか人柄とかを考えると何だか切ないって思う人が沢山居て驚き

31

31. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 02:57
  • ID:5nEMzqlb0 #

これらのスーツが1/40だってことは忘れちゃいけない
見た人間に対して情緒的に訴えるようなのを厳選してるんだから
これだけの情報で精神病棟の中を想像するととんでもない間違いが起きる

32

32. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 03:10
  • ID:X1tNBflk0 #

うーん、なんか思ったより品がある。
入院できる程度には裕福だったってことなんだろうか。

33

33. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 03:53
  • ID:fsi1NZcJ0 #

廃墟好きとしてはこういう残されたものから垣間見える以前の生活感に反応してしまう

34

34. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 04:47
  • ID:QyPRsEeY0 #

※23
Flinchっていうカードゲームみたい。

35

35. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 05:51
  • ID:RjBYDExl0 #

※22、28
自分も調べてみた。これはハゲタカの餌食っていうドイツのカードゲームのカードだと思われる。

36

36.

  • 2015年03月11日 06:50
  • ID:hwcIRci40 #
37

37. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 08:24
  • ID:5.J..0Vw0 #

映画アメリで軍人の恋人を待ち続けるおばさんを思い出した

38

38. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 09:33
  • ID:wdz0SKAv0 #

よかったー、俺その当時生きてたら確実にぶち込まれてたわ。
今でも何があるかわからないから隠して生きてるけどね。

39

39. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 09:38
  • ID:B9qutYay0 #

現代では孤立に病んだ高齢者が精神科を終の住みかにする例も多々増えたけどね

40

40. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 09:49
  • ID:vMgyrAkH0 #

※17

うん、同様の気分。

41

41. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 10:18
  • ID:ntsSNGOF0 #

正常な思考で豊富な知識の持ち主でも権力者にたてつくような主張をすると、公共の秩序を乱すという理由で無理やり監禁されたりしたんだろうな。 今でもこれに似たような行為は後を絶たない。 人間は実に愚かな生き物だよ。 

42

42. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 10:49
  • ID:oOt7loNmO #

※2退役軍人のケースだとよくあるんだよ…
PTSDを患い、平和な祖国に戻ってきても戦場にいるような恐怖が抜けずその恐怖やストレスが続くことで鬱なども発症
その鬱や対人過敏により幻聴や幻覚、幻臭までするように
あとは何かクラッカーのような音やガラスの割れた音みたいなのが突然おきたら極度の緊張状態にある脳がまともに判断できずに発砲とか

実際に何度かこういう事件は起きてる
戦場から帰ってきた退役軍人や軍人の中には街中でも攻撃されるなんてのがあったから帰ってきても武器を手放せず…ってあるそうだよ

43

43. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 10:51
  • ID:4y87yNHl0 #

周りの人間が頭おかしいケースか

44

44. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 11:50
  • ID:MNk9v5RU0 #

子供を失くして三ヶ月悲観にくれたら入院か…。
それすら許されなかった時代があっただなんて。

45

45. ワニさん

  • 2015年03月11日 11:52
  • ID:yvC5ffZ.0 #

 人は少なからず頭も肉体も老いてバイオ食品や製薬、などで誤作動しだし
隠れ精 病も多いワニが違いは公の場で真実晒すか黙ってるかの違いワニね
もしワニさんが公の場で、ユダヤ様にマ〜クされてるやられてるワニよ〜!!などと叫んで
精 病院いれられ30〜50年後BOXから出てくるのは、恐らく婆の写真や髪の毛
ワニノコぬいぐるみやペンちゃんぬいぐるみワニじゃろう

46

46. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 13:24
  • ID:D9YLSfqa0 #

精神病院に入れられた理由を見ると、
現代の日本だったらヒキコモリは全員強制入院させられるな。
そんなん財政が破綻してまうわ

47

47. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 15:26
  • ID:vi.sc.RF0 #

オイラの親戚にもいたよ。統失で、何度もトラブルを起こして、親戚みんなで相談した結果、病院に。そしてそのまま数十年入院、結局、病院で死んだ。お骨はうちに帰ってきたが、持ち物はどうなったか知らないな。
淡路島の事件は他人事じゃない。一歩間違えば我が家も同じような事件の当事者だった。

48

48. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 18:00
  • ID:FEQPaDHV0 #

まともな生活を送っていたときの痕跡が見えるようで辛いね。
友人も恋人もいて、青春の思い出もあって、通り過ぎていった
過去の日々を格子窓から外を眺めながら思い出したりしていた
んだろうなぁ、、

49

49. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 18:04
  • ID:9u2zacHq0 #

現在でも精神疾患は、家族や周囲の人に理解されない。
それが治癒可能なうつ病や不安障害だとしても。

50

50. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 18:52
  • ID:iBchPU7v0 #

本人が病気であることを頑なに認めず
一切の治療を拒むケースもあるし
無理やり入院させる利点もあるんだよな
今は傷害事件でも起こさない限り
強制入院は出来ないようにちゃんと法律で定めてたはず。少なくとも日本では。

51

51. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 19:01
  • ID:C7JNxm3O0 #

はて、自分がこの立場であったら、何をかばんに詰めるだろう。
今、自分の部屋にあるもの、本当にそれらは必要なものなのだろうか。
もしかしたら、本当に大切なものまで見えなくなってるのが現実なのかも知れない。

52

52. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 19:25
  • ID:6.CkIYhO0 #

※50
本人に病識がない場合でも、家族の同意があれば入院できたはず。

本当に少し前までの話なんだよね。
日本も含めて世界中の国々で、精神病患者はとにかく隔離されていたし、病院内での扱いもひどいことが多かったそう。
まだ理解や支援は不十分だろうし、どういう形で社会復帰を果たすのが本人や周囲の人間にとっていいのかについても、今は模索している最中なんだろうね。

53

53. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 19:28
  • ID:mGD1ufXj0 #

いい記事だし面白い。

54

54. 匿名処理班

  • 2015年03月11日 19:34
  • ID:YrLvIsnd0 #

ふとアガサ・クリスティの小説を思い出した。彼女の小説のいくつかには、精神を病んだ患者が出てきたりする(犯人だったり家族だったり過去の人だったり)。小説の登場人物を彷彿とさせるスーツケースの中身に、妙なことにノスタルジックな気分になってしまった。

55

55. 匿名処理班α

  • 2015年03月11日 20:22
  • ID:pT8F4Om40 #

画像もそうだけど
パルモ姐の言葉なのだろうか

『社会に歓迎されることのなかった人々』

この文章に胸を抉られた
だったら生まれてくる意味って何?いやそもそも、生まれて生きるって?苦しんでも喜んでもこの世界は天国のような異次元に生まれ変わるわけでもなく惑星として塵に還るんでしょ?
子供の頃のざわっとした恐怖を思い出せた。ありがとう。

56

56. 匿名処理班

  • 2015年03月12日 00:40
  • ID:sY5oQIsj0 #

勘違いしないでほしいが遠い昔の話じゃないよ。
現在進行形の事例だっていくらでもあると思う。
ほんの30年前は、登校拒否しただけで精神疾患が疑われた。
他のどの国でもなく日本でだ。
差別や偏見なんて、その辺にごろごろしているのにみんな気が付かないだけだよ。

57

57. 匿名処理班

  • 2015年03月12日 09:42
  • ID:mh5is23S0 #

裁縫セットだったりペンチだったり電気ヘアアイロンだったり、
多数のベルトや帯だったり
現在の精神病院には持ち込めなさそうなものもチラホラあるな

患者が自傷/他害する恐れがあるための持ち込み制限品ってのも
長い歴史の中で増えていったんだろうけど
なんか、もどかしいし切ないなぁ

58

58. 匿名処理班

  • 2015年03月12日 18:42
  • ID:TT26Lw690 #

だけど「現在の価値観」で語ったらダメな
考えて次に活かすのはいいけど、現在の価値観で語ったら、
そりゃただの後出しジャンケン。
だって「当時は家族になんらかの被害が及んだから」こうなったんだしな
もちろん全部とはいわんし、こう言っとかんと無駄に突っ込む奴も出るのがめんどくせえ

59

59. 匿名処理班

  • 2015年03月12日 20:58
  • ID:NIMCNSoN0 #

※52
入院自体は可能だけれど
そもそも本人が嫌がったら病院に連れてくこと自体が難しいんだよ
縛って連れて行くわけにもいかない

他の病気と同じように気軽に治療を受けられるようになるのが
患者を少なくする一番いい方法なんだろうなあ
ちょっと具合悪いかな?と思った時にすぐ検査受けられれば早期発見できて治りやすいし
逆に行きにくいと中々治療できなくて悪化するんだから

60

60. 匿名処理班

  • 2015年03月12日 21:04
  • ID:PglbRupp0 #

昔の精神病院ときたら入院理由が恐ろしくテキトーだったりするからねぇ。
鬱やヒステリーなら分からんでもないが、喫煙や小説ばかり読んでいるなんて理由でぶっ込まれた例もあるとか。

61

61. 匿名処理班

  • 2015年03月12日 22:11
  • ID:OMz5wgMI0 #

シャッターアイランドを思い出すね

62

62. 匿名処理班

  • 2015年03月13日 03:04
  • ID:RvsXRNjQO #

切ない
死ぬまでスーツケースの中身だけ持って閉じ込められるんだな
入院させられるまでは正気でもどんどんおかしくなるよ
カッコーの映画思い出した

63

63. 匿名処理班

  • 2015年03月13日 03:49
  • ID:d7Ms..YF0 #

治療してるんじゃなくて薬漬けにして廃人化させるの常。薬でおかしくされ、さらに薬が投与されるという悪行。次第に脳が破壊され廃人街道まっしぐら。
精神科医はどれだけの人間の人生を破壊した(する)のだろうか?

64

64. 匿名処理班

  • 2015年03月13日 04:37
  • ID:eYu3pvie0 #

アメリカでは精神病と診断されると非人道的な扱いを受けて
医療の実験台なんかにされていた
戦時中は精神病患者の「間引き」もしていた、当たり前すぎてアメリカでは論じられる事も少ないみたい。
アメリカってのはそういう社会

特定を禁じているのは遺族や親戚に多額の賠償を要求されるのを避けるため。

ロボトミーなんかは「多少鬱だな」って程度の人にまで施された
鼻や目からスプーンを突っ込んで脳みその前半分をグチュグチュと潰す。

つい最近までそういう社会だった。

65

65. 匿名処理班

  • 2015年03月13日 10:31
  • ID:jeRYbIgk0 #

※28
グリセリンは肌の保湿とか、便秘の解消じゃないかな
危ないのはニトログリセリン

66

66. 匿名処理班

  • 2015年03月13日 11:49
  • ID:2IjrGS.P0 #

タイトルを見て、どんな奇怪な物が出てくるのかと思ったら
ごくごく普通で気品がある物ばかりなんだね。

この人たちの入院生活を想像したら
切なくて胸が締め付けられる思いです。

67

67. 匿名処理班

  • 2015年03月13日 13:08
  • ID:N4OVWIef0 #

※47
うちの身内も似た経緯で入院させた。
後悔はしていない。

68

68. 匿名処理班

  • 2015年03月13日 16:00
  • ID:YRlbu0Tt0 #

※59
社会全体が精神疾患を「異常人」ではなく「患った人」と見ること
そのために基礎的な心理学や精神医学の知識を身につけることが必要なんだと思う。
「メンヘラ」って言葉が実質蔑称としてまかり通ってる無知な現状ではけして過去の日米欧の精神病患者への対応を笑えない。
そうすれば軽症の鬱患者が仕事を失うことや社会的孤立を恐れて悪化させたり
逆に重症患者への対応を間違って人権論で野放しにすることもなくなる。
勉強しなきゃ、うちらも

69

69. 匿名処理班

  • 2015年03月13日 19:07
  • ID:Xc5VtZ.R0 #

普通でない奴ほど「普通」にこだわる。

私も精神障害者です。先人たちの犠牲の上に、理解ある職場とサポートしてくれる家族や主治医のいる今日の私が居るんだなぁ。
持ち物を見て誰かが何かを感じたりするのなら、この人たちの人生は無駄ではなかったと思いたいです。

70

70. 匿名処理班

  • 2015年03月14日 04:18
  • ID:cRvWMfuF0 #

人生、ここにあり!っていう映画をぜひ観てほしい
イタリアの話だけど、長期入院をさせられていた患者たちが、社会の変化で今度は病院から追い出されて、一体どうやって生きていくかっていう映画




71

71. 名無しよん

  • 2015年03月14日 22:16
  • ID:csM88VPv0 #

いかん、『女優フランシス』とか思い出してしまった…。

72

72.

  • 2015年03月15日 01:58
  • ID:p1NpTaSN0 #
73

73.

  • 2015年03月15日 10:46
  • ID:zrcxhW2.0 #
74

74. 匿名処理班

  • 2015年03月15日 16:47
  • ID:IneiwbYB0 #

※15
風立ちぬで思い出したけど、小雪がちらつく極寒の中
毛布に包まってだけど結核患者が外に出したベッドに
寝かされてたシーン、衝撃だった
新鮮な空気にさらすのが目的だったんだろうけど、
おいおい肺炎になったら?新鮮な空気なら低温でもいいのかよ、と。
昔の治療って時々常軌を逸してると思う

精神病患者って昔は治療法もないしとりあえず隔離、収容しとけって
感覚だったんだろうね
ところで性的に奔放ってインフォマニア(多淫症)って病気だろうね
いい薬があれば、そして周囲の理解と協力があれば
社会復帰が可能だった人達、彼らのような人達がいたことを
私達は忘れてはならない …なんちゃって

75

75. 匿名処理班

  • 2015年03月17日 00:56
  • ID:NQHmBPBV0 #

なんかコメント欄に誤情報満載だから訂正しておく
1、精神疾患は怪我とかと同じように細胞の機能がおかしくなっている。
2、だからこそ薬が効く。治るにこしたことは無いけど、心臓のように1度壊れたら2度と元に戻らないことだってある。だから薬を飲み続けないといけないことだってある。
糖尿病の薬は生涯飲み続けるでしょ?あれと同じ。飲まなくても死にはしないからと軽く見ていないかい?

76

76. 匿名処理班

  • 2015年03月17日 10:00
  • ID:1dJSfGGR0 #

軍人関連はほぼPTSDだろうな、飛蚊症に幻覚から幻聴、戦地の鮮明なフラッシュバック。
日本でも60年代に路上に居たホームレスの殆どはPTSDを患った軍人が主だったらしい、家族からも理解されずキ ガイ扱いされ外に放り出されて統合失調症も併発したりとかな。
今ではやっとPTSDが理解され始めてる病気だから完全な治療法とかも早く出てきて欲しいね。
日本人には遠い話かもしれないが戦争は今でも起きてるからね。

77

77. 匿名処理班

  • 2015年03月18日 10:24
  • ID:67K1VvFG0 #

子どもをなくして3ヶ月悲嘆にくれていた母親すらも入院させられたのか…
夫の愛情が全然感じられなくて悲しくなった

78

78. 匿名処理班

  • 2015年03月18日 18:52
  • ID:cC6Sfz.80 #

※26
歴史的に見れば「当時の常識」でしかないよ
裏を返せば「常識」は社会を上手く回す歯車でしかない
社会が変われば歯車の形も変わる
常識が不変で普遍的なものという考えはあんまり良くないね
じゃあ何を信じればいいんだって話になりかねないけど

79

79.

  • 2015年03月20日 09:13
  • ID:rldy2m.40 #
80

80. 匿名処理班

  • 2015年03月20日 13:54
  • ID:3fuPNw3A0 #

ごく最近でもあるよ、正常な人が精神病院に閉じ込められているケース。
東日本大震災の騒動で外に出られた。
何十年も入っていたけど今は投薬もなく外で普通に生活している。

81

81. 匿名処理班

  • 2015年03月22日 02:21
  • ID:G2Ey9nc60 #

なんか心が痛むな

82

82.

  • 2015年03月22日 03:04
  • ID:wTC26J8x0 #
83

83. 匿名処理班

  • 2015年03月22日 13:52
  • ID:4vNRqcNs0 #

コメントを読んで、統合失調症は誤解されている事が多いんだと感じた。
どんな状態になるのかは映画「ビューティフル マインド」を観てほしい。
あの映画は本人がどんな症状になるのかを、とても正確に表現している。
幻聴や幻覚が発症しない時が、元々のその人の人柄。

84

84.

  • 2015年03月22日 19:41
  • ID:cCEwn8Bg0 #
85

85. 匿名処理班

  • 2015年03月23日 12:13
  • ID:acMXep6y0 #



入院患者を見放した家族に対しての異見、または批判を述べる権利をもつ者は、同じく精神疾患者の身内を抱えたことのある人達だけだ。
それ以外の人達は軽はずみな発言を慎んでいただきたい。

86

86. 匿名処理班

  • 2015年04月18日 00:58
  • ID:Q6stSngI0 #

昔は反抗的な人間を精神病として隔離するのはあったらしいぞ
日本でも暴行で留置所にいれられた男が半強制的にロボトミー手術を受けさせられた事件があるしな

87

87. 匿名処理班

  • 2015年07月22日 10:39
  • ID:35qJa9AS0 #

以前精神病でヘルパーで働いてたんだけど、退院しても、患者が自分の意思ですぐ入院してきたりしてたよ。
生活保護の人が多くかった。
外の世界より、保護されて面倒見てくれて、ご飯もちゃんと食べさせてくれる病院の方が居心地いいんだろうね。

88

88. 匿名処理班

  • 2015年09月06日 00:51
  • ID:o89OjT3T0 #

一部のスーツケースなんだろうけど、人柄が偲ばれて切なくなる。長期入院中も季節の移り変わりを感じたり、精神的な豊かさを忘れない日々を送れていたことを祈りたい。

89

89.

  • 2015年10月17日 00:06
  • ID:wcSh0jUE0 #
90

90. 匿名処理班

  • 2016年01月29日 12:33
  • ID:nHu0iwUH0 #

なんかドグラ・マグラを思い出した

91

91.

  • 2016年01月29日 13:32
  • ID:0qbSP4GlO #
92

92. 匿名処理班

  • 2016年05月31日 15:03
  • ID:xfbD1BtG0 #

20代の頃、精神病院で働いていたが、退院していく人なんて殆どいなかった。
大半は何年も何年も顔ぶれが変わらないまま……。
比較的症状が軽い人向けの精神病院だったけど、それでも自分と同世代の女の子がろれつ回らないぼーっとした表情で居るのを見ると、いたたまれなかったな。
まだ入っているんだろうか……。

93

93. 匿名処理班

  • 2017年07月04日 17:50
  • ID:FY.lMjUK0 #

精神障害者見たことがない人は可哀相にみえるかもしれないけど、実際に医療に携わって被害を受けたことがあると、まともな薬もないこの時代の医療従事者の凄惨な日常が想像できる

94

94. 匿名処理班

  • 2017年07月20日 14:33
  • ID:t7VmYyOs0 #

いまだって、大して変わらないよ
薬飲もうが、カウンセリング受けようが
人としては見られない

95

95. 匿名処理班

  • 2017年07月22日 13:39
  • ID:3V.g5nu70 #

だがちょっと待ってほしい
他者が自分をどう思うかより
自分が人をどう思うかが大切なのでは

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