40億年後、天の川銀河とアンドロメダ銀河が衝突する瞬間をシミュレーションした映像

　私たちが住む天の川銀河（ミルキーウェイ）は40億年後、隣接するアンドロメダ銀河（M31）と衝突する。今年5月、NASAはハッブル宇宙望遠鏡を用いてアンドロメダ銀河の特定の領域を5年〜7年にわたって緻密に観測・分析した結果、40億年後にアンドロメダ銀河が天の川銀河と衝突・合体するとの「確証が得られた」と発表した。

　衝突が始まってから、2つの銀河が互いの重力で引かれ合い完全に合体するまでは20億年かかるという。最終的には、宇宙でよく見られる楕円銀河の1つとなるとNASAは予測している。

　長い年月をかけどのように2つの銀河は衝突していくのか？合体から衝突までをCGでシミュレーションした映像が公開されていた。 　単位が億年とかもう、気が遠くなりすぎて意味が分からないが、早回しで映像化されるとなんとなく実感できるね。GIFアニメにするともっとわかりやすい。　NASAが公開した2つの銀河の合体連続画像はこちら 　銀河同士が衝突した場合、その中にある惑星はどうなってしまうのだろう？

　それぞれの銀河にある星同士は、距離が離れているため衝突する可能性は低いが「これまでと異なる、新しく生まれた銀河の中心を周回する軌道に投げ込まれるだろう」とのこと。

　アンドロメダ銀河が時速40万2000キロで天の川銀河に接近していることは既に分かっている。この速度は1時間で地球から月までの距離を移動するのに相当する。

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