中国で船を襲った謎生物の撮影に成功、その正体が明らかに！！

　貴州省六盤水市では１１月あたりに、巨大な怪物が次々と目撃され話題となっていたそうなんだけど、副市長らによる怪物の調査隊が派遣され、同行したテレビ局クルーが全長8mもの巨大生物を目撃、その撮影に成功したそうなんだ。

　現地では怪物の噂が噂を呼んで激しく都市伝説化、発端はほぼ1カ月前の石炭輸送船の沈没だった。生き残った船員は「謎の怪物の襲撃を受け、船が転覆したためだ」と話したことにより、そこから尾びれ背びれでゴーゴゴー。噂があまりにも広がったため、六盤水市の範三川（ファン・サンチュワン）副市長らによる怪物調査隊が結成された。その結果・・・ 【川に潜む謎の怪物が船を襲った！テレビ局が撮影に成功―貴州省六盤水市】

　調査隊が乗った船は突然激しい波に揺れた。見ると、100mほど先に大きな黒い影が浮かんでいる。全長は8mほどもあるだろうか。澄んだ水の中で怪物が大きなひれを動かしている姿が見えたという。調査団に同行したテレビ局スタッフは急いで怪物を撮影、1分間ほどの記録に成功した。スタッフは「怪物は1t以上はあった」と興奮気味に話していたのだけれど、その生物の正体が明らかになったのだ。

【謎の「巨大怪物」、正体は淡水魚「ハクレン」か】

　テレビ局が撮影した映像や画像を分析した専門家によると、これはどうやら中国原産の淡水魚「ハクレン」の可能性があることが分かったのだそうだ。この辺りでは昔から巨大なハクレンが何度か釣り上げられており、86年には100kgを超す大物も釣られているという。 ハクレン：コイ目コイ科アブラミス亜科に分類される中国原産の淡水魚。いわゆるレンギョの一種で、古くから中国で養蚕とリンクした養殖システムで食用とされてきた中国四大家魚のひとつでもある。成長が早く大きいものでは体長１メートルを軽く超えるという。日本、ユーラシア大陸東部、アメリカのミシシッピ川水系などに定着している。

ミシシッピー川名物ハクレンの集団ジャンプ