フィンランドのスオムスヤルヴィにある森の中には、まるでおとぎの国に迷い込んだかのようなファンタジーな世界があった。そこには、以前人が住んでいた家が、取り壊されず廃屋となって残っており、その家には次々と動物たちが訪れるという。
アマチュア写真家のカイ・ファガーストロム氏は夏を過ごすための別荘がある、サロ市の郊外、スオムスヤルヴィにやってきた。ある日散歩をしていたところ、彼は自分の別荘の近くに放置されたままの家があることに気づいた。割れた窓の一つから覗いてみると、埃まみれの床板の上に小さな足跡がついているのが見えた。
これは?と思い様子を見てみると、次から次へと野生動物たちがやってくる。彼らはこの廃屋を共同で利用しているようだ。
ネズミやアナグマやキツネやリスなど、たくさんの森の動物達がこの空き家を自分たちの住み家にしている。
ファガーストロム氏はこのように語った。"この家々に入ったとき、まるで時をさかのぼったかのように感じた。家の隅々に、なつかしさを感じる昔の面影が残っていたんだ。かつて人々が自然から間借りした場所を、また自然が再利用しているようで、とても興味深い面白い。”
こんなにたくさんの動物たちが、家を利用しているとは思いもよらなかったそうだ。まるでおとぎ話に出てくる家のようだ。
via:dailymail・原文翻訳:R
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コメント
1. 匿名処理班
一番大切な猫様がいないじゃないですか
2. 匿名処理班
なんでタヌキが居るのかと思えば外来種なのか
3. 匿名処理班
不思議だねおもしろい
4. 匿名処理班
アライグマがいると思ったらタヌキだ!
調べたらフィンランドに持ち運ばれて生息してるようだね
5. 匿名処理班
こいつら喋ってそう!
6. 匿名処理班
写真が良いね。
7. 匿名処理班
割れたガラスを取り除いてあげたい衝動に駆られた。
8. 匿名処理班
この空間では捕食しない厳格な掟が有りそう
9. 匿名処理班
ほわー・・・人造物と、森の生き物とが一緒になると、なんだか不思議な空間。
10. 匿名処理班
タヌキの子「ゴーシュさんはいつ帰ってくるのかなあ・・・」
11. 匿名処理班
いいなー こういう場所に住みたい
12. 匿名処理班
なんかいいね〜。
この建物、壊さずに残しておいてほしいな。
ライブカメラとか設置してくれたら嬉しいかも。無理だろうけどw
13. 匿名処理班
絵本を現実化したような光景だなぁ
14. 匿名処理班
廃墟は不気味な印象しかないけど、
動物がいるだけで童話っぽくなるな。
15. 匿名処理班
わお。
16. 匿名処理班
犬が覗いてる写真の丸っこいネズミはなんだろうか?
17. kuru
絵本化決定
18. 匿名処理班
犬:誰もいない・・・・(´Д⊂グスン
19. 匿名処理班
いいねぇ(ニヤッ
20. 匿名処理班
かわえハート
21. 匿名処理班
セロ引きのゴーシュを思い出した。
22. 匿名処理班
アナグマさんかわいい
23. 匿名処理班
※12
ここにチェロの音色が聴こえてきたら、いよいよピッタリな情景だね